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サファイアが入った一文字リングをお持ちになり、この石を使って蛇(スネーク)をモチーフにしたリングを作って欲しいとのご依頼を頂きました。
20年程前まではこうした動植物をモチーフにしたデザインが多かったのですが、最近は少なくなりましたね。

Pt900サファイア一文字リングから蛇リングへリメイク

 

お客様からはイメージに近いリング画像を送って頂きましたが、口にルースが入ったリングデザインです。画像ではラウンド(丸)の石が入っていましたので、コレをオーバルカットにした形で作業を進めます。

まず、一文字リングから石を全て外し、3ピースあるサファイアの中から一番高いが低い物を選びます。ラウンドカット以外の石や色石の場合は、見た目が同じでも高さが違う事が結構あります。モチーフが一番大事ですがご予算もあるので、石の高さが高くなると地金量も増えますし、リング高が高くなり過ぎてイメージから離れてしまう事もあります。

蛇のモチーフにし、外した石を口に配置して、ワックス樹脂を削って形を作ります。
目には一文字リングに入っていたメレダイヤを1ピース使います。

Pt900サファイア一文字リングから蛇リングへリメイク

 

お客様にワックス型を確認して頂き、作業を進めます。
お客様に型を確認して頂いた後に、鱗を刻み、サファイアを留める爪も足します。蛇の口の中にある牙を爪の代わりに使います。

素材はPt900、手作りでは時間がかかり過ぎるので、今回はこのワックス型を使ってキャスト(鋳造)で作ります。

Pt900サファイア一文字リングから蛇リングへリメイク

 

キャストが出来たら、整形しつつサファイアの入る周辺も微調整します。キャスト後は、ワックス型より僅かに縮むのでこの微調整が必要です。

全体を磨き、石留めに入ります。
まずは、目のメレダイヤを留め、次にサファイアを留めます。
石留めが出来たら全体を磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900サファイア一文字リングから蛇リングへリメイク

 

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Pt900素材のリングリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
中石は綺麗なオーバルサファイア、リング部分にはメレダイヤが彫留めされています。
このリングの石を使って、土台となるリング部分をメレダイヤの取巻きデザインに作り替えて行きます。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

まずは、サファイアの石枠を作ります。
爪は4本爪。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

次に周囲に入るメレダイヤの取巻き部分を作ります。
作り方は色々ありますが、今回は厚板を切り抜いて整形して作って行きます。厚板は、切り抜いた後に叩きだして少し膨らみを付けてから整形します。こうする事でメレダイヤの配置が平らでは無く、少しだけ外側に角度を付ける事が出来ます。
取り巻き部分が出来たら中石の枠と合体させて、ロウ付け。ちなみに、中石の枠と取り巻き部分の輪との間は、少し隙間があるデザインです。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

リングの腕となる部分は上下二股に分かれるデザインにして、取り巻き部分の直下と、中石の爪枠の下に設置した輪に接合する形状にします。
こうする事で、強度を保つようにします。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

リングが出来たら一度鏡面に磨きます。
そして、メレダイヤの方から石留め。
取り巻き部分の張り出しが大きいので、モデリング粘土で周囲を固定してグラつかないようにしてしっかりと石留めをします。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

メレダイヤの石留めが出来たら、メレダイヤの周囲を磨きます。
そして、中石のサファイアを石留め。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

石留めが出来たら最後にサファイアの爪を仕上げ、全体を磨きなおして完成になります。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

 

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サファイアリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
元のリングは、サファイアの周りにバゲットカットダイヤとメレダイヤを取り巻きにしたデザインのリングです。
このデザインから、サファイアとバゲットカットダイヤの部分だけを抜くようなスッキリとしたデザインにして欲しいとのご希望です。

Pt900サファイア/ダイヤリング ビフォー

 

まずは、全ての石を外します。
そこから使うのは、センターのサファイアとバゲットカットダイヤ。
始めに、この石の台座を作ります。素材はPt900。

サファイアとダイヤの枠作り

 

石枠が出来たら、リング部分を作ります。
リング断面は上面が僅かにカーブがある程度なので、見た目はほぼ平打ちです。
ちなみに、リングの高さは低めに作りますが、低過ぎると逆に恰好が悪くなるのでバランスを見つつ決めて行きます。

サファイアとダイヤの石枠とリングをドッキング

 

リングが出来たら全体を磨き、ダイヤ、サファイアの順で石留めします。

ダイヤとサファイアの石留め

 

最後に全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900サファイア/ダイヤリング アフター

 

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サファイアリングを2本お持ち頂いて、プラチナリングとペンダントへのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
奥様へのプレゼントだそうです。


元の品物は一方がプラチナ、もう一方はK18YGですが、ご依頼で作る品物は両方共にPt900です。
サファイアの色は若干薄いのは、コーンフラワーっぽいかな? 共にサファイアは5.5ct程です。
プラチナの方はサファイアのみを使用して再度リングへ、イエローゴールドの方はサファイアとダイヤ両方を使ってプラチナペンダントへ作り変えます。

2本のサファイアリング

 

まずは、リングの方。
中石を外し、石枠を作ります。高さがある石なので、最終的な枠はキューレット部が出ないギリギリのサイズにします。
デザインの説明を忘れていました。デザインは、リング、ペンダント共にダイヤの取巻きデザインです。リングの方は取巻き部のダイヤは当店でご用意し、ペンダントのダイヤは再利用します。

サファイアの石枠作り

 

中石の枠の外に、ダイヤの取巻きの枠を作ります。
ダイヤの爪は、中は共爪、外はダイヤ1ピースに対して2本の爪です。
共爪の方は、先をTig溶接機で溶かして丸くしてダイヤの掛かりを良くしておきます。
(石を留める際に、爪を成形して石がシッカリと引っ掛かるようにします)

ダイヤ取巻き枠

 

取巻き枠が出来たら、リング部(腕)を作ります。
今回は、石の高さがあるので、上下二段に分かれるタイプにしました。

リング部の加工

 

取巻き枠と腕をロウ付けでドッキング。
下磨きをしたら、ダイヤ、サファイアの順で石留めをします。
ダイヤを留めたら爪を成形して磨き、サファイアも同じ要領で作業をしたら、最後に仕上げ磨きをして完成です。

ダイヤ、サファイアの順で石留め

 

リングと同じ要領で、ペンダントの方も作業をします。
こちらの方は、サファイアに傷が多くあるので、石が乗る台座部分は出来るだけピッタリと合うように削って加工をします。接触面が少ないと、石を留める時やリング装着中に石へ衝撃が加わった際に一か所に力が集中してしまい割れてしまう可能性が高くなるので、フィッティングにはより気を配ります。

サファイアペンダントの取巻き作り

 

ペンダント枠が出来たら、バチカン(チェーンが通る金具)を取り付け。
そして、石留め。

サファイアペンダントの石留め

 

ペンダントも磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900サファイア/ダイヤリング

Pt900サファイア/ダイヤペンダント

 

 

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