前回時計ケースのロー付けのご紹介をしましたので、時計繋がりで今回も。

今回は、K18YGの時計金具部分の修理です。
金具は割れた二枚の板を穴に差し込んで固定する方式です。
この部分の摩耗が進んで金具が留まらなくなってます。

K18YG製時計金具修理



まずは、この摩耗した出っ張りの部分をカットします。

K18YG製時計金具修理



カットした部分に新しい板をロー付けします。
ロー付けする板は、横方向にちょっとだけ大き目。
ロー付けをした後に、少しずつ削りながらフィッティングをして留まり具合を調整する為です。

K18YG製時計金具修理



ほんの僅か硬い状態まで削り、そこから仕上げをします。
硬い状態にしたのは、仕上げ分のマージンを残すため。
仕上げをすると、丁度良い硬さの留まり具合になります。

時計にセットして完成です。

K18YG製時計金具修理



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