ジュエリーリフォーム


サファイアリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
元のリングは、サファイアの周りにバゲットカットダイヤとメレダイヤを取り巻きにしたデザインのリングです。
このデザインから、サファイアとバゲットカットダイヤの部分だけを抜くようなスッキリとしたデザインにして欲しいとのご希望です。

Pt900サファイア/ダイヤリング ビフォー

 

まずは、全ての石を外します。
そこから使うのは、センターのサファイアとバゲットカットダイヤ。
始めに、この石の台座を作ります。素材はPt900。

サファイアとダイヤの枠作り

 

石枠が出来たら、リング部分を作ります。
リング断面は上面が僅かにカーブがある程度なので、見た目はほぼ平打ちです。
ちなみに、リングの高さは低めに作りますが、低過ぎると逆に恰好が悪くなるのでバランスを見つつ決めて行きます。

サファイアとダイヤの石枠とリングをドッキング

 

リングが出来たら全体を磨き、ダイヤ、サファイアの順で石留めします。

ダイヤとサファイアの石留め

 

最後に全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900サファイア/ダイヤリング アフター

 

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メレダイヤが周囲に取巻きデザインになっているパールリング。
このリングをシンプルなデザインにしたいとのご依頼を頂きました。
白玉と黒玉のリング2点です。

Pt900黒パール/ダイヤ取巻きリング

K18YGパールリング

 

デザインは、何度かこの日記でも取り上げさせて頂いている、高さのある甲丸リング。
ありきたりかもしれませんが、このデザインが一番シンプルでどのシチュエーションでも使えて良いデザインだと思います。

まずは、黒パールリングの方から作ります。
素材は、それぞれ現状と同じ素材がご希望なので、黒はPt900、白はK18YGです。
プラチナの塊をローラーで伸ばし、両端が細くなるように叩いて整形します。

Pt900黒パールリング製作

 

棒材を丸めてリング状にしてロウ付け。
そして、玉が入る部分を整形して、角を丸く削って甲丸状にします。

Pt900黒パールリング製作

 

玉を取り付ける芯をロウ付けします。
この時、穴を開けて芯を立ててロウ付けしますが、穴は貫通させます。
貫通させた穴に芯を通してロウ付けをしますが、芯はリングの内側に少し飛び出すようにしておいてTig溶接でリングと溶かして接合します。ロウ付け不良で抜けてしまわない工夫です。

Pt900黒パールリング製作

 

玉は接着剤で固定。穴の近くに傷があったので、それを接着面にする事で隠す事が出来ました。
まずは、黒パールリングの方が完成です。

Pt900黒パールリング

 

白パールの方も同じように作業をします。
こちらの方が玉が大きいので、リングの幅も少し広め(太め)です。

K18YGパールリング製作

 


黒パールリングと同じ工程を経て完成になります。

ご依頼を有難うございました。

K18YGパールリング

 

 

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エメラルドとダイヤが入った帯留めを、リングにリフォーム(リメイク)するご依頼を頂きました。
繊細に作られている帯留めなので壊すのは勿体ないと感じましたが、帯留めとして使用する事が殆ど無くなってしまったので、今度はリングにして楽しみたいとの事です。

エメラルドとダイヤの帯留め

 

デザインは、一部を踏襲。中央部分のエメラルドとダイヤの部分を一列使ったリングデザインになります。素材はPt900。

まずは、エメラルドの枠を作ります。
判っていた事ですが、エメラルドを外すと高さが結構ある石です。こうした石は爪枠の壁を薄くしないと収まりません。結構大変なんです・・・。

エメラルド枠作り

 

石枠が出来たら、リング部分を作ります。
今回は、ダイヤを一列に爪で留めるデザインになります。この爪、別に取り付ける物ではなく、リング部分に穴を開けて、残った地金を割って爪にするデザインです。

Ptエメラルドリング リング部製作

 

石枠とリング部分をロウ付けします。
このあと、一度軽く仕上げまでもっていき、ダイヤが入る穴を開けます。

リング部ロウ付け

 

ダイヤを石留します。
ダイヤを留めたあと、ダイヤ部分を磨きいてエメラルドを石留めします。

エメラルドリング ダイヤが石留め

 

最後に全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900エメラルド/ダイヤリング

 

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ダイヤリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

センターにダイヤが大小並んで爪留めされているリングです。画像では判りづらいですが、リング部分は緩やかにうねりがあるデザインです。

ダイヤリングを細くリメイク

 

ダイヤ爪の部分はこのままにされたいとの事でしたので、この部分をカットして再利用します。

問題は、リングの方。
出来るだけ細くしたい、また常用にしたいとのご希望です。

以前より地金が高くなり、また出来るだけ値段を抑えたいという事と、昨今のファッション動向から、リングは細くなる傾向が続いています。
今回ご依頼の素材はリフォーム前のプラチナ(Pt900)のままですが、プラチナはそれ程硬い素材ではありません。この細いデザインと素材とのバランスは、非常に悩ましいところ。
今回は(今回に限りませんが)、目の錯覚を利用する事にしました。

リングは上から見た時に細く見えるように、断面を三角に、またリングの高さを幅よりも高くする事で強度を保つようにします。

ダイヤリングを細くリメイク

 

リング状面は甲丸状にします。
上面を丸くする事で、光が甲丸のてっぺんだけに当たって反射します。両サイドは黒く見えるので、全体として細く見えるのです。

ダイヤリングを細くリメイク

 

ダイヤの爪をリングにロウ付け。
大きい方の石の出っ張った爪は、厚みが薄かったので地金をTig溶接機で肉盛りして爪を丈夫にしました。
一度磨いたら、石を留めていきます。

ダイヤリングを細くリメイク

 

爪先を磨き、全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

ダイヤリングを細くリメイク

 

 

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サファイアリングを2本お持ち頂いて、プラチナリングとペンダントへのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
奥様へのプレゼントだそうです。


元の品物は一方がプラチナ、もう一方はK18YGですが、ご依頼で作る品物は両方共にPt900です。
サファイアの色は若干薄いのは、コーンフラワーっぽいかな? 共にサファイアは5.5ct程です。
プラチナの方はサファイアのみを使用して再度リングへ、イエローゴールドの方はサファイアとダイヤ両方を使ってプラチナペンダントへ作り変えます。

2本のサファイアリング

 

まずは、リングの方。
中石を外し、石枠を作ります。高さがある石なので、最終的な枠はキューレット部が出ないギリギリのサイズにします。
デザインの説明を忘れていました。デザインは、リング、ペンダント共にダイヤの取巻きデザインです。リングの方は取巻き部のダイヤは当店でご用意し、ペンダントのダイヤは再利用します。

サファイアの石枠作り

 

中石の枠の外に、ダイヤの取巻きの枠を作ります。
ダイヤの爪は、中は共爪、外はダイヤ1ピースに対して2本の爪です。
共爪の方は、先をTig溶接機で溶かして丸くしてダイヤの掛かりを良くしておきます。
(石を留める際に、爪を成形して石がシッカリと引っ掛かるようにします)

ダイヤ取巻き枠

 

取巻き枠が出来たら、リング部(腕)を作ります。
今回は、石の高さがあるので、上下二段に分かれるタイプにしました。

リング部の加工

 

取巻き枠と腕をロウ付けでドッキング。
下磨きをしたら、ダイヤ、サファイアの順で石留めをします。
ダイヤを留めたら爪を成形して磨き、サファイアも同じ要領で作業をしたら、最後に仕上げ磨きをして完成です。

ダイヤ、サファイアの順で石留め

 

リングと同じ要領で、ペンダントの方も作業をします。
こちらの方は、サファイアに傷が多くあるので、石が乗る台座部分は出来るだけピッタリと合うように削って加工をします。接触面が少ないと、石を留める時やリング装着中に石へ衝撃が加わった際に一か所に力が集中してしまい割れてしまう可能性が高くなるので、フィッティングにはより気を配ります。

サファイアペンダントの取巻き作り

 

ペンダント枠が出来たら、バチカン(チェーンが通る金具)を取り付け。
そして、石留め。

サファイアペンダントの石留め

 

ペンダントも磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900サファイア/ダイヤリング

Pt900サファイア/ダイヤペンダント

 

 

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ペアシェイプカットのダイヤリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
1ct台のペアシェイプダイヤが2ピース入った手作りで作られたリングです。何故手作りと判るの?・・・デザインが特殊ですし、入っている石がそれぞれバラバラなカットなので、手作りをするしか方法が無いんです。

ダイヤペアシェイプカットリング

 

ダイヤをそれぞれ分けると丁度2ペア出来る事から、ペンダントネックレスにしたいとのご希望です。また、行く行くはお孫さんへ渡したいという事から、後にバラして1本ずつのペンダントネックレスにも出来るようなデザインがご希望です。
そうなると特殊なデザインは難しいので、縦長に二連結したデザインをご提案しました。

まずは、石を外します。
ただ、石を外した際、目論見が外れてしまいデザインを少し変えさせて頂く事となりました・・・。(後述)

ダイヤペアシェイプカットリングから石を外す

 

取り掛かりはペアシェイプカットの台座を作ります。今回使用する素材はPt900。
板を曲げ、ロウ付けして台座の基礎を作ります。

ペアシェイプカットダイヤの台座作り

 

台座に爪をロウ付けします。
ロウ付けする際、中央部分を残して厚みの半分をカット。ロウ付け後にカットを残した部分を切り離してセンターに隙間がある二段の台座にします。

ペアシェイプカットダイヤの台座作り

 

ペアシェイプカットの台座が出来たら、バゲットカットダイヤの台座を作ります。

バゲットカットダイヤの台座作り

 

バゲットカットダイヤの台座を先に作ったペアシェイプカットの台座にロウ付け。
この際、「目論見が外れた・・・」と書いたデザイン変更をしました。
と、言うのも、当初はこのダイヤはプリンセスカット(真四角)だと思ってました。ただ、外してみると少し長辺がある長方形。真四角のプリンセス、もしくはスクエアと、バゲットカットはよく見ればカットが違うので、そこまで確認してなかった・・・と、言うのが正しいです。完全に私の確認不足。
当初の予定では角がある部分を上下に配置するデザインでしたが、45度回転させた横長の位置に変更しました。

   ペアシェイプ台座とバゲットカット台座のロウ付けカットダイヤの台座を作ります。

 

次にテーパーダイヤの台座を作ります。
この台座は、チェーンがが通るバチカンと兼ねたデザインです。
テーパーダイヤの台座作り

 

それぞれを磨きます。

台座下磨き

 

そして、それぞれを石留。

ダイヤ石留

 

石留したパーツを接続し、丸環をロウ付け。
磨いてチェーンを通したら完成になります。

ご依頼を有難うございました。

ダイヤペアシェイプカットペンダントネックレス

 

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コイン枠製作のご依頼を頂きました。
ここでは何度もご紹介をしています、天皇陛下御即位記念10万円金貨のコイン枠。
コインをペンダントとしてお使いになっていましたが、枠が摩耗して壊れてしまっています。

天皇陛下御即位記念10万円金貨

コイン枠は、これまでもご紹介してきた当店オリジナルのネジ式にてお作りをします。
これまではプラスチック保護板が付いていましたが、今回は必要ないとの事ですので、シンプルデザインのコイン枠にてお作りをします。素材はK18YG。
製作途中までは金貨と同じ寸法に作った真鍮板を型にして作っています。最後に、テープで両面を養生した金貨を入れてフィッティングをして枠ピッタリに作ります。

天皇陛下御即位記念10万円金貨 コイン枠製作

チェーンもお預かりしましたので、チェーンが通るバチカンは少し大きめでお作りをしました。

ご依頼を有難うございました。

天皇陛下御即位記念10万円金貨 コイン枠

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リングリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
元デザインは甲丸形状のパヴェ留めリングですが、爪が擦り減りメレダイヤが落ちてしまい、一度修理をさせて頂いていました。納品時に次に落ちたらリフォーム時期です・・・と、お伝えしていました。

今回は、リング全体のダメージが酷く、また十分楽しまれたとの事でしたので、石を外して別のデザインにリフォーム(リメイク)したいとご依頼を頂きました。
既に次のリングデザインのご希望がありましたので、それに沿ってお作りをします。

Pt900ダイヤパヴェ留めリング

石を外す前にチェックしたところ、既に欠けている石が幾つかありました。
量産品の場合、枠があり、そこに石を並べて石留めをしていくのですが、総カラットを最初から決めて1ピースあたりの大きさを決めている事が多くあります。なので、結構無理をして留めている場合があります。今回も隣り合った石が重なっている箇所があり、そうした所の石が割れたり欠けたりしてしまうのです。
石を外したところ、32ピース中、欠けが無く使える石が27ピースでした。

素材はPt900、デザインは平打ちリング。そこに石畳のように一つ置きに左右に並ぶデザインです。
リングは平打ちリングなので、地金をローラーで伸ばしてロウ付けしてリングを作ります。
ご希望サイズ(13号)に整形して、27ピースの石が入るようにリング外周を27等分してケガキ線を入れます。

Pr900ダイヤ升留めリング ケガキ線

メレダイヤを裏返してグリスでリングに貼り付けてチェックをします。
27等分なので、一周すると横並びになる箇所が出てしまいますね・・・。
この後、下穴を開けて石留めの職人へ石留めを依頼します。今回は四角くカットしたマス留めです。

Pr900ダイヤ升留めリング 石を貼り付けチェック

石留めから戻ったら、最終磨きをすれば完成です。
石畳み風?チェッカー柄?どちらともとれますが、こうしたリングもオシャレですね。

ご依頼を有難うございました。

Pr900ダイヤ升留めリング 完成

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古いデザインのリングからペンダントトップ製作のご依頼を頂きました。
どうしてこのデザインになったのか判りませんが、かなり変わったデザインをしているリングです。

変わったデザインのアメジストリング

 

「デザインはお任せします。どんなデザインになるか楽しみです。」

とご依頼を受けたのですが、正直どうしたものか・・・と、迷いに迷いました。
それにしても、かなり個性的なデザインのリングです。4つのペアシェイプカットのアメジストをこんな尖ったデザインにしてしまうのは、かなり勇気が要りますよね。リングはかなり古い時期に作られた物のようです。

さて、コレを崩してペンダントトップにするのですが、パッと思いついたのがこのペアシェイプの形と色から・・・ブドウ(葡萄)です。
石を並べてブドウの房に見立ててデザインをしてみようと思いました。

まず、石枠です。今回は4つ作る必要があるのと形がほぼ同じだったので、3Dプリンターを使って原型を作りました。それをシリコンで型を取り、キャスト(鋳造)で作ります。
キャスト後は、それぞれの形に合うように微調整をして、ブドウの房になるように並べてロウ付け・・・。

ところが・・・ココで、問題が・・・。いえ、製造上は全く問題が無いのですが、画像が一切ありません。撮った筈だったのですが・・・。(画像が一切無いので、文面のみで失礼致します・・・)

 

爪部を作ったので、飾り部分を作ります。
飾り部は、葉っぱ。コレは手作業で作る事にしました。
薄板を少し大き目に葉の形状に切抜き、矢坊主と呼ぶ先が丸いタガネを使って打ち出しをして整形をします。

ブドウの葉っぱを打ち出して整形

 

表からだけでなく、裏からも打ち出します。全体の様子をバランスを見つつ、両側から打ち出して整形をします。

ブドウの葉っぱを打ち出して整形

 

打ち出しが出来たら、外周部を整形して葉脈部分をリューターで削ってデザインします。表面のテクスチャーは、ダイヤのチップが付いた工具で粗めに仕上げます。

ブドウの葉っぱの葉脈部分を整形

 

葉っぱが出来たら、爪と合体させます。
ネックレスを通す部分は、裏側に針金をループ状にしてロウ付け。
一旦下磨きをして石留めをして、最終磨きをすれば完成になります。

K18YGアメジスト葡萄モチーフペンダントトップ

 

裏側はこのような形。ネックレスを通すループの先は、ブドウのツルを模して先を丸くしてみました。
お客様には口頭のみでデザインを伝えただけでしたので、大変満足をして頂け良かったです。

ご依頼を有難うございました。
K18YGアメジスト葡萄モチーフペンダントトップ

 

 

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リングからペンダントネックレスへのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
リングは6本爪で両脇にメレダイヤが付いたデザインです。

リングからペンダントネックレスへのリフォーム


ご希望のペンダントトップデザインは、同じく爪は6本爪、両脇のメレダイヤはバチカンに縦に並べて彫留めするデザインです。
ご希望のデザインに沿ってお作りをしていきます。

まず、石を外します。
爪は当店でキャスト(鋳造)した枠を使い、別に作ったバチカンをロウ付けしていきます。

リングから石外し


バチカンの裏側は、爪まで伸ばした板状にして繋ぎます。
この隙間にチェーンを通しますが、脱落防止の為にチェーンは取り外しが出来ないようにとのご希望でしたので、この後で板の中間位置に柱を設置します。

ペンダント裏側

 

メレダイヤは、彫留めの為に職人さんへ留めを依頼します。

彫留めから戻って来たら、センター石を石留め。

ペンダントトップへの石留め


石留め後は、爪先を整えて全体を磨けばペンダントトップは出来上がり。
ペンダントトップが出来たら、チェーンを通して完成になります。

プラチナペンダントネックレス完成


脱落防止の柱は、このような位置です。

ご依頼を有難うございました。

脱落防止の柱

 

 

 

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お手持ちのリングをペンダントトップへ作り替えて欲しいとご依頼を頂きました。
中央がサファイヤで、周りをメレとテーパーダイヤで取巻いているデザインのリングです。
本来ならば最初から作り直すのがデザイン的に一番綺麗に出来ますが、お値段も高くなります。今回は出来るだけお安くとの事ですので、リング部分をカットして改造する方法を選びました。

サファイヤ/ダイヤリング

リングからペンダントトップへの改造は比較的ポピュラーな作り替えですが、今回の場合は周りにダイヤを取巻いている部分がネックです。
と、いうのも、一般的既製品のこうしたデザインのリングの場合は、地金を軽くする為に部分的に簡略化されている物が多く、今回の場合もセンターのデザインとリングとの接点が抜かれています。この部分を作らなければなりません。

まずは、バーナーで熱を加えるロウ付け作業がありますので、石を全て外します。(フクリン留めなどで石が外せない場合は、今回のようなご依頼は出来ないという事となります。)
そして、リングとの接合面をカット。

リングからペンダントトップへ 接合部をカット

カットした部分はこんな形になります。接合部分が欠損しているので、この部分を足して作る事になります。

リングからペンダントトップへ 欠損部分

まずは、土台部分をつぎ足します。

リングからペンダントトップへ 土台継ぎ足し

メレダイヤの爪との柱が無いので、この部分もつぎ足します。
同時に、ペンダント環(バチカン)も取り付けます。

リングからペンダントトップへ 柱継ぎ足し

一度下磨きをして、石を留めて行きます。

リングからペンダントトップへ 石留め

最後に全体を仕上げ磨きをして、メッキ(ロジウムメッキ)処理をします。
今回は、ロウ材にホワイトゴールド用を使っていますので、継ぎ足した部分にロウ材の色が出てしまいます。それをマスクする為にメッキ処理が必要です。

こうして完成です。
ご依頼を有難うございました。

リングからペンダントトップへ 完成

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
2本のリングを1本に纏め、普段使いが出来るように・・・とのご希望です。

2本のプラチナリングを1本へ

 

色々とお話をさせて頂くのですが・・・今回もやはりセンター石はフクリン留め、両脇を彫留めに落ち着きました。王道と言えばそうなるのですが、爪が引っ掛からず飽きが来ないデザインなので外せないです。ただ、今回のフクリン枠ですが、ちょっとだけ枠を弄ります。

まずは、センター石の爪を作ります。ダイヤは0.5ct台。
今回の素材はK20PG、ピンクゴールドです。何故K20なのか?、と言うのは過去のこの日記内で説明をしていますので、そちらをご覧下さい。
枠は地金の塊から旋盤で削り出して作ります。板を丸めて作る方法もありますが、ピンクゴールドはロウ付けに一癖ある(ロウ材が綺麗に流れにくい)ので、出来るだけロウ付け箇所を減らしたいです。

ピンクゴールドでフクリン枠作り

 

石枠が出来たらリング部を作ります。
ピンクゴールド地金をローラーで伸ばして丸めて、リング状へ。サイズは11号です。

ピンクゴールドでリング作り

 

フクリン枠とリングをロウ付けして合体。
リングの上面にメレダイヤを留める穴を開けて、仕上げ磨き。
この後は、石留めの為に彫留めの職人へお任せします。

メレダイヤの石留め依頼

 

メレの石留めから戻って来ました。今回も綺麗に留めて貰いました。
この後、センター石の石留めですが、フクリン枠の一部をカットしてデザインにアクセントを付けます。

メレダイヤの石留め完了

 

センター石を留めます。

センター石の石留め中

 

最後に石枠を磨き、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

K20PGダイヤリング

 

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某ブランドのペンダントトップからリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
十分楽しまれたので、リングに作り替えて新たに楽しみたいとの事です。

ダイヤペンダントトップ

 

リングデザインは、幾つかのデザインをご提案し、その中から更に細かくご提案をしました。

 

デザインに沿ってお作りします。素材はPt900。
まず、ダイヤの枠を作ります。今回は引っ掛かりが少ないデザインがご希望でしたので、石枠はフクリン爪です。
ダイヤの大きさが0.06ct(直径約2.5mm)、個数が4ピースなので、旋盤と言う工作機械を使って地金の塊から削り出します。円柱状の枠を作る際は手際よく作る事が出来ます。

旋盤で削り出すフクリン枠

 

爪が出来たら、リング枠を作ります。
今回のデザインは、枠で囲った中に爪を配置するデザインなので、板を曲げてロウ付けして組み立てて作って行きます。

リング枠

 

上の画像の枠の中に緩やかな線を足し、その両脇に爪を配置するデザインです。
上から見ると3本の線で構成されるデザインですが、厚みを微妙に変化させて抑揚を付けてあります。
この角度では見えませんが、中央の線の端は植物のツルのようにクルッと丸めてデザインをしています。
石爪をロウ付けする前に一度磨いて、配置を確認しながら組立てをします。

リング枠、石枠完成

 

リングが完成したら、石留め。
中央部分が浮いているので、熱を加えると柔らかくなるモデリング粘土で固定してダイヤを留めていきます。

ダイヤ石留め

 

石枠を磨き、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤデザインリング

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
以前にリングリフォームをご依頼頂いた際に外したメレダイヤを使って、メンズリングを作ります。素材はPt900、サイズは15.5号です。

まずは、正確な形を把握して頂く為に、ワックス樹脂を削って見本リングを作りました。リング形状は横印台と呼ぶ形です。印面には0.1ct台の石を五光留め、横面にはメレダイヤを数個彫留めにします。

ワックス樹脂リング見本

 

印台の作り方ですが、今では上の画像のようなワックスを作り、キャスト(鋳造)で作る事が多いのではないでしょうか。ただ、こうした塊の品物をキャストの場合は巣と呼ぶ空洞が入り易くなりますし、キャストをする際は他の品物と纏めて作業をする為に、時間待ち(日数待ち)になる事も多々あります。
当店で印台を作る場合は、昔ながらの手作りで作る事が殆どです。ハンマーで叩いて叩いて作るのは力が要りますししんどいですが、傷も入り辛いですし、一連の流れで作業を続けられて1点だけ作る場合には効率が良いのです。

 

まず、プラチナ材を用意します。Pt900のプラチナ材はこの状態で当店へ届きます。純プラチナに混ぜ物をして純度900に自社で作る工房もありますが、当店の場合は調合済みの素材を購入します。

Pt900素材

 

プラチナ材を必要な分を溶かして塊にして、それをハンマーで叩いて印台状に整形していきます。画像の後、もう少し整形をし、丸めてロウ付けしてリングに。

Pt900印台作り

 

リング状になったら、サイズを出して荒削りをします。

Pt900メンズ印台リング 荒削り

 

一削りしたら、上面をフラットに削ります。
この時、フライス盤と呼ぶ平面に削る工作機械を使ってフラットに削ります。手作業で削るより手早く、かつ綺麗に平面が出ます。

Pt900メンズ印台リング フライス盤削り

 

上面をフライス盤で削ったら、側面とリング面を削ります。天地面はフライス盤で削り、他の箇所はヤスリを使って手作業で削って成形します。ビシッと角が出ました。
この後、磨いていきますが、角が立ったままでは装着すると指が痛くて嵌めていられないので、角は適度に丸みをつけてから磨きます。

Pt900メンズ印台リング 成形完了

 

一度下磨きをしたら、ダイヤを留める穴を開け、再度磨きます。
彫留めの職人さんへ依頼。

Pt900メンズ印台リング 石留め

 

石留めが出来てきたら、最後に仕上げ磨きをすれば完成になります。

ご依頼を有難うございました。

Pt900メンズ印台リング 完成

 

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

お持ち頂きましたリングは、幅があるリングです。幅があるのでスリムなデザインに変えたいとのご希望でしたので、このリングの中央部分を踏襲したデザインに作り替える事に致しました。
素材はそのままPt900。

Pt900ダイヤリング リメイク前



まずは、石を全て外します。
そして、センターダイヤの枠を作ります。今回は横から見えるデザインになるので、下部が少しすぼまった石枠デザインにしました。留め方はリフォーム前と同じくフクリン留め。ダイヤは0.5ct強。

センター石の枠作り



センターダイヤの枠が出来たら、リング部分(腕)を作ります。今回は、プリンセスカットダイヤを並べる事からワックスで形状を作り、キャスト(鋳造)でリング部分を作りました。

キャストが出来たら、プリンセスカット石を一度セット。キャストをするとワックス時よりも少し縮むので、この調整が必要になります。

調整が済んだら、センター石枠とロウ付けし、リングサイズを調整します。サイズは12号です。

リング部分 キャスト



一度下磨きをしたら、プリンセスカットダイヤの石留め。
石留めが出来たら、留めた部分の爪を整形して磨きます。

プリンセスカットダイヤ 石留め



続いて、センター石の石留め。

センター石 石留め



センター石を留めた爪を整形して、全体を磨いたら完成になります。
スッキリしたデザインになりました。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤリング 完成

 

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お持ち頂きましたリングは、立爪リングです。爪が板状で大きいクラシックデザインの立爪ですが、ダイヤを外して新しいリングへ乗せ換えです。

立爪リングからのリメイク

 

お選び頂いたのは、爪が無いタイプのリング。
正確には爪はありますが、板状の爪で両側から抱え込むようなデザインです。
フクリン留めと同じく、針金状の爪が無いのでツルンとしていて引っ掛かる部分がありません。

今回は、キャスト(鋳造)で作りました。素材はPt900。
ワックスの段階で石を乗せて爪の部分を盛り足しておきます。
余談ですが、石が白っぽく見えますが、リメイク前のリングから外して状態です。これだけ汚れが付着しています。汚れは殆どが皮脂ですので、食器用中性洗剤と柔らかいブラシで優しくこすり洗いして頂ければ綺麗になります。食器用洗剤は脂を綺麗に落としてくれるので、ジュエリーに付きやすい皮脂汚れを落とすには効果的です。(一部洗剤に弱い石がありますので、ご心配な方は当店へお持ち下さい)

リング鋳造後

 

キャストが終わったら、爪部分を整形して一度鏡面に磨いておきます。
ダイヤも綺麗に洗浄してあります。

石留め前の仕上げ磨き

 

石留めです。
ダイヤが黄色く見えますが、裏側にグリスを塗って石留めをします。そのまま石を入れて石留めをすると、留めている内に振動で石が傾く事があります。グリスはこの石の傾きを予防します。(洗浄をすればグリスは綺麗に落ちます)

石留め

 

最後に仕上げ磨きをすれば完成になります。
ご依頼を有難うございました。

ダイヤリング完成

 

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お持ち頂きましたリングは、中石が二点留めで両サイドが彫り留めのリングです。

Pt900ダイヤリング リフォーム前

 

当初は中石の緩み修理のご依頼でしたが、ここまで摩耗していると石留めが困難ですし石を留めたとしてもまた緩んでしまう可能性があります。石留めの際は爪部分を叩き締める事となりますので、爪も短くなります。今度緩むと石が落ちる事も想定できる事から、この事をお伝えしてリングをリフォームをさせて頂く事となりました。

次のデザインはシンプルで普段使いがし易く、また爪の引っ掛かるが出来るだけ少ないデザインがご希望との事でしたので、月甲丸形状に石を埋め込むようなデザインをお勧めしました。何度もこの日記内で登場しているデザインなんですけどね・・・。ただ、このデザインは飽きが来ないですし、実際にどんなシチュエーションでも使える万能デザインですので、引っ掛からない物がご希望な場合には超オススメなんです。

 

まずは、石を外します。(メレダイヤは外して全てお返し、地金は下取りを致しました)
プラチナ材(Pt900)の塊からローラーで棒状に伸ばします。
ダイヤは0.3ctです。

Pt900リング ローラー加工

 

棒状から、今度は両端を金槌で細長く叩き伸ばします。

Pt900リング 金槌加工

 

両端を細長く伸ばしたら、丸くリング状に丸めて先端をロウ付け。
サイズは13号。
そして、粗削りをして整形をします。

Pt900リング ロウ付けから粗削り

 

一番太くなっている箇所に穴を開けて、ダイヤが入る部分を作ります。この時、石を留める部分も一緒に作るので、リングの厚みはまだ全体に厚めです。
爪の部分を帯状に少し残して全体を甲丸断面に削ります。ヤスリの粗さも何度かに分けて細かくしていき、鏡面磨きの手前まで仕上げます。

Pt900リング リング整形

 

そして、石留め。(スミマセン、石留めの画像を撮り忘れました・・・)

石留めをしたら爪部分の整形をして、全体を磨いて完成です。
ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤリング完成

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お持ち頂きましたリングは、ダイヤが一列に並ぶ一文字タイプのリングです。
(隣のK18YGリングは下取り品)

Pt900ダイヤリング リメイク前

 

ご希望は現在と同じレール留めのリングですが、変形タイプになります。
上の画像をご覧頂くと判りますが、センター石が大きめ、その両脇の2石はセンター石よりも小さい石になります。
(センター石は、0.6ct程、他は0.15ct程です)
ダイヤの留め方はレール留め風になりますが、この石をぐるりと取巻くフクリン枠風でもあります。(解りづらくてすみません) フクリン留めを繋げたようなデザインです。
ご希望の素材はK18YG、サイズは13号です。

今回は、ワックスを削ってキャスト(鋳造)で枠を作ります。
ハードワックスと呼ぶ硬めのワックス(樹脂)を削り、ご希望の形にします。
忘れてました・・・デザインのバランスを見て、0.1ct程のダイヤを2ピース追加しました。

K18YGダイヤリング ワックス型作り

 

キャストが終わりました。
ワックスから実際の素材に置き換わりましたが、どうしても僅かに収縮します。
このままではダイヤが入りませんので、少しずつ削って合わせていきます。
そして、全体を磨き、石留め。

ダイヤ石留め

 

爪を整形し、仕上げ磨きをすれば完成になります。
このデザインもレール留めやフクリン留めと同じで表面がツルっとしていますので、普段使いにはピッタリですね。
ご依頼を有難うございました。

K18YGダイヤ変形レール留めリング

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お持ち頂きましたリングは、中石がダイヤのエンゲージリングです。

リメイク前 ダイヤエンゲージリング

ご希望は、普段使いに出来るリング、旦那様のリングも一緒にお作りをするペアリングです。
ご希望の素材は、奥様がK20PG、旦那様がK18WG。

当店のピンクゴールドはK20です。ピンクゴールドの場合、ゴールドに混ぜる素材は銅になるのですが、K18にすると凄く硬くなる半面、製作中など何度も熱を加えると素材にヒビが入ってバラバラになってしまうのです。(この為、ネックレス以外の持ち込み修理やサイズ直しはお断りをさせて頂いております)
他店の場合は銅の他にパラジウムやプラチナを混ぜてバラバラになる事を回避しているのですが、白い素材を混ぜる為に色が少し淡くなるローズピンクとして販売されている事が多くあります。
そこで、当店は純度をK20まで上げてヒビが入る事を回避しています。ただ、その反面、純度が高くなるのでK18よりお値段が高くなります。但し、他店で扱うプラチナやパラジウムを混ぜても値段が高くなりますので、結局は同じような値段になります。当店ではアフターサービスが出来るように、K18では無くK20でお作りをしています。
ちなみに、当店のK20PG、赤みが強いのでピンクゴールドとは呼んでいますがレッドゴールドとも言えるような色合いいなりますので、K18YGとの色合いの差がハッキリと出来ます。(硬さはK18YGとほぼ同じ程度です)

さて、リング製作をしていきます。

ダイヤを枠から外し、まずは奥様のリングの石枠を作ります。石枠は普段使いに良いフクリン枠です。
ピンクゴールドの場合、ロウ付けの際に使うロウ材はピンクゴールド用を使うのですが、このピンクゴールドロウ材が曲者なのです。切れ目に流れ難く、ロウ材の溶ける温度が結構高いのです。出来ればロウ付けを何度もしたくありません。(汗)
そこで、フクリン枠は塊から削り出す事にしました。旋盤の出番です。
ダイヤは0.3ct強。

フクリン枠を旋盤で削り出し

次にリングの輪の部分(腕)を作ります。
ローラーで素材の塊を伸ばしていき、ご希望のデザインに曲げていきます。今回は当店店頭の見本の中からお選び頂いたS字のリングの真ん中にダイヤを取り付けたデザインです。リング幅は4mm。サイズは14号。

K20PG リング加工

リングの中央に溝を入れ、両側を丸く削ります。丁度、甲丸リングを2本合わせたような形状です。
リングが出来たら一度下磨きをして、フクリン枠とロウ付け。

K20PG リングと石枠をロウ付け

石枠の横に穴を開け、四角い窓を作ります。
そして、リングを磨いたら、石留めをします。

K20PG ダイヤ石留め

石留めの際はタガネと呼ぶ工具を使って留めますが、石の大きさが爪の形状により使うタガネを変えます。
今回の場合は、画像の真ん中のタガネを使います。
この作業の場合、大を使うと爪以外の部分に当たって傷が付いてしまいますし、小を使うと均一に叩けず打った部分が段々になるので後から整形をする際に綺麗にし辛くなります。
このタガネ、ジュエリーの工具店で販売していますが、形状は自身で削って作ります。使い勝手が良いように用途ごとに違った形状になります。職人ごとに違った形状にもなりますね。

石留めタガネ

石留めをした爪を磨き、全体を磨いたらピンクゴールドの作業は一旦終了。

旦那様のリングを作ります。
素材はK18WG、ホワイトゴールドですが中に混ぜている素材はパラジウムと言うプラチナ属の金属です。シルバー色ですが、色合いがガンメタ色になって独特な色合いです。この素材、ホワイトゴールドですがメッキをせずにお渡しが出来ます。
ホワイトゴールドはこの他にニッケルを混ぜた素材もあります、素の色はベージュっぽいシルバー色。一般的にホワイトゴールドで販売されている物は、このニッケルバージョンになります。ただ、ニッケルがアレルギー反応のある素材ですので、出来ればメッキ(ロジウムメッキ仕様)にした方が良い素材です。(一般的に販売されているホワイトゴールドは、メッキ処理をしているのでプラチナ色をしています)

話を戻しまして・・・

旦那様のリングも奥様のリングと同じデザインで、ダイヤが無いデザインになります。サイズは15号。
このリングも手作業で作ります。

ペアリング ホワイトゴールドバージョン

旦那様のリングが出来たら、両方の内側にメレ石を留めます。
石は、ガーネット2ピース、アメジスト1ピース、ルビー1ピース。それぞれ、お子さんの誕生石だそうです。
生まれた順番に石を留めます。

誕生石 リング内側へ石留め

最後に仕上げ磨きをすれば完成です。
ご依頼を有難うございました。

K20PG、K18WGペアリング

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お持ち頂きましたリングは、ヒスイが中石、周りにメレとテーパーダイヤを取巻きにしたデザインのリングです。

ヒスイ取巻きリング

 

取巻きが二重になってボリュームがあるので、お出かけの際に使いづらいとの事。
この中石のヒスイをセンター(中石)に、メレダイヤを数個使い、メレを横一例に並べてスリムなデザインへ作り直します。

まずは、ヒスイの枠作り。
土台を作り、その四隅に針金をロウ付けしてヒスイの枠を作ります。
話が前後しましたが、素材はPt900です。

ヒスイの枠作り

 

次にリングの輪の部分(腕)を作ります。
メレを4ピース一列に並べたデザインです。石枠はフクリン留めで、留める際にミル打ちをします。
ただ、石が0.015ct(直径約1.75mm)と小さいのでフクリン枠を少し厚めにします。
このフクリン枠に甲丸形状のリングをロウ付けして、リングが出来上がります。
(今回、テーパーダイヤは使いません)

リングを下磨きしたら、メレダイヤを留めます。
メレを留め、爪の部分に粒状のミルを打っていきます。

メレダイヤ枠ミル打ち

 

ミル打ちをしたあと、メレダイヤの枠部分を磨き、最後にセンターにヒスイを留めます。

センター石 ヒスイの石留め

 

最終磨きをすれば完成になります。
普段使いも出来るスッキリしたデザインになりました。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ヒスイ・ダイヤリング

 

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

当初、ご来店の際にリングのサイズ直しをさせて頂きました。
その際に少し雑談をさせて頂いたのですが、以前は当店の近くにお住まいで、何度か当店にて品物を作ってい頂いた方でした。その後、引っ越しをされたのですが、たまたま当店の近くに用事があって今回ご来店となりました。

お手持ちで使っていないリングを複数お持ち頂きました。ダイヤは一番大きい物が2ct程、その他も0.5ct程あります。これらを組み合わせてデザインするのですが、ボリュームがあるリングが欲しいとのご要望でしたので、ダイヤを一列に並べ、その周りにメレダイヤを彫留めするデザインにしました。
(今回、角ダイヤは使いません)

リングリフォーム リフォーム前

 

まずは、石を全て外し、センターに並べるダイヤの枠を作ります。
今回は、引っ掛かりの無いように全てフクリン留めにします。

ダイヤ枠作り フクリン枠

 

ダイヤ枠が出来たら、リング本体を作ります。今回は枠が大きいのでワックスを削り、キャスト(鋳造)で作ります。
キャスト後は、フクリン枠が入る穴を隙間無く入るように削り、リングを一度仕上げしてからロウ付け。
話が前後しますが、素材はPt900、サイズは18号です。

ダイヤリング リング本体

 

フクリン枠をロウ付けしたら、メレダイヤの穴を開けて再度磨きます。
そして、メレダイヤは、石留めの職人へ外注して彫留めをしてもらいます。
(足りないメレダイヤは足しています)

ダイヤリング 石留め前

 

石留めが出来上がってきました。
これから3個のダイヤを石留めです。

ダイヤリング 中石の石留め

 

石留め中。
石留めの際は、ダイヤの向きにも注意して留めます。折角綺麗に作っても揃って無いと台無しですからね。ダイヤの向きは、カットの具合によって揃える方向を決めます。

ダイヤリング 石留め中

 

最後にフクリン枠を磨き、最終仕上げをしたら完成です。
ご依頼を有難うございました。

3ピースダイヤリング

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

サイズ直しの接客をさせて頂く際に、お客様ごとに指の形状はかなり違うと感じています。
大きく分けると二つのタイプに分かれます。
一つ目は、指の先が細く、根本へいくにしたがって太くなる形状。(失礼かと思いますが、体形が膨よかな方が多いです)
もう一つは、指の節が高く(大きく)根本が細い方。

今回のお客様は後者ですが、それが顕著に表れていて、節と根本との差が凄く大きいのです、節が18号、根本が13号程です。こうしたお客様ではリングが根本で回ってしまい、本来のリングデザインが楽しめないのです。

そこで、今回はあるアイテムを使ったリングをお作りしました。(このお客様には以前も同じアイテムを使ったリングをお作りして、好評でしたので同じ物をご指定頂きました)

リフォーム前のデザインですが、V字形状のリングで、細長いバゲットカットダイヤとラウンドカットのメレで構成されています。ダイヤの留め方は爪留めです。(リフォーム前の画像を探したのですが、未撮影だったようなので同じようなデザインのリングを見本として添付します)

Pt900V字リング リフォーム前

 

リフォーム前のリングは爪が擦り減っていました。今回は普段使いにしたいとのご希望なので、爪の引っ掛かりの無いレール留めと彫留めをご提案しました。

ココも画像が無く抜けてしまうのですが、リングはワックスを削りキャスト(鋳造)で作ります。バゲットカットの部分は少し狭く作り、キャストが出来てから少しずつ削って石に合わせていきます。今回のバゲットはV字の中央から外へ向かって少しずつ大きさが小さくなるのと、形状のバラつきがあるので、枠を作るのに苦労しました・・・。
ラウンドカットは、彫留めの職人へお任せをしました。

こうしてリングは完成です。(最後も納品時に撮影を忘れていたので、慌てて撮影をしています・・・汗)

Pt900レール留めリング

 

このリングのキモは、リングの内側です。
リングの内側にC型のリングをもう1本取り付けてあります。このリングはパーツとして販売されていますが、その中で今回はK14WGを選んであります。(最後の仕上げでロジウムメッキ仕様にしてあります)
C型リングはPt900、K18YG、K14WGの3種類です。K14WGを選んだ理由ですが、この3種類の中で一番硬い素材だから。このリングの重要な部分で、指の節で広がり、根本で元の形状に広がる必要があるからです。なので、一番硬い素材を使ってあります。
コレも苦肉の策なのですけどもね・・・完璧な物が出来たら、特許ものです。

ご依頼を有難うございました。

指の節が高い方へのリング

 

 

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リングとペンダントのダイヤを使って、ピアスへのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

リングとペンダントからピアスへのリメイク

 

ところが、リングのダイヤの大きさは0.35ct、ペンダントは0.57ctと大きさに大きさ差があります。直径は4.5mmに対して5.3mm。

外したダイヤの直径差

 

これだけ差があると、ピアスにした場合に左右差が一目で判ってしまいます。
そこで、差が判り易い爪留めでは無く、フクリン枠にして枠の厚みを変える事で全体の直径差を無くして見た目を揃える事にしました。

フクリン枠を作ります。素材はPt900です。
通常、フクリン枠を作る際は、石の大きさにもよりますが爪として被せる外の厚みは0.3mm程にしています。今回は直径の大きい方をこの0.3mmにして、直径の小さいダイヤは爪の厚みを0.7mmにしました。数字上は小さい方の直径が若干小さくはなりますが、見た目の直径はほぼ同じになります。

大きさの違いのあるダイヤでピアス作り

 

フクリン枠を作り、裏側にピアスポストをロウ付けしたら一度磨きます。
そして、石留め。

大きさの違いのあるダイヤでピアス作り 石留め

 

最後に爪部分を仕上げて、最終仕上げをすれば完成になります。
どうでしょうか?こうして拡大すると大きさの差が判ってしまいますが、耳に装着していれば、見た目では判り辛くなります。
苦肉の策ではありますが、こんな方法もありますよ・・・と、言うご紹介でした。

ご依頼を有難うございました。

大きさの違いのあるダイヤでピアス作り

 

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エンゲージリング(婚約指輪)のご依頼を頂きました。

今回は、お母様のリングを息子さんが受け継いでリフォーム(リメイク)をする事となったのですが、当初はサイズ直しとリング内側の刻印の打ち直しに留める予定でした。
と、言うのも、お選び頂いたデザインがほぼ同じでしたので、こちらからこのリングを生かす方法をご提案しました。(当店にとっては、作業代が安くなっちゃいますけども・・・)
後日、お電話にてやはり作り直して欲しいとのご希望がありましたので、当初の予定通りに進める事になりました。

Pt900エンゲージリング リメイク前

 

出来るだけお安くする為に、センター石の枠はキャスト(鋳造)した物が在庫でありましたので、その枠にリング腕部分を手作業で曲げてロウ付けする方法をとりました。ダイヤは0.2ct程、素材はPt900です。

Pt900エンゲージリング 製作中

 

ロウ付けをし、整形後に仕上げ磨きをしたら、石留めです。

Pt900エンゲージリング 石留め

 

最後に爪先の整形をして、最後の仕上げ磨きをすれば完成です。
最初のリングの両サイドに付いていたメレダイヤは、彫金教室でマリッジリングを作られるそうなので、その際にリングに入れる事をご提案しました。

ご依頼を有難うございました。

Pt900エンゲージリング

 

 

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ブレスレットのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
素材はK18YG、中心部分にはダイヤが取付けらています。ダイヤは1ct強。
この品物は、形見分けで引き継がれた品物との事で、ペンダントへリフォームをご希望されました。

K18YGダイヤブレスレット

 

ペンダントデザインのご希望は十字架。これに沿ってデザイン画を作成し、その中から1点をお選び頂きました。

予め図面を引いてありましたので、その寸法に沿って地金を組んで行きます。今回は、全て手作業。地金をローラーで板状に伸ばしてコの字形状にロウ付けしながら組んでいきます。素材はPt900です。

Pt900十字架ペンダント 枠組み

 

枠が出来たらダイヤが乗る部分を削り、爪を取付けます。
次にペンダント環(ネックレスが通る輪)を作りますが、今回は革紐を通されるので、その金具が入るようにペンダント上部の裏側に丸い板を二ヶ所取り付けました。金属製のネックレスもそうですが、大抵の場合はネックレス本体よりも金具が大きい(太い)場合が多いので、ペンダント環はその金具に合わせて作る必要があります。

Pt900十字架ペンダント 枠完成

 

ダイヤの石留めをします。

Pt900十字架ペンダント ダイヤ石留め

 

最後に爪先を削り、全体に仕上げ磨きをすれば完成になります。
ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤ十字架ペンダント

 

 

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リングリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
Pt900製のアレキサンドライトとメレダイヤを使ったリングです。このリング、何年か前に当店でお作りをした物です。
気に入って頂き使って頂いていましたが、ある時にこんな事を言われたのだそうです。

「その指輪、大きいね」

この言葉が引っ掛かって、それ以来はめるのに躊躇してしまわれたそうです。

今回は、このリングをスリムに、またお好みのデザインへリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
ご相談の際にこんなイラストをお持ち頂いたのです。このイラストデザインに沿ってお作りをしますが、かなり複雑な曲線のデザインですね・・・。

リングデザインイラスト

 

まず一番最初に取り掛かったのは、リングデザインを理解する事。イラストから形に具現化する事です。
一般的には恐らくキャスト(鋳造)に使うワックスを使うと思います。ただ、複雑な曲線や交差部分をワックスを削った際に割れてしまう事が多々あります。また、お客様に確認して頂く際に恐らく指にはめる事となりますが、このデザインから考えるとこの時も割れる可能性があります。
そこで、今回は真鍮の針金で曲線と交差部分のモデルを作り、その次にプラチナで形を作る途中で確認をして頂くという二段階の確認方法をとりました。

真鍮線でリングデザイン確認

 

プラチナでお作りした際には太さの確認もして頂き、外したメレダイヤを何処にどう配置するのかもこの時に決めて頂きました。合わせて、アレキサンドライトの位置と角度も確認して頂きました。

前後しますが、このリングから石を外して使います。小さいメレダイヤは他にお持ち頂いたリングから外して使います。

アレキサンドライトとメレダイヤを外して再利用

 

形が出来上がりました。
メレダイヤは彫留めにしますので、彫留めの職人へ石留めの依頼をします。
メレダイヤの石留めから戻ってきましたら、最後にアレキサンドライトと大きめのメレダイヤの石留めをします。

アレキサンドライトの石留め

 

石留めをした爪を削り、最後に仕上げ磨きをすれば完成になります。
確認作業に何度か起こし頂く必要がありましたが、お客様のイラストからご希望通りの品物をお作りする事が出来ました。この世に1点だけの品物です。
ご依頼を有難うございました。

Pt900アレキサンドライト/ダイヤリング

 

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リングリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
Pt900製のエメラルドリングです。ご婚約の際に旦那様からプレゼントされた物だそうです。

Pt900ダイヤ取巻エメラルドリング

 

デザインが取巻きという事もあり、殆ど出番が無いんだそうです。
そこで、スッキリしたデザインへリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
エメラルドは現在の縦から横方向へ、周囲のメレダイヤはラウンドのみリング腕部分に爪留めに使います。リングサイズは8号です。(テーパーダイヤは、今回使用しません)

まず、エメラルドを外してこの爪枠を作ります。それと同時にリング部分も製作。

Pt900エメラルドリング リング枠製作中

 

リング全体が出来上がりました。
始めにメレダイヤを留めていきます。留め方は爪留めで共爪(共用爪)です。

Pt900エメラルドリング メレダイヤ石留め

 

最後にエメラルドを石留め。
エメラルドはガラスと同じ位の硬さしかありませんので、留める際は細心の注意をはらって・・・。
爪先を磨き、全体を最後に仕上げ磨きをすれば完成です。
ご依頼を有難うございました。

Pt900エメラルド/ダイヤリング

 

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リングリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
2本のリング、1本はPt900とK18YGのコンビネーション、もう1本はPt900です。

デザインを崩さずにリングリフォーム

 

まずは1点め、PtとK18のコンビリング。
センターダイヤは爪留めなので、コレを引っかからないフクリン留めへのご希望です。また、もう1本からメレダイヤを外してリング腕部分に彫留めをします。
センターダイヤを外し、6本爪部分をカット。フクリン枠を作ってロウ付けします。メレダイヤの彫留めは他の専門の職人さんに任せます。
彫留めが出来上がってきたら、センターダイヤを留めます。

Pt900/K18YGリングのダイヤ爪交換

 

フクリン枠の爪を仕上げ、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。

Pt900/K18YGリングリフォーム

 

もう1点です。
このリングからメレダイヤを外して先のリングへ彫留めに使いました。
外した枠をカットして、この部分を地金に置き換えてファッションリングを作ります。

Pt900ダイヤリング リング枠改造

 

まず、一旦全てのダイヤを外します。そして、コンビリングに使ったメレ部分をカットします。このカットした部分にPt地金を嵌め込んでロウ付けをします。ロウ付けの際には、正確に形を合わせてからからが基本。後から削って合わせようとしてもなかなか合いません。

Pt900ダイヤリング リング枠改造

 

左右両方共にパーツのロウ付けが終わったら、全体を一旦仕上げをしてから中央の4つのダイヤを石留めします。

Pt900ダイヤリング リング枠改造

 

最後に爪を磨いて完成です。
ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤリング リング枠改造

 

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ブレスレットのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
2本のブレスレット、素材はK18YGとK18WGです。

 

ただ、ホワイトゴールドの方はダイヤが1ピース脱落しています。よく見ると爪が摩耗しています。この摩耗で石が落ちたようですが、他の爪も摩耗が進んでいる箇所があります。

K18WGブレスレット ダイヤ脱落

 

爪を直して再利用するか、それとも作り替えるか・・・。
色々とお話させて頂き、デザインはこのままで素材をK20PG(ピンクゴールド)に替えてリフォームする事となりました。当店のピンクゴールド素材はアフターサービスが出来るようにK18ではなくK20です。K18の場合は素材が硬く、アフターサービスの際に熱を加えるとヒビが入りバラバラになってしまうので、K20を採用しています。

まず、爪を作ります。このままカットしてゴム型でコピーしても良かったのですが、摩耗が進んでいる物が多かったので、新しく型を作ってそれをゴムで型を取ります。
ワックスでコマを取り、石膏に埋没してキャストでコマを量産します。

キャストをしたら、コマを繋がてブレスレット形状へ作っていきます。
この時に爪のコマとコマを繋ぐ板状パーツ(断面は楕円です)で長さを調節します。この長さ調節が決まらないと次のロウ付けに進めません・・・ココが一番時間が掛かりました。ロウ付けは一度に全部ロウ付けするのではなく、数コマをロウ付けして長さを測定、それをまた繋げていくという作業です。

K20PGブレスレット ダイヤ爪コマ作り

 

コマを繋げたブレスレットは、仕上げ磨きをした後に石を留めていきます。
最終磨きをしたら完成です。

K20PGブレスレット

 

2本作り、1本はご自身用、ダイヤ1個分短いもう1本は結婚をされる娘さん用との事でした。
ご依頼を有難うございました。

K20PGブレスレット

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お手持ちのリングはデザインが施された立爪タイプのリング、素材はプラチナ製です。

立爪リングから普段使いのリングへ

 

ご依頼内容は、普段使いが出来る引っ掛かりの無いリングへのリフォームがご希望です。そこで、月甲状のリングの中にダイヤが埋め込まれたデザインをお勧めしました。素材はPt900。

 

まず、ダイヤを外し、直径を計測。ダイヤは0.15ct程です。
それに沿ってプラチナの塊をローラーで棒状に伸ばしていきます。中央部分が太くリング下部は細い形状なので、ローラーで予め先だけ細めに伸ばしておきます。

プラチナ材をローラーで伸ばす

 

月甲状に伸ばして整形します。鉄材に型が彫られた溝盤と呼ぶ整形板があるので(幅厚み別に溝盤は当店で作ってます)それに叩き込んで形状を作ります。

プラチナ材を溝盤に叩き込む

 

溝盤で整形したのが、この材料。
これをリング状に丸めてロウ付け。全体を整形して中央部分にダイヤの穴を開けます。

溝盤で整形したプラチナ材

 

ダイヤの石留めをします。穴の縁をタガネで叩いて石を留めます。

ダイヤの石留め


石留めをしたら最終仕上げをして完成になります。
ご依頼を有難うございました。

月甲ダイヤ埋込みリング

 

 

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