Archive for 7月, 2025

ブローチの金具交換のご依頼を頂きました。
この品物は、かなり前に当店で製作したものです。

ブローチの金具交換

 

素材はPt900とK18YG、メレダイヤとサファイアを組み合わせて製作してあります。
裏側にブローチ金具が取り付けてありますが、留め金具の方が風車と呼ぶ回転式の金具を取り付けてあります。この金具は、構造上使っているうちに回転が少しずつ緩んでスルスルと回ってしまうデメリットがあります。

風車式の金具のあとに、鉄砲と呼ぶパイプ式の金具が発売されました。(随分前の事です)
パイプを引っ張る事でパイプにスリットが現れ、そこにブローチピンの先を差し込んで留める金具です。パイプの中には小さな板バネが入っているので、パイプのスライド時にはカチッと留まる感覚があるのもメリットの一つ。
ただ、金具の大きさが風車に比べて大きくなってしまうので、取り付ける品物の大きさとデザイン(表から見え難くする)によって選択する事も多々あります。

ブローチの金具交換

 

風車を切り取り、鉄砲式の金具をロウ付け。
ロウ付けには金ロウを使うので、マスクする為にメッキをして完成です。

上記のようにデザインと取り付ける位置、また石が入っている場合はロウ付けが出来ない場合もありますので、ご検討されているお客様はお問い合わせ下さい。

ご依頼を有難うございました。

ブローチの金具交換

 

*駐車場は店舗1Fスペースのみです。
店舗隣は当店駐車場ではありません。
また、ご来店時は路上では無く駐車スペースへお願い致します。

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ペンダントネックレス製作のご依頼を頂きました。
リング2本のメレダイヤを外して使い、緩いカーブを描いたペンダントトップがデザインのご希望です。

緩いカーブのペンダントトップ製作

 

メレダイヤを外して、直線上に並べて長さの調整をします。
全長で35mm以内がご希望でしたが、大小のバランスを考慮して石を抜き差ししつつ長さ33mmに決定しました。

素材はK18YG、棒状の地金の先を細く整形してペンダントトップの形状を作っていきます。

緩いカーブのペンダントトップ製作

 

地金に穴を開けてメレダイヤが入る箇所を作り、残った部分で爪を作って留める形状です。
爪は割爪にしてメレダイヤ1個に対して4本の爪で留める形状です。

緩いカーブのペンダントトップ製作

 

ペンダントトップの両サイドにネックレスチェーンを取り付ける丸環をロウ付けします。
この状態で石留め作業をします。

緩いカーブのペンダントトップ製作

 

爪先を整形して全体を磨き、小判のネックレスチェーンを取り付けます。
最後に仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

緩いカーブのペンダントトップ製作

 

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750印(K18)のリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
サイズを17号から21号へのサイズアップです。
品物は、中央が槌目、両サイドにミル打ちがあります。

ミル打ちリングのサイズ直し

 

サイズアップは通常通りに、地金を挟み込んでカット面をロウ付け。

ミル打ちリングのサイズ直し

 

挟み込んだ地金を整形して、中央の槌目は削って槌目風を再現しました。
槌目は角を丸くして周囲と馴染ませるように調整をします。
溝を彫り、両サイドはミル打ちをします。ミルも周囲と馴染ませる為にハッキリと打たないように調整をします。

ミル打ちリングのサイズ直し

 

最後に仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

ミル打ちリングのサイズ直し

 

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8月のお盆期間の休業日に関しまして、以下になります。

8月11日(月・祝)~12日(火)・・・通常営業
8月13日(水)~17日(日)・・・休業
8月18日(月)以降・・・通常営業

夏季休業でのご不便をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

また、8月の土曜日の営業は、第四週目8月23日です。

営業日、営業時間は、当店サイトのトップページ左の営業日カレンダーと下部の店舗案内をご覧下さい。

この日記は、先頭に表示されるように設定しています。

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ゴローズのターコイズ入りコンチョの修理のご依頼を頂きました。
車に踏まれてしまったそうで・・・
画像からは分かり辛いかと思いますが、ターコイズが割れて中央部分の膨らみが陥没してしまっています。また全体に微妙な歪みがあります。
幸いだったが、裏側の紐を結ぶ丸環は無傷でした。

車に踏まれたゴローズのコンチョの修理

 

変形を直していきますが、まずはコンチョをバーナーで炙って地金を軟化させます。
変形を直しやすくする事と同時に、ターコイズを交換する際に中央部分の金地金のフクリン枠を叩き広げる必要があります。金地金(K18等)はシルバーよりも硬く、何度か折り返しをすると割れてしまいます。軟化させる事で割れを防ぐ事が出来ます。

次に全体の変形を修理しますが、コンチョには段差が付いているので適当に叩いて修理する事が出来ません。まずは、一番外周の平たい部分が引っ掛かる治具を作ります。
工房内に丁度良さそうな真鍮材(廃棄予定の真鍮材)があったので、それを少し旋盤で削って台座を作りました。

車に踏まれたゴローズのコンチョの修理

 

中央部分が空洞になっているので、このままコンチョに被せて周囲だけ叩いて外周の変形を直します。

次に中央部分の膨らみの陥没を直します。
裏側から叩いて修理をして行きますが、お客様から出来れば裏側の丸環は取らずに直して欲しいとのご希望があったので、この丸環を回避する工具が必要です。
適当な丸木材があったので、旋盤を使って丸みを削り、中央に穴を開けて丸環を潰さない工具を作りました。
中央を叩き、その際に持ち上がったヘリを真鍮材で押さえて・・・を数回繰り返して全体の変形を修理しました。

車に踏まれたゴローズのコンチョの修理

 

膨らみの見本として新しいコンチョもお預かりしましたが、ほぼ全体の変形修理は完了です。

車に踏まれたゴローズのコンチョの修理

 

ターコイズ交換をしますが、一度下磨きをして黒染め処理もしておきます。
残ったターコイズを取り除き、金のフクリン枠を外へ叩いて広げます。

車に踏まれたゴローズのコンチョの修理

 

サイズが合うターコイズを入れて、フクリン枠を叩き戻して枠を整形して全体を仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

車に踏まれたゴローズのコンチョの修理

 

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