Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink |
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今回ご紹介しますご依頼、正直言って大変でした・・・。
8本編みのボールチェーンネックレスです。
そのネックレスが切れてしまっていたのです・・・。
これまで3本や4本編みのチェーンの修理はした事がありました。
コレはその倍の本数です。
正直、ココだけの話(公開しちゃってますが・・・)お断りしても良かったのですが、出来ませんと断る事は簡単です。
しかし、私も職人の端くれ、プライドもありますので、何とかしようと修理を引受けさせて頂きました。
かなり大変な修理が見込まれたので、修理費用はそれなりに戴く事となります。
編みこみ作業も大変ですが、切れた場所も余り嬉しくないところでした。
ちょうど、引き輪の金具部分です。
ロー付けしようとすると、当然バーナーの熱が加わる事になります。
余り長い間熱を加えると、引き輪内部のバネがテンションを失って金具の役目を果たさなくなります。
ココの修理も重視しつつ・・・
まずは、編みこみ作業が一番の難関。
ドレをどうやって編みこんで行くのか?
それを一番最初に下調べしました。
Web上で調べて調べて・・・幸いに、革細工で8本編みを解説しているブログやサイトが沢山ありましたので、また、太めのタコ糸を使ったりして、編み込み作業になれる事から始めました。
そして、いざ作業へ。
編みこんで行くと、最後の部分で持つところが無くなってしまうので、プラチナの細い針金をチェーンの端にロー付けをして、そこにナンバーを振ります。
編み込み作業の画像は、ゴメンナサイ、全く余裕が無くて撮る事が出来ませんでした・・・。
感想は、無茶苦茶大変でした。
作業をしている時も、何番のチェーンを動かしたっけ?・・・と、頭の中もこんがらがる程・・・。
次の段階のロー付け。
まずは、チェーン自体を固めてロー付けをします。
金具の方も、カップの中のチェーンを削り綺麗にします。
そして、ロー付け。
ロー付けの方法は・・・内緒です。
ある方法を使って何とかロー付け完了です。
今回の品物は、K18WG製でしたので、ロー付け部分を磨いてロジウムメッキ(プラチナメッキ)をします。
こうして完成。
この手の編み込みネックレスを修理した際は必ず長さが短くなりますので、修理のご依頼の際はご了承下さい。
いや~・・・本当に大変な修理でした。
大変大変と書くとお客様には申し訳ない気持ちもありますが、本当に大変だったんです。(苦笑)
ただ、お客様に満足して頂けた事が一番良かったです。
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