イラストからペンダントトップ製作
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K18YG製のダイヤが入ったペンダントトップのご依頼を頂きました。
ご希望されるペンダントトップのデザインは、イラスト一枚です。

このイラストからペンダントトップを作るのですが、作り方は色々あります。その中から、一番綺麗で一番短い工程(時間)で完成する方法を考えます。
今回はその中から、今回は3Dプリンターを使って作る方法を選択しました。
まず、パソコン上でデータを作り、それを出力して仮モデルを作ります。大きさ、溝の深さと幅、厚み、それぞれから一番理想の形になるようにデータを修正して作ります。円の直径はおよそ4cmとペンダントトップとしては結構大きめです。また、表面は平らでは無く、少し膨らみがある形状です。(←表面形状の項は加筆しました)

作った3Dモデルに、キュービックジルコニアを置いてメレダイヤの大きさや配置を仮決めして何カラット程入るのか計算をします。
お見積り時にはパソコン上で一応計算をした数値でお値段を出して提示はさせて頂いていますが、実際に置いた石との誤差を見ます。
ただ、この時点でも概算となってしまいます。実際のメレダイヤは大きさにバラつきがあるので、配置や大きさを入れ替える事が多々あります。お見積り時には若干の幅を持たせてご提示させて頂く事となります。

石の仮置きが決まったら、シリコン型でゴム型を取り、ワックス型を作成。そのワックス型を石膏に埋没してキャスト(鋳造)となります。
3Dモデルから直接キャストをする事もありますが、石膏焼成に時間が掛かる事と焼成時の温度管理がシビアですので当店では一旦ゴム型を取る方法を選択しています。ゴム型→ワックス型の作成時に少し縮みが発生するので、その縮みを考慮して3Dモデルの大きさを補正しておく事も重要です。
キャストを行い、K18の地金となりました。
裏側をある程度仕上げて高さを出す為に枠を作ってロウ付けをします。枠が無いと安っぽく見えてしまうので、平たい形状の品物には必須です。
3Dモデルを作る際この枠も作る事が出来ましたが、枠があると裏側を綺麗に仕上げる事が出来ないのでこのような工程で作っています。

枠を取り付けたら、チェーンが通るペンダント環を作ってロウ付けをします。

メレダイヤを予定していた配置通りに並べて様子を見ます。この時、やはり石の入替えや位置をずらすなどが数か所発生しました。
石の総カラットすうは5カラット程になります。
そして、穴開け加工をしつつ石留めを行います。今回は当店内で石留めをする事としました。

石はどんどん留めていきます。パズルです。

石留めが終わったら全体を仕上げ磨きします。
溝の部分は艶消しになるので、マスキングをしてサンドブラスト加工をして艶消しに。
最終チェックをしてサッと仕上げ磨きをして完成となります。
ご依頼を有難うございました。

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