ジュエリー修理・リペア


コンチョのターコイズ交換のご依頼を頂きました。

コンチョのターコイズ交換

今回は、石交換と一緒に財布の交換も。
コンチョの周りの星も新しい財布に移植して欲しいとのご要望です。

コンチョのターコイズ交換

ターコイズは、これまでと同様に既に割れた石を割って、爪を内側から叩き広げていきます。
慎重に・・・適当にやるとフクリン留め部分の爪が割れてしまいます。
ゴールド部分はシルバーに比べて素材自体が硬いですからね。

コンチョのターコイズ交換

財布の星を外しますが、割ピンのように平たい板を曲げて留めてあります。
慎重に伸ばしていきますが、この時に折れてしまう事もあります。
勿論、新しい財布に取り付ける際も折れる可能性もあります。
この事は事前にお客様にお伝えをして、折れたモノは爪を交換します・・・が、今回は全て折れる事なく移植が出来ました。

コンチョのターコイズ交換

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社章の改造のご依頼を頂きました。

このところ、度々ご依頼を頂く社章の修理ですが、今回はピン式(安全ピン)からネジ式への改造のご依頼です。
ピン式の場合、スーツ等へ取り付ける為には生地に挿す必要があります。
何度も挿すと生地が傷むので、フラワーホールなどの穴に差し込んでネジで留めたいとのご希望です。

本体は真鍮製のようでした。
塗装をされていて熱を加えた場合のリスクがあるので、今回はネジを薄い板へロー付けしておいて、その板ごと本体に接着する方法ととりました。
以前のように本体へネジを切り、雄ネジを接着する方法もありますが、今回の社章は板の厚みが薄いので上記の方法で改造する事にしました。
ただ、接着のみでは外れてしまう可能性もあることから、安全策をとりました。

社章・・・ピンからネジへ

作業中の画像は、今回もありません・・・。(すみません・・・)
画像の中で、ネジの両脇の丸い部分、これは元のピンが通してあったパイプです。
パイプの両脇を残し、これを倒す事でネジのベース板が外れないようにする爪の代わりです。
見た目は多少悪くなりますが、実用を考えてこのようにしました。

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このところ多くお問い合わせ頂く件で、ゴローズのホイールのメタル部分のカットがあります。

ゴローズホイール

多分皆さんが気になるのが、カットする際の傷だと思います。
そこで、丁度カットのご依頼があったので、行程を撮影してみました。
とはいえ、カットしてる最中は撮れませんので、カット直後の写真です。
傷はこんな具合です。

ゴローズホイールのカット

ホイールとメタルの間ギリギリでカットしているので、さすがに無傷という訳にはいきません。
ノコ歯が少しかすります。
そのノコ歯、どんなモノを使っているのかというのが次の写真。

ノコ歯3種比較

一番太いのが通常仕事で使っているモノです、サイズ直しなど地金を切る際に使います。
その次の太さのノコ歯は、透かし模様などで切り抜く時に使う歯。
一番細いのが、ホイールをカットする際に使っている歯です。
厚みで0.17mm程です。
ちなみに、横に置いてあるドリルの太さは0.5mmです。
これでホイールを回しながら周囲から切っていき、中心で繋がる・・・そんな感じで切ります。
その際は、専用の切削オイルもつけて。

かすった部分は僅かですが、コレを1000番-2000番のサンドペーパーで水をつけながら研磨します。
研磨後はこんな感じ。

ゴローズホイールのカット

そして、表面を磨き、最後にロー材で埋まってしまった彫りの部分を再現して出来上がり。

ゴローズホイールのカット

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IWCポルシェデザインのベルト修理のご紹介です。
今回は・・・出来なかった修理です。

当店では、貴金属品、例えばリングやペンダントなどK18やPt900、シルバーといった地金の品物のオーダー(リフォーム)、修理などの他、修理出来ると判断した物は真鍮やステンレス製などのアクセサリーでも出来る限り受け賜っています。
そんな中に、チタン製のポルシェデザインのベルト修理などもあります。
ただ、その修理にも出来る範囲があります。
当店で出来るのは、ベルトの金具のパイプのロー付け部分が外れてしまった物、そしてベルトのコマを留めているピンの交換です。

今回ご依頼を頂いたのはベルトのコマのピンの交換でしたが、修理が出来ませんでした。
と、言うのも、今回の品物はピンが擦り減ったものではなく、チタン製のコマそのものが擦り減っていたからです。

修理が出来なかったベルト

赤丸で囲った部分が擦り減った部分ですが、このベルトの構造がかなり特殊であった事もあります。
これまでのポルシェデザインのベルトはピンが2本で留まっていましたが、このベルトはピンが1本でテコの原理を応用したような構造でした。
なので、赤丸部分が常に擦られて擦り減る事になったのだと思います。
当店ではチタンの地金そのものを足して修理する事は出来ません。
残念ながら、この品物は修理不可でそのままお返しいたしました。
修理出来ずにお返しするというのは、ちょっと悔しいですね・・・。

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シルバー製のバックルの修理のご依頼を頂きました。

バックル修理

革ベルトを留める爪が根本から折れています。
折れるとはいっても、ロー付け部分から外れています。
このままロー付けをしたとしても、恐らく同じようにとれてしまうと思います。
爪がバックル本体の穴に差込まれてロー付けをされていますが、革ベルトの力の掛かり具合が差込まれた部分の表面積だけではもたなかったのでしょう。

そこで、一枚小さい板をロー付けして差込み部分を深くして表面積を増やしました。

バックル修理

お使いの状況によるのでこれで万全とは言えませんが、オリジナルの取り付け方よりは強度が増すと思います。
単に元のように修理するだけではなく、ちゃんと使える品物にするのも修理の一つだと思っています。

バックル修理

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ダイヤが五光留めされた印台型のプラチナリングの修理のご依頼を頂きました。
落として凹んだ部分があるので、そこを元のように戻せないか?・・・と、いうご依頼でした。

凹んだ傷を修理

品物を拝見すると、印面の角とリングの横に2ヶ所大きな傷があります。
赤丸で囲った部分です。

凹んだ傷を修理

この修理の場合、Tig溶接で地金を盛り上げて整形する事で元に戻ります。
まず、地金を溶接します。

凹んだ傷を修理

この後に盛り上がった地金を削り、印面は五光の彫りの部分をマスキングしてサンドブラストで艶消しに。

凹んだ傷を修理

リングの横面は、番手の細かいサンドペーパーでヘアーライン仕上げです。

凹んだ傷を修理

これで、落とした事が判らないと思います。

この修理、Pt900、K18(YG、PG、WG)で修理が可能です。
溶接時の熱量が大きいので、小さな品物では溶けてしまい修理が出来ません。
また、よくお問い合せを頂くのですが、シルバーはTig溶接と相性が悪いのでこうした修理が出来ません。
まずは、お問い合わせ下さい。

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このところ、ココではご紹介してませんが、IWCポルシェデザインの時計のベルト金具部分のロー付け修理、現在も2ヶ月に1本くらいのペースでご依頼を頂いています。
ですが・・・先月は3本もの修理のご依頼を頂きました。
しかも、3本共に何故かパイプが2本付いている側のロー付けが外れています。

IWCポルシェデザインの金具修理

1本は県内の方、1本は東北から、もう1本は関東の方でしたが奥様が当店と同県の方で帰省を兼ねて当店へお越し下さいました。

これまでは同月に2本の修理というのはありましたが、3本というのは初めて。
これまでも多くの修理をさせて頂きましたが・・・まだまだあるのでしょうか・・・。
ご依頼まではいかずともお問い合わせはかなりあります。
ジュエリー工房で、チタンのロー付け(出来るのはこの修理だけですが)が出来るのは当店くらいしか無いのでしょうか・・・。
チタンのロー付け、毎回思いますが正直言ってK18やプラチナなどのジュエリーよりも難しいです。

IWCポルシェデザインの金具修理

修理のご依頼の際、ベルトの金具部分をご自身で外す事が出来ればこのパーツのみお送り頂いても構いません。
ベルトも一緒にお送り頂いた際は、サービスでベルトの洗浄も行います。

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シルバーリングとコンチョのターコイズ交換のご依頼を頂きました。

割れたターコイズ交換

二つの品物は、同じお客様からのご依頼でしたが、時間差で後からコンチョをお送り頂き、納品は同梱という事になりました。

割れたターコイズ交換

シルバーリングは、ターコイズの大きさが規格サイズでした。
割れた石を取り除き、枠を内側から叩きだして広げます。
その後に石を入れて今度は外からタガネで少しずつ枠を叩き締めてターコイズを留めます。

割れたターコイズ交換

最後に枠部分を磨いて完成。

割れたターコイズ交換

コンチョも同じく割れた石を取り除き、ゴールドの枠部分を叩き広げて石を入れます。

割れたターコイズ交換

この石なのですが、こちらは規格サイズに合いません。
石サイズは4mmと5mmの間でしたので、5mmの石を削ってサイズを合わせます。
石を入れたらリングと同じように枠を叩き締めて磨いて完成。

割れたターコイズ交換

枠を先に作ってしまうので、あとから石を合わせるのでしょうか・・・?
もし私がこうした品物を作るのであれば、石の規格のサイズに合わせて枠を作るのですが・・・。

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クロムハーツのクリップのバネ交換です。

クロムハーツのクリップのバネ交換

ニューヨークのお店で買われたという本物との事。
修理をさせて頂きましたが、何パターンかある内の一つの構造でした。
この部分に関しては、しっかりと作られている、というのが印象でした。

クロムハーツのクリップのバネ交換

交換したバネは、スチール製です。
オリジナルもスチール製です。

クロムハーツのクリップのバネ交換

ステンレスバネが悪く、スチールが良いという事でも無いと思います。
今回はスチールとのご希望でしたが、錆びないステンレスも捨てがたいと思います。
これはお好みの問題でしょう。

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フォームからお問い合わせ頂きました。

「リングが切れそうですが、直りますか?」

画像も送って頂き、修理方法を検討しました。
チャームが付いている部分の穴、リングの内側が切れています。

今にも切れそうなリング

まずもって、リングの途中に穴が開けらている事、そしてその穴がリングの厚みの半分以上をしめている事から、このまま修理したとしてもまた切れてしまいます。
サイズも小さくしたいとのご希望もあったので、まずこの穴の部分をカットしてサイズを直し、その上に丸環をロー付けしてそこへチャームを取り付ける方法をご提案しました。
お客様から了承を頂きましたので、上記の方法で修理。

チャーム付リング

素材はシルバーで、金メッキがされていました。
少しデザインは変わりますが、以前の物よりは丈夫になったと思います。

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お問い合わせを頂きました。

「ハワイアンジュエリーのリングのサイズアップは出来ますか?他店に断られ続けられて・・・」

品物を拝見すると、素材はK14の甲丸型リング、その表面に模様が彫られています。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

他店で断れてた理由は、恐らくですが、この模様の再現が出来ない事だろうと思います。
全く同じには出来ませんが、これならば十分サイズ直しは可能です。
もちろん、お引受けしました。

まず、通常のサイズ直しと同様にカットして地金を挟んでロー付けをします。
カットをする際、模様の再現をしやすい部分、そして内側に刻印が無い部分でカットします。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

今回も模様の再現がしやすい(模様のキリの良い部分)でカットをしましたが、内側にK14の刻印があったのでお客様にはその旨を伝えて移動させる事にしました。

ただ、サイズ直しをした部分がマズかったようです・・・。
このリングを作られた際に丸くリング状にしてロー付けをされていますが、今回カットした部分がそのロー付け部分に近くて角が僅かに溶けてしまいました・・・。
そこで、地金をTig溶接機で溶けた部分に盛り上げて溶着しました。
丸く地金が盛り上がっている部分がそこです。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

この後、指示のサイズに仕上げて、挟んだ地金を削って仕上げます。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

そして、模様彫り。

ハワイアンジュエリーのサイズ直し

どうでしょうか?
パッと見では判らないと思います。
このような修理も受け賜りますので、まずはお問い合わせ下さい。

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ゴローズのフェザーペンダントからリングへのカスタマイズのご依頼を頂きました。
フェザーペンダントは、K18YGのチップ付き。

ゴローズフェザーペンダントからリングへ

リング状へ丸めるだけで簡単なように思えますが、実際には慎重に行います。
丸める前に、まずペンダント環を潰します。
今回の品物の場合、一度潰してみましたが地金の厚みが不均等なので中央が凹んでカッコ悪くなってしまいました。

ゴローズフェザーペンダントからリングへ

このままロー付けしてしまっても・・・とは思いました。
ただ、出来るならカッコ良くしたいですものね。
そこで、お客様のご了解を頂いて、再度ペンダント環を開き、その中へ薄い地金を差し込んで厚みを均等にしてからロー付けをしました。
そして、丸めていきます。
案の定、K18YGのチップ部分のロー付け面が少し外れて亀裂が入りました。
ココも、もう一度ロー付けのし直し。

そして、ペンダント環部分を曲げてから磨き、完成。
(今回は、鏡面にはせず、粗磨きだけで仕上げとしました)
多くの方が気になるロー付け面ですが、下の画像のような感じになります。
画像からは判りませんが、実物をよーく見ると少し黄色味のあるロー材が見えます。
このロー材部分は、今のところ銀ローと全く同じ色の素材が無いので、致し方ない部分ではあります・・・。

ゴローズフェザーペンダントからリングへ

ペンダント環の正面から見るとこんな感じ。

ゴローズフェザーペンダントからリングへ

一番最初の画像に写っていたホイールですが、こちらは以前ご依頼があったのと同じく、中央の部分をK18のメタル部分を外して欲しいとのご依頼でしたので、その作業も。

ゴローズホイールのメタル外し

作業内容は、前回と同じです。
前回のと画像を見比べてみたのですが・・・違う品物です。
同じところで撮ると、二つは同じ物に見えちゃいますね・・・。

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ポルシェデザインの時計のベルト金具の修理と共に、ロンジンのベルトの修理もご依頼を頂きました。

ロンジンのベルト修理

ポルシェデザインのベルト金具の修理は、これまでにご紹介してきましたので割愛させて頂きます。
ロンジンのベルト修理は、金具部分の蝶番部分のパーツの摩耗が原因です。
パイプの中にK18YGの芯棒が通っていますが、この棒パーツの両端を潰し広げて抜けないような構造になっています。
この潰した部分が擦り減って抜けてしまっていました。

ロンジンのベルト修理

擦り減ったパーツでは短いので再利用出来ません。
新しいパーツを通して交換しました。

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このところ、ご依頼が多くなってきてます・・・クロムハーツのシルバークリップのバネ交換。

クロムハーツのシルバークリップのバネ交換

これまでに2種類の構造を見てきました。
しかし、今回新たに今までとは別の構造の品物を修理しました。
内部は同じですが、アクセスが違います。
少しずつリニューアルさせているのか、それともコピーした品物だからなのか・・・?
ただ、何であっても、私はご依頼を受けた品物を修理をさせて頂くだけです。

クロムハーツのシルバークリップのバネ交換

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シルバーバングルのロー付けのご依頼を頂きました。
簡単な作業のようで、非常に難しいロー付けです。

事前に画像を撮るのを忘れてしまい、作業後の画像になります。

石が入ったままのロー付け

画像をご覧頂いて判ると思いますが、中央にターコイズが入っています。
これまでは、こうした品物の場合でのロー付けは不可能でした。
赤丸で囲った「アポロチョコ」に似た山型のパーツが外れてしまっていました。
この部分のロー付けです。
特殊なロー材を使ってロー付けをしましたが、それでも石が直ぐ近くにあるので作業は大変でした・・・。
透かし部分にまたがる部分でしたのでべったりとはロー材が回りませんでしたが、指で弾いても取れる事が無かったので納品をさせて頂きました。

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先日ご依頼を頂いたシルバーネックレスの修理の事です。

修理内容は、ネックレスのパーツ同士を留めている丸環の一つのロー付け部が外れてしまっているところを再度ロー付けをする事でした。
パーツの修理箇所をルーペでよく見ると・・・透明で光っている部分がありました。

接着材で修理した跡

エポキシ系接着剤を使ってご自身で修理したのでしょう、その事をお伝えすると

「直ぐにわかるんですね・・・」

と。
それは、プロですもの、分かりますとも。(笑)
ただ、出来たらそのままでお持ち頂きたかったです。
ロー付けをする際にこの接着剤が邪魔をしてちゃんとロー材が流れないからです。
ロー付け前にこの接着剤部分は削り取り、そしてロー付け。

丸環は隣のパーツについたままでしたので、一度イトノコで切って分離。

ロー付け前に一度分離

そのままでもロー付けは可能ですが、一度切り離して繋ぎなおした方がパーツに対して垂直にロー付けをする事が出来ますからね。
一手間かかりますが修理をするならば、その部分は綺麗に直したいというのが職人としての気持ちです。

ロー付け後は、いつも通りにシルバー素材は真っ白に。
上はロー付け箇所から離れた部分、これだけ色が変わります。

ロー付け後

そして、一度磨いて黒染めをし、再度磨いて完成です。

シルバーネックレスのロー付け完成

修理の際、ご自身で出来ないか・・・と、思われるでしょうが、やはり餅は餅屋、プロにお任せ頂いた方が綺麗に仕上がります。
今回はエポキシ系接着剤で修理されていましたが、絶対にやらないでほしいのは「半田付け」を使った修理です。
半田の場合は、ロー付けに比べて融点(溶ける温度)が低いので、半田を削らなければいけません。
ただ、ロー付けの際に少しでも残っていると、シルバーと溶け合って素材がもろくなりどうにもならなくなります。
半田付けは絶対しないでください。

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イヤリングからピアスへの改造のご依頼です。

今回も、素材が不明・・・どこにも刻印がありません。
お預かりして奥まった部分を少し削ってみましたが、判りません・・・。
ピアス金具自体は真鍮にメッキでした。

こうなると、方法は一つしかありません。
これまで通りにピアスにネジを切り、本体にもネジを切って接着。

素材不明の改造

どちらにしても、表側には人口素材(パールなど)が使われていましたので、熱を加えるロー付けは出来なかったんですが・・・。

このように改造が出来る場合もあれば、この方法でも出来ない場合もあります。
まずはお問い合わせを。

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シルバー製の時計ケースの固定方法でご相談がありました。

時計にすっぽりとかぶせてしまうデザインのケースですが、時計の固定方法が太い針金を曲げて固定するような構造になっていました。
何度も交換されたようで、針金には既にクラック(ヒビ)が入っています。
このままでは落ちてしまう事も考えられたので、別に固定する方法を考えなければなりません・・・。

そこで、こんな方法を採ってみました。

固定方法変更

ブーメラン型の固定具を作り、ネジ留め。
ネジ留めの際には緩み留め剤も使いました。
時計の大きさにより固定できない場合も出てきてしまいますが・・・とりあえず、この方法で試して頂くことにしました。

固定方法変更

こういうのも、なかなか難しいものです・・・。

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こちらも最近沢山のご依頼があります・・・社章の修理や改造。

お客様から聞くのが、社章を修理してくれるところが全く無いというお話。
当店では全部お引き受けする訳ではありませんが・・・・出来る物は対応しているというところです。
更にお話を聞くと、社章自体の値段が高かったり、社章を買うのに書類提出など面倒な事も多いようですね・・・。

多くの場合は、裏側のピンを折ってしまうケース。
その他は、ネジ状になっているところが曲がっているという事。

今回ご依頼頂いたのは、ネジ状の金具をピンへ改造して欲しいというご依頼です。
表側はエナメルの部分がありましたので、熱は加えられません。
ですから、これまでと同じように接着となります。
ピンの基部にネジを切り、社章本体にも穴を開けてそこにネジを切ります。
そして、接着剤を塗り、ねじ込みます。
このままでも良いのですが、接着剤は板金加工用のものを利用してますので、熱を加えると更に強度が増します。

そして完成。

社章(バッジ)の改造

修理・改造が出来る物と出来ない物があります。
まずは、お問い合わせ下さい。

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このところ、IWCポルシェデザインの時計ベルトの金具修理の事を書いてませんが・・・以前と変わらず修理依頼は来ております。
修理箇所は、全く同じ、金具の蝶番のパイプ部分のロー付けが外れている部分。
製造から20年以上経っている事もあるのでしょう、ロー材が酸化している関係なのかもしれません。
K18やPt900などの場合は、地金表面が僅かに溶けてロー材と混ざり合って合金化するので強度も保たれていますが、この時計素材の場合は表面は溶かしません。(たぶん)

この日記で紹介はしていませんが、平均すると2か月に1本のペース、年に6本くらいは修理をしています。
ただ、何故か依頼が重なります・・・今月も2本同時に修理の依頼がありました。
1本は既に納品済み、もう1本は納品待ちです。

こちらは、パイプ部分の両サイド、2か所の修理。

IWCポルシェデザイン時計のベルト金具修理

それと、最近多いのが、この金具をベルトに留めているバネ棒の破損です。

時計バネ棒破損

想像ではありますが、この部分で引っ張られたり捻られたりする事が多いのでしょう。
バネ棒の構造は、パイプの中にバネがあり、両端に引っ掛かる爪の部分があります。
爪の部分が飛び出ないように、パイプの両端が絞られて(すぼまって)いる構造です。
ひねらてたりしている内に、この絞られている部分が開き、バラバラになってしまいます。

上の画像の状態ならば爪の部分がベルトに引っ掛かっているので外れる事はありません。
ただ、たまに見かけるのが、この爪の部分が曲がっている物があります。
こうなると、テンションの掛かり方が不均等になるので、外れてしまう可能性があります。
また、どうしてなのか、パイプ部分が曲がってしまっている物もありました。
金具のロー付け修理の際にはこのバネ棒も外す事となりますが、外れ難く思いのほか苦労する事もあります・・・。

バネ棒が破損している場合にはチェックをして交換もご提案しますので、ご安心下さい。

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リングのサイズ直しやネックレスの長さ調整などで、品物を切る事があります。
その場合、出来るだけロー付け面でカットするように心がけています。

と、いうのも、何度も別のところでカットするとロー付け部分が増えてしまい、次に修理する際に困る事になるからです。
ロー付けというのはバーナーなどで熱を加えるので、以前に修理された部分のロー付けか所のロー材が溶けだして修理がし辛く、また修理後に荒れて汚くなってしまう事もありますから。

シルバーブレスのコマカットのご依頼を頂きました。

シルバーブレスのカット

この場合も、丸環でパーツが繋げられている構造なので、丸環部分でロー付けか所を探してその部分を切ります。
赤矢印部分がその場所。

ブレスレットのカット部分

ロー付けした場所でカットし、その場所を再度ロー付けすれば切った場所は元の一か所のみで済みます。
それに、見た目も元のままとなります。

ブレスレット カット後

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円安の影響でダイヤのお値段も値上がりしてきました。
消費税アップの事もありますが、こちらの影響も大です…。

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ホワイトゴールドのネックレス金具の修理のご依頼を頂きました。
フックのバネが折れたようで、開け閉めする際にテンションがかかりません。

当初は、金具を分解してバネのみ交換する予定でしたが・・・開けてみると・・・

擦り減った金具

フックの爪の部分のパーツですが、芯の部分の片方が擦り減っています。
この部分に針金を短く切ったモノをロー付けして修理する事も出来ますが、コストの関係からパーツ交換となりました。

ネックレス金具

形と大きさはほぼ同じ。
ただ、芯の部分(金具中央の丸い部分)は針金状の芯材が貫通している構造です。
このパーツの場合は、修理する際にもこの心材を削らなければバネも交換出来ない為、バネを交換する度にこの心材も新しいモノと置き換わります。
金具の引っ掛かるふところ部分が壊れない限り、こちらのタイプの金具の方が修理しながら長く使えると思います。

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ゴローズのホイールです。

ゴローズ ホイール

このホイールから中心の小コインを外して欲しいとご依頼がありました。
方法は2択ありますが、実際は一つしかありません。
一つ目は、ロー付けで取り付けられていますので、熱を加えてロー材を軟化させて外す方法。
もう一つは、物理的にノコギリでカットする方法。

方法は一つしかないと書いた理由ですが、熱を加えて外す方法はやらない方が良いからです。
何故か?
ロー材、特に銀ローは地金を食いやすいからです。
地金を食うというのは、地金に馴染みやすく、熱を加え続けると浸食していきやすいのです。
逆に、ロー付けをした際にガッチリと付きやすいのですが、外す際に浸食をしてホイールやコインに影響が出やすいのです。

今回もそれに当たりますので、糸ノコで切ります。
糸ノコの太さも極細のを使い、ギリギリの境目でカットします。
この時、コイン側にノコギリの太さ分、逃げてカットしていきます。
僅かに逃げてカットしないと、ホイールの表面を切って傷つけてしまいます。
どうしても、表面はかすってしまいますけどね・・・。

僅かに擦った部分を磨き、中央の彫りの入った部分がロー材で埋まっていますので、この部分も再現し直して出来上がりです。
簡単なようで、結構神経を使う作業です。

ゴローズ ホイールのカット

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ゴローズのフェザーペンダントのターコイズが割れています。
この石の交換のご依頼を頂きました。

ターコイズが割れたゴローズフェザーペンダント

石のサイズが規格サイズよりも大きいので、一回り大きい石から削ってサイズを合わせます。
左の割れている物がオリジナル、右が研磨中の石です。

ターコイズ研磨

石のサイズを合わせたところで、丸みをつけて荒削り・・・そして、磨きます。
石の研磨をする前にフェザーペンダントの石枠の爪を叩き広げてありますので、研磨し終わった石を入れて爪留めします。
そして、爪を磨いて完成。

石交換の終わったゴローズフェザーペンダント

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本日27日が今年最後の営業日となります。
サイズ直しや切れたネックレス修理などで可能な限りは対応致します。

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世の中、不思議な事が沢山ありますね。
当店へ沢山のご依頼を頂けて大変感謝しておりますが、同じ品物、同じ修理が重なる事が多々あります。
沢山の修理などをしているからかもしれませんが、いっときに集中する事が不思議です。
それが過ぎると暫く間が空きます。
品物が品物を呼ぶのでしょうか・・・?

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2013年最後の月、12月に入りました。
師走というだけあってか、今年の12月は有難い事に当店も忙しくなっています。
大変申し訳ない事ですが、先月11月末で年内のオーダー・リフォームは締切をさせて頂きました。
年明けでも構わない、と言うお客様はこれまで通り随時ご依頼を承っております。

修理に関してですが、出来る限り対応はさせて頂きます。
ただ、ダイヤルースやパーツ、ネックレスなど、取り寄せ品が伴う場合に年内納期が間に合わない場合もあります。
まずはお問い合わせ下さい。

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少し前に修理しましたゴローズのコイン付平打ちバングルです。

何度もご紹介していますので、修理過程は別の日記をご覧ください。
そんな中、毎回思うのが、折れる前にお持ち頂ければ・・・と、思うのです。
と、いうのも、シルバー板は折れる際に地金が伸びながら折れる事が殆どです。
引き千切れるといったら良いでしょうか。

伸びてしまったシルバー地金
(画像追加しました)

ですから、ポッキリ折れる断面とは違い、折れた断面がピッタリと合わさる事がありません。
この伸びた部分を削り合わせてロー付けをしています。
状態によっては完全に合わせる事が出来ない場合もあります。

地金が伸びた断面をロー付け

このお客様のバングルもかなり地金が伸びていて、完全に合わせる事が出来ませんでした・・・。
コインの横に合わせ目の亀裂が残ってしまいました。
クラックが入っていたら、完全に折れてしまう前に修理のご依頼をお願いします。

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以前、ゴローズの平打ちバングルのカスタマイズで、バングルの周りにK18YGで囲う作業をさせて頂きました。
お客様から多数のお問い合わせを頂いています。

そんなお客様から、ご依頼を頂きました。
今回は、模様彫りがないコインのみのタイプのバングル、いつもは折れたバングルの修理をしている品物です。

前回同様に、ワックスで型を取りキャストで地金にしていきます。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

今回の品物は、折れていたりクラックが入っていませんでしたが、変形をしていたのでその変形を修正してから型取りをします。
そしてキャスト(鋳造)。
地金になったら部分修正をしてバングルにはめ込んでロー付けをしますが、今回は型取りがバッチリだったので叩き込むとガッチリと固定出来てロー付け箇所も裏側の2ヶ所のみ。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

後は、磨いて部分的に黒染めをして再度軽く仕上げ磨き。
これで出来上がり。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

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