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フルエタニティリング製作のご依頼を頂きました。

ご依頼の品物ですが、かなり前に当店でお作りをしたリングです。ダイヤとルビーを交互に並べたレール留めのフルエタニティリング。
今回はデザインは気に入っているので、サイズを11号から13号へアップしたいとのご希望です。

フルエタニティリングは、基本的にはサイズ直しが出来ません。ただ、爪留めの場合は石を外す事が出来るのでサイズ直しをする事は出来ますが、今回の場合はレール留めなので爪を起こして石を外す事が出来ません。
そこで、ルビーを足してサイズをアップ、デザインは同じで作り直しが出来ないかとのご相談を頂きました。

Pt900ダイヤ/ルビーフルエタニティリング 石を足してサイズアップ

 

ご希望のサイズ、石の大きさ、個数、それをパソコンの図面上で描いて計算をすると、何とか1ピース足すとご希望の13号に出来そうです。
フルエタニティリングの場合は、サイズ、石の大きさ、個数、全てが合わないと綺麗なリングには出来ません。

Pt900ダイヤ/ルビーフルエタニティリング 石を外して計測

 

作る事が出来るのを確認したら、作業を進めます。
デザイン、素材は同じなので、まずはプラチナの棒材をロウ付けしてリングを作り、石が入る箇所にケガキ線を入れます。

Pt900ダイヤ/ルビーフルエタニティリング リング加工

 

石が乗る部分を旋盤で削って段付き加工をします。
今回は19ピース入れるので、削った面を19等分して印を付けます。

Pt900ダイヤ/ルビーフルエタニティリング リング加工

 

19か所印を付けた箇所に穴を開け、石が乗る部分を削って整形をします。一度石を乗せ、石と石の間の隙間をチェックした後に、中央部分をU字に削って磨きます。また、その他の周囲も磨いておきます。

Pt900ダイヤ/ルビーフルエタニティリング リング加工

 

石留め。
隣同士のチェックをしつつ、爪となる板を外から叩いて石を留めていきます。
爪留めより石が傾きやすいので、ちょっと叩いては水平をチェック。そしてまた叩いてチェック・・・最後に本締めをしてシッカリと留めていきます。

Pt900ダイヤ/ルビーフルエタニティリング 石留め

 

爪を叩いて留めた箇所は叩き痕が残っているので、それを綺麗に削って均し、最終磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤ/ルビーフルエタニティリング

 

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リングリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
元デザインは甲丸形状のパヴェ留めリングですが、爪が擦り減りメレダイヤが落ちてしまい、一度修理をさせて頂いていました。納品時に次に落ちたらリフォーム時期です・・・と、お伝えしていました。

今回は、リング全体のダメージが酷く、また十分楽しまれたとの事でしたので、石を外して別のデザインにリフォーム(リメイク)したいとご依頼を頂きました。
既に次のリングデザインのご希望がありましたので、それに沿ってお作りをします。

Pt900ダイヤパヴェ留めリング

石を外す前にチェックしたところ、既に欠けている石が幾つかありました。
量産品の場合、枠があり、そこに石を並べて石留めをしていくのですが、総カラットを最初から決めて1ピースあたりの大きさを決めている事が多くあります。なので、結構無理をして留めている場合があります。今回も隣り合った石が重なっている箇所があり、そうした所の石が割れたり欠けたりしてしまうのです。
石を外したところ、32ピース中、欠けが無く使える石が27ピースでした。

素材はPt900、デザインは平打ちリング。そこに石畳のように一つ置きに左右に並ぶデザインです。
リングは平打ちリングなので、地金をローラーで伸ばしてロウ付けしてリングを作ります。
ご希望サイズ(13号)に整形して、27ピースの石が入るようにリング外周を27等分してケガキ線を入れます。

Pr900ダイヤ升留めリング ケガキ線

メレダイヤを裏返してグリスでリングに貼り付けてチェックをします。
27等分なので、一周すると横並びになる箇所が出てしまいますね・・・。
この後、下穴を開けて石留めの職人へ石留めを依頼します。今回は四角くカットしたマス留めです。

Pr900ダイヤ升留めリング 石を貼り付けチェック

石留めから戻ったら、最終磨きをすれば完成です。
石畳み風?チェッカー柄?どちらともとれますが、こうしたリングもオシャレですね。

ご依頼を有難うございました。

Pr900ダイヤ升留めリング 完成

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ウォレットチェーン修理のご依頼を頂きました。
ベルトに引っ掛けて使うタイプですが、引っ掛ける箇所が根本から折れています。

シルバー製ウォレットチェーンの修理

 

こうして折れた際は、破断面が合いません。
シルバーに限らず、金属は曲がると伸びる性質を持っています。折れる際も伸びながら折れていくので、柔らかい飴が伸びながら最後はポキッと折れるような断面になります。
また、曲がりながら折れるので、折れた箇所は細くなってしまうんですよね・・・。

シルバー製ウォレットチェーンの修理 破断面

 

このままロウ付けしても恐らく使用数回後には同じように折れてしまう可能性大だと思います。一番負荷が加わる部分ですから。
そこで、内側に一枚板を補強として入れて修理する方法をご提案。お客様に了承を頂いて修理をしました。
伸びて破断面が合わない所は、仕方がありませんので削って合わせます。削る量は最小限。強度が落ちるので、隙間をロウ材で埋めてしまう事は出来るだけ避けるようにしています。

シルバー製ウォレットチェーンの修理 補強板ロウ付け

 

ロウ付け中に気づいたのですが、このレバー部分は後からロウ付けされていました。品物はキャスト(鋳造)で作られていますが、ゴム型を一体型として作るのは結構手間が掛かりますからね。

シルバー製ウォレットチェーンの修理 破断面

 

ロウ付け後は、周囲を滑らかに削り、全体を磨いたら修理完了になります。

ご依頼を有難うございました。

シルバー製ウォレットチェーンの修理 完成

 

 

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琥珀のブローチ修理のご依頼を頂きました。
大切に使われていたそうですが、金具部分の接着が取れ、金具も紛失してしまったそうです。

琥珀(コハク)ルースをブローチへ

素材はK18YGで作ります。
ベースとなる板をルースに合わせて曲げます。まっ平らでは無く、微妙に曲がっているのでそれに合わせてベース板を作ります。
次にルースの金具が付けてあった穴がありますが、そこにマスキングテープを貼って穴の位置をペンで印を付けて転写します。琥珀からテープを外してK18で作った板に貼り付けてピンを立てる位置を転写して、針金をロウ付けします。
ブローチ金具は、以前は風車タイプの金具が付いていたそうですが、今回は鉄砲と呼ぶ引いて開け閉めが出来るタイプをお勧めして取り付けました。年齢が進み、指が動きづらくなってくると、風車タイプは開け閉めがし辛くなるので、鉄砲がお勧めです。

琥珀(コハク)ルースをブローチへ

金具を仕上げ磨きをして、接着剤でルースに固定したら完成です。
ご依頼を有難うございました。

琥珀(コハク)ルースをブローチへ

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梅雨入りしたと思ったら、直ぐに梅雨明け。
そして、滅茶苦茶暑い日が続いてますね・・・水分とミネラルを補給して、無理のない過ごし方をしましょう。

 

さて、先週末の事です。

息子の部屋に入る時、扉を開けて一歩踏み出した所に鉄製の網が立て掛けてありました。ホームセンターなどで売られていて、小物を引っかけたりして使うワイヤーネットと言う物です。

ワイヤーネット

 

網が少し飛び出ていたので、この網に一歩踏み出した足が引っ掛かり転倒・・・。
網は大きく曲がり、私の左足指にも痛みが・・・。良く見ると左足の薬指に血が滲んでいました。
大した事は無いだろうと思ったのですが、爪の直ぐ上が切れていたので少し触ると・・・とたんに大量の出血。痛みもあったので、暫く座り込んで耐えていました。

暫くすると傷みも収まってきたので、慎重に絆創膏で患部を覆って養生をしておきました。

一日経ち、出血は止まったのですが、幹部は青黒く変色。あぁ~・・・やっちまったなぁ~・・・。

足の指を負傷

 

そこから一日経ちました。痛みはかなり引いてきたのですが、曲げると痛みが走る事から医者で診て貰う事にしました。
その結果・・・

関節の骨にヒビが入っていました・・・。

骨にヒビ

 

薬指と中指をテープで固定して、薬指の裏側には金属板を沿えて固定です・・・。完治には3週間程だそうです。
家の中って、意外に危険がいっぱいです・・・。

 

 

 

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ペンダント製作のご依頼を頂きました。
今回は枠のみでなく、ダイヤ、ネックレスチェーン、全てご依頼を頂くフルオーダーです。
ご予算から、ダイヤは0.5ct台でVVS-2、カラーはE、カットは3EXに決まりました。(ソーティングペーパーの画像を撮り忘れました・・・)

ご希望のデザインはティアドロップ型なのですが、今回も複雑なデザインでは無いので手作業で作って行きます。
まずは、石座作り。素材はPt900です。

Pt900ダイヤペンダントネックレス ダイヤ枠作り

石座部分が出来たら、全体のデザインとなる外枠を作ります。
外枠部分は、角材を曲げて作ります。中央の部分にダイヤが入りますが、角材を厚めにして爪になる箇所を残して外側へ斜めに削って整形をしていきます。

Pt900ダイヤペンダントネックレス デザイン枠作り

長く伸びた上部は、裏側に曲げてネックレス環にします。
ザッと磨き、石留めへ。

Pt900ダイヤペンダントネックレス ダイヤ石留め

石留めの際にタガネで叩いた部分を整形。そして、鏡面に磨いていきます。
最後にネックレスチェーンを通して完成になります。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤペンダントネックレス 完成

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古いデザインのリングからペンダントトップ製作のご依頼を頂きました。
どうしてこのデザインになったのか判りませんが、かなり変わったデザインをしているリングです。

変わったデザインのアメジストリング

 

「デザインはお任せします。どんなデザインになるか楽しみです。」

とご依頼を受けたのですが、正直どうしたものか・・・と、迷いに迷いました。
それにしても、かなり個性的なデザインのリングです。4つのペアシェイプカットのアメジストをこんな尖ったデザインにしてしまうのは、かなり勇気が要りますよね。リングはかなり古い時期に作られた物のようです。

さて、コレを崩してペンダントトップにするのですが、パッと思いついたのがこのペアシェイプの形と色から・・・ブドウ(葡萄)です。
石を並べてブドウの房に見立ててデザインをしてみようと思いました。

まず、石枠です。今回は4つ作る必要があるのと形がほぼ同じだったので、3Dプリンターを使って原型を作りました。それをシリコンで型を取り、キャスト(鋳造)で作ります。
キャスト後は、それぞれの形に合うように微調整をして、ブドウの房になるように並べてロウ付け・・・。

ところが・・・ココで、問題が・・・。いえ、製造上は全く問題が無いのですが、画像が一切ありません。撮った筈だったのですが・・・。(画像が一切無いので、文面のみで失礼致します・・・)

 

爪部を作ったので、飾り部分を作ります。
飾り部は、葉っぱ。コレは手作業で作る事にしました。
薄板を少し大き目に葉の形状に切抜き、矢坊主と呼ぶ先が丸いタガネを使って打ち出しをして整形をします。

ブドウの葉っぱを打ち出して整形

 

表からだけでなく、裏からも打ち出します。全体の様子をバランスを見つつ、両側から打ち出して整形をします。

ブドウの葉っぱを打ち出して整形

 

打ち出しが出来たら、外周部を整形して葉脈部分をリューターで削ってデザインします。表面のテクスチャーは、ダイヤのチップが付いた工具で粗めに仕上げます。

ブドウの葉っぱの葉脈部分を整形

 

葉っぱが出来たら、爪と合体させます。
ネックレスを通す部分は、裏側に針金をループ状にしてロウ付け。
一旦下磨きをして石留めをして、最終磨きをすれば完成になります。

K18YGアメジスト葡萄モチーフペンダントトップ

 

裏側はこのような形。ネックレスを通すループの先は、ブドウのツルを模して先を丸くしてみました。
お客様には口頭のみでデザインを伝えただけでしたので、大変満足をして頂け良かったです。

ご依頼を有難うございました。
K18YGアメジスト葡萄モチーフペンダントトップ

 

 

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ダイヤが入った十字架のペンダントトップの修理のご依頼を頂きました。
丸環が切れたピンクゴールドペンダントトップ

 

確認すると、本体側の丸環が摩耗の為に切れてしまっています。
幸いにもバチカン側の傷みは殆ど無いので、丸環さえ何とかすれば修理が出来るのですが・・・問題が1点・・・。

丸環が切れたピンクゴールドペンダントトップ

 

ご依頼の品物、海外製品で刻印は「750」とあります。日本だと「K18」になります。
ただ、素材の色を見ると、赤みが強いのでピンクゴールドなのです。

K18ピンクゴールドは、素材としては厄介な素材なのです。
一部を除き、K18ピンクゴールドはバーナーなどで熱を何度も加えるとヒビが無数に入り、バラバラになってしまいます。その為、当店では細いネックレスを除き(*)、ピンクゴールドの修理はご依頼を受けておりません。(イエローゴールド、ホワイトゴールドなど、ピンクゴールド以外の金製品は問題無く修理が可能です)

(*経験上、ピンクゴールドでも細いネックレスは修理が可能です。)

今回も修理をお断りしようかと思ったのですが、ペンダントトップ本体の上部に隙間があり、この隙間を広げる事で丸環が通せそうです。お客様にこれらの説明をしまして、修理を行う事にしました。

丸環は当店で使用しているK20PG。18金から20金純度を上げる事で熱を入れても割れる事が無くなります。

ご依頼を有難うございました。

ピンクゴールドペンダントトップ 丸環の修理

 

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ティファニーのダイヤリングの修理のご依頼を頂きました。
服にダイヤの爪を引っ掛けてしまい、爪が曲がってダイヤが外れてしまったそうです。

石が外れてしまったティファニーダイヤリング

 

曲がった爪を慎重に戻し、一度石をセット。ところが、どうやっても石が傾いてしまいます。

通常、こうした際は、全ての爪の角度を合わせたあとに石を乗せて再度爪を倒して留めていきます。
一度石留めがされているので、爪を正常な位置に戻せば石が乗る位置も決まります。
爪は、ダイヤを留める為にダイヤのガードルと呼ぶ外周部分が三角にカットされたいますが、どうしても3本の爪のカットした部分がズレています。

石が水平になるように爪をリカットして、留めました。
これで水平の位置ですが、赤矢印の爪は引っ掛かり部分が長すぎです。

爪の位置がおかしいティファニーダイヤリング

 

爪掛かりが長い箇所は爪先を削り、全体と共に仕上げ磨きをすれば完成です。

プラチナに限らず金属は曲がると伸びる性質がありますが、カットがズレていた内の2本は曲がっていませんさすがに3本共に伸びる事は無いですから・・・最初から斜めっていたのか?
有名ブランドだけにそれは無いと思いますが、ちょっと不可解です。

ご依頼を有難うございました。

石留めをしたティファニーダイヤリング

 

 

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リング製作のご依頼を頂きました。
石はムーンストーンですが、かなり変わった形をしています。表面は薄くカーブのついたカボッション(殆ど平ら)、裏面は斜めに2本のカットがあります。

多角形ムーンストーンのオーダーリング

 

ご依頼を受けた際にどのような形にして良いのかご相談頂きましたが、瞬時に思いついたのがこの多角形を活かすように直線で構成されたリング形状です。メモ用紙に簡単にイラストでお伝えしましたが、気に入って頂けたのでそのデザインに沿って製作をしました。

まず、石枠です。今回は多角形で裏側も複雑な形だったので、ワックス樹脂を削ってキャスト(鋳造)で作りました。素材はK18YGです。

多角形ムーンストーンのオーダーリング

 

あっと言う間にリング部分まで作り込んでしまいました・・・。
リング部分は、片側は1本、反対側は2本にして途中から1本に合流する形状ですが、2本の側は断面が三角形です。三角形の2本が1本になり、その1本の三角形が平打ちになって反対側で石枠に取りつくデザインです。

多角形ムーンストーンのオーダーリング リング部

 

リング部分が出来たら、中石を留める爪を作ります。通常は爪を作ってからリング部をロウ付けしていきますが、石枠とリング部分とのロウ付けに溶ける温度が高いロウ材を使ったので、爪のロウ付けは後回しにしました。

一度下磨きをしたら、メレダイヤを石留め。今回は埋め込みタイプにしました。

多角形ムーンストーンリング メレダイヤ石留め

 

メレダイヤの周囲を仕上げて最後に中石を留め、仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

多角形ムーンストーンリング

 

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リングオーダーを頂きました。デザインは横長の印台で、エッジは丸く。
サイズは、ピンキーサイズの1.5号です。

リング素材はシルバー925、印台の上面にK18YGの板を貼ったデザインです。シルバーリング部は、他のお客様のご依頼分と一緒にキャスト(鋳造)で作ります。
ワックス樹脂で形を作り、石膏に埋没してキャスト。

ピンキーサイズのリング作り ワックス樹脂型

キャスト後、まずは表面を一めくりして、一度下磨きをしました。
ところが・・・地金の一部に小さいキャスト傷が・・・。僅かな傷なんですが、
ゴールドやプラチナと違って、熱伝導が良いシルバー素材の場合はレーザーやTig溶接といった器具を使ってこの傷を埋める事が出来ません。

キャストはワックス樹脂を石膏に埋め、石膏を焼く事でワックスが溶けて空間が出来ます。その空間に溶けた地金を流し込む事で形が作られます。

ただ、石膏を焼く過程や、溶けた地金や石膏型の温度、溶けた地金を流し込むタイミングなど、色んな要素が噛み合わないと傷の無い品物が出来上がりません。

教科書のような参考データはありますが、気温や湿度、流す地金の種類や品物の大きさ(塊)によって、この参考データを弄る必要があります。

さて、納期も迫っているので、慌てます・・・。新たにキャストをするにも、再度ワックスを削り、電気炉で半日以上焼いて・・・なんて、時間はありません。
今回は品物の大きさもそれ程大きく無かったので、地金板を削り出しで作る事に変更しました。穴を開け、旋盤に取付て穴を整形しつつ広げます。キャストした品物の小さな傷ですのでそのままお渡ししても判らないかもしれませんが、作り手側からするとこうした部分は後から心残りします。自分の中での及第点は下げたくありません。

キャスト失敗! リングを削り出しに変更

一度下磨きをしましたが、今回は傷無しです。
K18YGの薄板(0.5mm厚)を用意し、それにロウ付け。

K18YG板をロウ付け

K18板を整形して、最終磨きをすれば完成です。
キャスト傷が出た時には慌てましたが、予定通りにお渡しが出来ました。

ご依頼を有難うございました。

シルバー925/K18YGピンキーリング

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前回の日記内で紹介しました店頭に置いてある水槽の中の水草、ラゲナンドラの蕾ですが・・・

水草の蕾

数日後に開花しました。
ただ、水上まで蕾が伸びずに水中で開花。水替えの影響でそのまま開いてしまったのか、それとも元々が水中花だったのかは不明です・・・。
花と言っても公園などで見られるような綺麗で可愛らしい花では無いので、知らない人から見れば「ふ~ん・・・」で終わってしまうような花ですけども。

ラゲナンドラの花

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南伊勢に釣りに行った翌日です。

ずっと放置していた店頭の水槽の掃除。

当店には90cmと30cmの2つの水槽が置いてありますが、90cmの方は減った分だけ水を足す程度で2年程水替えもしていません。30cmの方も冬の間は足し水のみ、また中の水草が繁茂してしまっていたので、GW期間中にスッキリさせようと考えていました。

まずは、30cmの方。

水草を全て取り出し、水替え。水草は、底砂の中に根を張るタイプでは無く、木や岩などにまとわりつくように育つ草なので、取り出すのは簡単です。

30cm水槽の掃除

水草は適度に間引き。

水替えの際に細かい水草が排水に流れて行くのを防ぐようにします。今水槽内で育てている水草の殆どは低温下では枯れてしまうので流れても大丈夫なのですが、日本在来の水草では無いので安易に流すのは避けるようにはしています。

水草は排水に流さない

水草は、石に括りつけて水槽に戻し、水を足して終了です。

少し濁りがありますが、時間経過と共にクリアーになっていくでしょう。

30cm水槽の掃除完了

次に大きい90cm水槽の掃除。

水槽の管理で一番面倒なのがコケが着いて見た目が汚くなってしまう事ですが、バクテリアが繁殖してキッチリとフィルターが機能するとコケも着きづらくなって管理も楽になります。その為にはある程度水量が多い方が機能し易くなりますが、逆に大きい水槽は重量が重くなりますし冬の加温も大変になります。

そのバランスが取れているのが90cm水槽だと個人的には思っています。

さて、まずは水を抜く前に水草の剪定。

この時、大きい葉が繁茂していたので適度にカットしていたら・・・葉の間に蕾発見。あぁ、しまった、気付かなかった・・・。

水草の蕾

この水草、ラゲナンドラと言うサトイモ科の植物です。葉をカットしてしまったので、株にダメージが出て蕾が溶けちゃう(枯れちゃう)かも・・・。

水草の蕾を見つけてしまったので、葉もカットしている事から全量水替えを止めて半分程度ににておきました。

この後、開花は見られるでしょうか・・・?

90cm水槽の掃除完了

ToDoリストにはやる事がまだ溜まったままですが、これにてGWの作業は終了。

作業場の方付けもしたいし、本当はやらなきゃいけない事が山積みなんですけども・・・。

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2022年のゴールデンウイーク期間はどのように過ごされたでしょうか? 29日の祝日から5月8日までの10連休だったところもあったようですね。
当店は前半は普段の週末通りで、後半の4日から8日までお休みを頂きました。

その一日目、まずはGW最大の試練、作業場外の換気扇フードの取付けをしました。
事の始まりは、1ヶ月程前に換気扇から水が滴るようになってしまっていました。確認するとフードが壁から外れかけてしまい、その隙間から水が浸入していました。また、既に木枠の一部が風化してフードが外れかけてしまっています。フードを外し、事前に木枠だけを室内から施工しておきました。

ただ、最大の難関が外側のフード。これはどうしても外壁側から施工をしなければなりませんが、高さが5m程あります。梯子を用意し、隣の駐車場に車が無いGWに施工をしようと準備していました。

釣りの時に使うワンショルダーバッグに必要な機材を入れ、数人に手伝って貰いながら施工しましたが、5mともなると怖いですね・・・。どんな手順で施工するかシュミレーションをしましたので10分位の時間で取付けは出来ましたが、足が震えっぱなしでした・・・。

換気扇フード取付け

翌日、こちらはウキウキの一日。コロナの行動規制が無かった事もあり、久しぶりに少し遠出をしようと南伊勢まで行きました。
当日は天気も穏やかなGWらしい気持ちいい天気でした。

南伊勢で釣り

残念ながら大物は釣れませんでしたが、小鯖と小鯵が釣れたのでその日の晩の酒の肴になりました。
エラと内蔵を取り、小麦粉まぶしてそのままから揚げ。塩コショウをして頭から丸ごと食べられます。
美味しかったですが・・・大物は、準備万端にすると殺気が出るのか、いつも釣れませんね・・・。

小鯖と小鯵のから揚げ

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コンチョの修理のご依頼を頂きました。
中央のターコイズ(トルコ石)が割れています。一番出っ張った部分で当たり易いですからね・・・。

ターコイズが割れたコンチョの修理

 

今回は同じお一人のお客様から大小2点のコンチョ修理のご依頼です。


以前にもこの日記上でお伝えしましたが、コンチョ等に使うターコイズも数年前より値段が上がっています。シルバーアクセサリーが流行しているのはそれ以前からなので理由がよく分からないのですが、一つ言えるのがターコイズに限らず石全般が値上がりしています。

ターコイズが割れたコンチョの修理

 

石を割って中を清掃。フクリン枠の爪を広げて石を留めます。爪はタガネで叩いて留めますので、タガネの痕が付いてしまいます。その部分を研磨して修理は完了です。


ご依頼を有難うございました。

ターコイズが割れたコンチョの修理

 

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パール(真珠)を使ったペンダントネックレスのご依頼を頂きました。
パールネックレスの長さ調節で玉が3個余っていたので、それでペンダントネックレスが作れないか?・・・と、ご相談を頂きました。

余ったパールでペンダントネックレス

デザインは何パターンかありますが、今回は出来るだけお安くとの事でしたので、玉の穴にイエローゴールドの針金を通し、その端にネックレスチェーンを引っかける方法でお作りをします。

余ったパールでペンダントネックレス

チェーンも当店でご用意しました。チェーンデザイン(今回は小豆)太さ、長さはお好みでご用意します。(流通量が多いチェーンデザインの場合は、43cmなどと規格に無い半端な長さでもご用意致します)
チェーンの中央をカットしてパールの針金に引っかけて出来上がり。

ご依頼を有難うございました。

余ったパールでペンダントネックレス

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リングからペンダントネックレスへのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
リングは6本爪で両脇にメレダイヤが付いたデザインです。

リングからペンダントネックレスへのリフォーム


ご希望のペンダントトップデザインは、同じく爪は6本爪、両脇のメレダイヤはバチカンに縦に並べて彫留めするデザインです。
ご希望のデザインに沿ってお作りをしていきます。

まず、石を外します。
爪は当店でキャスト(鋳造)した枠を使い、別に作ったバチカンをロウ付けしていきます。

リングから石外し


バチカンの裏側は、爪まで伸ばした板状にして繋ぎます。
この隙間にチェーンを通しますが、脱落防止の為にチェーンは取り外しが出来ないようにとのご希望でしたので、この後で板の中間位置に柱を設置します。

ペンダント裏側

 

メレダイヤは、彫留めの為に職人さんへ留めを依頼します。

彫留めから戻って来たら、センター石を石留め。

ペンダントトップへの石留め


石留め後は、爪先を整えて全体を磨けばペンダントトップは出来上がり。
ペンダントトップが出来たら、チェーンを通して完成になります。

プラチナペンダントネックレス完成


脱落防止の柱は、このような位置です。

ご依頼を有難うございました。

脱落防止の柱

 

 

 

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これまでも何度かご利用頂いているお客様から、エタニティリングのご依頼を頂きました。
ダイヤは持ち込みのルースですが、時間をかけて集められたカラーダイヤです。
このルースの他に、各ルースの大きさも記載したメモ書きも付けて頂きました。リングを作る上で大事なデータですので、非常に有難いです。

マルチカラーダイヤルース


ルースを先にお送り頂きましたが・・・エタニティリングのデザインに悩まれていました。
当初のデザインから二転三転。以前にもご利用頂いているお客様でしたので、失礼を承知で率直な意見をお伝えしました。お客様もスッキリされたようで、結果的に一番最初のデザイン爪留め(割り爪)で決まり、製作スタートです。


エタニティリングを作る際に重要なのは、リングサイズとダイヤの直径、そして個数です。
今回のリングサイズは11.5号、ダイヤは0.25ct前後なので直径が約4mmです。
頂いたダイヤの直径データと、実際に並べて計測した寸法を比較。この直線が円周となり、リングサイズとの絡みから厚みも決まります。(念の為、パソコンのCADで図面を引いて確認をします)

総ダイヤ長


リングは手作業で作ります。素材はPt900。
まず、いつも通りに地金を溶かし、それを叩いて塊にし、ローラーで伸ばして棒状にします。

Pt900棒


プラチナ棒を丸くして、ロウ付けしてリングに整形します。
今回はダイヤが26ピースなので、26等分に印を付けます。

Pt900リング加工 ロウ付け


ダイヤが入る穴を開け。但し、この時点では穴も少し小さ目にしておきます。ダイヤの大きさに少しバラつきがあるのと手作業で穴を開けているので、穴の位置も僅かにズレが出ます。

エタニティリング穴開け作業


横面をU字にくり抜きつつ、爪になる棒状の箇所を作ります。この棒を半分に輪って爪にします。この作業をしつつ、各ダイヤの入る位置を微調整しながら削ります。

エタニティリング爪加工作業


位置決めが出来たら、爪を割って、全体を磨き、石留めです。
石は全て並び順番が決まっているので、その通りに留めます。また、石留めの際にも位置の微調整しつつ留めていきます。

ダイヤ石留め


石留めが終わったら、全体を仕上げ磨きをします。
今回は1/3程がブラウンカラーダイヤですが、この箇所を金メッキにして欲しいとのご希望なので、マスキングをしてメッキ。
こうして完成です。

Pt900マルチカラーダイヤエタニティリング

Pt900マルチカラーダイヤエタニティリング


出来上がりをメールでご連絡をしましたが、「紫外線ライトを当てると面白いですよ」と返信頂きました。
早速ライトを当ててみると・・・

マルチカラーダイヤ紫外線発光

マルチカラーダイヤ紫外線発光


ダイヤは紫外線発光する物がありますが、これ程に多色に発光する物を見られる機会は滅多にありません。
ホント、面白いものを見せて頂きました。

ご利用を有難うございました。

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お手持ちのリングをペンダントトップへ作り替えて欲しいとご依頼を頂きました。
中央がサファイヤで、周りをメレとテーパーダイヤで取巻いているデザインのリングです。
本来ならば最初から作り直すのがデザイン的に一番綺麗に出来ますが、お値段も高くなります。今回は出来るだけお安くとの事ですので、リング部分をカットして改造する方法を選びました。

サファイヤ/ダイヤリング

リングからペンダントトップへの改造は比較的ポピュラーな作り替えですが、今回の場合は周りにダイヤを取巻いている部分がネックです。
と、いうのも、一般的既製品のこうしたデザインのリングの場合は、地金を軽くする為に部分的に簡略化されている物が多く、今回の場合もセンターのデザインとリングとの接点が抜かれています。この部分を作らなければなりません。

まずは、バーナーで熱を加えるロウ付け作業がありますので、石を全て外します。(フクリン留めなどで石が外せない場合は、今回のようなご依頼は出来ないという事となります。)
そして、リングとの接合面をカット。

リングからペンダントトップへ 接合部をカット

カットした部分はこんな形になります。接合部分が欠損しているので、この部分を足して作る事になります。

リングからペンダントトップへ 欠損部分

まずは、土台部分をつぎ足します。

リングからペンダントトップへ 土台継ぎ足し

メレダイヤの爪との柱が無いので、この部分もつぎ足します。
同時に、ペンダント環(バチカン)も取り付けます。

リングからペンダントトップへ 柱継ぎ足し

一度下磨きをして、石を留めて行きます。

リングからペンダントトップへ 石留め

最後に全体を仕上げ磨きをして、メッキ(ロジウムメッキ)処理をします。
今回は、ロウ材にホワイトゴールド用を使っていますので、継ぎ足した部分にロウ材の色が出てしまいます。それをマスクする為にメッキ処理が必要です。

こうして完成です。
ご依頼を有難うございました。

リングからペンダントトップへ 完成

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先日の日曜日、タイトルのようにコロナワクチンの3回目接種をしてきました。

接種券が届いたその日、当初は地元の区役所で受ける予定でした。
ところが、Web予約をしようとしましたが、既に3月中は埋まってしまっています。近隣の区役所を覗くと20日に受けられる状態だったので、そこで受ける事にしました。

接種はこれまで受けた2回に比べ、とてもスムーズでした。接種まで5分も掛からなかったのではないでしょうか。家からは車で出かけましたが、帰宅まで30分掛からなかったと思います。

さて、接種後なのですが・・・
2回目の接種の際は、翌日に発熱と倦怠感があり、1日寝込んでいました。
今回もちょっと心配ではありましたが、ロキソニンを飲んで就寝。
翌日、何かおかしい・・・微熱があるのと、軽い倦怠感。ただ、動けない程ではありません。
再度ロキソニンを飲み、仕事の作業開始。そんなこんなで、何とか1日仕事を済ませる事が出来ました。
前回のような倦怠感が強かったら一日寝込む事になりましたが、今回は幸いでした。こればかりはどうなるか判りませんからね・・・。

息子が名古屋駅で買ってきたスライムういろう。
オレンジ味を食べましたが、さわやかな味で美味しかったです。

スライムういろう

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ネックレスの修理のご依頼を頂きました。
ネックレスをコンセント(多分、タップ型コンセント)に落として、ショートさせてしまったそうで、一部が溶けています。

ショートして溶けたネックレス

 

ネックレスは、今回ご依頼のK18、プラチナ、シルバー、どれも電気を通します。
コンセントに触れば通電してしまうので、今回のようにショートして溶けてしまいます。
今回のご依頼の他にも当店へはたまにこうした品物のご依頼を頂きますが、年配のお客様がネックレスを首に下げたままの状態でコンセントに当ててショートさせてしまい、首の一部に火傷を負ってしまわれたという事例もありました。また、長いと色んな所へ引っ掛けてしまう事もあります。
45cm程の短いネックレスの場合は大丈夫かと思いますが、50cm以上のロングタイプのネックレスをご使用の際は気をつけてご使用下さい。

 

ショートした箇所は元には戻せませんので、この箇所をカットして繋ぎ直す事で修理が出来ます。
但し、ショートした箇所分は短くなってしまいます。(カットして取り除いた箇所は、買取りを致しました)

ご依頼を有難うございました。

ショートして溶けたネックレスの修理

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
2本のリングを1本に纏め、普段使いが出来るように・・・とのご希望です。

2本のプラチナリングを1本へ

 

色々とお話をさせて頂くのですが・・・今回もやはりセンター石はフクリン留め、両脇を彫留めに落ち着きました。王道と言えばそうなるのですが、爪が引っ掛からず飽きが来ないデザインなので外せないです。ただ、今回のフクリン枠ですが、ちょっとだけ枠を弄ります。

まずは、センター石の爪を作ります。ダイヤは0.5ct台。
今回の素材はK20PG、ピンクゴールドです。何故K20なのか?、と言うのは過去のこの日記内で説明をしていますので、そちらをご覧下さい。
枠は地金の塊から旋盤で削り出して作ります。板を丸めて作る方法もありますが、ピンクゴールドはロウ付けに一癖ある(ロウ材が綺麗に流れにくい)ので、出来るだけロウ付け箇所を減らしたいです。

ピンクゴールドでフクリン枠作り

 

石枠が出来たらリング部を作ります。
ピンクゴールド地金をローラーで伸ばして丸めて、リング状へ。サイズは11号です。

ピンクゴールドでリング作り

 

フクリン枠とリングをロウ付けして合体。
リングの上面にメレダイヤを留める穴を開けて、仕上げ磨き。
この後は、石留めの為に彫留めの職人へお任せします。

メレダイヤの石留め依頼

 

メレの石留めから戻って来ました。今回も綺麗に留めて貰いました。
この後、センター石の石留めですが、フクリン枠の一部をカットしてデザインにアクセントを付けます。

メレダイヤの石留め完了

 

センター石を留めます。

センター石の石留め中

 

最後に石枠を磨き、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

K20PGダイヤリング

 

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リング(指輪)の修理のご依頼を頂きました。
上部に付けてあるパールが割れてしまっています。また、色や艶に違いがあるので、全て交換をして欲しいとのご希望です。

極小パールの交換修理

パールの大きさが2.5mm程なのですが、淡水パールは多く出回っているものの、このサイズの丸パールは入手が困難になってきています。聞いた話では、大手が買占めをしているとの事なんですが・・・。

当店は古くから営業している事で、昭和50年以前の在庫も若干残っています。今回は、ここから使えそうなパールをピックアップして修理する事にしました。

極小パールの交換 旧在庫

全てのパールを外します。パールは全て接着剤で取り付けられています。
新しい物も接着剤で取付け。

ご依頼を有難うございました。

極小パールの交換

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リング(指輪)の修理のご依頼を頂きました。
石が外れてしまっています。

プラチナリングの爪修理

 

 

長年使われてきたので、爪が摩耗してペラペラ。他の石も、何かの拍子に爪先を引っ掛けてしまうと直ぐに爪が飛んでしまいそうです。

プラチナリングの爪修理

 

 

作り替えもお値段が掛かりますし、思い出のリングだそうなので、今回は爪を修理する事にしました。
爪以外の他の箇所は、ダメージが余り見受けられなかったのも幸いです。

石を全て外し、爪を削ります。爪は一般的な丸い断面の針金では無く角材で作られています。

プラチナリングの爪修理

 

 

爪となる角材をこのまま立ててロウ付けするのではなく、リング本体を斜めに削り込み、角材をロウ付けします。こうする事で、ロウ付け面積が増えるので強度も上がりますし、横から見た時の継ぎ目が無くなります。
爪は隣り合った2本分の板をロウ付けし、極細の糸鋸を使って中央でカットして2本の爪に分けます。
(端は1本分で取付けをします)

プラチナリングの爪修理 爪取付

 

爪と全体を一度下磨きをして、ダイヤを留めします。

プラチナリングの爪修理 石留め

 

 

爪先は引っ掛かりが少ないのをご希望でしたので、丸くを削ります。
そして爪を磨いたら、ロジウムメッキをします。手作りされた古いリングですので、溶ける温度が高いプラチナロウが使えません。この為、ホワイトゴールド用ロウ材を使っています。このロウ材の色をマスクする為にメッキ処理が必要です。

こうして完成。
ご依頼を有難うございました。

プラチナリングの爪修理

 

 

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2月24日(木)午前中は、健康診断の為に職人が居りません。
当日のご依頼の際に、ご相談が必要な場合は午後から起こし下さい。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

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某ブランドのペンダントトップからリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
十分楽しまれたので、リングに作り替えて新たに楽しみたいとの事です。

ダイヤペンダントトップ

 

リングデザインは、幾つかのデザインをご提案し、その中から更に細かくご提案をしました。

 

デザインに沿ってお作りします。素材はPt900。
まず、ダイヤの枠を作ります。今回は引っ掛かりが少ないデザインがご希望でしたので、石枠はフクリン爪です。
ダイヤの大きさが0.06ct(直径約2.5mm)、個数が4ピースなので、旋盤と言う工作機械を使って地金の塊から削り出します。円柱状の枠を作る際は手際よく作る事が出来ます。

旋盤で削り出すフクリン枠

 

爪が出来たら、リング枠を作ります。
今回のデザインは、枠で囲った中に爪を配置するデザインなので、板を曲げてロウ付けして組み立てて作って行きます。

リング枠

 

上の画像の枠の中に緩やかな線を足し、その両脇に爪を配置するデザインです。
上から見ると3本の線で構成されるデザインですが、厚みを微妙に変化させて抑揚を付けてあります。
この角度では見えませんが、中央の線の端は植物のツルのようにクルッと丸めてデザインをしています。
石爪をロウ付けする前に一度磨いて、配置を確認しながら組立てをします。

リング枠、石枠完成

 

リングが完成したら、石留め。
中央部分が浮いているので、熱を加えると柔らかくなるモデリング粘土で固定してダイヤを留めていきます。

ダイヤ石留め

 

石枠を磨き、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤデザインリング

 

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前回の職人日記では、クロムハーツのペーパーチェーンブレスレットのコマ足しのご紹介をしました。
品物をお渡ししてから1週間程経った頃でしょうか・・・このお客様が来店され、同じ品物の修理のご依頼を頂きました。
前回の作業で何かしら不手際でもあったのか?・・・と、思ったのですが・・・
金具が壊れてしました・・・。

クロムハーツペーパーチェーン 金具修理

 

このブランドのこの挿し込み金具、弱いんですよ・・・。以前にも幾つか修理をしています。
挿し込むベロ部分が薄い事、また、受け側の筒の奥行に対して挿し込みが短いので中でベロが暴れて曲がり易くなってしまいます。

まずは、挿し込み部分を作ります。今回は継ぎ足しの修理では無く、完全にこの部分を作り替えてしまいます。
その理由ですが、先にご紹介した素材の薄さ。チェーンに繋がるベース板を厚くし、その上に付ける中で引っ掛かる部分の板はそれより若干薄くします。また、オリジナルよりも長さは長くします。
ただ、挿し込み金具自体が凄く強い金具という訳でも無いので、出来る限りの対処なのですが・・・。
金具を強度だけから考えると、中折れ金具が一番強いんです。

金具全体は完全に作り替え、外す際に押し込む突起部分は、オリジナルの金具から取り外して付け替えをします。

クロムハーツペーパーチェーン 金具修理

 

金具の板の厚みが厚くなったので、挿し込む口の調整をしなければ挿し込む事が出来ませんので、この部分も削って調整をします。

クロムハーツペーパーチェーン 金具修理

 

挿し込み金具の他に、脱落防止のフックも針金部分に亀裂が入っていたので、交換します。

クロムハーツペーパーチェーン金具修理

 

最後に挿し込み、フック共に付け具合をチェックして、仕上げ磨きをすれば完成になります。
この金具、使われる際に挿し込み側を引っ張って外す方が多いと思いますが、突起部分を爪先で押してそのまま押し出すように外すと金具にダメージを与えず外す事が出来ます。

ご依頼を有難うございました。

クロムハーツペーパーチェーン 金具修理

 

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クロムハーツのペーパーチェーンブレスレットのコマ足しのご依頼を頂きました。
長さが足らず、きついとの事。

クロムハーツ ペーパーチェーン

 

このブレスレット、素材はK22です。(金具部はK14)
ただ、当店ではこの素材を扱っていませんので、足すコマはK18YGでお作りする事をお伝えして、ご依頼を承りました。

 

コマの見た目は平打ち断面の楕円で構成されているように見えますが、輪の内側が凹んだすり鉢のような形状(台形断面)になっています。
コマも、この断面の板を用意して、それを丸めて作ります。今回は7コマ分を足します。

コマ同士をロウ付けして短いチェーンを作ります。この段階ではコマは丸い輪ですが、ロウ付け後にやっとこ(ペンチ)で挟んで楕円にします。
それを本体に挟み込んでロウ付けして足します。
本体にロウ付けするのは一度(ロウ付け箇所は2カ所)だけ。出来るだけオリジナルには手を加えないように努めます。

クロムハーツ ペーパーチェーン コマ足しン

 

最後に仕上げ磨きをすれば完成です。
ご依頼を有難うございました。

クロムハーツ ペーパーチェーン コマ足し

 

 

 

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バングル製作のご依頼を頂きました。

Pt900製とK18YG製の2本。デザインは同じで、細身のバングルに上面にメレダイヤを彫留めして欲しいとのご希望です。

アクセサリーの見本をお借りしましたが、これよりも少し大きめとの事。
見本から真鍮板で見本のバングルを作り、これでフィッティングをして頂いて、いざ本製作へ!

真鍮製バングル見本

バングルは、地金の塊から作ります。
Pt900の地金は、仕入れ時はこんな風な状態で当店へ届きます。このままローラーで伸ばせば楽そうに思えますが、実はこの棒状の地金を一旦溶かして塊を作り直します。
仕入れたままの状態では、中に傷が入っている事がたまにあります。以前に作業終盤になって、この傷が表面に出てきてしまい、作り直す事になった事があるのです・・・。

Pt900素材

一旦溶かしたプラチナをハンマーで叩き締め、ローラーで少しずつ棒状に伸ばしていきます。途中からは板状に伸ばしはじめ、中央部分をそのままに、両端側は更に薄く伸ばします。中央部分はメレダイヤが入る事から穴を開ける必要がありますので、どうしても強度面が落ちます、その為、中央は厚く、両端は薄くするのです。

地金を伸ばしたら、バングル形状に曲げて、形を整えます。幅は5mm。
断面は、お客様からのご希望がありましたので、台形にします。

Pt900バングル加工中

プラチナの方が出来たら、今度はK18YGの方を同じように地金から整形。

K18YGバングル作業開始

K18YGもバングル形状は同じです。作業も中央部分を厚く、両端を薄く。

K18YGバングル加工作業中

プラチナ、K18と両方の形が出来たら、品物を磨き、メレダイヤを留める為に職人に依頼します。

メレダイヤ彫留め依頼前

メレダイヤの留めが出来上がってきたら、最終仕上げをして完成になります。
ご依頼を有難うございました。

Pt900、K18YGダイヤバングル完成

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今回の年末年始、我が家は2年振りに妻の実家へ帰省しました。コロナの影響も少し収まり、帰省をされた方も多かったのではないでしょうか。

妻の実家では義理の母が一人暮らしをしているので、2年も帰省していないと心配になります。長かった2年ですが、義理の母も元気にしていたので安心したところです。

さて、年末年始の我が家の恒例は、スキー。
妻の実家は新潟県、雪が多いスキー大国。この地理を毎年生かして、実家を拠点にスキーに出かけます。
とは言っても、ここ最近は湯沢エリアの「かぐらスキー場」がお気に入りです。

かぐらスキー場がお気に入りな理由は、その立地です。
新潟県は雪が多いのですが、多くのスキー場は町に隣接する程の距離にあります。標高が比較的低いので、湿雪が多い。また日本海からの雪雲が直接流れ込む事も湿雪が多くなる理由です。
ところが、かぐらは標高が高く気温も低くなるのでサラサラのパウダーになり易い。
また、みつまた、かぐら、田代と3つのエリアが合体した大きなゲレンデも魅力。
こんな事から、ここ数年はかぐらへ通うのです。

久しぶりのかぐらへは31日の大晦日に行く予定をしていました。
ところが、年末年始の寒波が襲い、高速道路は通行止め。スキー場も閉鎖していました。

31日の実家から

(31日の実家からの風景)

スキー場が開いたのが2日でしたので、この日を狙って行ってきました。

ゲレンデへは70人乗りのロープウェイで一気に上がります。雪の影響なのか、それともまだコロナの影響があるのか、8時頃のスキー客は少なめです。
ロープウェイ乗り場では、検温をして乗車します。

かぐらスキー場 ロープウェイ乗り場

この日は天気も滅茶苦茶良くて、雲一つない快晴!辺りが一望出来ました。
朝一番では無かったのですが、深雪も楽しめました。

かぐら第一高速リフト頂上からの眺め

この日がシーズンインという事もあり、午前中で脚と体力を使い切ってしまい、昼飯を食べて帰路につきました。

コロナの影響はまだまだ続いてしまうのでしょうが、やっといつもの冬がやってきた感じがします。出来る対策はしつつ、コロナ以前の平常が戻って来るのを待ちたいですね。

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