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シルバー製リングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
裏側の画像を撮り忘れてしまいましたが、リング下部は既に亀裂が入っています。

シルバーリングのサイズ直しと石交換

 

以前からご紹介していますが、シルバー製の品物は石が入っているとロウ付け作業が出来ません。なので、必ず石を外す必要がありますが、石を外す事が出来ない今回のような品物の場合は基本的にサイズ直しが不可になります。
(ネットなどで購入後、サイズ直しのご依頼を持ち込まれるケースが多々ありますが、石を外す事が出来なければサイズ直しは出来ません)

サイズ直しをする場合は石を割って別の物に交換するか、それともフクリン枠をカットしてこの部分を作り直すかの二択になります。
今回は、枠を生かす方をお選びになり、石を割ってサイズ直しをした後に新しい石を留めるということになりました。

ちょっと残念な気持ちではありますが、石を割ってサイズ直しをします。(リングに入っていた石は、イミテーション石です)
サイズ直しの際にバーナーで熱を加えますが、その最中にある事に気づきます。製造時なのかそれともそれ以降なのかは不明ですが、一度ロウ付け作業をした痕がありました。
一旦作業を中止し、古いロウ付け部をカットして地金を入れ替えます。ご依頼の際にもロウ付け箇所が折れていた事もあり、ロウ付け箇所が増えるのは余り好ましくないですから・・・。

シルバーリングのサイズ直しと石交換

 

サイズ直しのあとは、石の入替えをして作業終了!
と、なる予定だったのですが・・・ここから日数が長く掛かる事になります。

話を戻すと、サイズ直しの際に石を交換する必要がありました。
サイズ直しに先行して石を探し始めたのですが、コレが無い・・・。ご予算もありますので、範囲内で探しますがあちこち取引先を当たるも、良い石が無いのです。
最終的に、当店に在庫していたシトリンをリカットする事で作業が進んでいきました。
リカットは外注となるので、見本となるワックス型を添えてお願いします。

シルバーリングのサイズ直しと石交換

 

リカットから戻ってきました。

シルバーリングのサイズ直しと石交換

 

石留めです。
石が暴れないようにマスキングテープで固定して石留めをします。

シルバーリングのサイズ直しと石交換

 

石留めをしたら爪周辺の仕上げ磨きをして完成です。
ここまで2カ月半程お待ち頂く事となりました・・・。

ご依頼を有難うございました。

シルバーリングのサイズ直しと石交換

 

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FAXは 052-532-0228
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今回はリングのサイズ直しの手順をご紹介します。
基本的な手順は同じなのですが、リングのデザインや構造によって方法が変わる場合もあります。

まず、サイズ直しをする一番最初ですが、洗浄をします。
当店でサイズ直しをする品物の7割位はご使用されたリングなので、あちこちが汚れています。
リングのサイズ直しをする際には必ずロウ付け作業が入りますので、バーナーで熱を加えてロウ材を溶かし込む必要があります。汚れは皮脂や衣類の欠片なので、焼けてしまうと超音波洗浄機では取れなくなる程になります。そこで、一番最初に行うのが洗浄です。
超音波洗浄機で簡単に取れてくれる汚れだと良いのですが・・・中には裏側にビッシリと汚れが詰まってしまい、薬品で溶かしつつ洗浄機で洗浄、これを繰り返して清掃しなければならない物もあります・・・。(汚れが酷い品物は、裏側をお見せ出来ない程です・・・)

洗浄が終わったら、リング内側の刻印を確認します。通常は刻印の無い部分でカットしますが、刻印がビッシリと入っている品物は、刻印部分でカットしなければならない品物もあります。(刻印部分でカットした際は、修理後に打ち直しをします)

また、今回のように一度サイズ直しをされた痕がある品物の場合は、その場所でカットします。適当にカットすると、ロウ付け箇所が複数出来てしまいますから。

リングサイズ直し サイズ直し痕

 

また、品位の低いロウ材が使われていたりしますと、ロウ材が変色している場合があります。この場合は、一か所でカットするのでは無く、ロウ材を取り除くように部分カットします。

サイズ直し ロウ材部分カット

 

リングをカットしたら、挟み込む地金を用意して、そこに差込み、ロウ材を追加し、バーナーで熱を加えてロウ材を隙間に流し込みます。

リングサイズ直し リングカット

 

ロウ付けが終わったら、リング内側を削り、心金(テーパー状の鉄製棒)に挿し込んで指定されたサイズに整形します。

リングサイズ直し サイズ出し

 

サイズ出しが終わったら、表、横面をヤスリで整形、サンドペーパー掛け、バフ掛け(磨き)をして完成になります。
判りにくくはなりますが、ロウ目(ロウ材を使った合わせ目)は必ず出来てしまいますので、ご理解下さい。
(画像は画像処理でコントラストを上げています。肉眼では継ぎ目は殆ど判りません。)

リングサイズ直し サイズ直し痕

ご依頼を有難うございました。

 

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リングのサイズ直しのご依頼を頂きました。

あるお店で購入されたとの事ですが、まずリング素材の刻印が打ってありません。しかも、シルバーにしては色がおかしい・・・黒っぽい色をしているんです。お客様の話では、特殊な素材を使っていると説明されたそうです。素材不明、石がフクリン留めで外せない、またリングには樹脂なのか黒と赤の着色部分があります。コレではサイズ直しは全く出来ません。
お店では、当店のようなサイズ直しが出来る工房に持ち込めば簡単にサイズ直しをやって貰えるよ。・・・と言われたそうです。話がいい加減過ぎて呆れます・・・。

切れないリングのサイズ直し

 

幸いだったのが、サイズ。現行サイズが13.5号、コレを7号へのご希望です。
以前、ここで紹介しました「カットが出来ないサイズ直し」と同じようサイズの差がある場合にはリングを作って内側へ接着する方法がとれます。今回もこの方法を使ってサイズ直しをします。(サイズ差が無い場合には、この方法は使えません)

まずは、シルバー925でリングを作ります。ギリギリにサイズを合わせて作るのですが・・・ココでトラブルが・・・。ご依頼のリング、良く見るとリング内部が真円ではなく、卵型をしているのです。リング上部に隙間が・・・。
作ったリングが真円なので、入れようと削り過ぎるとリング上部に隙間が出来てしまいます。なので、新しく入れるリングも卵型に削る必要があります。

リングの中にスリーブ

 

中に入れるスリーブリングも厚みを削って修正して、何とか入れるように出来ました。少し大き目ですが、この状態で接着。

スリーブリングを接着

 

リング外周に合わせてスリーブリングを削り、見た目を良くする(判り辛くする)為に内側への面取りを多めに削ります。最後に磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

切れないリングのサイズ直し

 

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シルバーリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
サイズが大きいので3号程小さくとのご希望です。

ところが、この品物の場合にはロウ付けが出来ません。
シルバーリングはリングに石などが入っている場合には石を外す必要があります。その理由ですが、シルバーの場合は品物全体が温まらないとロウ材がカットした面に流れてくれないからなのです。

今回の品物は、ショパール風のリングにガラスがはめ込まれている物で、そのガラスは外す事が出来ません。
サイズが大きいのでこのままでは使えず、どうにかしてサイズを小さくして欲しいとのご希望で、ある方法でサイズを小さくしてみました。

その方法ですが、リングの中に薄い板を接着する方法。苦肉の策です・・・。

ロウ付けが出来無いシルバーリングのサイズ直し

リング断面が丸い形状をしていますので、板もそれに合わせて雨樋のように板を曲げてリングに沿う形状にします。そして、板金修理用の接着剤でガッチリ固定。接着面が少し見えますが、僅かですので殆ど気になりません。

ロウ付けが出来無いシルバーリングのサイズ直し

今回はサイズが3号小さくでしたのでこの方法がとれましたが、これが2号以下だと中に差し込む板が薄くなりすぎて出来ません。
逆に5号以上だと板が厚過ぎて嵌め心地が悪くなるので、出来る場合と出来ない場合がありますね・・・。

ご依頼を有難うございました。

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今年の6月に当日記(ブログ)内で

「実は難しい指輪のサイズ」

というログを掲載しました。

今回はこの第二段のお話をご紹介します。

先日の事です。
リングが変形をしてしまわれたお客様のご依頼を頂きました。
そのリングサイズは3号。
変形修理は無事に済んでお渡しも出来たのですが・・・。

そのご依頼の際に、サイズを測って頂こうと当店のリングゲージをお渡しして測って頂きました。その際、5号でもキツかったのです。

今回の事例は、恐らくリング内側の形状にあるものと思われます。
その形状なのですが、下の画像をご覧下さい。

リングと指の接触面

矢印側がリングの内側(指側)、反対側は表になります。
内側が平らな物、角を斜めや丸くカットされている面取りタイプの物、甲丸状に丸く削られている内甲丸タイプの物、多くはこの3タイプに分けられます。
矢印方向に指が当たるのですが、接触する面積が違います。一番狭いのは内甲丸で面と言うよりは線で接触するようなイメージになります。
この為に、指に当たる抵抗が変わり、同サイズでもキツかったり緩かったりするのです。
また、リングの幅でも指に接触する面積が変わるので、幅が5mmを超えるリングの場合はサイズが1号程アップになる場合が多くあります。

そしてリングの形状、上から見た時にU字やS字などカーブをしているリングの場合は少しずつズレながら引っかかるので、直線の品物より抵抗が少なくなりすんなり入ってしまう場合があります。(多くの場合で引っかかるのは指に節になります)

リング形状による抵抗

このようにリング形状や幅でもサイズが変わってしまいます。
結論としてどこかのサイズで妥協をして頂く事になります。

実はリングサイズを合わせるのは大変難しいのです・・・というお話でした。

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以前からちょくちょくあった事なのですが・・・

同じ指輪(リング)のサイズ直しを何度も依頼される事があります。
とは言っても、このサイズ直しの件は、取引先からの依頼です。

指輪のサイズって、実はジャストフィットで合わせるのはかなり難しい事なのです。
その理由は、大きく分けると二つ。

まず一つ目は、季節のよるもの
このログを書いている6月の日本は梅雨時期です。
梅雨時期から9月頃までは高温多湿になります。人も汗をかくので、当然指もしっとりとしますよね。
それが原因で、指輪の内側が指に引っかかり易くなるのです。
その逆の季節、冬になると乾燥して、また人も汗をかかなくなるので、指通りがスムーズになって緩く感じます。

二つ目の理由は、人それぞれの個人的な理由です。
殆どの人は、一日の中でむくみがある時間帯があります。
靴を買いに行く時間は、夕方の方が良いって言われますよね。これは夕方になると足元にむくみが現れる事が多くなるので、その時間帯に合わせるのが良いと言われます。
指輪の場合も、朝方の方がむくみがある方が多くなります。夜、寝ていると全身に満遍なく血流が行きわたる事から、朝方に指がむくむ方多くなるようなのです。

この二つの理由の他にも、加齢や仕事内容(重い物を持ったりする)から指関節が太くなる事で、関節とその奥の指の直径の差が多くなる方がいらっしゃいます。この場合、関節で合わせて頂くしか方法がありません。関節が通らなければ指輪は嵌める事が出来ませんから・・・。

結局の話、季節、むくみ、関節の問題、これらの複合的な要素から、どこかのサイズで妥協して頂く他ないのが現状です。
どの指でも合う指輪が出来たら、それこそ特許ものですね。

指輪のサイズ直し

(リングサイズが判らない場合は、こうしてサンプルを作って同梱して頂くのは助かります)

当店では、ご来店頂いたお客様には、これらの事をお話して指輪サイズのフィッティングをして頂きます。
リングの幅などやリング形状などでもサイズが変わる事がありますので、お問合せ下さい。

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サイズ直しのご紹介です。
年に数回、コンビネーション素材リングのお問い合わせを頂きます。

今回のリングは、素材がPt900とK18WG。
Pt900はプラチナ素材、K18WGはホワイトゴールドです。

そのホワイトゴールドですが、当店でも2種類の素材を扱っています。
一つがニッケルが入った素材で色がベージュで、海外ブランドの品物に良く使われています。この素材の場合は、殆どが仕上げにロジウムメッキをしてプラチナと同じような色合いに仕上げられています。
もう一つがパラジウムというプラチナ属の金属が入った素材で、こちらは色がガンメタっぽい重厚感のあるシルバー色です。

今回の品物は、プラチナ色とガンメタ色。この2種類のコンビネーションリングは初めてみました。
こうした場合には、サイズ直しに使うロー材がプラチナ用が使えません。大抵の場合、ロー材の溶ける温度の方が高くなるので、ロー材が溶けるよりも本体が先に溶けてしまいますから・・・。

今回は、ホワイトゴールド用のロー材を使いました。
なので、カットした部分にこのような線が出てしまいます。
(画像は、判りやすくする為にコントラストを強くしています。)

Pt900とK18WGのコンビネーション素材リングのサイズ直し

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今回のご紹介は、シルバーリングのサイズ直し。
サイズは15号へと小さくです。(元のサイズを忘れてしまいましたが、22号位だったかと・・・)

10mm程とかなり幅があり、厚みもあります。
しかも、全周に渡りデザイン化されているのでどこかをカットしてサイズを小さくする事が出来ません。
そこで、予めリングを1本作り、そのリングを内側に差し込んでロー付けする方法をとりました。

カット出来ないリングのサイズ直し


リングを挿し込むとこんな感じ。
元リングの内側角は少し面取りがされているので、少し隙間が空いてしまいます。
この部分にロー材を流し込んでいきます。

カット出来ないリングのサイズ直し


ロー付けしました。シルバ素材は熱を加えるとこんな風に真っ白になります。

カット出来ないリングのサイズ直し


余分な部分をカットしてサイズ調整をして、一度下磨き。
部分的に黒染めをして、本磨きをすれば出来上がりです。

カット出来ないリングのサイズ直し




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たまにお問合せ頂く修理に、

リング全体に文字や模様が入ったリング

のサイズ直しがあります。

サイズ直しは勿論可能なのですが、必ず何処か一カ所をカットしなければならないのでその部分の文字や模様が途切れてしまいます。

今回ご紹介のクロムハーツのスペーサーリングの場合はサイズを大きくするご希望なのですが、カットした部分に地金を足してサイズを大きくするので、この部分は通常は空欄(鏡面仕上げ)になります。
また、カットした部分にロー材の一部が流れ込む可能性が高くなりますので、文字もカットした周囲の一部が消える可能性もあります。

ご希望があれば文字を繋げるように模様彫りはしますが、職人の手作業で模様や文字を彫り込みます。
こうしたリングは大抵の場合は最初から刻印があって、それを打ち込んで模様や文字が入れられていますので全く同じにはなりません。
あらかじめご承知下さい。

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フルエタニティリング、非常に綺麗なリングですが困るのはサイズ直しが出来ない事ですね・・・。

フルエタニティリングのサイズ直しは、基本的には出来ません。
但し、爪留めや彫留めの一部でサイズ直しが可能な場合があります。(レール留めはサイズ直しが出来ません)

この際、

爪を起こしてダイヤが外せる

事が条件となります。

また、サイズ直しが可能だった場合でも、サイズの調整はダイヤの個数で調整しますのでご希望のサイズにならない場合もあります。

今回のご紹介は、爪留めのフルエタニティリングのサイズダウンです。

まずは、ダイヤを外します。
この際、サイズ直しでリングに熱を加えますので、サイズダウン対象の1個ではなく前後3~6個程を外す必要があります。

ダイヤ1個分をカットしてロー付けをしたら、リングの仕上げをしてから外したダイヤを留めなおします。
爪留め、彫留めであっても、爪を起こす際に爪が壊れて(折れてしまう)場合もあるので、作業はかなり難しくなります。
作業は慎重に行いますが、爪の留めなおしが出来るかどうかは作業をしてみなければ判りません。
(爪が折れた場合には、爪のリペア費用が別途必要となります)

最後に留めた爪を磨いて完成。
何度も申し上げますが、全てのフルエタニティリングでサイズ直しが出来る訳ではありません。
まずはお問合せ下さい。

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ターコイズが入ったシルバーリングのサイズ直しのご依頼がありました。
しかも、良くない事に、その石はフクリン留めで留められています。

更に・・・
石にはクラックが入っています。

事前にメールでやり取りをさせて頂いていましたが、品物のフクリン留めの爪が厚く、爪を起こして石を取り外す事が出来ません。また、クラックが入っているとなると爪を起こす際に割れてしまう可能性が高くなります。
そこで、今回は爪枠も作り直してサイズ直しもするという方法をとらせて貰いました。

まず、石の横から爪枠をカットします。
幸いクラックは全体には及んでおらず割れていません。
裏側には窪みがありましたので、UV樹脂を流し込み補強をしました。

次に、サイズ直し。

そして、フクリン枠の作り直し。
枠を作って、リングへロー付けです。

全体を磨き、石を留めたら完成です。

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よくあるお問い合わせで、

「ターコイズ入りのシルバーリングのサイズ直しは出来ますか?」

このお答えは、

「No」

一方で、条件付きで

「Yes」

でもあります。
しかし、通常はそのままではサイズ直しは出来ないとお考え下さい。

サイズ直しの工程は、リングをカットし、小さくする場合ははリングを縮め、大きくする場合はリングを広げて地金を挟み込んで切れた部分にロー材を置いて熱を加えてロー材を切れた部分に溶かし流し込んで着けています。

シルバーという素材は、K18やPt900などとは違い、品物全体に熱が行きわたらないとロー材が溶けて流れません。
石が入っている場合は、当然石にも熱が加わり割れてしまいます。
ただ、爪留めで留めてある場合は、石を外す事が出来ますので、外して作業が出来ます。
板状の爪で囲うように留めてある「フクリン留め」の場合はその爪を起こして外す事が出来ませんので、サイズ直しは不可。
唯一の選択として、石を割るか、フクリン留めの爪を切って爪の再生と同時にサイズ直しをします。

今回の品物は、フクリン留めではありますが、変形のフクリン留めでした。
爪がギザギザになっているので、爪を起こす事が出来た珍しい例です。

ターコイズ入りシルバーリングのサイズ無し

爪を起こし、石を外してサイズ直し。
リングを仕上げたのちに、石を留めなおして出来上がりです。

ターコイズ入りリングのサイズ直し

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お問い合わせを頂きました。

「ハワイアンジュエリーのリングのサイズアップは出来ますか?他店に断られ続けられて・・・」

品物を拝見すると、素材はK14の甲丸型リング、その表面に模様が彫られています。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

他店で断れてた理由は、恐らくですが、この模様の再現が出来ない事だろうと思います。
全く同じには出来ませんが、これならば十分サイズ直しは可能です。
もちろん、お引受けしました。

まず、通常のサイズ直しと同様にカットして地金を挟んでロー付けをします。
カットをする際、模様の再現をしやすい部分、そして内側に刻印が無い部分でカットします。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

今回も模様の再現がしやすい(模様のキリの良い部分)でカットをしましたが、内側にK14の刻印があったのでお客様にはその旨を伝えて移動させる事にしました。

ただ、サイズ直しをした部分がマズかったようです・・・。
このリングを作られた際に丸くリング状にしてロー付けをされていますが、今回カットした部分がそのロー付け部分に近くて角が僅かに溶けてしまいました・・・。
そこで、地金をTig溶接機で溶けた部分に盛り上げて溶着しました。
丸く地金が盛り上がっている部分がそこです。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

この後、指示のサイズに仕上げて、挟んだ地金を削って仕上げます。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

そして、模様彫り。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

どうでしょうか?
パッと見では判らないと思います。
このような修理も受け賜りますので、まずはお問い合わせ下さい。

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お盆のお休み直前の週、仕事が忙しくなってきております・・・。
オーダーや修理などのご依頼を頂いてお待ち頂いていますお客様には、本当に申し訳ありません・・・。
休み前にはお届け致します。
尚、サイズ直しやネックレスの修理など、軽度の修理は休み前納品をさせて頂きますが、オーダーやパーツ取寄せになります修理などは休み明けとなります。
ご了承下さい。

さて、シルバー製品の修理のご依頼が増えてきていますが、サイズ直しをした場合にはどのようになるか?と言うご質問を頂きますので紹介させて頂きます。

ロー付けを伴う修理の場合には、品物にバーナーで熱を加えます。
シルバーそのものを溶かしてくっつける訳では無く、ロー材と呼ぶ銀合金を溶かしてつける方法になります。
この時、ロー材がシルバー地金よりも早く溶け、シルバー地金にも溶け込み混ざりながら溶着します。
ロー付けが終ると、地金が熱い内に希硫酸に入れて酸洗いをします。
酸洗いをしますと地金の色は白くなります。

シルバーリングのロー付け

そして、不要な部分をヤスリで削り取り仕上げて磨きます。
ただ、この時、一部に少し黄色っぽい筋が残ります・・・これが、ロー材の色です。(赤矢印部分)

ロー付け痕

この筋、申し訳ありません、ロー材の色ですのでロー付けをしますとどうしても残ります。
これは、サイズを小さくした場合は1本、サイズを大きくした場合は中に地金を挟みこみますのでその両側の2本の筋が入ることになります。
プラチナやホワイトゴールドの場合は、最後にロジウムメッキ(プラチナメッキ)をする場合がありますのでロー材の色がマスクされますが、シルバーの場合はそのままとなります。
ご了承下さい。
(K18イエローゴールドやプラチナの場合は、ロー材の色が地金の色に似ているので目立つ事はありません)

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フルエタニティに近いリングのサイズ直しです。

殆どフルエタニティをサイズ直し

僅かではありますが、地金部分があります。
ココでカットしてサイズ直し。
何とかサイズを大きく出来ました。

殆どフルエタニティをサイズ直し

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色石とダイヤが入ったプラチナリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。

サイズ直しと供にリフォーム

サイズを小さくするのですが、それと共に中石とダイヤの間にある部分をカットして欲しいとのご要望です。

まず、中石を外します。
そして、該当のリング部分をカット。
中石の枠とダイヤの入っている帯の部分のカーブをすり合わせます。
そして、ロー付け。
この状態でサイズがまだ大きかったので、リング下の部分をカットしてサイズを合わせます。
リングを磨いて、中石を留め、最後に中石の爪と全体をサッと磨いて完成。

サイズ直しと供にリフォーム

少し間延びした印象だったのが、引き締まったデザインになりました。

ところで・・・
この品物、Pt900印の他にK18と刻印がありましたが何処にもK18地金が使われていません。
しかも、中石枠の爪やダイヤの入っている帯の部分には、K18用のロー材が使われていて金色になっています。
通常、プラチナ素材を使う場合は、ロー材もプラチナ用か手作りの場合にはホワイトゴールド用のロー材を使います。(ホワイトゴールド用を使った場合には、マスクとして最後にプラチナメッキを施します)
もしかして、このロー材を使ったからK18なんでしょうか?
謎です。

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以前サイズ直しと石の交換をさせて頂いたシルバーリングのご紹介です。
実は、凄く大変な作業でした・・・。

黒曜石が入ったシルバーリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
リング幅があり、大きな石が入っていたので、サイズ直し不可として一度お断りをしました。
その後、お客様から現在入っている黒曜石からトラ目石に交換して欲しいと依頼を受けました。
黒曜石を割ってしまえばサイズ直しも可能なので、このご依頼を受ける事にしました。

まず、石を割ってしまいます・・・少々勿体無い気分ではありましたが・・・。
その後、サイズ直しをしたのですが・・・。
表面にブツブツが出てしまいました。

気が付くのが遅かったです・・・シルバーリングにはメッキ処理がされていたのです。
メッキの種類にもよるのですが、シルバーにメッキがされている品物に熱を加えるとこのような気泡状のブツブツが出てくる事が多々あります。

このままではどうしようも無いので、メッキを全て剥がします。
剥がすとは言っても、細かい粒子のサンドペーパーを使って根気良く削り取るしか方法がありません。
しかも、石の入る枠の部分は厚みも薄いので慎重にかつ表面だけをソッと削り取らないと枠が薄くなり過ぎて使えなくなってしまいます。

仕上げをした後にトラ目石をはめ込み、枠を叩いて留めていきます。
そして、ロジウムメッキで最終仕上げ。
ただ、ココでもトラブルが・・・メッキが上手く乗りません・・・。
3度程かけなおして何とか出来上がりました。

メッキが施してあるシルバー製品は、シルバー本来とは違う独特の輝きがありますが、今回はそれが見分けられませんでした・・・。
まだまだ、未熟ですね・・・。


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K18WGのダイヤハーフエタニティリングを、フルエタニティリングへのご依頼です。

ハーフエタニティリングとは言っても地金だけの部分はほんの僅かです。
ダイヤの数で4個分。

まずは、地金の厚み調節。
地金部分の厚みが薄く、このままダイヤを彫留めするとダイヤのキューレット(裏側の尖った部分)が飛び出てしまいます。
地金部分をカットし、ダイヤが入っている部分と厚みを合わせます。
ロー付けをする際にバーナーで熱を加えるので、ダイヤにも熱が加わります。
このままでもロー付けは出来そうですが、念の為にカットする部分の両脇の石を1個ずつ外します。

サイズ直しをした後に、ダイヤを留める部分の穴を開けます。

石留めです。

石留めが終ったら軽く研磨をして、最後にロジウムメッキ(プラチナメッキ)で仕上げをして出来上がりです。




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商品を見た瞬間、困りました・・・

「Pt900ダイヤエタニティリングのサイズ直し・・・」

しかも、ほぼフルエタニティに近い程ダイヤが入っています。
ただ、一点、可能性があったのが、一部分がダイヤの無い部分があったので、その部分でカット出来る事。
ところが、この距離では通常のプラチナローを使ったサイズ直しでは、温度が高過ぎてダイヤにダメージが出ます。

安く直そうと思うと、プラチナローよりも溶ける温度が低いK18WG用ロー材でサイズ直しをしてロジウムメッキをかける方法。
しかし、この方法の場合、プラチナ材とロー材(K18)の硬さが違うので、バフがけ(磨き工程)をした場合にロー材部分が僅かに削れてしまい段差が見えてしまいます。
この状態でメッキ処理をしても、ロー材の色はマスク出来ますが段差は変わりません。
また、使っている内にメッキが剥がれてロー材の色が再び出てきてしまいます。

そこで、予め了解を得て、一部のダイヤを外してロー付けをして、再度ダイヤを留め直す方法を採りました。

慎重にダイヤを外していきます。
ダイヤは片側3ピースずつ計6ピース外しました。
この状態で、3号分小さくカットしてロー付け。
サイズを出してから、ロー付け面を仕上げてダイヤを留め直します。
品物が新しい状態でしたので爪も綺麗、その分、外して留め直してもちゃんとダイヤが留まりました。
使古された場合だと、爪が磨り減り爪も直さなければいけない場合もあります。

カットした内側にプラチナとダイヤの刻印が入っていたので、それも打ち直し。
こうして、爪も磨いて完成です。
ちなみに、サイズを縮めたので外したダイヤ以外も爪の緩みが出ました。
この爪も当然キチンと留め直してあります。



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今月9月の土曜営業日は、9月18日となります。
ご利用をお待ちしております。

少し更新の間が開いた間に、朝晩は随分涼しくなって過ごし易くなりました。
今日の名古屋は、最高気温予報は31度。
お盆から続いていた34度35度なんてとんでもない気温からすると、数字だけでも随分涼しく感じます。

さて、今日はマリッジリングのサイズ直しのご紹介です。
依頼をされた品物は、K18イエローゴールドのベースにPt900の帯がある品物です。

通常、こうした品物のサイズ直しの場合は、サイズを直す事が出来なくて追い金をして新しいリングに交換して対応しています。
ただ、品物が古くなるとデザインが変わってしまい、この方式での交換が出来ない場合もあるようです。

当店でのサイズ直しの場合、リングと同じようにベース素材と帯素材とを合わせるようにも可能ですが、修理作業が複雑になりますので料金が高くなってしまいます。
この為、今回は上から見て広い面積を占めるPt900のみでサイズ直しを行いました。

オリジナル形状と同じように凸型にして帯の模様を再現する事で、パッと見た目では素材の違いは判りません。
お客様のご要望に応じて修理を致しますが、このような方法もあります。

このような品物でお困りの際も、お気軽にお問い合わせください。

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サイズ直しのお仕事です・・・。
ただ、少々腹が立ってますが・・・。

某有名ブランドのK18WGリング(海外製なので、K18ではなく750印です)ですが、サイズ直しの依頼がありました。
この品物、一度サイズ直しをお断りしました。
と、いうのも、リングの半分近くまで石が入っているのと、リングの裏側にビッシリとブランドの刻印が入っています。
そして、指の内側にあたる表面にもブランドの刻印が入っていました・・・しかも、いやらしい事にサイズ直しを全く想定していないような、ど真ん中。

当店ではブランドの刻印を入れられません。(刻印を持ってませんから)
よってサイズ直しは出来ませんので、一度お断りをさせて貰いました。
買われたブランドのお店にお願いをして、直して貰うのが懸命だとお答えをさせて頂きました。

ところが、また当店に・・・。
話を伺うと、サイズ直しはやらない(出来ない?)と言われたそうです。
とんでもない!売ったら売りっぱなし?アフターサービスも無しなんでしょうか?
このリング、このブランドのラインナップからは安い方かもしれません。
ただ、安いとはいっても、数百万はします。
オートクチュール物しか面倒は見ないのでしょうか・・・正直、呆れました。

お客様には刻印の一部が消えてしまう事をご了解頂いて、サイズ直しを引き受けました。
ただ・・・リングの構造がかなり弱いので、正直なところ余りやりたくは無い仕事ではありますが・・・。



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今月6月の土曜営業日は、6月12日となります。
ご利用をお待ちしております。

先日の事です・・・

某ブランドのダイヤモンドリングのサイズ直しの依頼がありました。
素材はK18WG、ホワイトゴールドです。
サイズは、現状の11号→10号です。
幅が少しあるものの、厚みは1.3mm程とそれほど厚くないのでサイズ直しをする為にカット、そしてサイズを縮める作業を始めましたが・・・

地金が硬くて曲がりません・・・。

ダイヤがリングの半分近くまで入っているので、ムリな力も加え辛いし、素材が硬くてバネ性があり、曲げても元に戻ってしまいます。

これは困りました・・・。
通常、「やっとこ」というペンチのような道具(内側は平らでギザギザにはなっていません)で曲げて、合わせ目にロー材を挟み込んで熱を加え、ロー付けをしています。
ところが、切った断面を合わせる事が出来なければロー付けが出来ません。

少し考えて、Tig溶接機を使う事にしました。
少し大きめのやっとこでリングを押さえて切った部分を合わせ、その間に表面を溶接。
数箇所に放電アークを落とすと、手を離しても外れてしまう事がなくなりました。
この状態で、内側にロー材を置き、ロー付け。

後は、通常のロー付けと同じ作業をして最後にバフ磨きをして、ロジウムメッキをして出来上がりました。

品物の画像は出せませんが、文面でどのような作業だったかお分かり頂けたでしょうか・・・?
久々に慌てましたが、これまでの経験を生きた作業だったと思います。
見た目ではこんな硬い素材だとは全く判りませんから、怖いものですね・・・。



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来月の土曜営業日は、4月10日です。
ご利用をお待ちしております。

今日のご紹介は、シルバー製リングのサイズ直しです。
但し、石が入っているシルバーリングのサイズ直しです。

簡単に思えるかもしれませんが、リングには石が入っています。
通常、シルバー製品の場合は、品物全体に熱が均等に回らないとロー材が溶けてくれません。
ですから、石にも熱が加わる事になり、普通のバーナーで修理しようとすると不可能が場合が殆どです。

当店では、こうした品物の場合はバーナーを使わずTig溶接にて修理をします。
局所的に放電流を当ててその部分だけ溶かす事が出来ます。
これによって、石まで熱が加わる事がありません。

このような修理でお困りの方はご相談ください。
尚、リングの太さ・厚さによってサイズ直しが出来ない場合もあります。
まずは、お問い合わせください。



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名古屋も先週末に桜の開花宣言が出ました。
このところ
「寒いっ」
と思うような事が少なくなり、一歩ずつ着実に春に移り変わっていきますね。

先週の金曜の祝日から、当店は3連休を頂いておりました。
その前日の木曜、小学校の卒業式に私もPTA役員として参加してきました。
この日も、陽気が良く、これまでの季節に体育館を使う際の寒さも無くて参加する身としては凄く楽な式となりました。
この日、名古屋ではまだ桜の開花宣言が出てませんでしたが、校庭にある沢山の桜の一本の木に花が数輪咲いているのを見つけました。
今年は随分早い開花でしたが、この桜も卒業生を見送る事に華を添えてくれました。

こうした式へ参列する際に、身に付けていくリングのサイズ直しやネックレス等の修理も随時受け付けております。
先日ですが、カルティエの3連リングのサイズ直しが入ってきました。

作業としては通常のサイズ直しのように、カットして地金を挟み込みサイズを大きくしていくのですが、3本あるので料金も3本分頂く事となります。

ただ、作業をしている職人から見ると、絡みついたそれぞれのリングが邪魔になり、作業が大変面倒です・・・。
特に、研磨をする際は、凄く大変・・・1本磨いても、キチンとマスキングしないと最初に磨いたリングに傷が付いてしまいます。
出来ればもう少し料金を頂きたいとも思うのですが・・・当店は、これまでも、またこれからも3本分の修理は変わりません。



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