Entries tagged with “K18”
3月
28
2023
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | シンプルなトルマリンリング はコメントを受け付けていません
K18YG素材のリング製作のご依頼を頂きました。
現在エメラルドのリングはお持ちなのですが、もう少し普段使い出来てシンプルなデザインのリングが欲しいとのご要望です。石は特にご希望はありませんが、緑で透明の物との事。
緑色で透明感の石といえば、一番最初に出てきたのがグリーントルマリン。
当店在庫を探したところ、大きさも丁度ご希望のサイズの石があったので、それを使ってリングを作る事になりました。

まずは、石枠を作ります。
今回のデザインは、中石の外に板状の枠を設け、そこにメレダイヤを彫留めで留める取り巻き風のデザインリングにします。
石枠を作って、リング部まで作って合体させるところで、気づきました・・・この構造ではダメ・・・。
今回、石を留める爪を下に伸ばして、それをリング部との接合に使う「柱」にしようと思っていました。ところが、石は透明度のある石なので、柱が透けて「×」に見えてしまいます・・・。すっかり忘れてました・・・。
柱はカットして、別のデザインに変更。

柱の部分は「Ω」の型に変更しました。

リングを一度磨いて、メレダイヤの彫留めを専門の職人へ依頼です。
約1週間後、彫留めが出来上がってきました。今回も綺麗に留めて貰ってます。

トルマリンの石留めです。
通常は樹脂製の保持具を使ってリングを固定しますが、リングが細く、また上部の裏側もスッキリしているので、リングが留まりません。今回のようなリングの場合は、熱を加えると柔らかくなる粘土状の樹脂を使ってリングを固定して石留めをします。

留めた爪周辺を磨き、全体も磨いて完成になります。
ご依頼を有難うございました。


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3月
3
2023
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | ステーションネックレス はコメントを受け付けていません
ステーションネックレス製作のご依頼を頂きました。
現在お手持ちのネックレスに、アクアマリンを1ピース追加して欲しいとのご希望を頂きました。
画像のステーションネックレスも、当店で以前にお作りした物です。

今回もデザインを合わせてフクリン枠にします。

フクリン枠が出来たら、ネックレスにドッキング。
入れる箇所は、色と大きさを検討して一番合いそうなところへ入れました。

アクアマリンの石留めです。

石留めした周囲のデコボコを薄く削り、仕上げ磨きをして完成です。
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10月
27
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | パヴェ留めリングの爪修理 はコメントを受け付けていません
リング修理のご依頼を頂きました。
素材は750(K18)、ダイヤを敷き詰めたように留めてあるパヴェ留めリングですが、石の一つが脱落しています。ブランドネームはありませんでしたが、丁寧に綺麗に作られたリングです。

落ちた原因は、ダイヤ1ピースに対して4本の爪で留めてあるのですが、その内の1本が折れてしまった事です。

落ちたメレダイヤは0.02ct、直径が約1.7mmです。画像では拡大してますが爪の大きさは0.3mm前後でしょう。
当初はTig溶接(電機溶接)でK18のチップ片を隣り合った3本と共に一つに溶かし纏めて、それを石留の要領で4本に分割する方法を考えていました。
ただ、まずはこの1本だけを溶接出来ないかと思い、周囲に電気が飛ばないようにマスキングをして1本だけの再生を試みました。
これが大成功。勿論、他の石にも影響は一切ありません。
チップ片の大きさ、電気のパワーと照射時間、それらが上手くマッチしないと小さな爪の再生はかなり困難です。

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9月
29
2022
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | K18YGダイヤパヴェ留めリング はコメントを受け付けていません
当店を何度もご利用頂いていますお客様から、ダイヤリングのオーダーを頂きました。
素材はK18YGで、丸っこくこんもりとしたリングが欲しいとのご希望です。甲高の甲丸形状で、ダイヤを散りばめたパヴェ留めのリングデザインです。
大きさのご希望が幅15mm程との事でしたので、まずはワックスを削って全体像を見て頂くことにしました。遠方からのご依頼でしたのでワックス型をお送りしたのですが、これではまだ小さいとの事で、幅を20mmまで広げたワックス型を再度作り、お送りして確認をして頂きました。
まずは、最初に作った15mmのワックス型。
表にはダイヤに見立てたキュービックジルコニアを貼り付けてメレダイヤの大きさと個数を調べます。

そして、20mmのワックス型です。サイズは共に15.5号。
向きが違いますが、ボリューム感はこれだけ違います。勿論、ダイヤの総カラット数も変わります。15mmの時は3ct台でしたが、最終的には5.5ct程になりました。

各部の寸法データは記録してあるのでワックスは改めて作り、キャスト(鋳造)でリングを作ります。

リングを下磨きしたら、メレダイヤをグリスで貼り付けて穴の位置を確認します。

メレダイヤの位置合わせが出来たら、穴を開けます。

この後、通常は彫留めの職人へ石留を依頼するのですが・・・話の流れで、私が石留をする事に・・・。一応、石留めは勉強していて自身で留めていた時期もありますが、久々に石留をするので少し練習してから石留開始。
パヴェ留めは石と石の間の地金を使い、爪の向きをパズルのように考えながら留めていきます。適当に留めていると、留める爪が出せなくなってしまいます。通常4本で留めますが、3本で留める箇所も出てきます。
既製品の場合は、最初からキャストで爪を作ってそこに合う石を入れて留める品物が多くありますが、タガネで削り出して爪を作る品物の場合は叩き絞めて爪を留めていくので、強く頑丈な爪が出来上がります。よく言われる、鋳造と鍛造の違いになります。

石留めができれば、爪の先を丸め、全体を磨けば完成になります。
品物を受取り後に連絡を頂きましたが、ケースを開けて現品を見た瞬間、余りのボリュームに笑ってしまったそうです。満足して頂いて良かったです。
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8月
10
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 天皇陛下即位記念10万円金貨コイン枠 はコメントを受け付けていません
コイン枠製作のご依頼を頂きました。
ここでは何度もご紹介をしています、天皇陛下御即位記念10万円金貨のコイン枠。
コインをペンダントとしてお使いになっていましたが、枠が摩耗して壊れてしまっています。

コイン枠は、これまでもご紹介してきた当店オリジナルのネジ式にてお作りをします。
これまではプラスチック保護板が付いていましたが、今回は必要ないとの事ですので、シンプルデザインのコイン枠にてお作りをします。素材はK18YG。
製作途中までは金貨と同じ寸法に作った真鍮板を型にして作っています。最後に、テープで両面を養生した金貨を入れてフィッティングをして枠ピッタリに作ります。

チェーンもお預かりしましたので、チェーンが通るバチカンは少し大きめでお作りをしました。
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7月
7
2022
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | 琥珀のブローチ はコメントを受け付けていません
琥珀のブローチ修理のご依頼を頂きました。
大切に使われていたそうですが、金具部分の接着が取れ、金具も紛失してしまったそうです。

素材はK18YGで作ります。
ベースとなる板をルースに合わせて曲げます。まっ平らでは無く、微妙に曲がっているのでそれに合わせてベース板を作ります。
次にルースの金具が付けてあった穴がありますが、そこにマスキングテープを貼って穴の位置をペンで印を付けて転写します。琥珀からテープを外してK18で作った板に貼り付けてピンを立てる位置を転写して、針金をロウ付けします。
ブローチ金具は、以前は風車タイプの金具が付いていたそうですが、今回は鉄砲と呼ぶ引いて開け閉めが出来るタイプをお勧めして取り付けました。年齢が進み、指が動きづらくなってくると、風車タイプは開け閉めがし辛くなるので、鉄砲がお勧めです。

金具を仕上げ磨きをして、接着剤でルースに固定したら完成です。
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6月
16
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 変わった形のリングからブドウモチーフペンダントトップへ はコメントを受け付けていません
古いデザインのリングからペンダントトップ製作のご依頼を頂きました。
どうしてこのデザインになったのか判りませんが、かなり変わったデザインをしているリングです。

「デザインはお任せします。どんなデザインになるか楽しみです。」
とご依頼を受けたのですが、正直どうしたものか・・・と、迷いに迷いました。
それにしても、かなり個性的なデザインのリングです。4つのペアシェイプカットのアメジストをこんな尖ったデザインにしてしまうのは、かなり勇気が要りますよね。リングはかなり古い時期に作られた物のようです。
さて、コレを崩してペンダントトップにするのですが、パッと思いついたのがこのペアシェイプの形と色から・・・ブドウ(葡萄)です。
石を並べてブドウの房に見立ててデザインをしてみようと思いました。
まず、石枠です。今回は4つ作る必要があるのと形がほぼ同じだったので、3Dプリンターを使って原型を作りました。それをシリコンで型を取り、キャスト(鋳造)で作ります。
キャスト後は、それぞれの形に合うように微調整をして、ブドウの房になるように並べてロウ付け・・・。
ところが・・・ココで、問題が・・・。いえ、製造上は全く問題が無いのですが、画像が一切ありません。撮った筈だったのですが・・・。(画像が一切無いので、文面のみで失礼致します・・・)
爪部を作ったので、飾り部分を作ります。
飾り部は、葉っぱ。コレは手作業で作る事にしました。
薄板を少し大き目に葉の形状に切抜き、矢坊主と呼ぶ先が丸いタガネを使って打ち出しをして整形をします。

表からだけでなく、裏からも打ち出します。全体の様子をバランスを見つつ、両側から打ち出して整形をします。

打ち出しが出来たら、外周部を整形して葉脈部分をリューターで削ってデザインします。表面のテクスチャーは、ダイヤのチップが付いた工具で粗めに仕上げます。

葉っぱが出来たら、爪と合体させます。
ネックレスを通す部分は、裏側に針金をループ状にしてロウ付け。
一旦下磨きをして石留めをして、最終磨きをすれば完成になります。

裏側はこのような形。ネックレスを通すループの先は、ブドウのツルを模して先を丸くしてみました。
お客様には口頭のみでデザインを伝えただけでしたので、大変満足をして頂け良かったです。
ご依頼を有難うございました。

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5月
26
2022
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| Leave A Comment | 多角形ムーンストーンのオーダーリング はコメントを受け付けていません
リング製作のご依頼を頂きました。
石はムーンストーンですが、かなり変わった形をしています。表面は薄くカーブのついたカボッション(殆ど平ら)、裏面は斜めに2本のカットがあります。

ご依頼を受けた際にどのような形にして良いのかご相談頂きましたが、瞬時に思いついたのがこの多角形を活かすように直線で構成されたリング形状です。メモ用紙に簡単にイラストでお伝えしましたが、気に入って頂けたのでそのデザインに沿って製作をしました。
まず、石枠です。今回は多角形で裏側も複雑な形だったので、ワックス樹脂を削ってキャスト(鋳造)で作りました。素材はK18YGです。

あっと言う間にリング部分まで作り込んでしまいました・・・。
リング部分は、片側は1本、反対側は2本にして途中から1本に合流する形状ですが、2本の側は断面が三角形です。三角形の2本が1本になり、その1本の三角形が平打ちになって反対側で石枠に取りつくデザインです。

リング部分が出来たら、中石を留める爪を作ります。通常は爪を作ってからリング部をロウ付けしていきますが、石枠とリング部分とのロウ付けに溶ける温度が高いロウ材を使ったので、爪のロウ付けは後回しにしました。
一度下磨きをしたら、メレダイヤを石留め。今回は埋め込みタイプにしました。

メレダイヤの周囲を仕上げて最後に中石を留め、仕上げ磨きをすれば完成です。
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6月
16
2021
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| Leave A Comment | 針金が飛び出たブレスレットの修理 はコメントを受け付けていません
今回は、ブレスレットの修理のご依頼です。
プラチナとゴールドのコンビネーション素材で、細い針金で組み合わせた形状のブレスレットですが、K18の針金が折れて飛び出してしまっています。

まずは、この飛び出た針金を元に戻さなければいけません。
このブレスの構造は、丸い輪の中心を潰して∞の形(8を横にした形状)にし、それを半分に折り曲げて同じ素材どおしを組んでいます。この構造になるように、飛び出た針金を元の位置に戻します。
そして、折れた部分をロウ付け。

ロウ付けが出来たら、後はこのロウ材を削って整形して磨くだけ。
今回の修理は、構造を理解して元に戻すまでが重要な箇所になりますね。
ご依頼を有難うございました。

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7月
23
2019
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 最新工具で磨けないところは「糸」で磨く はコメントを受け付けていません
立爪リングからのリフォームのご依頼を頂きました。
デザインは、リングに隙間があってダイヤが浮いたように見えるデザイン。
素材はK18YGです。
リングの大まかな部分はキャスト(鋳造)で作ります。
そこに内側に当たるリング上部と、ダイヤの座面を作る輪をロー付け(ロウ付け)して形を作っていきます。

これで形はほぼ出来てしまったのですが、一点問題なのが仕上げ磨き。
リングに隙間があり、ダイヤの座面の輪があるので、通常使うマイクログラインダを使ったバフ仕上げが出来ません。ダイヤの輪が邪魔になってしまうからです。
そこで、ココは昔ながらの方法で磨くのです。
使うのは
「木綿糸」

木綿糸を通し、糸に研磨剤を擦って付着させて磨くのです。
モーターツールが無い時代にはこうして磨かれていました。
注意点は、「糸」なので同じ方向に擦ってしまうと溝が出来てしまいます。
少しずつ角度をズラしながら様子を見つつ磨きます。
最後にダイヤと留めて、最終仕上げをすれば完成になります。

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7月
2
2019
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| Leave A Comment | K18YGリングのオーダーメイド はコメントを受け付けていません
海外で買われたルースをリングにして欲しいとご依頼を頂きました。
石は・・・オパール系の石?(詳しくお聞きするのを忘れてしまいました・・・)
デザインのご希望ですが、石からリングが出ているような感じに・・・と。
石枠は出来るだけ低く、そこに甲丸断面のリングがくっ付いているようなデザインです。
石の爪はフクリン留めです。爪は出来るだけ石に沿わす形にするので、裏側の板も打ち出して膨らみを付けます。
爪の形が出来たら、甲丸リングを作ります。サイズは14号、リング幅は4mmです。

そして、フクリン枠とリングをロー付けで合体。
リングサイズが号なので、爪枠の横ではなく爪枠の下側へロー付け。
爪枠の横に付けてしまうと指との空間が大きくなって、サイズが緩くなります。

真横から見ると、こんな位置関係になります。
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6月
18
2019
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| Leave A Comment | コインリングの爪修理 はコメントを受け付けていません
去年の8月ですが、この日記で「コインリングの修理」のログを書きました。
そのログをご覧になって修理依頼をして頂いたのだと思うのですが・・・。
今回の修理、いきなり品物を送って来られました。ただ、出来れば予めお電話なりメールなりで連絡を入れてからお送り頂きたいです。
誰に聞いても送り主に思い当たる方がおらず、ビックリしました・・・。
(送り主の方には直接お電話をして連絡を取りました。)
さて、修理内容は以前と同じです。コインを留めている爪の4本の内の2本が折れています。ただ、残っている2本もかなり危ない状況・・・。

外す際、案の定折れてしまいました・・・。
ですが、品物をお送りお送り頂いた際に、お客様には電話にて連絡とお見積りをしていました。4本全て交換をする内容でしたが、お客様もシッカリと留めて欲しいとのご希望でしたので、それに沿って修理をします。

前回同様に爪のはり替えをします。お客様のご希望で「ガッチリと留めて欲しい」とのご希望でしたが、板の厚みを必要以上に厚くし過ぎると、今度はコインを留める際の爪を倒す際に根本から折れてしまいます。修理前よりはシッカリした物をロー付けで取り付けますが、板の厚みは程々で。
忘れていました・・・素材はK18YG(イエローゴールド)です。

爪をロー付けした後にコインを入れて調整をします。爪をロー付けした直後だと、爪の周囲の出っ張りがあったりなどコインが入らない場合もありますので。
調整をしたあと、仕上げ磨きをします。
最後にコインを留めて完成になります。


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10月
16
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 模様彫り はコメントを受け付けていません
印台リングの腕の部分に模様を入れて欲しいとご依頼を頂きました。
同時にリングのサイズ直しも。
リングのサイズ直しは当店で作業を致しますが、以前にも紹介しましたように模様彫りは専門の職人が作業をします。
なので・・・入れる模様は指定出来ますが、タガネ(刃物)を入れる「癖」というものは必ず付いて回ります。
ただ、昨今は3Dプリンターやレーザー印字機などで模様が入った物もありますが、「人」が作業する「揺らぎ」という部分がある物はやはり芸術だと思うのです。

出来上がった品物をお客様へお渡しをしたところ、大変喜んで頂き、この後に更に2本追加のご依頼を頂きました。

K18リングの方は内側に傷がありましたので、それを修理してから模様彫りを依頼。
ちなみに、模様のデザインは職人へお任せしますが、事前にスケッチをして貰ってお客様へ画像を確認して頂いています。


模様彫りですが、今回のようにご使用中(ユーズド品)でも入れる事は可能です。
まずはお問い合わせください。
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9月
20
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | K18イエローゴールド製時計金具修理 はコメントを受け付けていません
前回時計ケースのロー付けのご紹介をしましたので、時計繋がりで今回も。
今回は、K18YGの時計金具部分の修理です。
金具は割れた二枚の板を穴に差し込んで固定する方式です。
この部分の摩耗が進んで金具が留まらなくなってます。

まずは、この摩耗した出っ張りの部分をカットします。

カットした部分に新しい板をロー付けします。
ロー付けする板は、横方向にちょっとだけ大き目。
ロー付けをした後に、少しずつ削りながらフィッティングをして留まり具合を調整する為です。

ほんの僅か硬い状態まで削り、そこから仕上げをします。
硬い状態にしたのは、仕上げ分のマージンを残すため。
仕上げをすると、丁度良い硬さの留まり具合になります。
時計にセットして完成です。

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9月
14
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | 750 ホワイトゴールド製時計修理 はコメントを受け付けていません
「750」と刻印の入った時計修理をお預かりしました。
「750」と刻印のある素材は「K18」と同じ素材です。
今回お預かりしました品物はK18のホワイトゴールドです。
時計のケースとベルト部分のロー付けが外れてしまっています。

この品物、一度何処かで修理された形跡があります。
ロー材がベルト部分にはみ出ていて、メッキも剥がれたまま。
ちなみに、このはみ出たロー材部分を取り除く事は出来ませんので、ロー付けをする際は不要な箇所までロー材がはみ出ないように工夫する事も必要となります。

ロー付けをしますが、一つ不安な点が・・・。
ケースのロー着面が1mm程しかありません。
これだけ面積が狭いとシッカリとロー付けしても外れてしまう可能性もありますね・・・。
(この事はお預かりした際にお客様へご説明をしました)

ロー付け前にシッカリと下処理をします。
ロー付けをする両面を軽く削ったあと、薬品で汚れを浮かせて落とします。
これをしないと、汚れがロー材を弾いてしまって上手く流れません。
スポット溶接機で仮止めをして、いざロー付け。

ロー付けの際に残ったフラックスを薬品で取り除き、洗浄。
磨いた後に、ロジウムメッキをします。
こうして修理完成。

裏側です。

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8月
22
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | コインリングの修理 はコメントを受け付けていません
K18YGコインリングの修理をお預かりしました。
内側からコインを留めている爪が2本折れていました。
この爪、針金のような細さで、同じようにロー付けしたとしてもまた折れてしまうでしょう。
そこで、お客様に爪4本共に広くして強度を上げた方が良いとご提案をし、それに沿って修理を進める事になりました。
爪をロー付けしますが、そのまま本体に付けただけではロー付け面積が板の断面分にしかならず、コインを留める際に折り曲げる時にロー付け部分が剥がれてしまう可能性があります。
そこで、ロー付けする部分を斜めに削り、リング側も同じように斜めカット。
少しでも面積を広くとる工夫です。

(画像はロー付け直後です・・・修理前の画像を撮り忘れてしまいました・・・)
ロー付けが終わったら、品物を磨き、コインをはめて爪を倒して固定します。
構造上、段差が大きいので残念ですがコインに爪の先端が当たるようにしか留める事が出来ません。


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6月
21
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 内部の傷が出る事も・・・ はコメントを受け付けていません
以前から何度かご紹介しています、フェザーペンダントのリング加工。
一時期のように驚く程多くはありませんが、今もご依頼を頂いています。

ペンダントは一度熱を加えて地金を軟化させて丸めていきますが、その作業過程で金先の場合はロー付け部分が外れたりします。
シッカリとロー付けされているように見えても、この部分は外れる事がたまにありますね。
リング内側よりも外側は伸びるように引っ張られるので、当然なんですけども・・・。
ただ、それ以外に、内部に傷がある場合にも傷が表面に出てきてしまう場合もあります。
この品物は、キャスト(鋳造)で作られた物なので、内部に空洞がある品物もあり、外側からは全く判りません。
曲げる事で地金が潰されて、傷が表に出てくるのです。

この傷が出てきた場合、大変申し訳ありませんが別途料金が加算となります。
(加算料金は傷の具合によります。)
金の部分に出てきた場合は金ローで、銀の部分の場合は銀ロー材で傷を埋める事となります。
(金部分で傷が小さい場合にはTig溶接を使う場合もあります。)

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5月
21
2018
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| Leave A Comment | ターコイズ入りブレスレットのコマ外し はコメントを受け付けていません
ターコイズが入ったK18YGのブレスレットをお預かりしました。
作業内容は、このブレスからコマを1コマ外して欲しいとのご希望です。

1コマカットするとなると、ロー付けをする必要があります。
ただ、石が入ったままではバーナーで熱を加える事が出来ませんので、ターコイズを外します。
今回の場合は爪留めでしたので、石を外す事が出来ました。
ちなみに、フクリン留め(板状の爪で囲われている爪)では爪を起こす事が出来ませんので、今回の作業は出来ません。

カットした爪をロー付けし、磨いたら石留めをします。
今回は、熱の影響がある2カ所の石を外しました。
コマはちゃんと動くようにロー付けをします。

最後に仕上げ磨きをしたら完成です。

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12月
1
2017
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー, ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 放射状とスクエアカットダイヤのリング はコメントを受け付けていません
今回ご紹介のご依頼は2点。
まずは1点目。
メレダイヤが10ピース入ったファッションリングのダイヤを使ってのご依頼です。
このメレダイヤを放射状に散りばめたデザインのリングがご希望です。

数点のデザイン画からこのデザインを選んで頂きました。
リングに入っていたメレの他に、更に小さいメレダイヤを数ピース追加。

このデザインで、追加したメレダイヤの爪を爪留めをご希望されたので、この点だけを変更して作業開始です。
素材はPt900、サイズは6.5号です。
まず、フクリン留めのパイプを作ります。
そのフクリン留めのパイプに、細長い板をロー付け。
また、リングも別に作ります。
リングにこのフクリン留めのパーツをロー付けしていくのですが、デザイン画を見ながら1個ずつ仮止めをしながらロー付けを繰り返します。

ちなみに、このパイプに取り付けた細長い板ですが、デザイン画では針金状になっています。
ただ、針金で構成した場合には強度が足りず、折れ曲がってしまう可能性が高くなります。
そこで、上から見た時には針金のように板を立てて組んであります。(板の角は丸く研磨)
また、組んで行く際には爪がバラバラに独立した位置になると服などに引っかかる要素になるので、出来るだけ隣り合ったパーツは寄せて(ロー付け出来る物は付ける)配置します。
ロー付けしては仮磨き、またロー付けしては磨きの繰り返し・・・。
組み終わったら、ダイヤを留めて完成です。

もう1点は、スクエアカットのダイヤのルースをお持ちになったので、コレを使ったリング。
素材はK18YG、サイズは13号です。
こちらは、ご希望のデザインがありましたので、それに沿ってお作りをします。
(作業中の画像・・・取り忘れました・・・)

中石の爪を作り、サイド面の部分のみのリングを作ります。
中の矢印状の部分は、板をリングの形状に曲げた後に矢印状にカットしてロー付けをします。
この矢印状にカットする際、中央部分のみ残してリング本体にロー付け。
ロー付け後に中央をカットすると、段差無く綺麗に並ぶ位置に配置出来ます。
1ピースが0.005ctと言う極小のメレダイヤを周囲に彫留めをして、中石を留めて、磨いて完成です。

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10月
12
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | バングルの石枠交換 はコメントを受け付けていません
シルバー製バングルの石枠の交換のご依頼を頂きました。
バングルはシルバー製、中の石はターコイズです。
この石枠をK18YGへの交換がご希望、石は割ってしまっても構わないとの事で、新しい石も同梱にてお送り頂きました。

石枠の交換となると現在のシルバー製の枠は必要ありません。
そこで、横からノコギリを入れて石枠をカットする事にしました。
シルバーの枠と同じ幅のK18YGの素材を用意し、石を巻いてフクリン留めの爪を作ります。
勿論、出来るだけ隙間は開かないように。

石枠が出来たら、バングル本体にロー付けです。
カットしたバングルのシルバー枠は全て削り取ってからのロー付けです。

熱を入れて白くなったバングルと石枠を磨き、バングル本体も予め黒染めをしておきます。
最後に石を留めて爪を磨いたら完成です。

そういえば、以前に「折れたバングルの修理」のご紹介した時に、石枠の中に木くずが入っていた件、あの日記のあとにご自身でもシルバーアクセサリーを作られるお客様に教えて頂きました。
木くずの正体はコルクだそうで、一旦湿らせてから石を留めるのだそうです。
コルクは湿らせて圧縮すると縮み、乾くと元に戻って膨らむので、石が持ち上げられて留まるのだとか。
現代のような工具や設備の無い状況でのネイティブアメリカンの創意工夫が感じられます。
ただ、ダイヤやルビー、エメラルドと言った石を使ったジュエリー加工で同じような事をしたら・・・とんでもない事です。(仕事が来なくなっちゃいます・・・)
当店では工具も設備も整っておりますので、お客様からのご希望が無ければシルバー製品でもK18やPt900と同じような石の留め方をさせて頂きます。
(修理で石を外すなどの場合は、これまでと同じように修理前を踏襲して同じ留め方に致します。)
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7月
20
2017
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | オーダーリング その2 はコメントを受け付けていません
前回の日記では、ペリドットにブラックスピネルの取巻きリングのご紹介をしました。
今回は、その続きです。
リングデザインは既にお決まりでした。
センター石をリング腕で抱えるような曲線デザインです。
ただ、心配だったのは・・・そこに使う石。
恐らくガラス系のイミテーションストーンと思われます。
透明の石の裏に虹色の蒸着加工がされていて、凄く綺麗。
元枠も銀色メッキがされたリングですが、刻印などは一切なく、所謂ファッションリングです。
カメラの内部にプリズムと呼ぶパーツがあります。
レンズから入る像をこのプリズムで反射してファインダーに映すパーツですが、ここに銀の蒸着加工がされています。
このプリズム、古いカメラの場合に修理で外す際に密着しているとくっ付いていて蒸着面が剥がれてしまう事があるそうなのです。
これと同じようにお預かりしたリングは4本爪で留めてあったのですが、蒸着加工がされている裏側が爪座に密着しているので、石を外した場合にはこの蒸着加工が剥がれてしまう可能性もありました。
この事はお客様にご確認済みでしたので、それを含めて作業を進めさせて頂きました。
まず、一番最初の関門・・・石外し。
元枠の爪は柔らかく、あっさりを外れました。
蒸着面も傷が無く、綺麗なまま・・・ホッとしました。
さて、次にこの石の枠を作ります。
この作業も蒸着面に傷をつけないように・・・慎重に・・・。
爪が出来たら、腕の部分です。
今回の腕の部分、表面は槌目っぽく面があるような荒した状態で仕上げます。

また、画像にはありませんが、この槌目部分に金色が欲しいとの事でしたので、K18YGの小さい破片をリングに乗せてPt900の腕に溶かし込んで行きます。
そして、爪枠とリング部分をロー付け。
仕上げ磨きをして石を留めたら完成です。
虹色の石と、プラチナとゴールドの槌目模様、綺麗でしょ。

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5月
27
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 4mm厚板を手曲げでリングへ はコメントを受け付けていません
リングのオーダーのご依頼のご紹介です。
お手持ちのダイヤルース(0.5ct )を使ってリングをご依頼を頂きました。
素材はK18YG、サイズ11号、リング幅はお手持ちのファッションリングと同等との事でしたので計測をすると10.5mmあります。
形状は甲の薄い甲丸状でしたので、メンズリングのようなボリュームになります。
(お客様は女性です)
そこで、ワックスを削って様子をご覧頂く事にしました。

横から。

この画像をメールで送って確認して頂き、製作に取り掛かります。
このままキャスト(鋳造)をしてしまっても良かったのですが・・・
キャスト機の調子が悪く、これだけのボリュームの品物なので失敗する可能性がありました。
そこで、今回は鍛造での手作りです!
厚み4mm程の板を曲げてリング状にし、それを削って形にしていきました。
4mm厚となると、簡単には曲がりません・・・。(汗)

リングの内側は内甲丸に仕上げてありますので、これだけの幅があっても装着は滑らかでフィット感も良いです。
ちなみに、3mm以下のリング幅が狭いリングの場合は内甲丸の効果が薄くなります。
石を留め、磨いて完成です。
工程自体は比較的簡単ではありますが、曲げるのにちょっと大変でした・・・。

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4月
10
2017
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | クラシカルデザインリング はコメントを受け付けていません
ダイヤを使ったK18YGリングのご依頼のご紹介です。
リングの爪は、古い時代によくあった鳥の鍵爪状の4本爪でのご依頼です。
4本爪は縦十字型に。
そして、リングは二股に分けて途中から1本に。
爪の周囲のデザインは、お任せで・・・と、いうデザインです。
文章だけだと判り辛いのですが、デザイン画が無くてスミマセン・・・。
デザイン画が出てきましたので追加しました。

こうして出来たリングがこちら。
上で説明したデザイン、お判り頂けましたでしょうか・・・。

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3月
31
2017
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | ゴージャス丸型ペンダント はコメントを受け付けていません
ペンダントのオーダーを頂きました。
形は丸型で花のような中に放射状にダイヤを配置して欲しいとのご希望。
素材はK18YGです。
まず、デザイン画を作成。
1枚目は・・・却下。(汗)
見た目にゴージャス感が足らないので、丸型のフレーム部分にも大き目のダイヤを配置して・・・
これでOKを頂きました。

まず、周囲の丸いフレームを作ります。
今回のサイズは直径が4cm。
フレームが出来たら、その中に入れる放射状のパーツを作ります。
今回は丸フレームも含めて全て手作業で作り、ロー付けをして組み立てていきます。キャストパーツ(鋳造)はありません。
こうした形はキャストで作るよりも手作業で作った方が効率が良いですし、何しろ各パーツ事に寸法のすり合わせが必要になりますから。
大変なのが、この放射状のパーツ、上から3段の段付きにしてロー付けをして組み立てます。
一段目は、大き目の板に十字状にケガキ線(引っ掻き線)を描き、糸鋸で切り出して十字パーツを作ります。
二段目、三段目は、矢じり状のパーツを作り、それを貼り合わせて組み立てます。
この時、中央部が少し盛り上がるように山形に組み立ていきます。

パーツがロー付け出来たら、ダイヤが入る穴を開けます。
ダイヤは総カラットで2.8ctになりました。

ペンダント環を取り付けて磨いたら、ダイヤの彫留め。
最後に仕上げ磨きをして完成です。

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3月
15
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | 極小ネジ はコメントを受け付けていません
K18YG製のメガネ、ネジを無くされてしまいました。
メガネ店へ行き、ネジを付けて貰ったそうですが・・・ステンレス製のネジでした。
K18YG製のネジは大抵特注品ですので、メガネ店へ行っても在庫として置かれてないのです。
使うのには不自由はありませんが・・・やっぱり、色が違うので気になっていたそうです。
そこで当店でお作りしました。
まずは棒状の地金を作り、旋盤で削り出します。
棒状の部分にネジの頭だけをロー付けしても良いのですが、ネジを強く締め過ぎるとロー付けした頭だけ取れてしまう可能性があります。

削った後は、ダイスと呼ぶ工具を使ってネジを切り、地金の棒から切り離してマイナスドライバーが入る溝を切って、磨いて出来上がりです。

メガネに取り付けて完成。
テンプル側の大きい方がお作りしたネジです。

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1月
10
2017
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | K18YGベルトバックル はコメントを受け付けていません
2017年、最初のご紹介は・・・K18YG製のベルトバックルです。
メールにてご依頼を頂きました。
ご依頼の際のご希望が
・100gくらい
・K18
・ベルト通しのところに五光留めで3ピースのダイヤ
・ベルト通し幅:38mm
一緒に参考画像もお送り頂き、そのデザインを手直しをしてデザイン画を作成しました。

このデザイン画から更にベルト端が入る部分の長さを倍にして、OKを頂きました。
さて、大きさが通常のジュエリーからはかなり大きくなります。
キャスト(鋳造)で出来る部分(キャストで作って良い部分)と、強度が必要な鍛造して作る部分に分けて作業開始です。
まず、キャストで作る部分に取り掛かります。
バックルの輪になる部分(実際はC型)と輪の元にピンが入る部分のワックスを削ります。
ワックスを削ってキャストの準備をしている最中に、他の部分も作っていきます。
一番重要なのは、輪の中央の棒状のパーツ。
この部分は、ベルトの穴に通してベルトを任意の長さに固定するパーツですが、ココに力が加わります。
輪の部分はキャストで十分な厚みを持たせましたが、この棒状のパーツは太くすると穴の大きさを大きくしなければいけません。
ただ、穴を大きくすると見栄えも悪くなりますし、使っている内に穴も広がっていくので更に見栄えが悪くなります。
この部分は鍛造で5mm幅の甲丸の棒(リング甲丸よりもずっと厚めの甲丸)から作っていきます。
ところが・・・
この甲丸棒、かなり硬いのです。
特に根本のピンが通る部分は、小さな丸に曲げていく必要があるので大変・・・。
こうして各パーツを作り、ドッキングさせていきます。

パーツを組み上げたら、ベルト通し部分のダイヤを留めてます。
ダイヤは0.1ctで3ピースです。
そして、完成へ。

ベルト固定は、裏側からネジで留めにしました。

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12月
7
2016
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | ハワイアンリングのサイズ直し はコメントを受け付けていません
以前にもご紹介しました、ハワイアンリングのサイズ直しです。
今回のお客様も何件か問い合わせをされたそうですが、ハワイアンリングと言っただけでサイズ直しを断られたそうです。
恐らく、リング全周に総彫りが施されているのがネックなんだろうと思います。

当店では過去にもこのサイズ直しをご紹介しましたが、サイズ直しは可能です。
ただ、サイズ直しをするのはどこかの箇所でリングをカットしなければならず、必ず模様が途切れてしまいます。
特に、リングサイズを縮めた時には、どうする事も出来ません。
大きくする際は、全く同じにはなりませんが、模様を継ぎ足しする事は可能です。
今回のお客様は、模様の継ぎ足しは無しでのご依頼でした。
素材は、K18YGとK18WG。
赤丸の箇所で地金を継ぎ足してサイズを大きくしています。

料金は、模様やリングの幅によりお値段が変わり、大きくする場合は別途地金代が必要となりますので、まずはお問合せ下さい。
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11月
9
2016
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | K18YG/Pt900メンズリング はコメントを受け付けていません
これまでに何度かご依頼を頂いているお客様から新しくオーダーを頂きました。
「ルビールースを使ってメンズリングを作って欲しい」
デザインは既にご希望があって、アンティークのリングです。
その画像を送って頂き、それに沿ってお作りをしました。
素材は、本体がK18YG、周り部分にPt900を使った品物となります。
サイズは23号です。
本体のK18YGの部分はワックスで削り出して作ります。
ルビーはフクリン留めとなり、その左右に古代エジプトの象形文字のようなデザインが施されていました。
この部分をワックスで削り込んでキャストをして作ります。

上下から挟むPt900の部分には中央に0.06ctのダイヤをフクリン留め、その脇は0.01ctのメレダイヤを彫留めとなります。
画像では既に彫留めが終わっていますが、このプラチナ部分をロー付けするのが一手間掛かります。

と、言うのも、本体はK18、両サイドはプラチナ、そもそも熱を加えた時の熱膨張率が違います。
熱を加えてロー付けをして作業が終わり地金が冷えてくると、膨張していた地金が縮みます。
この時、ロー付け部分が割れて部分的に剥がれてきてしまうのです。
金属が膨張・収縮するのは、電線を見ると良くわかりますね・・・夏は垂れ下がりますし、冬はピンと張り気味になりますから。
今回は、全体はロー付けで取り付け、部分的に剥がれたところはTig溶接で接合。
Tig溶接の場合は、地金が冷えている時に作業が出来るのでこうした部分修復には作業がし易いのです。
画像が少なくて申し訳ないのですが、気づいた時には作業が進んでしまっていて・・・。
品物完成です。


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10月
25
2016
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー, ブライダルジュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | K18YGダイヤフルエタニティリング はコメントを受け付けていません
ダイヤフルエタニティリングとマリッジリングのご紹介です。
当店へご来店された旦那様から奥さんのリングとしてフルエタニティリングのオーダーを頂きました。
リングサイズは10号、リング幅が2.5mmのご希望です。
図面を描いてみると、0.06ctが24ピースになります。
ところが・・・ご予算オーバーのご様子。
しかし、それでも奥さんの為に「作ってください!」とご依頼を頂きました。
作業はいつもと変わる事はありませんが、男気を感じます・・・いつも以上?に頑張って良い物を作りました。
ダイヤを取り寄せてみると、0.06ct×24ピースで計1.490ctになりました。
このダイヤに合わせてリングを作ります。
今回の素材はK18YG、硬めをご指定されましたので55:45という配合のイエローゴールドを使いました。
また、ダイヤの留め方は共爪タイプです。
まずは、地金をローラーで伸ばし、角材を作って丸くし、ロー付けをして角断面のリングを作ります。

そのリングを24等分に割り、印を付けていきます。
その印を打った場所にドリルで穴を開け、ダイヤの乗る台座部分を作ります。
穴を開け終ったら、穴を穴の間を削って繋ぎ、横面もアーチ状に削ります。
こうして、横から見た時に残った突起部分がダイヤを留める爪になるのです。

爪まで出来たリングは、一度仕上げて磨きます。
ちなみに、今回のリングは、ご希望によりダイヤの穴は内側まで貫通させてあります。
磨いたリングに、ダイヤを留めていきます。
ダイヤの大きさは24ピース少しずつ大きさにバラつきがありますので、3つもしくは4つ位の大きさの区分に分け、隣り合った石と石が当たらないように、かつ隙間が広がり過ぎないように調節して留めていきます。
判り辛いかもしれませんが、爪はただ単に倒すだけではなく、倒した後に小さなタガネを使って色んな角度から叩いて整形をします。
こうする事で、地金を叩き締めて言わばここでも冷間鍛造をしているのと同じ状態で作っていきます。
僅かな事ではありますが、この方が爪が丈夫になりますからね。

石留が終わったあとは、爪を更にヤスリで整形して磨いて、リングは完成。
もう1本リングを作ります。
旦那様用のマリッジリング。
形は平打ちリングですが、フルエタニティリングに似せた角断面のリングを作ります。
奥様のリングと同様に、ローラーで伸ばして角棒にし、丸めてロー付け。
リング幅は3mm、厚みは2mmです。

リングのサイズ17号を出したら、整形していきます。

こちらも磨いて完成。
こうして2本のリング、完成です。

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10月
12
2016
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー, ブライダルジュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | マリッジリング2点 はコメントを受け付けていません
既に納品をさせて頂いたマリッジリング2点のご紹介です。
1点目は、素材はK18YG製。
新婦様のリングには幅を斜めに横断するようにダイヤを彫留めしました。
新郎様のリングは、新婦様のリングからダイヤを抜いたデザインのリング。

2点目の素材はPt900製。
新婦様のリングは、お手持ちのメレダイヤを1個に対し4点で留めてあります。
内側にはをガーネット1石。
新郎様は、シンプルな甲丸リング、こちらは内側にペリドット入り。

ここ最近は、マリッジリングも糸のような細さの物が多くなってきました。
これまでの品物も、今回の品物もですが、当店へご依頼を頂きます品物はこうした流れとは逆にプックリと地金を使ったリングのご依頼を多く頂きます。
マリッジリングは常時はめ続ける品物ですので、一定の耐久性をも求められます。
作る側としては、どのような細さでもお作りは致しますが・・・気持ちは複雑ではあります・・・。
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