芯が折れたパールリング修理
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K18YGのパールリングの修理のご依頼を頂きました。
パールが接着している芯が根本から折れてしまっています。
元は月甲丸形状のリングだったそうです。
重さがあるので中をくり抜いてパールを付けた仕様に改造したとの事。リング幅は一番広い部分で15mm程あります。
中をくり抜くのもそれなりに大変(時間が掛かる)でしたでしょうし、内側に化粧板を貼り付けて綺麗に装飾されています。
恐らく、化粧を取り付ける前に丸穴を開けてリングにロウ付けして合体させたのだと思われますが、パールを取り付ける芯を立てる位置がど真ん中からはズレていました。
また、センターには化粧模様の穴が開けられていたので、仕方なくその近くに取り付けたのかと思いますが、強度面を心配して裏側には補強の為の薄板が3カ所ロウ付けされていました。(黄色矢印)
このまま芯をロウ付けしても良いのですが、強度面は変わりません。
なので、今回は中央の穴を1つ塞いで、そこにパール芯を取り付ける事にしました。
元の芯を取り付けられていた穴も、同時に塞ぎます。
裏側に突き出た芯を削り、全体を仕上げ磨きします。
パールも少しくすみがあったので軽く磨き、接着したら完成です。
ご依頼を有難うございました。
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