ジュエリー修理・リペア


当店では、アクセサリーの修理を多くご依頼頂きます。
そのアクセサリー、大抵は使用された品物なので汚れている場合が殆どです。
日本語で「装身具」と書きますからね、「身に着ける=肌に着ける事」も多く、汗や皮脂の汚れが付着しています。

修理の際、このままでは出来ません。
ロー付けなどバーナーなどで熱を加える修理が多くありますが、汚れがロー材を弾いてしまいロー材が綺麗に流れません。
また、汚れが熱により焼けてしまうと、品物に焼き付いて取れなくなってしまいます。

そこで、事前に洗浄が必要となります。
単純に超音波洗浄で簡単に取れる汚れもありますが、殆どの場合はそうは簡単に落ちません・・・。
こんな時には、薬品で品物を煮てから超音波洗浄で汚れを落とします。(煮る事が出来ない品物もあります)
落ちない時は、コレを何度か繰り返して・・・時には、歯ブラシを使って汚れを搔き出します。

ジュエリーの洗浄方法
(歯ブラシのブラシが開いてきたので、そろそろ替え時・・・?)

お客様で同じように汚れを落とす事は出来ますが、品物を煮る事は止めて下さい。
出来る品物と出来ない品物がありますので。
やって頂きたいのは、食器洗剤を柔らかい歯ブラシに付けて優しくブラッシングして汚れを落として下さい。
この時、ゴシゴシと擦らない事・・・強くこすると石が緩んだり、落ちたりします。
また、チェーンの場合は、太い品物であればこの洗浄方法が使えますが、細い物は絡んだり曲がったりしてしまう事もありますので、メガネの洗浄などに使う超音波洗浄をお使い下さい。

不明な点などがありましたら、当店、もしくはお近くのジュエリーショップへお問合せ下さい。

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ターコイズが入ったK18YGのブレスレットをお預かりしました。
作業内容は、このブレスからコマを1コマ外して欲しいとのご希望です。

K18YGターコイズ入りブレスレット

1コマカットするとなると、ロー付けをする必要があります。
ただ、石が入ったままではバーナーで熱を加える事が出来ませんので、ターコイズを外します。
今回の場合は爪留めでしたので、石を外す事が出来ました。
ちなみに、フクリン留め(板状の爪で囲われている爪)では爪を起こす事が出来ませんので、今回の作業は出来ません。

K18YGターコイズ入りブレスレット 石外し

カットした爪をロー付けし、磨いたら石留めをします。
今回は、熱の影響がある2カ所の石を外しました。
コマはちゃんと動くようにロー付けをします。

K18YGターコイズ入りブレスレット 石留め

最後に仕上げ磨きをしたら完成です。

K18YGターコイズ入りブレスレット 1コマ外し完成

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今年に入り、IWCポルシェデザイン時計のベルトバックルのご依頼が多くなっています。
そんな中、もう一つお問合せが多くなっている事があります。
それは・・・

「ベルトのコマが欲しい」

ポルシェデザインのオーシャンは変わった形状のベルトコマで作られています。
漢字の「凸型」の形状で、素材はチタンです。

IWCポルシェデザインオーシャン

IWCポルシェデザインオーシャンのベルトコマ

このコマは当店で用意(作る)する事は出来ません。

当店で修理が出来るのは、

バックル(金具)の蝶番部分のロー付け。

ポルシェデザイン時計のベルトバックル蝶番部の修理

そして、ベルトコマを繋ぐピンの交換のみです。
チタンのコマを削らないように、ピンはチタンよりも柔らかい洋白材、バネはステンレスバネを使用しています。

ポルシェデザイン チタンベルトピン交換

当店の専門は、ジュエリー加工です。
上記以外の時計本体に関します修理(オーバーホール)などは、時計専門店、またはIWC代理店へお問合せ下さい。

尚、K18素材の時計に関します修理は一度お問合せ下さい。
また、古いロレックスなどの機械式時計の修理は、専門の職人へのお取次ぎも承ります。

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今回のご紹介は、オメガのステンレスベルトの修理です。
修理箇所は、バックル部分。

オメガ ステンレスベルトの修理

ポルシェデザインの物と同じく蝶番部分の修理ですが、こちらはパイプ部分の根本に亀裂が入ってしまっています。
(片側は既に切れてます)

オメガ ステンレスベルトの修理

この修理の場合、Tig溶接で切れた部分を溶接します。
Tigとステンレスの相性は良いので。

オメガ ステンレスベルトの修理

繋ぐ事は出来ますが、新品と同じ強度にはなりませんので、この点はご了承ください。

また、たまにお問合せがありますが、当店は時計専門店ではありませんので、時計本体の修理は出来ません。
(一部、古い時計やロレックスなどの外注になりますが修理は承っております。)

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シルバー製ペンダントの改造のご依頼を頂きました。

ご依頼内容は、かなり前にご紹介しました

「革財布の飾り」

と同じ内容になります。
ペンダントの裏側に革に取り付ける為の脚をロー付けすると言う物。

品物を受取った時にはペンダント環は既に取り外されていました。
ただ、裏側を見ると・・・

ペンダントから革細工用への改造

裏側が凹んでいたのか、パテ埋めされています。
お客様からは、「強度があるパテなのでこのままロー付けをして下さい」とのご指示が・・・。
ただ、このパテという素材、大抵はポリエステルなどの粉末に溶剤を混ぜて作られた物なので、ロー付けの際は焼けてしまいます。
調べてみましたが150度位の温度まで耐える物もありますが、ロー付けでは一番低い温度で溶ける物でも600度位になります。

また、この日記でも何度かご紹介していますが、ロー付けの際にその箇所に汚れなどがあるとフラックスを塗ってもロー材を弾いて母材(今回の場合は銀素材)に流れません。
なので、この事をご説明をしてパテは削り取りました。

ロー付け面にはパテは使えません。

裏側にはシルバーの棒材で作った脚をロー付けで取り付けて行きます。
パテ埋めされていた部分は、この棒材が少し埋まるように長めにしてロー付け。
他の部分は、そのまま立ててロー付けをしていきます。

脚付けが終わったペンダント

全体を磨き、表側の溝は黒染めをして完成です。

また、革への取り付けはご自身で作業をされるとの事ですので、別にシルバーで作ったワッシャーも同梱してお渡しをしました。

ペンダントから革細工飾りへの改造

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先日はベネチアンチェーンの修理をしていました。
チェーンの途中で切れています。

切れたベネチアンチェーンの修理

今回は、この修理のご紹介ではなく・・・

このパーツに関してのご紹介です。

ネックレスのアジャスター環

この丸環、何でココに付いているのかご存じでしょうか?
この丸環、

アジャスター環

と呼ばれるパーツです。
知らない方が多いんですよね・・・このパーツに関して聞かれる事が度々あります。
このアジャスター環の使い方を知らない方が多くいらっしゃる事に改めて気づかされました。
使い方は、引き輪をこのアジャスター環に引っかけるだけ。
例えば、全長45cmのネックレスで42cmの所にアジャスター環が付いていたら、ココに引っかける事で42cmに短く出来ます。

ネックレスのアジャスター環の使い方

最近は、ボールの中にシリコンゴムが入ったアジャスターボールが付いたネックレスが多くなってきました。
アジャスターボール引っ張れば簡単に、しかも自分の好みの長さ調節が出来ます。

ネックレスのアジャスターボールタイプ

ただ、この中はシリコンゴムなので、頻繁に移動をさせていると中のゴムが擦れてアジャスターボールが留まらなくなります。
また、アジャスターボールで長さを調節した場合、短くした分のチェーンが背中側に垂れ下がる事になります。
アジャスター環の場合はチェーンを2つに折る形で短くするので、垂れ下がりが半分になります。

アジャスター環、アジャスターボール、どちらもメリットデメリットがありますのでお好みでお選びください。

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シルバー製タイ留めの修理のご依頼を頂きました。
品物は、ポールスミスの限定品のタイ留めです。
状態は・・・車に踏まれ、金具は潰れ、バー本体も傷がついた状態・・・。
どこまで元に戻せるのか?

ポールスミスのタイ留め修理

ポールスミスコレクション限定タイ留め

まずは、金具は使えませんので、本体から切り離します。
そして、本体の修理。
シルバー製の場合、傷にシルバーの切れ端などを溶かすなどの修理で埋める事が出来ません。
Pt900やK18の場合は、深い傷がある所に素材の切れ端をTig溶接機(電気溶接機)でスポット的に溶かし込んで修理する事が可能ですが、シルバーの場合は熱伝導が良いのでこうした修理が困難です。
出来る事は浅い傷を研磨する事くらいですが、研磨し過ぎると模様や文字などが薄くなってしまうので程々に。

そして、金具のベース部分をロー付け。

ポールスミスのタイ留め修理

色が白くなりますので、ここから仕上げ磨きをして鏡面にします。
磨いたら、裏側の刻印や表のデザイン部分に黒の墨入れ(塗装)をします。

墨入れが出来たら、金具を取り付けて完成。

ポールスミスのタイ留め修理

ポールスミスのタイ留め修理

完全に元の状態に戻す事は出来ませんでしたが、傷の大半が裏側でしたので十分お使いが出来る範囲だと思います。

ポールスミスのタイ留め修理

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このところ多くなっているご依頼なのですが・・・

「シルバー製品の修理にハンダ付けを使われている品物」

この修理のご依頼が増えています。

シルバー製品を半田付けで修理
(以前の画像を使っています)

この殆どが、ご自身で修理をされて、直ぐに壊れてしまったので当店へお持ちになった物です。

半田付けという修理、ハンダの中には鉛が入った有鉛ハンダと鉛が入っていない無鉛ハンダがあります。
どちらも溶ける温度が低い錫(すず)が主成分となっているので、ハンダの溶ける温度は200度前後です。
強度(硬さ)も低いので、強度が必要な場合には表面積を広くしなければもたず、直ぐに取れてしまいます。
そして、一般的にシルバー製品に使われるロー付けのロー材と呼ぶ合金の場合は、溶ける温度が600度~700度程になります。

一度ハンダを使われてしまうと、この温度差からロー付けをする事が出来なくなります。

銀ロー材が溶けて溶着する前に、ハンダが溶けて銀本体にドンドン溶け込んでハンダと銀の合金になっていってしまいます。
また、悪い事に、この合金になった銀は溶ける温度が低くなり銀ローが使えなくなる他、素材が脆くなるので本体自体が簡単に折れてしまう事も多くあります。

ハンダを取り除く方法は、削り取るしかありません。
ところが、この削り取る方法にも限界があります。
品物の厚みが厚い場合には取り除く事が出来る場合もありますが、薄い物ではそれも困難。
また、厚みがあったとしてもバーナーで炙られてしまっている場合には、深く溶け込んでいる事が殆どなのでロー付けでの修理が不可能になります。

ご自身で修理する気持ちは判りますが、後々の事を良く考えて頂いてジュエリー加工をしているお店や工房にお持ちください。
お願いします・・・。

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カフスの修理のご依頼です。
入っていたオパールが落ちて無くなってしまっています。

こうした場合、ペアに揃えるのは大変です。
今回のオパールの場合もですが、色石の場合は色の濃さを揃える必要がありますので、同じ色合いに揃えるのが非常に難しのです。

今回は、当店の在庫に似た色の石がありました。
しかも、この石、かなり古くからの在庫だという話です・・・私の祖父の時代からの物。

但し、今回は石の大きさが一回り大きい物でしたので、それを研磨して大きさを揃えます。
そして、石留。
お客様にとっては大事なカフスとの事でしたので、修理が出来て良かったです。

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ポルシェデザインのチタンベルトの修理のご依頼を頂きました。
修理内容は、ベルトピンの交換です。

ピンは固着している物があり、この場合は削って外す事となります。
固着している場合は、内部のバネが錆びている事が殆どです。
交換ピン洋白棒からの削り出し、中のバネはステンレス製のバネ材を使って作っています。

交換したピンは33本、固着していた部分(クリーニング箇所)は27カ所になりました。
(再利用できるピンバネは、洗浄して使用します)
予備コマも含めて作業をさせて頂きましたので、暫くの間は大丈夫でしょう。

ピンやバネの交換は出来ますが、ベルトコマのピンが入っている部分が摩耗して穴が広がった場合は修理が出来ません。
チタンのベルトコマ自体の修理が出来ません。(凸型のパーツ)
ピンが摩耗してコマ同士の隙間が広がると、ピンが大きく動き穴にダメージ(摩耗)が及びます。
穴が広がった場合はピンの収まりが悪くなり、最悪の場合は使用不可となります。
コマ同士の隙間が広がった場合は、早目の交換をオススメ致します。

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今年も沢山の修理をさせて頂いております。
その品物は・・・

ポルシェデザイン時計ベルトバックル修理

毎月2台くらいのペースでしょうか。
何度も書いていますが、当店で出来る修理はチタンベルトのバックル部分の蝶番のパイプが取れてしまった修理。(ロー付け)
それと、ベルト本体のコマ同士を接続している摩耗したピン(及びバネ)の交換だけです。
時計本体(機械部)は当店では修理が出来ませんので、時計専門店へお問合せ下さい。

今回ご依頼頂いたポルシェデザインの修理では、バックル部分に加えて「ルミナスポイント」の修理も致しました。
お客様から「ルミナスポイントが取れて無くなってしまったので修理が出来ればお願いします」とご相談がありました。

「ルミノーバ」という夜光物質の顆粒が手元にあったので、それをすり鉢でパウダー状に粉砕して、UV硬化樹脂に混ぜて固めて修理をしました。
(似たような色にするのに苦労しました・・・)

(正規品のパーツではありません)

また、同じお客様から後日、オメガの同パーツが無くなっているのでこの修理のご依頼も頂きました。
こちらも同じルミノーバパウダーを使いましたが、この箇所はパイプ状になっていて深さがありました。
そこで、棒状のABS樹脂の先にルミノーバ(UV硬化樹脂混)を塗り、硬化させて固めた物を接着してあります。

(こちらも正規品のパーツではありません)

出来ない修理も多々ありますが、出来るだけ対応はさせて頂きます。
まずはお問合せ下さい。

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革紐を使ったループタイの修理のご依頼を頂きました。
革紐の先に付けられているシルバー製の装飾部分の一部が折れて無くなっています。

この修理をするにあたり、まずはこの先端のキャップ部分を外す必要があります。
折れた矢じりを作り、それをロー付けをしますので、熱で革紐が焼けてしまいます。
ただ、この外す作業でもキャップを焼く事になるんですけどもね・・・。

大抵の場合は、エポキシかゴム系の接着剤で接着されてます。
この際、熱を加えて接着剤を焼くか柔らかくして外す事になります。
シルバーのキャップに炎を当てて少し煙が出始めたところで抜くのですが・・・なかなか抜けません。
ヘタをすると革紐が焼けてしまうのでビクビクしながら作業をしていたのですが・・・やっと抜けました。(汗)

矢じりの部分は、シルバー板から削り出し。

ロー付けをして、黒染めをし、磨いて、キャップを接着したら完成です。

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たまにお問合せ頂く修理に、

リング全体に文字や模様が入ったリング

のサイズ直しがあります。

サイズ直しは勿論可能なのですが、必ず何処か一カ所をカットしなければならないのでその部分の文字や模様が途切れてしまいます。

今回ご紹介のクロムハーツのスペーサーリングの場合はサイズを大きくするご希望なのですが、カットした部分に地金を足してサイズを大きくするので、この部分は通常は空欄(鏡面仕上げ)になります。
また、カットした部分にロー材の一部が流れ込む可能性が高くなりますので、文字もカットした周囲の一部が消える可能性もあります。

ご希望があれば文字を繋げるように模様彫りはしますが、職人の手作業で模様や文字を彫り込みます。
こうしたリングは大抵の場合は最初から刻印があって、それを打ち込んで模様や文字が入れられていますので全く同じにはなりません。
あらかじめご承知下さい。

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フルエタニティリング、非常に綺麗なリングですが困るのはサイズ直しが出来ない事ですね・・・。

フルエタニティリングのサイズ直しは、基本的には出来ません。
但し、爪留めや彫留めの一部でサイズ直しが可能な場合があります。(レール留めはサイズ直しが出来ません)

この際、

爪を起こしてダイヤが外せる

事が条件となります。

また、サイズ直しが可能だった場合でも、サイズの調整はダイヤの個数で調整しますのでご希望のサイズにならない場合もあります。

今回のご紹介は、爪留めのフルエタニティリングのサイズダウンです。

まずは、ダイヤを外します。
この際、サイズ直しでリングに熱を加えますので、サイズダウン対象の1個ではなく前後3~6個程を外す必要があります。

ダイヤ1個分をカットしてロー付けをしたら、リングの仕上げをしてから外したダイヤを留めなおします。
爪留め、彫留めであっても、爪を起こす際に爪が壊れて(折れてしまう)場合もあるので、作業はかなり難しくなります。
作業は慎重に行いますが、爪の留めなおしが出来るかどうかは作業をしてみなければ判りません。
(爪が折れた場合には、爪のリペア費用が別途必要となります)

最後に留めた爪を磨いて完成。
何度も申し上げますが、全てのフルエタニティリングでサイズ直しが出来る訳ではありません。
まずはお問合せ下さい。

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ターコイズが入ったシルバーリングのサイズ直しのご依頼がありました。
しかも、良くない事に、その石はフクリン留めで留められています。

更に・・・
石にはクラックが入っています。

事前にメールでやり取りをさせて頂いていましたが、品物のフクリン留めの爪が厚く、爪を起こして石を取り外す事が出来ません。また、クラックが入っているとなると爪を起こす際に割れてしまう可能性が高くなります。
そこで、今回は爪枠も作り直してサイズ直しもするという方法をとらせて貰いました。

まず、石の横から爪枠をカットします。
幸いクラックは全体には及んでおらず割れていません。
裏側には窪みがありましたので、UV樹脂を流し込み補強をしました。

次に、サイズ直し。

そして、フクリン枠の作り直し。
枠を作って、リングへロー付けです。

全体を磨き、石を留めたら完成です。

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修理のご依頼を沢山頂いていますIWCポルシェデザインのチタンベルトバックルの修理。

これまではオーシャンやクロノグラフといったチタン製のベルトのタイプでしたが、ここ最近はラバーベルトタイプのお問合せも頂きます。
ご紹介してませんでしたが、修理内容は同じですので勿論ロー付け修理は可能です。

修理はロー付けを行いますので、一旦ラバーベルトからバックルを外します。
ネジで外せるようになってますので外すのは簡単ですが、元に戻す際はラバーベルトを傷めないように程々の加減でネジを留める必要があります。(ネジ留めには少量のネジロック剤を使用します)
ご自身でネジが外せる方は、ベルトを外してバックル部分のみお送り下さい。

このラバーベルト、切れてしまった場合には当店では修理が出来ません。
何とかして欲しいとご要望があれば・・・何とかするかもしれませんが・・・。
(完全に元と同じには出来ません・・・使えるようになれば良いとの事ならば、考えようとは思います・・・)

尚、当店で修理が出来る部分は、上記のチタンベルトバックル(金具)の蝶番ロー付けとベルトの固着したり摩耗したりしたピン(バネも含む)のみです。
時計本体に関しましては、時計専門店へお問合せ下さい。

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K18YG製のメガネ、ネジを無くされてしまいました。
メガネ店へ行き、ネジを付けて貰ったそうですが・・・ステンレス製のネジでした。
K18YG製のネジは大抵特注品ですので、メガネ店へ行っても在庫として置かれてないのです。
使うのには不自由はありませんが・・・やっぱり、色が違うので気になっていたそうです。

そこで当店でお作りしました。

まずは棒状の地金を作り、旋盤で削り出します。
棒状の部分にネジの頭だけをロー付けしても良いのですが、ネジを強く締め過ぎるとロー付けした頭だけ取れてしまう可能性があります。

削った後は、ダイスと呼ぶ工具を使ってネジを切り、地金の棒から切り離してマイナスドライバーが入る溝を切って、磨いて出来上がりです。

メガネに取り付けて完成。
テンプル側の大きい方がお作りしたネジです。

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マネークリップの修理のご依頼を頂きました。
口が開いてしまい、紙幣が挟めなくなってしまっていました。

この修理と同時に、文字を彫って欲しいとのご要望も頂きました。
お送り頂いた品物をデジカメで撮影、その画像にレタッチで文字を貼り付けてお客様にご覧頂きましてご承諾を頂きました。

前回同様、ここからは彫職人へお任せとなります。
見本として上の画像を添付して文字彫りを依頼したのですが・・・こうなりました。

お客様にはとてもご満足頂けて、ホッとしました。
文字彫りに関しては、職人の癖が出てしまうので、一番最初のパソコンで作った画像のようにはなりません。
出来上がってくるまで、心配な点ではあります・・・。(汗)

ちなみに・・・
今回の修理の場合、文字彫りを先に済ませてからクリップ部分の口の調整になります。
一度口が開いてしまったマネークリップは、口の調整が難しくなります。
完全に元には戻りませんので、この点はご依頼の際にご了承ください。
(紙幣は、1枚から挟めるように致します)

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本年最後のご紹介は・・・時計ベルトの修理です。

これまでも何度かご紹介をしています、IWCポルシェデザインのチタン製の時計ベルトのバックル(金具)の蝶番部分の修理です。
今年は11件の修理のご依頼を頂きました・・・約1ヶ月に1件。

また、ベルトのコマを繋ぐピンの交換も何件かご依頼を頂きました。
内部のバネが錆びてしまい、固着してしまいます。

ピンが出たまま固着してしまえばお使いするには問題ありませんが、引っ込んだまま使い続けると他のピンに余計な力が加わり、最悪の場合は引っ込んだピンの周辺のチタンベルトそのものを摩耗させてしまいます。
ピンが入っている穴が摩耗により広がってしまい、ピンを交換してもベルトのコマ間(隙間)が広がってしまいます。
この穴が広がったチタンのベルトは、当店では修理が出来ません。
出来るのは内部のバネとピンの交換、そしてクリーニングだけです。

また、ポルシェデザインのベルト修理以外ですが、ステンレス材のロレックスのベルトバックル(金具)の修理。
ポルシェデザインのチタンバックルと同様に、蝶番のパイプ部分が割れてしまっています。

ステンレス板をパイプ状に曲げて、破損した箇所へ溶接して修理をします。

ポルシェデザインのバックル修理に関しては現在も1件のご依頼を頂いています。
来年は何件来るのでしょうか・・・。
出来るだけ修理のご依頼にはお応えしたいと思いっています。
まずはお問合せ下さい。

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Pt900製のダイヤリングからダイヤが1石落ちてしまった品物の修理のご依頼を頂きました。

直接当店へご来店頂きましたお客様でした。
店頭でお話をさせて頂きまして、サイズを少し大きくしてこの開いている部分にもダイヤを入れてフルエタニティ化する事となりました。

まず、カットする地金部分の周囲のダイヤを外します。
ダイヤは比較的熱に強い石ではありますが、今回の修理(小リフォーム)の場合は石を外す必要があります。

そして、地金部分をカットして、少し大き目のプラチナ角材をロー付けします。

角材部分に穴を開け、ダイヤの台座を削り込んでいきます。
台座部分が出来たら、針金をロー付けして爪を作ります。

そして、ダイヤを留めて完成。
ダイヤは大小で一組になっていますが、ちょうど二組分で狙ったサイズにピッタリ。

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以前にもご紹介しました、ハワイアンリングのサイズ直しです。

今回のお客様も何件か問い合わせをされたそうですが、ハワイアンリングと言っただけでサイズ直しを断られたそうです。
恐らく、リング全周に総彫りが施されているのがネックなんだろうと思います。

ハワイアンリングのサイズ直し

当店では過去にもこのサイズ直しをご紹介しましたが、サイズ直しは可能です。
ただ、サイズ直しをするのはどこかの箇所でリングをカットしなければならず、必ず模様が途切れてしまいます。
特に、リングサイズを縮めた時には、どうする事も出来ません。
大きくする際は、全く同じにはなりませんが、模様を継ぎ足しする事は可能です。

今回のお客様は、模様の継ぎ足しは無しでのご依頼でした。
素材は、K18YGとK18WG。
赤丸の箇所で地金を継ぎ足してサイズを大きくしています。

ハワイアンリングのサイズ直し

料金は、模様やリングの幅によりお値段が変わり、大きくする場合は別途地金代が必要となりますので、まずはお問合せ下さい。

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ゴローズのホイールから金メタルを取り外す作業です。

ゴローズホイール

この作業、これまでと同様に銀のホイールと金メタルの合わせ目を極細の糸鋸でカットします。

ロー付けは、ロー材という合金(この場合は銀合金)をバーナーで熱して溶かして溶接しています。
例えば、K18とK18をくっつけようとしたとします。
この場合、ロー材無しでつけようとすると、本体が溶けてしまい形が無くなってしまいます。
合わせ目を繋ごうとしても、両方が溶ける温度にならないと付かないからです。
そこで、本体よりも少し溶ける温度が低いロー材を挟みこみ、それで付けているのです。

では、熱を加えて付けたのに、何故熱を加えて外さないのか?

ロー材は、前途のように金、銀、プラチナなどの合金で、母材の種類により使い分けています。
このロー材、溶ける際に母材表面が少し溶けて溶接されています。
なので、熱を加えて外したとしても母材表面にロー材が残り元には戻りません。
また、熱を加えると、更にロー材が母材に深く溶け込んでいくので、今回のホイールのような品物の場合は彫り部分が溶けてなくなってしまいます。
なので、ギリギリのラインでカットしているのです。

このメタルカットの作業に限らないのですが、

「ロー付けされたパーツを外して欲しい」

というお問合せを多く頂きます。
基本的には、出来ないとお考えください。

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よくあるお問い合わせで、

「ターコイズ入りのシルバーリングのサイズ直しは出来ますか?」

このお答えは、

「No」

一方で、条件付きで

「Yes」

でもあります。
しかし、通常はそのままではサイズ直しは出来ないとお考え下さい。

サイズ直しの工程は、リングをカットし、小さくする場合ははリングを縮め、大きくする場合はリングを広げて地金を挟み込んで切れた部分にロー材を置いて熱を加えてロー材を切れた部分に溶かし流し込んで着けています。

シルバーという素材は、K18やPt900などとは違い、品物全体に熱が行きわたらないとロー材が溶けて流れません。
石が入っている場合は、当然石にも熱が加わり割れてしまいます。
ただ、爪留めで留めてある場合は、石を外す事が出来ますので、外して作業が出来ます。
板状の爪で囲うように留めてある「フクリン留め」の場合はその爪を起こして外す事が出来ませんので、サイズ直しは不可。
唯一の選択として、石を割るか、フクリン留めの爪を切って爪の再生と同時にサイズ直しをします。

今回の品物は、フクリン留めではありますが、変形のフクリン留めでした。
爪がギザギザになっているので、爪を起こす事が出来た珍しい例です。

ターコイズ入りシルバーリングのサイズ無し

爪を起こし、石を外してサイズ直し。
リングを仕上げたのちに、石を留めなおして出来上がりです。

ターコイズ入りリングのサイズ直し

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ピルケースを連結させたブレスレットの修理のご依頼を頂きました。
他店でお作りになられた品物ですが、店をたたまれたようで修理が出来る店を探されて当店へご来店頂いたとの事です。

ピルケースブレスレットの修理

素材は、Pt900。
なので、蝶番部分もプラチナで作られています。
蝶番部分のパイプが摩耗と変形をして、蓋の締まりが悪くなっています。

ピルケースブレスレットの修理

修理はこの部分を切り取ります。
パイプは同じくPt900を使い、中芯部分はK18WGを使います。
中芯は擦れてしまうので、摩耗に強い(素材が硬い)K18WGが最適だと思います。

ピルケースブレスレットの修理

ピルケースブレスレットの修理

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シルバー製のマネークリップの修理のご依頼を頂きました。

マネークリップ修理

この品物、ご自身で修理をされたようですが・・・その修理方法が・・・

「ハンダ付け」

ハンダ修理

ご自身で修理をしたくなる気持ちは良くわかりますが、シルバー製品の修理にハンダ付けは一番悪いのです・・・。

と、いうのも、ハンダは鉛の合金で溶ける温度が低く作ってあります。
しかし、鉛ですので、かなり柔らかく、接合も強くありません。
ハンダで修理をしたものの・・・直ぐに取れてしまった事でしょう・・・。

当店で行う「ロー付け」はハンダ付けよりもロー材の溶ける温度が高い為、ハンダを全て取り除かないとハンダがシルバー素材に溶け込んで行ってしまいます。
また、厄介な事に、ハンダが溶け込んだ素材そのものも脆くなってしまうので、残ったままの修理が出来ないのです。

付け加えますと、接着剤等で修理をされるのも困ります。
特に

瞬間接着剤。

エポキシ樹脂の接着剤で修理をされる方も居ますが、瞬間接着剤の場合は水のように粘度が低いのでヒビの奥深くまで染み込んでいってしまいます。
コレを溶剤や薬品で取り除く事は出来ませんので、熱を入れて焼き切る事になります。
ただ、焼いた後もススなどが残ってロー材の流れを阻害するので、この接着剤も厄介なのです・・・。

シルバー製品は一部を除いて、ハンダ付けや接着剤での修理をしても直ぐに壊れてしまいますので、こうした修理はお止めください。

ご自身での修理後に当店などの専門店へ持ち込まれたとしても、修理不可となりケースもありますので・・・。

今回の場合は、ハンダ部分を切り取る事にしました。

ハンダ部分を切除

そして、内側にシルバー板を曲げた物をロー付けしました。

内側へシルバー板をロー付け

余分な部分をカットして、磨いて完成です。

マネークリップ修理完了

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クロムハーツのワイドバングルの修理のご依頼を頂きました。

バングルの一部にクラック(ヒビ)が入っています。

ワイドバングル修理

それにしても、デカいです。
使い捨てライターと比べてみると、こんな大きさ。

クロムハーツ ワイドバングル

正直、これだけの大きさとなると、ロー材を流すのも難しくなります。
シルバーという素材は、品物全体が一定の温度に温まらないとロー材が綺麗に流れません。
K18やPt900といった素材は一点だけ温めればロー材は流れてくれますが、シルバーだけは別素材と思って頂いて良いくらいです。
バーナーで熱を相当量加えないと修理が出来ないので、本体が溶けてしまう可能性もあり、当初は修理をお断りをしました。
ただ・・・リスク承知で修理をご希望頂き、修理を承りました。

まず、どんなバーナーで熱するのか考えました。
当初、K18などの地金を溶かす大き目のバーナーを使う事を考えましたが、これだと細かな風量の制御が出来ません。
そこで、熱量が多く、細かく制御が出来る、酸素バーナーを使う事にしました。
通常、酸素バーナーは、Pt900などで使うバーナーです。

バングルのクラック部分には汚れが貯まっていたりしてロー材が綺麗に流れません。
リングのサイズ直しやチェーンの修理などの際と同じように、薬品などで綺麗に洗って下処理をして、いざロー付けへ。

少しずつ温めて・・・

ロー材を乗せ・・・

何とか綺麗に流れてくれました。

ロー付け完了

ところが・・・

良く見ると・・・

アレ・・・?

クラック

こんな所にもクラックが・・・。

慌てて、修理前に撮影した画像を確認すると・・・

別の箇所のクラック

ありました・・・クラックが・・・。
見落としです・・・。(汗)

再度ロー付け。

ロー付け完了

ここまでくれば、後は磨いて黒染めをすれば完成です。

ワイドバングル修理完了

ワイドバングル修理完了

今回の修理は、熱量をどれくらい当てれば良いかの判断が難しいところでしたが、何とか修理が出来てホッとしました。

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エメラルドのが落ちて無くなってしまった古い時代の帯留めの修理のご依頼を頂きました。

ただ、困った事に、このエメラルドはプリンセスカットなのです。
今は殆どがエメラルドカットなので、この石は殆どありません。
探しに探して・・・結局見つからず・・・。
大きめのエメラルドからカットする事は出来ますが、かなりの高額になってしまいます・・・。

お客様にご相談をさせて頂いて、エメラルドカットの石にする事にしました。

古い帯留め

しかし、驚くのはこの帯留めの造形です。
凄く繊細で、しかも凄く綺麗。

ミル

エメラルドの周りの枠や、両サイドの縦線の部分にはビッシリと細かいミルが打たれています。
昔の職人は凄腕の人が沢山居ました・・・今は・・・。

帯留め修理完了

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去年の年末、外国人のお客様からサイズ直しのご依頼を頂きました。

100年前のリング

このリング、なんと100年前に作られた品物だそうです。
デザインも可愛らしいですし、造りもしっかりとしています。
昔の職人って仕事が丁寧ですね。

ケースは100年前かどうか聞き忘れてしまいましたが、こちらもオシャレ。
アルミ製のようで重くてズッシリ。

ずっしり重いジュエリーケース

この品物を持って、クリスマス・イヴにプロポーズをするという事でした。

上手く行ったかなぁ~?

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子供達の夏休みが終わった頃の事です。

お客様から問い合わせがありました。

「震災で亡くなった祖母のリングをリフォームかサイズ直しをしたいです」

震災は、あの2011年3月11日に起こった東日本大震災。

おばあ様は、ご自宅に居て震災に遭われたそうです。
その際、おばあ様が指にはめていた形見のリングのサイズ直しとリング幅を狭めるリフォームをさせて頂きました。

その際、もう1つ、別のご依頼を承りました。
それが、時計の修理。

形見の時計

お父様の職業は漁師だそうですが、この日、陸へ上がっていたそうです。
もし、沖に出ていたら・・・震災に遭わなかったかもしれないそうです。

あの震災から4年経っています。
さすがに、潮をかぶって4年も経っているとなると、動くように修理をするのは難しいだろうと思いました。
当店は時計専門店ではありませんので、取引先を経由して修理職人に事情を説明して修理をしてもらう事になりました。

そして、2か月後、このような形で戻ってきました。

完動の時計

なんと、中も部品交換をして動くようになって戻ってきました。
しかも、フェイス面も凄く綺麗。
これには驚くばかりです。

内部はこのようになっていました。

時計内部

塩の影響で錆びが周り、動かなくなっていました。

内部の機械部分は取り換えをしたそうですが、フェイス面はカッティングして修理をしたそうで、オリジナルの部品そのものを使っています。
今回の修理はオーバーホールですが、フェイス面の修正もここまで出来るとは私も驚きです。

私も驚きましたが、お客様も驚いて凄く喜んで頂けたのは本当に良かったです。

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現在、IWCポルシェデザイン時計のチタンベルトのバックル(金具)の修理と、クロムハーツのクリップバネの交換に関しまして、納期を約1ヶ月程頂いております。
ただ、今月中に修理のご依頼を頂きましても1ヶ月以上お待ち頂きます事から、この2点の修理は誠に勝手ながら年内の納期を締め切らせて頂きました。

尚、お渡しが来年になっても構わないというお客様は、随時受け付けております。
宜しくお願い致します。

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