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K18YGのネックレス金具修理のご依頼を頂きました。
中折れ金具の脱落防止用フックの交換修理です。

ご依頼のネックレス金具は、Wフックになっています。
他店でシングルの金具をWにしてもらったとの事ですが、フックの方向が逆に付いていて、この部分の折れ曲がりが悪いので同じ方向にして欲しいとのご希望です。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

チェックするとフックを保持しているパイプが破損をしています。
ココは、最初からついていたフック。
推測の域ですが、Wフックの方向が違う事からフックを閉じると動きが制限されてロックされた状態になります。動かないのでどこかに負担が加わる事になるので、弱い部分が破損してしまう事になります。
ネックレス自体は動きの自由度が高いのですが、それを制限している箇所に負担が掛かり易いですね。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

反対側(他店取付け)もチェックをすると、こちらも交換の必要がありました。
なんと、フックの針金に裂け目が入っています。
フックを作る時に針金を作り、折り曲げをしてフックの形状にしていきますが、その針金を作る時点で不良があって既に裂け目があったものだと思われます。多分、チェックミスでしょう。
こうした不良があると比較的早くフックが折れてしまうのですが、はめっ放しにしているとの事なのでフックの開け閉めが少なくて破損しなかったのだと思います。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

両側を交換し、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。
勿論、針金製造時はちゃんとチェックしました。

ご依頼を有難うございました。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

 

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今回はクロムハーツ製品のカスタマイズのご依頼をご紹介します。

まずは1点目。
品物は当店で金具の修理を何度かご紹介していますペーパーチェーンです。
今回はネックレスの金具に関してご相談を頂きました。

クロムハーツペーパーチェーンネックレス

金具自体に不具合はありませんが、脱落防止フックが緩くなってくるのと脱着そのものがし辛いとのご相談です。
脱落防止フックはシルバー製なので、素材を硬くする方法が殆どありません。なので、使っている内に開いてしまいどうしても緩くなってしまいます。
また、これはお客様都合なのですが、爪を長く伸ばされているのでどうしても金具がし辛くなります。

そこで、汎用品に交換するご提案をしました。
店在庫のフックを試して頂きましたが、こちらの方が装着がし易い事からフックへの交換修理となりました。

クロムハーツペーパーチェーンネックレス 汎用フックへの交換

フック交換と共に反対側のループ金具も楕円形にして、より装着し易くしてお渡ししました。
オリジナルの金具は、丸環部でカットしましたので元に戻せるようになっています。

クロムハーツペーパーチェーンネックレス 汎用フックへの交換

2点目。
こちらのお客様のご依頼は、バブルガムリングのサイズ直しのご依頼です。
サイズが少し大きいので、小さくしたいとのご希望です。

クロムハーツバブルガムリング

この日記内で何度かご紹介していますが、シルバー素材は全体が温まらないとロウ材が綺麗に流れません。この為、石付きの場合は必ず外す必要があります。
今回ご依頼の品物は爪で留まっていましたのでそれを起こす事で外す事が出来ますが、爪が薄い場合(製造時、もしくはご使用により摩耗して薄くなる)は爪が折れる可能性があり、石を留めなおす事が出来なくなります。この場合は爪部分に地金をロウ付けして爪を張り替える必要が出てきます。

今回の場合は、爪を綺麗に起こす事が出来ましたのでそのまま留めなおす事が出来ました。

クロムハーツバブルガムリング サイズ直し

但し、このリングはサイズ直しでカットするリング下部の内側に刻印がされています。
サイズ直しの際は、この箇所でカットしなければなりませんので、刻印が一部途切れてしまいます。コレはやむを得ません。

クロムハーツバブルガムリング サイズ直し

今回はクロムハーツ製品2点のご紹介をしましたが、どちらもオリジナル製品に手を加える事となります。

「金具のデザインを変えたくない」
「刻印には一切手を加えたくない」

お気持ちは十分判りますが、物理的に無理な場合は必ずあります。
今回はどちらのお客様も女性でした。個人的に感じるのが、女性のお客様の方が「ファッションとして製品を装着したい」という感覚が強いように感じます。
この辺りは女性より収集癖がある男性(私も含む)のオリジナルに拘る趣向とは違うのかもしれませんね・・・。(あくまでも私の感覚ですが)

お二方、ご依頼を有難うございました。

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ダイヤルース3点をお持ちになり、ペンダントネックレス製作のご依頼を頂きました。
ルースの大きさは、センターが1.8ct台、他二点が0.5ct台です。

ダイヤルース

 

石の爪は全てフクリン枠、これを3つV字に並べて、太めの喜平チェーン接続するデザイン。素材はPt900です。

まずは、石枠を作ります。

ダイヤフクリン枠

 

石枠が出来たらそれぞれを繋げ、V字に並ぶように板材をロウ付けして組み立てます。
ちなみに、丸いフクリン枠をそのままロウ付けしただけに見えますが、強度アップの為に両側をU字にえぐった薄い板を間に挟んでロウ付けをしています。

フクリン枠 V字に組み立て

 

喜平チェーンをカットし、V字のペンダントトップ部にロウ付け。
鏡面に磨いたら、石留めです。

ダイヤ石留め

 

留めた爪を磨いたら完成になります。

ダイヤV字ペンダントネックレス

 

そして・・・もう一つ。
お預かりしたルースに色石がありました。「ブルーサファイア」と記名がありますが・・・分析に出したところ、「ブルートパーズ」でした。(分析結果は、お客様にはお伝えしました)

分背結果ブルートパーズ

 

この石もフクリン枠を作って留めます。
ただ、ネックレスで配置する位置が、金具部分。背中側に少し垂らした位置に配置して欲しいとのご希望です。
金具も付け易さを優先して引き輪と、反対側はプレートではなく楕円の丸環にしました。

ご依頼を有難うございました。

背中側のブルートパーズ

 

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K18YGのネックレスの金具の修理のご依頼を頂きました。
金具は中折れ金具で、片側が変形しています。
この変形の修理と共に、脱落防止のフックをダブルにして欲しいとのご希望です。

変形した中折れ金具の修理

中折れ金具の枠がかなり変形をしているので、全交換も考えていました。新しい金具を取寄せをする為に値段は高くなってしまいますが、チェーンを切り離してロウ付けをするだけなので作業は簡単だからです。
ただ、このネックレスですが、形見分けの品物との事ですので金具が新しく綺麗になった・・・だけで良いとは思えません。出来るだけ元からのパーツを残したいですよね。
お客様には場合によっては全交換もするとお伝えはしましたが、やはり部分修理の方が良いと判断して、金具修理に取り掛かりました。

今回は、大きく変形した片側の外枠だけを修理します。
まず、変形した側から、折れ曲がる部分のパーツを切り離します。そして、折れ曲がるパーツの変形を修正。
このパーツが入るように外枠を板を「コ」の字状に曲げてロウ付けをします。「曲げる」とは言いますが、板に切り込みを入れ、切り込みを斜めに削って折り曲げてコの字を作ります。

中折れ金具の修理 外枠製作

 

寸法を測って折り曲げたのですが、若干小さかったようで折り曲げパーツの動きがギクシャク・・・。そこで、板の一部を叩いて伸ばし、スムーズに動くように修正しました。

中折れ金具の修理 外枠製作

 

外枠と折り曲げパーツを組み上げ、チェーンとロウ付け。
そして、フック部分のパイプもロウ付けして取り付けます。この時、Wフックにする為に反対側の丸いポッチ状のパーツも追加。

中折れ金具の修理 金具ロウ付け


針金を折り曲げてフックを作り、フックの掛かり具合を調整します。
最後に仕上げ磨きをすれば完成になります。

ご依頼を有難うございました。

中折れ金具の修理 修理完了

 

 

 

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Pt900とK18YGのコンビネーション素材のデザインネックレスを10cm長くして欲しいとのご依頼を頂きました。以前はこうしたネックレスが沢山ありましたが、最近は全く見かけなくなりましたね・・・。

Pt900/K18デザインネックレス

 

断面が楕円のパイプを繋げて作られています。
後ろ(金具周辺)は見えないから、普通のキヘイでも付けておいて・・・と、言われましたが、それでは折角のデザインが損なわれてしまいます。
そこで、今回はこのパイプを作って10cm分を繋げる事にしました。

Pt900/K18デザインネックレス

 

パイプは線引きと呼ぶ道具で作ります。
通常は針金を作る道具で、太い針金を通して少しずつ細くします。この線引きは、パイプを作る時にも応用が効きます。
まずはローラーで板を作り、それを丸めてパイプを作ります。丸パイプを楕円の線引きに通して欲しいサイズまで縮めていきます。
今回は、お客様とのご相談でコンビネーション素材ではなく、Pt900だけで延長部分を作ります。

線引き

 

線引きで楕円パイプが出来たらカットして長さを揃えます。ネックレスは長いパイプと短いパイプを連結部分して作られていますので、そのように長さをとります。

ネックレス延長用パイプ

 

カットしたら、長さを揃えます。1個ずつ削っていては時間が掛かってしまうので、両面テープで金属バーにくっ付けて一度に削って寸法を合わせます。

ネックレス用パイプ 研磨

 

長さを揃えたら、ロウ付け。ロウ付け部分に使う針金だけはK18YGを使いました。パーツはネックレス金具の両サイドに付けますので、2つ作ります。

パイプネックレス ロウ付け

 

パーツを一度磨きます。
ネックレス本体の金具を切り、そこへ作ったパーツを取付けます。
また、今回はお客様のご希望で、中折れ金具から引き輪へ変更します。中折れ金具だと装着し辛いとの事です。

デザインネックレスの延長

 

こうして10cm延長したネックレスが完成です。
ご依頼を有難うございました。

デザインネックレスの延長完成

 

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今回の修理は、K18WGダイヤネックレスの修理です。
ネックレスの一部が切れています。

K18WGダイヤネックレスの修理

拡大すると、こんな感じに切れています。
パーツは「U字」の針金で繋がれていますが、それが根本で切れています。

K18WGダイヤネックレスの修理

まずは、切れた部分を取り除きます。マイクログラインダという工具を使って針金を削って修理箇所を整えます。
次に「U字」パーツを用意。K18WGの針金を曲げて切れた箇所にはめ込み、長さとU字のカーブ調整をします。

K18WGダイヤネックレスの修理 パーツ作り

コレをロー付けして固定します。今回はメレダイヤが外せませんので溶ける温度が低いペースト状のゴールドロー材を使います。

K18WGダイヤネックレスの修理 ロー付け

ロー付け箇所を磨き、最後にロジウムメッキをして完成となります。

K18WGダイヤネックレスの修理

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先日はベネチアンチェーンの修理をしていました。
チェーンの途中で切れています。

切れたベネチアンチェーンの修理

今回は、この修理のご紹介ではなく・・・

このパーツに関してのご紹介です。

ネックレスのアジャスター環

この丸環、何でココに付いているのかご存じでしょうか?
この丸環、

アジャスター環

と呼ばれるパーツです。
知らない方が多いんですよね・・・このパーツに関して聞かれる事が度々あります。
このアジャスター環の使い方を知らない方が多くいらっしゃる事に改めて気づかされました。
使い方は、引き輪をこのアジャスター環に引っかけるだけ。
例えば、全長45cmのネックレスで42cmの所にアジャスター環が付いていたら、ココに引っかける事で42cmに短く出来ます。

ネックレスのアジャスター環の使い方

最近は、ボールの中にシリコンゴムが入ったアジャスターボールが付いたネックレスが多くなってきました。
アジャスターボール引っ張れば簡単に、しかも自分の好みの長さ調節が出来ます。

ネックレスのアジャスターボールタイプ

ただ、この中はシリコンゴムなので、頻繁に移動をさせていると中のゴムが擦れてアジャスターボールが留まらなくなります。
また、アジャスターボールで長さを調節した場合、短くした分のチェーンが背中側に垂れ下がる事になります。
アジャスター環の場合はチェーンを2つに折る形で短くするので、垂れ下がりが半分になります。

アジャスター環、アジャスターボール、どちらもメリットデメリットがありますのでお好みでお選びください。

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オーダーやリフォームのご依頼を頂く際、お客様から使わなくなった品物を地金として下取りをさせて頂く事も多くあります。
今回もネックレスを下取りさせて頂く事となりましたが・・・打ち合わせの際、ピンクゴールドのネックレスをお返しする事となりました。
ところが・・・ホワイトゴールドのネックレスと絡まってしまっています。

絡んだネックレス

こうした場合は、ベビーパウダーなどの粒子の細かい粉を降りかけてピンセットや縫い針などで根気よく解いていきます。
以前、「伊藤家の食卓」なんてテレビ番組でも紹介されていましたね。
当店では、ベビーパウダーではなく、使わなくなったファンデーションを砕いて使っています。

解く際、ペンダントヘッドか金具部分を動かして解いていきます。

絡んだネックレス

解けました・・・ここまで15分位。

絡んだネックレス

ネックレスを保管する際は、ジップ付の小袋に入れて保管するか、1本ずつ何かに引っかけて保管してください。
小袋に入れる際は、画像のように金具部分を外へ出してジップする・・・金具を中へ入れてしまうと、また絡まります。
特に細いネックレスは絡まりやすいです。

ネックレスの保管方法

少し絡んだ状態の時、絶対に振らない事。
振って解ける時もありますが、大抵は更に絡まってしまいますから・・・。

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先日ご依頼を頂いたシルバーネックレスの修理の事です。

修理内容は、ネックレスのパーツ同士を留めている丸環の一つのロー付け部が外れてしまっているところを再度ロー付けをする事でした。
パーツの修理箇所をルーペでよく見ると・・・透明で光っている部分がありました。

接着材で修理した跡

エポキシ系接着剤を使ってご自身で修理したのでしょう、その事をお伝えすると

「直ぐにわかるんですね・・・」

と。
それは、プロですもの、分かりますとも。(笑)
ただ、出来たらそのままでお持ち頂きたかったです。
ロー付けをする際にこの接着剤が邪魔をしてちゃんとロー材が流れないからです。
ロー付け前にこの接着剤部分は削り取り、そしてロー付け。

丸環は隣のパーツについたままでしたので、一度イトノコで切って分離。

ロー付け前に一度分離

そのままでもロー付けは可能ですが、一度切り離して繋ぎなおした方がパーツに対して垂直にロー付けをする事が出来ますからね。
一手間かかりますが修理をするならば、その部分は綺麗に直したいというのが職人としての気持ちです。

ロー付け後は、いつも通りにシルバー素材は真っ白に。
上はロー付け箇所から離れた部分、これだけ色が変わります。

ロー付け後

そして、一度磨いて黒染めをし、再度磨いて完成です。

シルバーネックレスのロー付け完成

修理の際、ご自身で出来ないか・・・と、思われるでしょうが、やはり餅は餅屋、プロにお任せ頂いた方が綺麗に仕上がります。
今回はエポキシ系接着剤で修理されていましたが、絶対にやらないでほしいのは「半田付け」を使った修理です。
半田の場合は、ロー付けに比べて融点(溶ける温度)が低いので、半田を削らなければいけません。
ただ、ロー付けの際に少しでも残っていると、シルバーと溶け合って素材がもろくなりどうにもならなくなります。
半田付けは絶対しないでください。

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ホワイトゴールドのネックレス金具の修理のご依頼を頂きました。
フックのバネが折れたようで、開け閉めする際にテンションがかかりません。

当初は、金具を分解してバネのみ交換する予定でしたが・・・開けてみると・・・

擦り減った金具

フックの爪の部分のパーツですが、芯の部分の片方が擦り減っています。
この部分に針金を短く切ったモノをロー付けして修理する事も出来ますが、コストの関係からパーツ交換となりました。

ネックレス金具

形と大きさはほぼ同じ。
ただ、芯の部分(金具中央の丸い部分)は針金状の芯材が貫通している構造です。
このパーツの場合は、修理する際にもこの心材を削らなければバネも交換出来ない為、バネを交換する度にこの心材も新しいモノと置き換わります。
金具の引っ掛かるふところ部分が壊れない限り、こちらのタイプの金具の方が修理しながら長く使えると思います。

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使っているパソコンのOSをWin XPからWin 8へアップグレードしましたが、デスクトップは順調に稼動中。
XPの時は32bitだったものを64bitに変更したのもあって、メモリーも8GBちゃんと認識してくれてるし、フォトショップを使っていても快適です。

ただ、XPのアップグレードで手に入れたWin 8 32bit版は、ノートPCで使おうとしましたが機種対応が出来てないようでインストールを蹴られてしまいました・・・。
どうも、BIOSが古くてダメな模様。
BIOSの書き換えをしたいですが・・・コレは未だ未体験。
書き換えに失敗するとマザーボードが使えなくなるので、怖いんですよね・・・。
さて、どうしましょうか・・・。

怖いと言えば、今回のネックレスの修理も。
凄く細い!

細いネックレスの修理

比べる為に普通サイズのゼムクリップを置いてみましたが、ネックレスの太さはこの位です。

ロー付けの時にはネックレスを溶かさず、かつ駒同士をロー材でくっ付けてしまわないように、細心の注意をはらいながら・・・集中!

細いネックレスの修理

簡単なようで、とても神経を使います。

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今回ご紹介しますご依頼、正直言って大変でした・・・。
8本編みのボールチェーンネックレスです。
そのネックレスが切れてしまっていたのです・・・。

8本編みボールチェーンネックレス

これまで3本や4本編みのチェーンの修理はした事がありました。
コレはその倍の本数です。
正直、ココだけの話(公開しちゃってますが・・・)お断りしても良かったのですが、出来ませんと断る事は簡単です。
しかし、私も職人の端くれ、プライドもありますので、何とかしようと修理を引受けさせて頂きました。
かなり大変な修理が見込まれたので、修理費用はそれなりに戴く事となります。

編みこみ作業も大変ですが、切れた場所も余り嬉しくないところでした。
ちょうど、引き輪の金具部分です。

8本編みボールチェーンネックレス

ロー付けしようとすると、当然バーナーの熱が加わる事になります。
余り長い間熱を加えると、引き輪内部のバネがテンションを失って金具の役目を果たさなくなります。
ココの修理も重視しつつ・・・
まずは、編みこみ作業が一番の難関。

ドレをどうやって編みこんで行くのか?
それを一番最初に下調べしました。
Web上で調べて調べて・・・幸いに、革細工で8本編みを解説しているブログやサイトが沢山ありましたので、また、太めのタコ糸を使ったりして、編み込み作業になれる事から始めました。

そして、いざ作業へ。
編みこんで行くと、最後の部分で持つところが無くなってしまうので、プラチナの細い針金をチェーンの端にロー付けをして、そこにナンバーを振ります。

8本編みボールチェーンネックレス

編み込み作業の画像は、ゴメンナサイ、全く余裕が無くて撮る事が出来ませんでした・・・。
感想は、無茶苦茶大変でした。
作業をしている時も、何番のチェーンを動かしたっけ?・・・と、頭の中もこんがらがる程・・・。

次の段階のロー付け。
まずは、チェーン自体を固めてロー付けをします。

8本編みボールチェーンネックレス

金具の方も、カップの中のチェーンを削り綺麗にします。
そして、ロー付け。
ロー付けの方法は・・・内緒です。
ある方法を使って何とかロー付け完了です。

今回の品物は、K18WG製でしたので、ロー付け部分を磨いてロジウムメッキ(プラチナメッキ)をします。
こうして完成。

8本編みボールチェーンネックレス

この手の編み込みネックレスを修理した際は必ず長さが短くなりますので、修理のご依頼の際はご了承下さい。
いや~・・・本当に大変な修理でした。
大変大変と書くとお客様には申し訳ない気持ちもありますが、本当に大変だったんです。(苦笑)
ただ、お客様に満足して頂けた事が一番良かったです。

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オーダー頂いたルビーのネックレスです。
素材は、K18WG。

鎖骨にあたる部分から首にかけては、地金パーツにしてあります。

ネックレストップ部分は外れるように細工をしてあり、それぞれを分けて使う事が出来るようにしてあります。




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今日は、K18製キヘイネックレスの修理のご紹介です。

コマの一つの口が開いてしまい、切れた状態でした。

通常、この状態でロー付けをしようとした場合、バーナーの熱が引き輪(金具)に回ってしまうので、大きな火口のバーナーしか持っていない工房では修理が出来ません。

現在では、輪になっている物であれば電流を流して高熱化(電熱コンロのように)してロー付けする方法が採られている事が多いかと思います。
但し、極細い針金の場合は電流の大きさの調節が難しく、コマが溶けてしまう事もあります。
当店では、こうした細い品物の場合は、「ウォーターウェルダー」と呼ぶ水素を利用した微細な口のバーナーを使って修理しています。
以前にも同様なネックレスの修理でご紹介しておりますが、髪の毛程の太さ温度が1000度を超える炎を作り出す事が出来ます。
火を利用した場合、温度コントロールを炎を近づけたり遠ざけたりする事で、用意に行えるのが利点なのです。
細いネックレスは、このようにして修理していきます。



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