去年の夏頃の話からの紹介になるのですが・・・
(ご紹介してない作業内容は沢山あるんですが・・・全て載せられなくてスミマセン)

1ctのダイヤを3ピース使ったペンダント作りのご依頼を頂きました。
素材はK18YGです。ダイヤも3ピースオーダーを頂きました。

K18YG三角型ダイヤペンダント

 

枠は6本爪で、爪と爪をロウ付けで繋ぐのでは強度が足りないので、間に板状の柱を3カ所取り付けて十分な強度を保つようにしました。板の上半分は刃物のように薄く削り、正面から見た時には柱の存在は出来るだけ見えないように工夫してあります。

K18YG三角型ダイヤペンダント

 

そして、今年に入りそのお客様から新たなご依頼を頂きました。

「三角形の下にダイヤを1つ追加して菱形にして欲しい。」

K18YG三角形ダイヤペンダント

 

爪枠を1つロウ付けする作業ですので、熱量が大きくなります。この際は一旦ダイヤは全て外します。こうした作業の際は爪枠はやり易いですね。フクリン枠では爪を起こす事が出来ませんので、全て最初から作り直しになります。

ダイヤ枠は前回と同じように板状の柱をロウ付けして取り付けます。
爪を追加したら一旦磨き、ダイヤを留めていきます。

K18YG三角形ダイヤペンダントから菱形へ

 

最後に仕上げ磨きをして完成です。
ご依頼を有難うございました。

K18YG菱形ダイヤペンダント

 

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タレントの志村けんさんが亡くなりました。
ご冥福をお祈りいたします・・・。

それまでは、新型コロナウイルスって遠い存在だと感じてたんですよね。愛知県内ではスポーツジムや介護施設など何処で感染したのか追える状況であったので、そうした所へ行く事も無く、自分は大丈夫だと思ってました。
そこにこんな有名人の死が・・・。
誰もが思ってたと思います、志村さんは回復しましたとニュースが出るんだろうと・・・。

以前もこの日記で紹介しましたが、当店ではカウンターに消毒薬が置いてあります。ご来店の際はご自由にお使い下さい。

消毒薬

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お手持ちのリングはデザインが施された立爪タイプのリング、素材はプラチナ製です。

立爪リングから普段使いのリングへ

 

ご依頼内容は、普段使いが出来る引っ掛かりの無いリングへのリフォームがご希望です。そこで、月甲状のリングの中にダイヤが埋め込まれたデザインをお勧めしました。素材はPt900。

 

まず、ダイヤを外し、直径を計測。ダイヤは0.15ct程です。
それに沿ってプラチナの塊をローラーで棒状に伸ばしていきます。中央部分が太くリング下部は細い形状なので、ローラーで予め先だけ細めに伸ばしておきます。

プラチナ材をローラーで伸ばす

 

月甲状に伸ばして整形します。鉄材に型が彫られた溝盤と呼ぶ整形板があるので(幅厚み別に溝盤は当店で作ってます)それに叩き込んで形状を作ります。

プラチナ材を溝盤に叩き込む

 

溝盤で整形したのが、この材料。
これをリング状に丸めてロウ付け。全体を整形して中央部分にダイヤの穴を開けます。

溝盤で整形したプラチナ材

 

ダイヤの石留めをします。穴の縁をタガネで叩いて石を留めます。

ダイヤの石留め


石留めをしたら最終仕上げをして完成になります。
ご依頼を有難うございました。

月甲ダイヤ埋込みリング

 

 

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タイタックの修理のご依頼を頂きました。
素材はK18WG製、石は綺麗な青い石タンザナイトが留められています。

タンザナイトタイタック修理

 

以前にも他店で修理をされたそうですが、ピンは本体根本から折れています。
修理方法は他店で修理された際と同じロウ付けで修理をする事になりますが、こうした針金状の物を平面へロウ付けしても簡単に折れてしまう事が多々あります。
このような際は、出来るだけ穴を開け、その中へピンを挿し込むようにしてロウ付けをします。針金の断面積分の接触面より、穴に挿し込む事でロウ付け面積を増やして強度を上げます。但し、穴が深すぎるとピンの長さが短くなりますし、そもそも取付ける部分の厚みがそれ程厚く無いので穴を開ける際に貫通してしまいます。

ロウ付け修理は、センター石を外して低温で溶ける金ロウで修理をします。出来れば溶ける温度が高くガッチリと強度が高いロウ付けをしたいところですが、メレダイヤを彫留めされているので高温のロウ材が使えません。メレの熱に対する許容範囲を超えると石が白く変色していしますます。低温ロウ材を使い手早く作業・・・。

ロウ付け後は、ロウ付けで使って固まったフラックスを薬品で溶かし、ロウ付け部分を磨きます。その後にセンター石を石留め。爪を小さいタガネで叩いて曲げるので、叩いている最中に石が動かないようにテープで仮止めしておきます。

タンザナイトタイタック修理

 

爪を磨き、最終仕上げをしたら、ロジウムメッキ処理をします。
これで完成。
ご依頼を有難うございました。

タンザナイトタイタック修理

 

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新型コロナウイルスの影響で、全国の小中高校は今週から早い春休みに入ってしまいましたね・・・。子供達は休みが多くなって嬉しいようですが(我が家だけ?)、親は大変ですよ。
それに伴い、全国で自粛ムードが高まっていて、不要な要件で外へ出歩かないようにとも言われちゃってます。

こんな事からなのか、市内にお住まいのお客様でも先月中頃から当店でも宅配を使われるお客様が増えたように感じます。
直接お越し頂きます他、宅配での受取り、発送も承っています。
詳しくはお問合せ下さい。

ただ・・・
宅配業者さん達にはご苦労を掛けてしまいますが・・・。

 

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ピアスを作って欲しいとご依頼を頂きました。
今回の品物は、元はファッションリングだった物です。別の品物のオーダーの際に地金を下取りされた残りのリングです。

リングの残りからピアスへ

 

中央の十字架のようなデザイン部分を残して、この裏側にポストを付けてピアスへ改造して行きます。

可愛らしいピアスになりました。
ご依頼を有難うございました。

リングの残りからピアスへ

 

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二週に渡りコイン枠のご紹介をしましたので、もういっちょコイン枠を続けてみようと思います。

ご依頼頂きましたのはドイツ帝国時代の10マルクコイン。
直径は20mm弱になります。(←追記)

10マルクコイン

 

ご希望の素材はPt900での枠です。
今回はダイヤなどで言うところのフクリン留めの枠です。板状の外枠を外から潰して留める方法です。この場合もお客様で取り付けや取り外しが出来ず、また他のネジ式などと違って外した後に再度留めなおす事が出来なくなります。(コインを外す際はコイン枠を壊す事になります)

10マルクコイン枠

 

枠とバチカンをロウ付けで取り付けたら仕上げ磨きをしてコインを嵌め込んで爪を倒して固定します。最終仕上げをすれば完成です。

10マルクコイン枠

 

今回は鷲のような紋章が表、人物の方が裏側のご希望になります。

10マルクコイン枠

 

3回に渡ってコイン枠をご紹介しましたが、それぞれコインの固定方法が違います。ご希望に沿ってお作りをしますので、まずはお問合せ下さい。

ご依頼を有難うございました。

 

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先週はマン島コインのコイン枠のご紹介をしましたが、今週も続けてコイン枠のご紹介をします。

今回は、平成天皇在位10万円金貨のコイン枠です。
この金貨も先週のマン島コインと同じく33mmと大きいコインです。

平成天皇在位10万円金貨

 

今回もお客様のご希望のデザインがあるので、それに沿ってお作りをします。
素材はK18WGです。

製作途中の画像は・・・スミマセン、探したのですが撮って無かったようです・・・。
今回は裏側から4つの爪で固定するタイプになります。ただ、マン島の時と同じように、規則的な半円が連続するデザインになるので、手作業で削り出すにはかなり大変になります。
そこで、この品物は「CNCフライス」と言うパソコンで制御する機械を使ってワックスを削り、それをキャスト(鋳造)する事で形を作りました。CNCフライスはその図面の通りにエンドミルやカッターが動く機械になります。(マン島コインの時は光造形式3Dプリンターを使っています)

まずは、パソコン上で図面を描きます。板状のワックスをCNCフライスにセットし、カッターで図面通りに削っていきます。段のあるデザインですので、外枠だけ削り、段のある部分は機械から外した後で手作業で削っていきます。

そして、ワックスをキャスト。
話が前後しますが、CNCフライスでワックスを削る前にコインが入る中枠を作っておきます。これに合わせて外のデザイン部を作ります。
キャストが出来たら、中枠とのすり合わせをしてから、外デザイン部とバチカンをロウ付け。
仕上げ磨きをし、ホワイトゴールドですのでロジウムメッキをします。
最後にコインを留めれば完成になります。

K18WG製平成天皇在位10万円金貨枠

 

裏側はこのような形になります。
ご依頼を有難うございました。

K18WG製平成天皇在位10万円金貨枠

 

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コイン枠のご依頼を頂きました。
素材はK18YG、コインはマン島1oz金貨です。直径が約33mmと大きいコインです。

マン島1oz金貨

 

まず、コインを取り出します。プラスチックのケースに入っているのですが、こじ開けようとしましたが・・・やはりビクともしません・・・。
仕方なく、ノコギリで四隅をカット・・・中のコインに傷を付けないように、慎重に慎重に・・・。

マン島1oz金貨

 

コインを取り出したら採寸をしますが、その前に傷が付かないように両面をテープで養生します。

マン島1oz金貨、テープで養生

 

今回のご依頼は表裏が無いリバーシブルタイプのコイン枠になります。お客様からのご希望のデザインがありますのでそれに沿って進めますが、外のデザインが施してある枠の中にコインが入る中枠を作って両面から挟み込む形状になります。
コインは直径と厚みを測ったら中枠を作ります。真鍮の丸棒を削り出してコインと同サイズの型を作り、本物のコインは一旦保管。中枠が出来たところでコインを一度はめ込みます。次にコインが登場するのは枠が全て完成する時になります。それまで保管。

さて、問題の外枠です。
デザインがかなり複雑で、かつ頂点が8角ある形状なので正確に作らないと見た目が悪くなってしまいます。しかも、リバーシブルなので表裏で正確に合わさっていなければなりません。
そこで、今回登場するのは・・・3Dプリンター!
以前から3Dの勉強はしていてたまに小さなパーツは作っていましたが、本体そのものを作るのは初めての取り組みとなります。3D CADで図面を作り、プリント。それを型にしてキャスト(鋳造)で作りました。
外枠、中枠、バチカンとそれぞれパーツを作って、ロウ付けをして組み立てていきます。(簡単そうに書いていますが、型は縮むので何度か作り直しています)

マン島1oz金貨枠、途中経過

 

仕上げ磨きをして完成になります。
今回は爪での取付けは避けたいとの事でしたので、中枠を金属用接着剤で留める方法にしました。

マン島1oz金貨枠、完成

 

中枠、外枠、共にかなりキッチリ作ってありますので、簡単には外れないです。中枠を接着して完成になります。
ご依頼を有難うございました。
(後日・・・バチカンが小さかったようで、バチカンのみ大きい物に交換しました・・・)

マン島1oz金貨枠、完成

 

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去年末から猛威を振るい始めた新型コロナウイルスは、毎日ニュースになる程になってしまいましたね・・・。
当店近くのドラッグストアでもマスクは完売状態です。

マスクよりも手洗いやうがいが一番効果的だと報道されてます。
毎年この時期になると、当店ではインフルエンザの対策として店頭に消毒薬を置いてあります。
新型コロナウイルスにも効果的だそうなので、ご来店の際はご自由にお使い下さい。

消毒薬

 

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2011年12月にこの日記上でご紹介したニトロペンダント(ピルケースペンダント)が当店へ戻って来ました。

伊藤貴金属オリジナルピルケースペンダント

今回は太いネックレスを通す為にバチカン部分を大きく交換するご依頼を頂きました。寸法をご指定頂きましたので、それに沿ってバチカンを作って交換します。

伊藤貴金属オリジナルピルケースペンダント

送られてきた品物は細かい傷はありますが、当初気になっていたレーザー彫刻の文字も消えずにとても状態が良く使われています。プラチナへのレーザー印字は深く印字が出来ないので、リング外側など摩耗が多い物の場合では消えてしまう事もあります。パッキンもチェックしましたがまだ劣化はしていなかったので、全体を軽く磨いてお返しをしました。
こうして作った品物がお客様の手に渡り、大切に使われているのを見ると感慨深いですね・・・。この品物はジュエリーではありますが薬入れとしての実用品でもあるので、また頑張って来いと送り出す気持ちになりました。

ご依頼を有難うございました。

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プラチナ製のデザインネックレスのメレダイヤを使って、K18YGのステーションネックレスへのリメイクのご依頼を頂きました。

まずは、メレダイヤを外します。メレダイヤは0.03ctが7ピースです。

デザインネックレスからステーションネックレスへのリメイク

 

外したメレに合わせてフクリン枠を作ります。
今回は個数も7ピースありましたので、旋盤と呼ぶ機械を使います。旋盤は丸棒などを削る際に使う工作機械です。
地金をローラーで伸ばしたあとに四つ角を叩いてザッと丸棒状にします。その丸棒を旋盤で削って円柱状へ。円柱の中央に穴を開けてダイヤが入るところを作って切り離せばフクリン枠になります。メレダイヤが小さめなので、枠の外周を厚めに削ります。(画像を撮り忘れました・・・スミマセン)

このフクリン枠に丸環をロウ付け。この丸環にネックレスを通して丸環をロウ付けで閉じてステーションネックレスにします。

デザインネックレスからステーションネックレスへのリメイク

 

フクリン枠を磨いたらメレダイヤを石留めします。
実はこの石留めが結構面倒なのです。品物が大きい場合には固定する樹脂粘土にシッカリと固定出来るのですが、品物が小さいので石留めをしている内に外れてしまうのです。石留めの途中で粘土を柔らかくして再度固定し直しながら石留めをします。

フクリン枠にメレダイヤを石留め

 

石留めの際にタガネで周囲を叩きますので、その叩いた痕を削り、仕上げ磨きをしたら完成になります。今回のご依頼は全長80cmとかなり長いご希望です。
ネックレスは小判タイプ。

デザインネックレスからステーションネックレスへのリメイク

 

中央部分だけ画像を撮ってみました。
ご依頼を有難うございました。

デザインネックレスからステーションネックレスへのリメイク

 

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K18WG製の時計ベルトの修理のご依頼を頂きました。
修理箇所は、ベルトの金具部分。中折れ金具が無くなってしまっています。

K18WG製時計ベルト金具修理

まず、一番始めに時計のケースのガラスを外します。ロウ付けで熱を加える作業がありますので、破損の可能性のあるガラスを外しておきます。
そして、外枠を作ります。元の金具の装飾が判りませんが、反対側のデザインから網のように刻みを付けました。
そして、板にパイプを付けて蝶番部分を作ります。構造はネックレスやブレスレットの中折れ金具と同じです。蝶番がある板状。

K18WG製時計ベルト金具修理

金具が出来上がったら外枠をベルトに固定。ベルトとの接合部分には予めパイプをロウ付けしておき、そこに外枠を嵌めて芯となる針金を挿して両端をカシメて留めます。
その後、仕上げをしてからプラチナメッキ(ロジウムメッキ仕様)をして完成になります。

K18WG製時計ベルト金具修理

金具の中には仕切り板を一枚設けて、長さ調整が二段階出来るようにしました。

K18WG製時計ベルト金具修理

中折れ金具表面処理は、ヘアー仕上げです。
ご依頼を有難うございました。

K18WG製時計ベルト金具修理

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我が家はお盆と正月に妻の実家の新潟へ帰省しています。
正月休みはこの帰省に合わせて1泊でスキーをして実家へ移動します。
(妻はスキーは卒業したというので、毎年スキー場近くの駅で降ろして電車移動して貰っているんですけど・・・)

いつも妙高杉ノ原スキー場で滑ります。杉ノ原はゴンドラで上がると麓まで4km程(山頂から一番下までは最長8.5kmのロングコース)と長距離を滑る事が出来る数少ないスキー場です。斜面も最大38度なんて斜面もありますが、それ以外ではとても気持ち良く滑る事が出来る大好きなスキー場です。

暖冬と言われていた去年ですが、蓋を開けてみると年末年始はドカ雪が降り膝上までフカフカな雪がゲレンデにありました。

2018年末の妙高

(去年の妙高杉ノ原地区の画像です)


しかし・・・今年はこれまでと様子が違い、12月に入っても一向に寒くなりません。雪が降らないかなぁ~、ヤキモキしながら待ちましたが・・・。
結局、雪は一向に降らず休み前々日にスキーは中止。(杉ノ原スキー場は元旦にオープンになりました)

帰省先の新潟も例年より暖かい日が続きました。こんなに暖かい新潟の年末は初めてです。
同じく新潟へ帰省している地元の知り合いと連絡を取って、湯沢の「かぐらスキー場」へ30日に行ってきました。ココは標高も高く12月半ばから営業をしていました。

道中、魚沼エリアの高速道路からスキー場が見えます。例年だとある程度の雪が付いているのが見えるのですが・・・雪が無く全滅。
スキー客らしい車は全てかぐら方面へ走るので・・・もしかしたら・・・。
悪い予感は的中、かぐらスキー場のみつまた駐車場は満車。年末年始でも満車になるって事は殆ど記憶がありません。
慌てて先の田代駐車場へ向かいます。駐車場には何とか入れましたが、あと30分遅れていたら入れなかったでしょう。
ただ・・・
リフト券を買うのに30分、ロープウェイでゲレンデへ上がるのに1時間程、こんなに時間が掛かったのも初めて。
それは無理ないでしょう・・・他のスキー場が雪が無く営業していない(部分営業)ので、雪のあるかぐらへお客が押し寄せていましたから・・・。
幸いにトイレは混雑してなかったですが、リフトに乗るにも、食堂で昼飯を食べるにも長蛇の列。
雪自体はさすがかぐら、全コースとまではいきませんが上質な雪があり十分楽しめました。

2019-2020正月

何とか2019-2020年シーズンのスキーは始まりましたが、今年は雪が少なく大変なシーズンになりそうです・・・。

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あけましておめでとうございます。
昨年は当店をご利用頂きまして誠に有難うございました。
本年も宜しくお願い致します。

本日1月6日から通常営業致します。

2020年正月

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2019年の営業は終了致しました。
今年一年ご利用頂きました皆様、有難うございました。

明日28日(土)から来年1月5日(日)まで休業させて頂きます。
この間、お問い合わせにはお答えが出来ません、ご了承下さい。
尚、休業期間中にメールにてお問い合わせ頂きました方には、1月6日(月)以降に順次ご返信致します。

来年は1月6日(月)より通常営業致します。
来年も宜しくお願い致します。

良いお年をお迎えください。

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今年2019年の営業日も残り7日間となりました。
オーダー、リフォーム(リメイク)は先月末で年内納期分を締め切りさせて頂きましたが、修理は年内ギリギリまで対応させて頂きます。

昨日もマリッジリングのサイズ直し、シルバーリングの修理、切れたネックレスの修理など多くのお客様にご来店頂きましたが、今週に入り少しずつ多くなっています。出来ればお早目にお越し頂けますと助かります。(汗)

ご来店をお待ちしております。

 

先日、切れの悪くなったヤスリを新品に交換しました。
5~6年前から広島の呉にある「北岡ヤスリ」さんのヤスリを使っています。

北岡ヤスリ

 

貴金属用で販売されている物を使っていますが、単目(斜めにカットされている物)のヤスリで目に詰まった地金も取れ易く、また切れも良いのが具合が良いのです。

北岡ヤスリ 貴金属切削用ヤスリ

 

このヤスリを知ったのは、ワックスを削る時に使っていたスキー用ヤスリを探していた事から始まります。このスキー用ヤスリは、スキーの滑走面を削る為のヤスリで、刃が波状で変わった形状をしています。若い頃にスキーをしていた時にこのヤスリを買いましたが、ワックスを平らに削る時にとても重宝したのです。30年程前から使っています。現在はジュエリー加工用としても同じような物が売られていますね。
コンケストというスキーワックスメーカーの物ですが、同じような物を探していたところ、北岡ヤスリさんのサイトを見つけました。そこにスキーヤスリの他に貴金属加工用もあったのです。

スキーヤスリをジュエリーワックスヤスリへ転用


それまで使っていた貴金属加工用のヤスリの切れが悪くなっていた事と、そのメーカーの職人が変わったのか(それとも亡くなったのか)新しい物もイマイチ切れが悪くて新しい物を探していたところでした。ジュエリー用というと「バロベ」という海外メーカーが有名ですが、やっぱり国産があればそれを使いたいですからね。今では欠かせないヤスリになりました。

 

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ペンダントからリングへのジュエリーリフォームのお問合せ頂きました。後日、ご来店頂く事となりご依頼がスタートしました。

ご来店され最初にお話頂いたのは、今回のご依頼内容が気になるようでしたらお断りして頂いても構いません・・・との事。
「?」と思いましたが、お話と品物を見てそれが何か判りました。
そのご依頼の品物は、「お骨から作ったダイヤモンド」だったのです。

このお骨から作るダイヤモンド、10数年前でしょうか、そんなダイヤが作る事が出来ると知りました。それまでは工業用ダイヤ位しか知りませんでしたから。

そのダイヤは純金のインゴットの中に埋め込みで留められ、周りをK18のフレームで囲われてペンダントに加工されていました。正直な感想ですが、そのダイヤはとても綺麗な色をしていました。ブルーの色をしていましたが、パープルも入ったようなとても魅力的な色をしていたのです。お客様のお話では、この色はお骨によって色が違い、ダイヤを作って見なければ何色になるのか判らないとの事。

遺骨ダイヤモンドのペンダント

ご来店時にお客様が気になされていたのは、お骨から作られたダイヤなので気味が悪い・・・と、思われたが最初のお話だったようです。私自身はそんな事よりダイヤに興味津々、しかもこんな魅力的な石のご依頼を頂ける事の方がずっと重要だったのです。

お話を進めてペンダントからリングへのリメイク、素材はPt900でサイズは18.5号、そして出来るだけ引っ掛かりが無いデザインがご希望との事で、まずはデザイン案をご提示する事にしました。3案デザインをご覧頂き、その中から1つを選んだ頂きました。センターダイヤはフクリン留め、リングの腕と呼ぶリング本体は月甲丸状で、そのリング上面にメレダイヤを彫留めにするデザインです。

まず、お骨のダイヤを外します。他店で作られたペンダントなのでどのような構造かのか全く判りませんが、上下に分割線がある所から外れました。

遺骨ダイヤモンドのペンダント

この品物を作った職人も色々と考えたのだと思いますが、エポキシ接着剤で留められていました。ただ、経年変化で接着剤がかなり脆くなっていたので、簡単に外れてしまいました。こちらにとっては好都合でしたが・・・。

そして石を外します。純金に埋め込まれているので、削って外すしか方法がありません。ダイヤなので簡単には傷が付きませんが、ココが一番緊張する場面でした。この石は世界に一つしかありませんから。中石を外した後は周囲のメレダイヤも同様に外します。中石のお骨のダイヤは0.7ct 台、メレダイヤは0.015ct(1ピース)です。

遺骨ダイヤモンドのペンダント 石外し

Pt900地金で中石のフクリン枠を作ります。そして、リング本体も作ります。今回はキャスト(鋳造)ではなく、地金を叩いて整形して作ります。そんな整形には溝盤と呼ぶ溝を掘った鉄材に叩き込んで地金を整形して作ります。

溝盤で作るプラチナリング

叩いて整形した地金を丸くしてロウ付け。そしてフクリン枠の部分をカットしてロウ付け。これでリング自体がほぼ出来上がります。

プラチナリングとフクリン枠

一旦仕上げ磨きをした後にメレダイヤの配置を決めます。この時、ダイヤを逆さまにしてワセリンでリングに貼り付けて位置と数を決定します。お預かりしたペンダントのメレの数より多くなりますが、事前にお客様から足しても良いとご希望を頂いていましたので、バランスを見て数を増やしました。

プラチナリング メレダイヤの配置

彫留めの職人へ石留めを依頼。戻ってきたらフクリン留めの中石を留めます。お骨のダイヤはフクリン枠を作る時に枠に合わせてありますが、枠の厚みが厚過ぎると綺麗に爪が倒れません。またタガネで叩いて枠を倒して行くので、石にも負担が掛かります。石に負担が掛からないようにしていますが、いつもこの工程は緊張します・・・。

プラチナリング メレ石留め

最後に仕上げ磨きをしたら完成になります。
今回は貴重な体験が出来ました。
ご依頼を有難うございました。

お骨ダイヤを使ったリング

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年内納期のジュエリーオーダー、ジュエリーリフォームに関しまして、先週金曜日11月29日にて締め切りをさせて頂きました。
本日以降にご依頼を頂きました品物のお渡しは、来年となります。
また、クロムハーツ等のクリップのバネ交換、IWCポルシェデザイン時計のベルトバックルのロー付け修理も、本日以降のご依頼は年内のお渡しは出来ません。

リングのサイズ直し、ネックレス等のチェーン切れの他、修理等は年内ギリギリまで対応致します。尚、品物の形状や構造、パーツ取り寄せなど、これらの要因で修理の場合でも年内のお渡しが出来ない場合もございます。

宜しくお願い致します。

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FAXは 052-532-0228
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シルバーリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
サイズが大きいので3号程小さくとのご希望です。

ところが、この品物の場合にはロウ付けが出来ません。
シルバーリングはリングに石などが入っている場合には石を外す必要があります。その理由ですが、シルバーの場合は品物全体が温まらないとロウ材がカットした面に流れてくれないからなのです。

今回の品物は、ショパール風のリングにガラスがはめ込まれている物で、そのガラスは外す事が出来ません。
サイズが大きいのでこのままでは使えず、どうにかしてサイズを小さくして欲しいとのご希望で、ある方法でサイズを小さくしてみました。

その方法ですが、リングの中に薄い板を接着する方法。苦肉の策です・・・。

ロウ付けが出来無いシルバーリングのサイズ直し

リング断面が丸い形状をしていますので、板もそれに合わせて雨樋のように板を曲げてリングに沿う形状にします。そして、板金修理用の接着剤でガッチリ固定。接着面が少し見えますが、僅かですので殆ど気になりません。

ロウ付けが出来無いシルバーリングのサイズ直し

今回はサイズが3号小さくでしたのでこの方法がとれましたが、これが2号以下だと中に差し込む板が薄くなりすぎて出来ません。
逆に5号以上だと板が厚過ぎて嵌め心地が悪くなるので、出来る場合と出来ない場合がありますね・・・。

ご依頼を有難うございました。

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今年の6月に当日記(ブログ)内で

「実は難しい指輪のサイズ」

というログを掲載しました。

今回はこの第二段のお話をご紹介します。

先日の事です。
リングが変形をしてしまわれたお客様のご依頼を頂きました。
そのリングサイズは3号。
変形修理は無事に済んでお渡しも出来たのですが・・・。

そのご依頼の際に、サイズを測って頂こうと当店のリングゲージをお渡しして測って頂きました。その際、5号でもキツかったのです。

今回の事例は、恐らくリング内側の形状にあるものと思われます。
その形状なのですが、下の画像をご覧下さい。

リングと指の接触面

矢印側がリングの内側(指側)、反対側は表になります。
内側が平らな物、角を斜めや丸くカットされている面取りタイプの物、甲丸状に丸く削られている内甲丸タイプの物、多くはこの3タイプに分けられます。
矢印方向に指が当たるのですが、接触する面積が違います。一番狭いのは内甲丸で面と言うよりは線で接触するようなイメージになります。
この為に、指に当たる抵抗が変わり、同サイズでもキツかったり緩かったりするのです。
また、リングの幅でも指に接触する面積が変わるので、幅が5mmを超えるリングの場合はサイズが1号程アップになる場合が多くあります。

そしてリングの形状、上から見た時にU字やS字などカーブをしているリングの場合は少しずつズレながら引っかかるので、直線の品物より抵抗が少なくなりすんなり入ってしまう場合があります。(多くの場合で引っかかるのは指に節になります)

リング形状による抵抗

このようにリング形状や幅でもサイズが変わってしまいます。
結論としてどこかのサイズで妥協をして頂く事になります。

実はリングサイズを合わせるのは大変難しいのです・・・というお話でした。

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シルバー製のジッポーライターケースの修理のご依頼を頂きました。
蓋を締めた際にケースに隙間が空くのを修正して欲しいとのご希望です。

シルバー製ジッポーライターケースの修理

 

現状でコレ位の隙間が空いています。

シルバー製ジッポーライターケースの修理

 

まず、蝶番部分を外してみます。蝶番部分の修正をすれば隙間は埋まると思ったのですが・・・
アレレ・・・?ケースが斜めってる・・・。

シルバー製ジッポーライターケースの修理 ケースの歪み

 

反対側は、ちゃんと真っ直ぐなのに・・・。

シルバー製ジッポーライターケースの修理

 

これは困りました・・・。よく観察してみると、ケース全体が微妙に歪んでいるのです。ケースの中にサイズを合わせて削った木材を入れて修正をしてみましたが、完全に歪みは取れません。作られた時に歪んだまま組み上げたのが原因かと思われます。
お客様にこの事をお伝えして、完全に修正が出来ない可能性もあると連絡を入れて作業を再開。

ケースを少し削っては噛み合わせを見て、再度削っては様子を見る・・・。コレを繰り返してここまで修正をしました。前面にモチーフプレートがロウ付けされているのですが、片方を削り過ぎるとプレートが斜めに取り付けられているように見えてしまうので、ケースの傾きは完全に治せませんでしたがここでキリを付けました。

シルバー製ジッポーライターケースの修理 歪み修正

 

蝶番のパイプを取付ける作業に移ります。テープで上下を固定してパイプの溝を削っていきます。今回はケース横幅いっぱいまで蝶番部分を広げ、三分割タイプにします。

シルバー製ジッポーライターケースの修理

 

そして、蝶番のパイプをロウ付け。

シルバー製ジッポーライターケースの修理 蝶番パイプのロウ付け

 

全体を磨き、黒染めをした後に蝶番パイプの中に芯を通してカシメて出来上がりになります。

シルバー製ジッポーライターケースの修理

 

歪みが判った時には焦りましたが、噛み合わせは直せました。
ご依頼を有難うございました。

シルバー製ジッポーライターケースの修理

 

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年内納期のジュエリーオーダー、ジュエリーリフォームに関しまして、今月11月29日(金)にて締め切りをさせて頂きます。
以降にご依頼を頂きました品物のお渡しは、来年となります。
また、クロムハーツ等のクリップのバネ交換、IWCポルシェデザイン時計のベルトバックルのロー付け修理も、同じ日程にて締め切りをさせて頂きます。

リングのサイズ直し、ネックレス等のチェーン切れなどの修理は、年内ギリギリまで対応致します。

尚、品物の形状や構造、パーツ取り寄せなど、これらの要因で修理の場合でも年内のお渡しが出来ない場合もございます。

宜しくお願い致します。

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薬入れの修理のご依頼を頂きました。

三段重ねになっている薬入れですが、落としてしまい気づいた時には車に踏まれたようでペシャンコに・・・。大変気に入っている品物なので、何とか修理をして欲しいとご依頼を頂きました。

車に踏まれた薬入れの修理

 

本体もペシャンコですが、飾りのヒョウタンもダメージが・・・。本体も修理が大変ですが、こちらは丸みを再現しなければいけないので、完全修復は難しいですね・・・。

車に踏まれた薬入れの修理

 

まず、紐を全て外します。そして、ロウ付けがされている箇所があるので、一度金属の成分分析をします。すると、銀だと思っていた素材は「洋白」という素材でした。明治頃でしょうか、良く使われた素材だと聞いています。特性としては銀と大きくは変わりませんので、銀ロウでロウ付けをして修理が出来ます。

車に踏まれた薬入れの修理

 

一度バーナーの熱を加えて地金を柔らかくし、内部に当て金を挿し込んで外からプラスチックハンマーで慎重に叩いて膨らみを出していきます。
ヒョウタンは、先端が丸い「ヤボウズ」と言う道具で丸みを叩きだして整形をし、割れた所はロウ付けをして修理をします。

こうして、何とか使用には耐えられる程度まで修復が出来ました。残念ながら完璧な姿には戻りませんでしたが・・・。幸いだったのが、地金の表面に傷が少なくて模様彫りは綺麗だった事ですね。

車に踏まれた薬入れの修理

 

重ね合わせも大丈夫です。
ご依頼を有難うございました。

車に踏まれた薬入れの修理

 

 

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ペンダントのご依頼を頂きました。

形は500円玉の大きさの家紋のペンダント。
素材はPt900です。
ご依頼の家紋ですが「丸二剣方喰」と言う家紋です。
このペンダントは、所謂3Dプリンターでワックスをカットして作ります。

3Dプリンターには何種類もあって、当店で使っているのはCNCフライスと言うモデルになります。(3Dプリンターの一種と記載しましたが、実際には卓上工作機械という方が正しいです。ゼロから樹脂等を固めて造形する物を3Dプリンター、塊を削って造形する物をCNCフライスと言います)

このCNC、導入してから随分になります。パソコンで描いた図面通りにカッターが動いてワックスを削っていく機械ですが、このパソコンのOSがWindows98SEなんです。このOSから古さが判りますよね・・・。(最新型でもカット出来る物は大して変わりません)

まず、パソコンのCADアプリで図面を描きます。そして、キャスト用ワックスをセットしてカット。(キャスト前に画像を撮り忘れました・・・)
それをキャスト(鋳造)するとほぼ形は出来上がり。

CNCフライスで作る家紋のペンダント

 

キャスト後は整形をしつつ、キャスト時に若干出てしまった傷を修正。
ペンダント環をロウ付けし、溝の部分に荒らしタガネで艶消し処理をしたら出来上がりです。

CNCフライスで作る家紋のペンダント

 

これまでに家紋も幾つか作りましたし、ゴルフのパッティング時に使うゴルフマーカーも作りました。当店で使っているCNCフライスは平面の物しか出来ませんが、リングやペンダントなどのパーツ作りには役に立ちます。
手作り、ワックスでのキャストの他、こうした3Dプリンターで作った物を組み合わせて品物を作ると工程のバリエーションが豊富になりますね。

 

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明日の即位礼正殿の儀、10月22日(火)は休業させて頂きます。

宜しくお願いします。

 

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バングルのご依頼を頂きました。
素材はK18YG。

ご依頼頂きましたデザインは、断面が甲丸(カマボコ断面)で幅2.5mm、形状は切れ目の無いまん丸というバングルです。
この場合、難しくなるのはその大きさ。

切れ目の無いバングルの場合は、形状がほぼ変えられないので大きさを誤るとズルズルで手から落ちてしまうか、逆に嵌められなくなります。
ご来店頂けるお客様でしたので、ステンレス製の針金を曲げてその場でフィッティングさせて頂きました。
最初にメジャーで手首の一番太い部分の寸法を測ってステンレス針金をカットしたのですが、それでも大きい過ぎて何度もカットする事に・・・。

この針金を見本に、K18YGでバングルを作ります。

切れ目の無いバングル フィッティング

 

合わせ目をロウ付けし、磨いたら完成になります。
フィッティングをして作りましたが、お客様にお渡しをして嵌めて頂くまでドキドキでした。
ご依頼を有難うございました。

K18YG切れ目の無いバングル

 

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台風19号、土曜日に関東地方を中心に甚大な被害が出ました。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
また、少しでも早くいつもの生活に戻れる事をお祈り致します・・・。

当店のある名古屋は、少し風雨が強い程度の天候でした。
数日前から記録的な台風がやって来ると報道されていたので、朝の作業前や昼休み時間に屋上やベランダの方付けをしていました。
去年関西に被害をもたらした21号台風の際は、強い風の影響で当店の作業場のガラスが割れる被害がありましたので、今回の台風接近にはかなりビクビクしていました。
進路から外れた事で当店は全く被害がありませんでしたが、ニュース映像を見ると被害の大きさと広さに驚きます。

去年、今年と大きな台風が上陸しましたが、今後も同じような台風が来ない事を願うばかりです・・・。

 

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プラチナ製の立爪リングからペンダントネックレスへのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
ダイヤは0.7ct台です。

立爪リングからペンダントネックレスへ

お問い合わせはメールフォームから頂きましたので、途中まではメールでの打ち合わせです。ご希望を伺い、それに沿ってデザイン画を作成。メールに画像を添付してご覧頂きました。

ペンダントトップデザイン画

外観はご希望通りでしたが、サイド面が決めかねていらっしゃいました。ご来店時に詳細な打ち合わせをさせて頂いて、最終的には1番の丸穴をお選び頂きました。

今回は全て手作りになります。プラチナ(Pt900)の板を曲げてロー付けをして爪と本体を作ります。

Pt900ペンダントトップ製作過程

形が出来上がったら、周囲のメレダイヤを留める為に一旦彫留めの職人へ石留めを依頼します。
石留めが出来上がってきたら、センターダイヤを留めます。今回はフクリン留めにした後にミル打ちの仕様になります。

Pt900ペンダントトップ製作過程

最後に仕上げ磨きをして、チェーンを通したら完成になります。

Pt900ペンダントトップ完成

今回ご依頼のお客様、ご来店時に知る事になりましたがテレビにも出られているお客様でした。画面でも見る事が出来るでしょうか・・・。
ご依頼を有難うございました。

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10月に入りました。
今日から消費税率10パーセントがスタートします。
当店では食べられる物は販売していませんので、全て10パーセントになります。

消費税率が変わる事でお盆明けからのご依頼を沢山頂きました。
駆け込み依頼がこれで一段落になったかと思っていたのですが・・・
有難い事にオーダー、リフォーム共にご依頼を沢山頂いております。
通常ご依頼からお渡しまで1ヶ月程お時間を頂いていますが、現在は1ヶ月半程お時間を頂いています。
ご依頼の際は、お見積りの他に納期のご確認をお願いします。

こんなバタバタとしておりますので、ブログでの作業紹介も滞っていてスミマセン・・・。

 

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