シルバー製のバングル修理のご依頼を頂きました。
バングルは楕円形を半分にカットしたデザインですが、蝶番部のパイプのロウ付けが外れてしまっています。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

修理箇所を拡大するとこのような状態。
蝶番部は3つのパイプで構成されていますが、二か所のパイプのロウ付けが剥れてしまっています。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

まず最初に、品物を洗浄します。
このバングルに限らずロウ付けをする修理の場合は、サイズ直しやネックレス修理の場合でも洗浄からスタートです。
ロウ付けの際の熱でロウ付け箇所の汚れが焼き付いたりして、ロウ材の流れを阻害する場合があるので、必ず洗浄をします。
(超音波洗浄だけでなく、薬剤を使って洗浄をします)

洗浄が終わったら、パイプの中のシャフトを抜きます。
両端をカシメて留めてある構造なので、カシメ箇所を削ってシャフトを抜き、パイプを外します。

パイプを外したら、ロウ付け箇所のロウ材痕を綺麗に削ってからパイプのロウ付けをします。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

ここまで来たらシャフトを入れ、黒染めして磨けば修理終了なのですが、シャフトを入れたら蝶番の反対にある差込み金具の具合がイマイチ悪い・・・。
使われている内か蝶番部が破損した時の衝撃なのかは不明ですが、バングル全体の形状が少し歪んでいる様子。
変形を修正します。
金具の出し入れがスムーズになったら、黒染めをして全体を一度下磨きをして、シャフトをカシメ、最後にもう一度仕上げ磨きをしたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

 

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