シルバー製時計ブレスレットのクリップバネ修理
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink | | Leave A Comment | シルバー製時計ブレスレットのクリップバネ修理 はコメントを受け付けていません
シルバー製の時計ケースの修理のご依頼を頂きました。
クリップ部のバネが折れてしまっています。
この修理をする際に時計ケースからブレスレットを外す必要があるのですが、ブレスを留めているバネ棒の内部が錆びてバネ棒が引っ込みません・・・。
僅かに動いていたので、浸透するオイルを横から挿し、何とか外す事が出来ました。
クリップ部のバネ交換はいつも作業をしている内容なので別段難しいところはありませんが、今回の難点はこのバネ棒の除去。
ポルシェデザインの時計ベルトのバックル修理の際にもこの作業が入る事がありますが、このバネ棒は削り取るしか方法がありません。ただ、錆びている箇所は素材が変質してしまっているので無茶苦茶硬いのです。超硬合金の付いた工具で削り取っていくのですが、それでも先端が欠けてしまう程。
少しずつ工具の太さを太くして、何とか外す事が出来ました。最後はバネ棒外装のパイプ部分のみに・・・。
ここまで来れば後はクリップ部のバネを交換するのみ。
ご依頼を有難うございました。
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