Entries tagged with “シルバー”
12月
22
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | ゴローズ ホイールのカスタマイズ はコメントを受け付けていません
久しぶりゴローズのホイールカスタマイズのご依頼を頂きました。
中央にロウ付けされている金メタルをカットする作業です。

この作業のお問い合わせは、かなり多くあります。
ただ、作業内容と仕上がりをご説明すると、ほぼご依頼は来ません。何故か?
この作業は金メダルを外す事になるのですが、当店では超極細のノコギリでカットします。
ロウ付けされているので、熱を加えて外せば良いじゃないか?・・・と、思われるかもしれませんが、ロウ材が溶けた際に本体に溶け込んで表面を荒らしてしまうので、カットをしています。
カットは慎重に行いますが、やはり表面を僅かに擦ってしまうのでこの面を仕上げをします。

カット後、メタルが付いていた裏側の数本の溝にロウ材が埋まっているので、これを削り取る必要があります。この削り取る作業が終われば作業終了になります。
ゴローズ製品には詳しく無いのですが、現在はホイール単体では販売されてないそうですね。
このカットした物と、ホイール単体製品を比べた際に明らかに違う点があります。
それが、この削り取り作業をした溝。
ホイールはキャスト(鋳造)で作られています。
表面は磨かれていますが、溝はキャスト時のままです。
このキャスト時のザラザラ感は、後から再現しようとしても出来ません。
なので、オリジナルモデルなのか、それともメタルをカットした物なのかがココを見れば一目で判ります。
問い合わせの際にこれらをご説明しますが、ご依頼されない。ホイールだけを売却しようとしている方が多いからと推測します。
今回は、お客様がご自身で楽しまれる目的でしたのでご依頼を頂き、外した金メタルはポストをつけてピアスにしました。
ご依頼を有難うございました。

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12月
2
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | シルバー製時計ケースの修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製の時計ケース修理のご依頼を頂きました。
クリップバネが折れています。

もう一か所、時計を留めている針金が根本から折れています。また、反対側も亀裂が入っていたので、ここも同じように作業をします。
今回はクリップバネ、留め金の2点を修理していきます。

クリップバネはこれまで紹介してきました方法と同じ。
また、時計を留める針金は、穴を開けて針金を差し込み、ロウ着面を広くして強度を上げながらロウ付けをします。

ロウ付けが終わったら、黒染めをして一旦仕上げをします。
そのあと、クリップバネを入れてクリップ部分を修理完成。
最後に仕上げ磨きをすれば完成になります。(画像撮影後に、時計を留めました)
ご依頼を有難うございました。

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11月
25
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | ラビングハート バンド リングのサイズ直し はコメントを受け付けていません
ティファニーのラビングハートバンドリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
素材は、シルバー製です。サイズを小さくしたいとのご希望です。

サイズ直しの際は、サイズを大きくするにも小さくするにもどこかでカットする事となりますが、この品物はハート型が連続しているデザインなので、カットをする箇所に困ります・・・。
ご来店頂いたお客様でしたので、その事をお伝えしてハートの一か所を取り除いてサイズ直しをする事としました。

当初は、板で繋ぐ予定でしたが、針金線で囲ったようにハートを作ったモチーフを踏襲して、二本の針金線で繋いでデザイン性を損なわないように変更しました。
ご依頼を有難うございました。

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11月
4
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | クロムハーツ カスタマイズ2点 はコメントを受け付けていません
今回はクロムハーツ製品のカスタマイズのご依頼をご紹介します。
まずは1点目。
品物は当店で金具の修理を何度かご紹介していますペーパーチェーンです。
今回はネックレスの金具に関してご相談を頂きました。

金具自体に不具合はありませんが、脱落防止フックが緩くなってくるのと脱着そのものがし辛いとのご相談です。
脱落防止フックはシルバー製なので、素材を硬くする方法が殆どありません。なので、使っている内に開いてしまいどうしても緩くなってしまいます。
また、これはお客様都合なのですが、爪を長く伸ばされているのでどうしても金具がし辛くなります。
そこで、汎用品に交換するご提案をしました。
店在庫のフックを試して頂きましたが、こちらの方が装着がし易い事からフックへの交換修理となりました。

フック交換と共に反対側のループ金具も楕円形にして、より装着し易くしてお渡ししました。
オリジナルの金具は、丸環部でカットしましたので元に戻せるようになっています。

2点目。
こちらのお客様のご依頼は、バブルガムリングのサイズ直しのご依頼です。
サイズが少し大きいので、小さくしたいとのご希望です。

この日記内で何度かご紹介していますが、シルバー素材は全体が温まらないとロウ材が綺麗に流れません。この為、石付きの場合は必ず外す必要があります。
今回ご依頼の品物は爪で留まっていましたのでそれを起こす事で外す事が出来ますが、爪が薄い場合(製造時、もしくはご使用により摩耗して薄くなる)は爪が折れる可能性があり、石を留めなおす事が出来なくなります。この場合は爪部分に地金をロウ付けして爪を張り替える必要が出てきます。
今回の場合は、爪を綺麗に起こす事が出来ましたのでそのまま留めなおす事が出来ました。

但し、このリングはサイズ直しでカットするリング下部の内側に刻印がされています。
サイズ直しの際は、この箇所でカットしなければなりませんので、刻印が一部途切れてしまいます。コレはやむを得ません。

今回はクロムハーツ製品2点のご紹介をしましたが、どちらもオリジナル製品に手を加える事となります。
「金具のデザインを変えたくない」
「刻印には一切手を加えたくない」
お気持ちは十分判りますが、物理的に無理な場合は必ずあります。
今回はどちらのお客様も女性でした。個人的に感じるのが、女性のお客様の方が「ファッションとして製品を装着したい」という感覚が強いように感じます。
この辺りは女性より収集癖がある男性(私も含む)のオリジナルに拘る趣向とは違うのかもしれませんね・・・。(あくまでも私の感覚ですが)
お二方、ご依頼を有難うございました。
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10月
13
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | 車に踏まれた? シルバー製バングルの変形修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製バングルの修理のご依頼を頂きました。
中央部分から折り畳んだように変形してしまっています。

入手されてからそれ程経っていないとの事ですが、知らず内に腕から落ちてしまい、気づいて探したところ、道路上に落ちていたそうです。状態を見るとどうも車に踏まれたようで、バングルの中央部分から折り畳んだように曲がっています。
状態としてはかなり悪いです。ただ、幸いな事に石だけは傷が殆どなく、バングルの変形さえ何とか直せば使えそうです。

変形を直すには、まずバングルに熱を入れて地金を柔らかくします。金属は変形をすると硬くなる性質があるので、熱を入れる事で軟化させて修理をし易くします。(熱を入れても軟化しない金属もあります)
修理途中の画像はありませんが・・・お察し下さい。(滅茶苦茶大変でした・・・)
中央の石が入っている台座部分は、バングルを固定して叩いて修正していきます。

元の品物の形が不明なので細部の形状が判りませんが、何とか修理完了。細かな傷が磨いて目立たなくなりましたが、深い傷は埋める事が出来ないのでそのままになりました。
また、石はフクリン枠になっていましたが割れがあり、非常に薄い枠だったのでロウ付けはせずに接着で石を留める事にしました。
ご依頼を有難うございました。

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10月
6
2022
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | 東急ハンズ名古屋店販売の品物 はコメントを受け付けていません
名古屋駅のジェイアール 名古屋タカシマヤ内の東急ハンズ10階「男の書斎」では、当店製作の銀製品を販売しています。
先日、ハンズの担当の方から「在庫が少なくなっている」と連絡がありました・・・。
1か月に一度、担当の方から売れた数の連絡を貰って、店頭在庫の数を把握してはいましたが、店頭での修理やオーダーの方がバタバタしていて、納品が出来てませんでした・・・。
ハンズの方にはお客様からのご注文も頂いていますので、出来るだけ早く収めるようにします。
少しお時間を下さい。スミマセン・・・。

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9月
16
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | シルバー製時計ブレスレットのクリップバネ修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製の時計ケースの修理のご依頼を頂きました。
クリップ部のバネが折れてしまっています。

この修理をする際に時計ケースからブレスレットを外す必要があるのですが、ブレスを留めているバネ棒の内部が錆びてバネ棒が引っ込みません・・・。
僅かに動いていたので、浸透するオイルを横から挿し、何とか外す事が出来ました。

クリップ部のバネ交換はいつも作業をしている内容なので別段難しいところはありませんが、今回の難点はこのバネ棒の除去。
ポルシェデザインの時計ベルトのバックル修理の際にもこの作業が入る事がありますが、このバネ棒は削り取るしか方法がありません。ただ、錆びている箇所は素材が変質してしまっているので無茶苦茶硬いのです。超硬合金の付いた工具で削り取っていくのですが、それでも先端が欠けてしまう程。

少しずつ工具の太さを太くして、何とか外す事が出来ました。最後はバネ棒外装のパイプ部分のみに・・・。

ここまで来れば後はクリップ部のバネを交換するのみ。
ご依頼を有難うございました。

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9月
9
2022
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| Leave A Comment | バングル補強修理 はコメントを受け付けていません
ゴローズバングルの修理のご依頼を頂きました。
ご依頼のバングルですが、当店で一度修理とカスタマイズをさせて頂いています。記録を調べると2014年でした。

今回のご依頼は、以前に修理して補強板を貼り付けた脇にヒビが入っています。
こうしたヒビですが、強度的に弱い箇所に入ります。表にメタルが貼ってある箇所など厚みが増している事からその脇が弱くなり、こうした箇所に入る事が殆どです。
ただ、補強板を取り付けなければこの年数まで使えず、短期間でロウ付け箇所から折れていたと思います。(前回修理時は、金ローズの脇で折れていました)

今回も補強を取り付けて欲しいとのご希望でしたが、表側には金ローズがロウ付けされていて、この箇所がバングル全体からみると板が二重(補強板を貼った事から三重)になって強度が増している箇所になります。ヒビ部分だけをマスクするように補強板を並べると前回との境目が弱くなってしまうので、境目部分を斜めに削って強度低下を最小限にする事にしました。

ロウ付け後は、バングルの形が崩れていたので整えて、全体を仕上げ磨きをすれば完成になります。

裏側はこの様になります。
お客様には出来るだけ形を崩さないようにお使い下さいとお伝えしていましたが、こうしたバングルの形を変えず使い続けるのがなかなか難しいですね・・・。
ご依頼を有難うございました。

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7月
14
2022
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| Leave A Comment | ウォレットチェーンの修理 はコメントを受け付けていません
ウォレットチェーン修理のご依頼を頂きました。
ベルトに引っ掛けて使うタイプですが、引っ掛ける箇所が根本から折れています。

こうして折れた際は、破断面が合いません。
シルバーに限らず、金属は曲がると伸びる性質を持っています。折れる際も伸びながら折れていくので、柔らかい飴が伸びながら最後はポキッと折れるような断面になります。
また、曲がりながら折れるので、折れた箇所は細くなってしまうんですよね・・・。

このままロウ付けしても恐らく使用数回後には同じように折れてしまう可能性大だと思います。一番負荷が加わる部分ですから。
そこで、内側に一枚板を補強として入れて修理する方法をご提案。お客様に了承を頂いて修理をしました。
伸びて破断面が合わない所は、仕方がありませんので削って合わせます。削る量は最小限。強度が落ちるので、隙間をロウ材で埋めてしまう事は出来るだけ避けるようにしています。

ロウ付け中に気づいたのですが、このレバー部分は後からロウ付けされていました。品物はキャスト(鋳造)で作られていますが、ゴム型を一体型として作るのは結構手間が掛かりますからね。

ロウ付け後は、周囲を滑らかに削り、全体を磨いたら修理完了になります。
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9月
9
2021
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| Leave A Comment | クロムハーツ等のクリップバネ修理 はコメントを受け付けていません
修理が修理を呼ぶ・・・
これまでも何度かご紹介してますが、同じ内容の修理やリフォームのご依頼が重なる事があります。
今回もクロムハーツ等のクリップのバネ交換修理のご依頼が4件重なりました。

クリップ部が2箇所あるクイッククリップの場合は、赤矢印部分のシャフトを一旦抜き、中のバネを取り出して本体側のバネ交換をします。(下の画像は、修理後です)

また、こちらのお客様は他店で修理をされたそうですが、1週間程で不具合が発生されたとの事で、当店へご依頼を頂きました。
宅配便で当店へ送って頂きましたが、届いた時にはバラバラになっていました・・・。

たまに構造的に問題があると思われる品物がありますが、その際はお客様へご連絡を入れて修理を行います。
この品物はその修理をした際に改造されたのか、それとも元々なのか不明ですが、構造が弱い部分がありましたので許可を頂いて変更をして修理をしました。
構造変更は内部ですので、表からは全く判りませんのでご安心ください。

修理のご依頼の際は、一度お問い合わせください。
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4月
22
2021
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| Leave A Comment | シルバーブレスの金具修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製ブレスレットの金具修理のご依頼を頂きました。
金具内部のバネが折れていて爪が戻らない状態です。
通常、こうした際は汎用の金具(引き輪、フック、カニカン)に交換となります。
ただ、今回は金具がブレスレットのデザインと統一されており、汎用金具が使いづらい状況。
お客様とご相談させて頂き、中のバネを交換する事にしました。
金具をバラしてみました。
こうした金具は大抵の場合、二つのタイプに分かれます。
一つは外のケースと爪に穴が開けられていてシャフトが貫通してる物。もう一つは、爪にシャフトが付けられていて外ケースの内部に穴が開いているタイプ(シャフトがケース側に付いている場合もあります)。後者の場合は、ケースを開いて爪を入れ、ケースを潰して爪を固定するタイプです。(説明が判り辛くてスミマセン・・・)
今回の場合は、後者のタイプでケース内側にシャフトがあり、爪に穴が開いている物でした。このタイプの場合は、金具にシャフトが通る貫通穴が無いので、よく観察すると判ります。

これまでの経験では、バネが折れる頃になると内部のシャフトも摩耗が進んでいる場合が多くあります。
今回もやはり摩耗が進んでいて、爪の引っ掛かりがかなり少なくなっていました。
コレはご依頼の際に予想されていたので、別の構造(上記説明文の前者)にする事をご相談させて頂いていました。(摩耗した内部のシャフトを修理する事は出来ません)
まずは、ケース内部のシャフト(出っ張り)を削ります。
そして、その部分に貫通穴を開けます。ココにシルバー線を挿し込んでシャフトにします。

次にバネを作ります。バネ材はスチール線(ピアノ線)。
バネを仕込んだ爪をケースに入れ、シャフトを挿し込んで爪の開閉具合を確認。
スムーズに動く事を確認したら、シャフトを適度な長さにカットして両端を叩いてカシメをすれば出来上がりです。
最後にサッと磨いて完成。
汎用金具への交換よりは修理代は高くなりますが、デザインは崩さずに修理が出来ます。
まずはお問合せ下さい。
ご依頼を有難うございました。

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3月
23
2021
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| Leave A Comment | バネ交換 はコメントを受け付けていません
クロムハーツなどのウォレットチェーンに付いているクリップ内のバネ交換のご依頼を頂きました。
通常は月に1件程度の修理のご依頼なのですが、同時期に4件の修理のご依頼。IWCポルシェデザイン時計のベルトバックル修理なども同時期にかたまる事がありますが、コレって修理が修理を呼ぶって事でしょうか?

遠方から宅配便でご依頼をされた品物、直接店頭へお越し頂いて受取った品物、いつものように問題無くバネを交換して修理完了。
今回の品物では、他店で修理をし1週間程でバラバラになった品物のご依頼がありました。当店で1週間でバラバラになるような修理だと無料での再修理をしますが、そのお店では・・・。ちなみに、当店が修理をしたバネ交換では再修理で戻ってきた品物はありません。


修理直ぐは若干軋みがある物がありますが、お使い頂いている内に馴染んできます。この軋みを取りたいとCRC等のスプレーを吹きかけるのは出来るだけ避けて下さい。オイルが埃を寄せ付け、この埃が水分を含んでバネの錆びに繋がります。どうしてもスプレーを吹きかけたい時は、ドライタイプのシリコンスプレーがお勧めです。

クロムハーツ本物、他社製品、コピー製品、シルバー製であれば修理は承ります。どこ製って事は当店では関係ありません。ただ、構造的に弱いと思われる物は、お客様にご相談をして内部構造を変更させて頂きます。
まずは、お問合せ下さい。
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3月
5
2021
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| Leave A Comment | 切れないリングのサイズ直し はコメントを受け付けていません
リングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
あるお店で購入されたとの事ですが、まずリング素材の刻印が打ってありません。しかも、シルバーにしては色がおかしい・・・黒っぽい色をしているんです。お客様の話では、特殊な素材を使っていると説明されたそうです。素材不明、石がフクリン留めで外せない、またリングには樹脂なのか黒と赤の着色部分があります。コレではサイズ直しは全く出来ません。
お店では、当店のようなサイズ直しが出来る工房に持ち込めば簡単にサイズ直しをやって貰えるよ。・・・と言われたそうです。話がいい加減過ぎて呆れます・・・。

幸いだったのが、サイズ。現行サイズが13.5号、コレを7号へのご希望です。
以前、ここで紹介しました「カットが出来ないサイズ直し」と同じようサイズの差がある場合にはリングを作って内側へ接着する方法がとれます。今回もこの方法を使ってサイズ直しをします。(サイズ差が無い場合には、この方法は使えません)
まずは、シルバー925でリングを作ります。ギリギリにサイズを合わせて作るのですが・・・ココでトラブルが・・・。ご依頼のリング、良く見るとリング内部が真円ではなく、卵型をしているのです。リング上部に隙間が・・・。
作ったリングが真円なので、入れようと削り過ぎるとリング上部に隙間が出来てしまいます。なので、新しく入れるリングも卵型に削る必要があります。

中に入れるスリーブリングも厚みを削って修正して、何とか入れるように出来ました。少し大き目ですが、この状態で接着。

リング外周に合わせてスリーブリングを削り、見た目を良くする(判り辛くする)為に内側への面取りを多めに削ります。最後に磨いて完成です。
ご依頼を有難うございました。

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1月
27
2021
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| Leave A Comment | バングル変形修理 はコメントを受け付けていません
シルバー素材のバングル修理のご依頼を頂きました。
転んで曲がっちゃったとの事ですが・・・かなり変形してますね・・・。

ここまで変形が激しいと、完全に元に戻す事は難しくなります。
シルバーは、近い素材だとアルミに似た印象です。アルミは曲がると伸びる性質があり、シルバーも曲がると伸びてしまいます。なので、一度変形した物を元に戻そうとしても、伸びが影響して微妙な歪みが残ってしまうのです。
変形を修正する際には、鉄の棒がテーパー状の芯金を使います。リングのサイズ直しの際にも同様の芯金を使いますが、リング用よりはずっと太い心金を使います。
バングルに傷が付かないようにマスキングテープで養生して修正していきます。

細部の修正は樹脂がはめ込まれたペンチで修正していきます。
最後に仕上げ磨きをすれば修理完了。
表面の薄い線傷はバフ掛けの際に殆ど消えますが、深く入った傷はこのままとなります。シルバー素材は熱伝導が良いので、地金を溶かして盛り足す作業が出来ません。(Pt900、K18はそうした作業が出来ます)
深く入った傷の角だけ丸く磨き取って、装着時に痛くないようにするのみになります。
ご依頼を有難うございました。

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1月
21
2021
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| Leave A Comment | シルバーフープピアス はコメントを受け付けていません
シルバー製のピアスのご依頼を頂きました。
このお客様のご友人が、ご依頼の二ヶ月程前に当店でシルバーリングを作られたそうで、その友人から紹介されたのだそうです。有難い事です。
デザインはフープと呼ぶ丸型です。(見本有り)

同じデザインで、表面のテクスチャーを外周方向へのヘアーライン、最後に金メッキにして欲しいとのご希望です。こうしたフープピアスも昨今の風潮からか華奢な物が多いので、ボリュームがある物が欲しいとのご希望です。
丸い形状なので、リングを作る時と要領は同じです。地金をローラーで角棒に伸ばしてから、溝盤へ叩き込んで甲丸形状に整形します。

この棒状の地金を丸めてリング形状にします。
断面は甲丸状にしましたが、かなり甲高な形状なので溝盤だけでは整形しきれません。なので、リングにした後に角を丸めて見本と同じような甲丸断面にしていきます。

整形が出来たら、金具を取り付けます。ロウ付けしますが、本体とのボリューム差があるので、ピアス金具を溶かさないように注意注意・・・。

ヘアーラインのテクスチャーを付けます。
その後に金具(ピン)をカシメて取付け。

最後にメッキをして完成です。
ご依頼を有難うございました。

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8月
27
2020
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| Leave A Comment | ハンダは絶対に使わないで はコメントを受け付けていません
シルバー素材のプレートの修理のご依頼を頂きました。
プレートを革製品から外されたようで、カシメが潰れています。

カシメ金具をロウ付けします。元は鉄材のカシメのようですが、当店には真鍮製しか在庫が無く、お客様にはこの旨のお断りをして作業をします。

磨いて完成。それ程難しい修理ではありません。

さて、もう1点の修理が頭を抱えるところ・・・
純金製の社章で、ピンからネジ式へ改造して欲しいとのご希望です。
ただ、よく見ると、ピンの根元が何やらおかしい・・・この銀色の部分はハンダが使われていました。

ご自身で修理をされたのか、それとも他店で修理をしたのかは不明ですが、ハンダ使う修理は絶対に避けた方が良いのです。
ハンダは溶ける温度が低く、電気コテを使えば簡単に金属同士をくっつける事が出来ます。ただ、溶ける温度が低いと言う事は、高温でロウ付けをする際はこのハンダが素材に溶け込んで合金化してしまうという点があります。こうなると、ロウ付修理と言う選択肢がなくなってしまいます。
じゃあ、このハンダを削り取ればいいじゃない・・・と、思われるかもしれませんが、ハンダが少しでも残っていると合金化してしまうので、何処まで削ればいいのか判断が難しいのです。
今回は、ネジをロウ付け出来ませんので、土台となるシルバー板に金具を銀ロウでロウ付け。(ネジは汎用品ですので、真鍮製です)

土台の板を整形してから金メッキをして本体に金属用接着剤で固定します。
ハンダが使われていなければ金ロウ材を使って直接ロウ付けが出来たのですが・・・。

ハンダという素材は簡単に金属同士をくっつける事は出来ますが、強度面で比べるとロウ付けよりもずっと弱い接合方法です。接合面積を大きく取れれば接着剤も強いんですよね。(どうしてもハンダを使わなければならない修理もあります)
判断が難しければ、一度ご相談下さい。
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7月
22
2020
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| Leave A Comment | ターコイズ交換修理 はコメントを受け付けていません
名古屋は未だ梅雨明けは発表されていませんが、今日の名古屋の天気はいつもの「蒸し暑い名古屋」です・・・。ただ、明日からはまた雨予報ですね・・・。
(23日~26日の4日間は休業になります)
今年の春先の話になりますが、何故かコンチョのターコイズ交換のご依頼が沢山ありました。以前、IWCポルシェデザインのバックル部分のロウ付け修理も重なる事があり、こうした修理って品物が品物を呼ぶのでしょうか?




同じ時期、この修理に使うターコイズ(トルコ石)の在庫が無くなりました。
そこで、在庫補充の為にターコイズを注文したのですが・・・値段が凄い事になっていました。ビックリ。
これまで使っていたターコイズは、20年近く前に仕入れをした物だと思いますが、その値段から10倍・・・。当然ですが、修理代に反映してしまいます。


つい先日もご依頼がありエメラルドを探したのですが、直径3mm程までは選び放題。しかし欲しい5mm(そこそこの綺麗さ)となると何処を探しても見つかりません・・・。
何とかエメは確保しましたが、話を聞くとこのサイズ以上は探すのが困難なんだそうです。
全ては景気が思わしくない日本経済が影響しているようで、国内には殆ど入らず中国などへ行ってしまうよう。物が無くては私達も仕事が出来ません。困りますね・・・。
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11月
27
2019
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | ロウ付けが出来ないシルバーリングのサイズ直し はコメントを受け付けていません
シルバーリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
サイズが大きいので3号程小さくとのご希望です。
ところが、この品物の場合にはロウ付けが出来ません。
シルバーリングはリングに石などが入っている場合には石を外す必要があります。その理由ですが、シルバーの場合は品物全体が温まらないとロウ材がカットした面に流れてくれないからなのです。
今回の品物は、ショパール風のリングにガラスがはめ込まれている物で、そのガラスは外す事が出来ません。
サイズが大きいのでこのままでは使えず、どうにかしてサイズを小さくして欲しいとのご希望で、ある方法でサイズを小さくしてみました。
その方法ですが、リングの中に薄い板を接着する方法。苦肉の策です・・・。

リング断面が丸い形状をしていますので、板もそれに合わせて雨樋のように板を曲げてリングに沿う形状にします。そして、板金修理用の接着剤でガッチリ固定。接着面が少し見えますが、僅かですので殆ど気になりません。

今回はサイズが3号小さくでしたのでこの方法がとれましたが、これが2号以下だと中に差し込む板が薄くなりすぎて出来ません。
逆に5号以上だと板が厚過ぎて嵌め心地が悪くなるので、出来る場合と出来ない場合がありますね・・・。
ご依頼を有難うございました。
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11月
15
2019
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | シルバー製ジッポーライターケースの修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製のジッポーライターケースの修理のご依頼を頂きました。
蓋を締めた際にケースに隙間が空くのを修正して欲しいとのご希望です。

現状でコレ位の隙間が空いています。

まず、蝶番部分を外してみます。蝶番部分の修正をすれば隙間は埋まると思ったのですが・・・
アレレ・・・?ケースが斜めってる・・・。

反対側は、ちゃんと真っ直ぐなのに・・・。

これは困りました・・・。よく観察してみると、ケース全体が微妙に歪んでいるのです。ケースの中にサイズを合わせて削った木材を入れて修正をしてみましたが、完全に歪みは取れません。作られた時に歪んだまま組み上げたのが原因かと思われます。
お客様にこの事をお伝えして、完全に修正が出来ない可能性もあると連絡を入れて作業を再開。
ケースを少し削っては噛み合わせを見て、再度削っては様子を見る・・・。コレを繰り返してここまで修正をしました。前面にモチーフプレートがロウ付けされているのですが、片方を削り過ぎるとプレートが斜めに取り付けられているように見えてしまうので、ケースの傾きは完全に治せませんでしたがここでキリを付けました。

蝶番のパイプを取付ける作業に移ります。テープで上下を固定してパイプの溝を削っていきます。今回はケース横幅いっぱいまで蝶番部分を広げ、三分割タイプにします。

そして、蝶番のパイプをロウ付け。

全体を磨き、黒染めをした後に蝶番パイプの中に芯を通してカシメて出来上がりになります。

歪みが判った時には焦りましたが、噛み合わせは直せました。
ご依頼を有難うございました。

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7月
10
2019
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | シルバー製テニスブレスの修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製のテニスブレスの修理のご依頼を頂きました。

金具の付け根の部分が外れているのと、脱落防止のフックの片方が紛失しています。

今回の修理、石を留めている爪が爪留めだったのが幸いでした。
石はダイヤではなく、キュービックジルコニア。ダイヤでも小さい物の場合はそのままロー付けをする事がありますが、キュービックジルコニアは熱を加えると割れてしまうので石の大小に関わらず必ず外して修理する必要があります。
また、シルバーの場合は、熱伝導が良いので品物全体に熱を加えて温める必要がありますが、今回の品物は爪の空間が大きいので熱損失が少なく、石を数個外すだけでロー付けが可能です。(バングル形状など品物が塊状の品物の場合は、石を全て外す必要があります)
石を6ピース外してコマ間のロー付けを行い、フックも新しく作り直します。

その後、石留め。この品物は、クリアーとピンクの交互配列で石留めされていたので、その配列で石を戻します。

仕上げ磨きをしたら、メッキ処理されていましたのでメッキをして完成になります。

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2月
22
2019
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア, 製造過程 | Permalink |
| Leave A Comment | クイッククリップの変形修理とカスタマイズ はコメントを受け付けていません
シルバー製のクイッククリップの変形修理のご依頼を頂きました。
片方が変形しています。

今回の修理は、この変形修正と合わせて、円を小さくして欲しいとのご依頼も頂きました。詳しくは判らないのですが、このクリップ部分が小さい物を以前お持ちで、それと同じように小さくして欲しいとのご希望です。
クリップの円を小さくするとなると、開閉する爪の円弧を曲げる必要があるので、爪を外さなければいけません。
作業前には判らなかったのですが、爪を留めているピン痕が殆ど判らない程だったのでロー付けで留められいると勘違いしました。(通常、ロー付けすると熱により内部のバネが焼けて使えなくなります)
ロー付けは出来ないので「カシメ」で修理をするとお客様にお伝えして作業を始めましたが、いざ外してみるとロー付けではなくカシメ・・・ピン痕が判らない程に打込まれていたようです。
爪を外して曲げます。ただ、根本にはピンが通る箇所があるので、この部分を潰してしまうような方法で曲げる事が出来ません。潰さないように慎重に・・・かつ、出来るだけ小さい円弧にします。

そして、本体側をカット。カット後は、両端面の合わせ目と開閉のすり合わせ。
ココが一番時間がかかるところです。

調整が出来たら、バネとピンを入れてピンの端面をカシメ。
最後に仕上げ磨きをしたら完成です。

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1月
17
2019
Posted by yoshitomi under 営業日 | Permalink |
| Leave A Comment | 当店製造のシルバー製品に関しまして はコメントを受け付けていません
当店オリジナル製品のシルバー製品ですが、現在はジェイアール名古屋タカシマヤ内の東急ハンズ名古屋店10F「男の書斎」のみで販売をしております。
先日、同店で販売をしております銀製ぐい呑みの注文を頂きました。
(店頭品ではなく、新しい物をご希望との事)

竹型モデルも長く在庫切れでしたが、現在は店頭販売をしています。

また、当店サイトのトップページでご紹介をしております、銀製の「合格ダルマ(五角ダルマ)」や「お地蔵さん」他も男の書斎で販売をしております。
そして、この日記でも何度か紹介をしています「ピルケース(ニトロ)ペンダント」ですが、銀製の物を製作して「男の書斎」で販売を始めました。
銀製は「男の書斎」専用販売品です。

(画像は、見本のプラチナ製です)
サイズは少し大き目の外径12mm、内径9mm、長さ35mm、パッキン内蔵、唐草模様の彫り仕様となっています。
(シルバーチェーンは別売になります)
現在はこれよりも細めの物を製作していますが、販売時期は未定です。
お買い求めの際は、東急ハンズ名古屋店10F 「男の書斎」にてお願い致します。
また、特注などの際も東急ハンズへお問い合わせください。
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8月
30
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | カット出来ないリングのサイズ直し はコメントを受け付けていません
今回のご紹介は、シルバーリングのサイズ直し。
サイズは15号へと小さくです。(元のサイズを忘れてしまいましたが、22号位だったかと・・・)
10mm程とかなり幅があり、厚みもあります。
しかも、全周に渡りデザイン化されているのでどこかをカットしてサイズを小さくする事が出来ません。
そこで、予めリングを1本作り、そのリングを内側に差し込んでロー付けする方法をとりました。

リングを挿し込むとこんな感じ。
元リングの内側角は少し面取りがされているので、少し隙間が空いてしまいます。
この部分にロー材を流し込んでいきます。

ロー付けしました。シルバ素材は熱を加えるとこんな風に真っ白になります。

余分な部分をカットしてサイズ調整をして、一度下磨き。
部分的に黒染めをして、本磨きをすれば出来上がりです。

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6月
21
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | 内部の傷が出る事も・・・ はコメントを受け付けていません
以前から何度かご紹介しています、フェザーペンダントのリング加工。
一時期のように驚く程多くはありませんが、今もご依頼を頂いています。

ペンダントは一度熱を加えて地金を軟化させて丸めていきますが、その作業過程で金先の場合はロー付け部分が外れたりします。
シッカリとロー付けされているように見えても、この部分は外れる事がたまにありますね。
リング内側よりも外側は伸びるように引っ張られるので、当然なんですけども・・・。
ただ、それ以外に、内部に傷がある場合にも傷が表面に出てきてしまう場合もあります。
この品物は、キャスト(鋳造)で作られた物なので、内部に空洞がある品物もあり、外側からは全く判りません。
曲げる事で地金が潰されて、傷が表に出てくるのです。

この傷が出てきた場合、大変申し訳ありませんが別途料金が加算となります。
(加算料金は傷の具合によります。)
金の部分に出てきた場合は金ローで、銀の部分の場合は銀ロー材で傷を埋める事となります。
(金部分で傷が小さい場合にはTig溶接を使う場合もあります。)

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2月
6
2018
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | ペンダントから革装飾用への改造 はコメントを受け付けていません
シルバー製ペンダントの改造のご依頼を頂きました。
ご依頼内容は、かなり前にご紹介しました
と同じ内容になります。
ペンダントの裏側に革に取り付ける為の脚をロー付けすると言う物。
品物を受取った時にはペンダント環は既に取り外されていました。
ただ、裏側を見ると・・・

裏側が凹んでいたのか、パテ埋めされています。
お客様からは、「強度があるパテなのでこのままロー付けをして下さい」とのご指示が・・・。
ただ、このパテという素材、大抵はポリエステルなどの粉末に溶剤を混ぜて作られた物なので、ロー付けの際は焼けてしまいます。
調べてみましたが150度位の温度まで耐える物もありますが、ロー付けでは一番低い温度で溶ける物でも600度位になります。
また、この日記でも何度かご紹介していますが、ロー付けの際にその箇所に汚れなどがあるとフラックスを塗ってもロー材を弾いて母材(今回の場合は銀素材)に流れません。
なので、この事をご説明をしてパテは削り取りました。

裏側にはシルバーの棒材で作った脚をロー付けで取り付けて行きます。
パテ埋めされていた部分は、この棒材が少し埋まるように長めにしてロー付け。
他の部分は、そのまま立ててロー付けをしていきます。

全体を磨き、表側の溝は黒染めをして完成です。
また、革への取り付けはご自身で作業をされるとの事ですので、別にシルバーで作ったワッシャーも同梱してお渡しをしました。

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12月
14
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | ポールスミスのタイ留め修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製タイ留めの修理のご依頼を頂きました。
品物は、ポールスミスの限定品のタイ留めです。
状態は・・・車に踏まれ、金具は潰れ、バー本体も傷がついた状態・・・。
どこまで元に戻せるのか?


まずは、金具は使えませんので、本体から切り離します。
そして、本体の修理。
シルバー製の場合、傷にシルバーの切れ端などを溶かすなどの修理で埋める事が出来ません。
Pt900やK18の場合は、深い傷がある所に素材の切れ端をTig溶接機(電気溶接機)でスポット的に溶かし込んで修理する事が可能ですが、シルバーの場合は熱伝導が良いのでこうした修理が困難です。
出来る事は浅い傷を研磨する事くらいですが、研磨し過ぎると模様や文字などが薄くなってしまうので程々に。
そして、金具のベース部分をロー付け。

色が白くなりますので、ここから仕上げ磨きをして鏡面にします。
磨いたら、裏側の刻印や表のデザイン部分に黒の墨入れ(塗装)をします。
墨入れが出来たら、金具を取り付けて完成。


完全に元の状態に戻す事は出来ませんでしたが、傷の大半が裏側でしたので十分お使いが出来る範囲だと思います。

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12月
6
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | シルバーの修理でハンダは使わないで! はコメントを受け付けていません
このところ多くなっているご依頼なのですが・・・
「シルバー製品の修理にハンダ付けを使われている品物」
この修理のご依頼が増えています。

(以前の画像を使っています)
この殆どが、ご自身で修理をされて、直ぐに壊れてしまったので当店へお持ちになった物です。
半田付けという修理、ハンダの中には鉛が入った有鉛ハンダと鉛が入っていない無鉛ハンダがあります。
どちらも溶ける温度が低い錫(すず)が主成分となっているので、ハンダの溶ける温度は200度前後です。
強度(硬さ)も低いので、強度が必要な場合には表面積を広くしなければもたず、直ぐに取れてしまいます。
そして、一般的にシルバー製品に使われるロー付けのロー材と呼ぶ合金の場合は、溶ける温度が600度~700度程になります。
一度ハンダを使われてしまうと、この温度差からロー付けをする事が出来なくなります。
銀ロー材が溶けて溶着する前に、ハンダが溶けて銀本体にドンドン溶け込んでハンダと銀の合金になっていってしまいます。
また、悪い事に、この合金になった銀は溶ける温度が低くなり銀ローが使えなくなる他、素材が脆くなるので本体自体が簡単に折れてしまう事も多くあります。
ハンダを取り除く方法は、削り取るしかありません。
ところが、この削り取る方法にも限界があります。
品物の厚みが厚い場合には取り除く事が出来る場合もありますが、薄い物ではそれも困難。
また、厚みがあったとしてもバーナーで炙られてしまっている場合には、深く溶け込んでいる事が殆どなのでロー付けでの修理が不可能になります。
ご自身で修理する気持ちは判りますが、後々の事を良く考えて頂いてジュエリー加工をしているお店や工房にお持ちください。
お願いします・・・。
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10月
12
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | バングルの石枠交換 はコメントを受け付けていません
シルバー製バングルの石枠の交換のご依頼を頂きました。
バングルはシルバー製、中の石はターコイズです。
この石枠をK18YGへの交換がご希望、石は割ってしまっても構わないとの事で、新しい石も同梱にてお送り頂きました。

石枠の交換となると現在のシルバー製の枠は必要ありません。
そこで、横からノコギリを入れて石枠をカットする事にしました。
シルバーの枠と同じ幅のK18YGの素材を用意し、石を巻いてフクリン留めの爪を作ります。
勿論、出来るだけ隙間は開かないように。

石枠が出来たら、バングル本体にロー付けです。
カットしたバングルのシルバー枠は全て削り取ってからのロー付けです。

熱を入れて白くなったバングルと石枠を磨き、バングル本体も予め黒染めをしておきます。
最後に石を留めて爪を磨いたら完成です。

そういえば、以前に「折れたバングルの修理」のご紹介した時に、石枠の中に木くずが入っていた件、あの日記のあとにご自身でもシルバーアクセサリーを作られるお客様に教えて頂きました。
木くずの正体はコルクだそうで、一旦湿らせてから石を留めるのだそうです。
コルクは湿らせて圧縮すると縮み、乾くと元に戻って膨らむので、石が持ち上げられて留まるのだとか。
現代のような工具や設備の無い状況でのネイティブアメリカンの創意工夫が感じられます。
ただ、ダイヤやルビー、エメラルドと言った石を使ったジュエリー加工で同じような事をしたら・・・とんでもない事です。(仕事が来なくなっちゃいます・・・)
当店では工具も設備も整っておりますので、お客様からのご希望が無ければシルバー製品でもK18やPt900と同じような石の留め方をさせて頂きます。
(修理で石を外すなどの場合は、これまでと同じように修理前を踏襲して同じ留め方に致します。)
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9月
1
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | ループタイの修理 はコメントを受け付けていません
革紐を使ったループタイの修理のご依頼を頂きました。
革紐の先に付けられているシルバー製の装飾部分の一部が折れて無くなっています。
この修理をするにあたり、まずはこの先端のキャップ部分を外す必要があります。
折れた矢じりを作り、それをロー付けをしますので、熱で革紐が焼けてしまいます。
ただ、この外す作業でもキャップを焼く事になるんですけどもね・・・。
大抵の場合は、エポキシかゴム系の接着剤で接着されてます。
この際、熱を加えて接着剤を焼くか柔らかくして外す事になります。
シルバーのキャップに炎を当てて少し煙が出始めたところで抜くのですが・・・なかなか抜けません。
ヘタをすると革紐が焼けてしまうのでビクビクしながら作業をしていたのですが・・・やっと抜けました。(汗)

矢じりの部分は、シルバー板から削り出し。

ロー付けをして、黒染めをし、磨いて、キャップを接着したら完成です。

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8月
25
2017
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
| Leave A Comment | 全面文字入りリングのサイズ直し はコメントを受け付けていません
たまにお問合せ頂く修理に、
リング全体に文字や模様が入ったリング
のサイズ直しがあります。
サイズ直しは勿論可能なのですが、必ず何処か一カ所をカットしなければならないのでその部分の文字や模様が途切れてしまいます。

今回ご紹介のクロムハーツのスペーサーリングの場合はサイズを大きくするご希望なのですが、カットした部分に地金を足してサイズを大きくするので、この部分は通常は空欄(鏡面仕上げ)になります。
また、カットした部分にロー材の一部が流れ込む可能性が高くなりますので、文字もカットした周囲の一部が消える可能性もあります。

ご希望があれば文字を繋げるように模様彫りはしますが、職人の手作業で模様や文字を彫り込みます。
こうしたリングは大抵の場合は最初から刻印があって、それを打ち込んで模様や文字が入れられていますので全く同じにはなりません。
あらかじめご承知下さい。
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