ペンダント修理のご依頼です。
上下で分割され、中央で動くような構造のペンダントでしたが、ココが折れてしまっています。

動くようにペンダント修理

元の構造は、板状のパーツで繋がり、主に左右に揺れる構造になっていたようです。
お客様からはくっ付けてしまっても構わないという事でしたが、ココをロー付けで繋げてしまうと、この部分が細くなっている為に再度折れる可能性が高くなります。
このデザインでは、この部分は可動させなければいけない構造です。

ただ、元と同じように板パーツで修理してしまうと、左右の動き以外に前後などの力が加わるとまた折れてしまいます。
そこで、丸環を繋いで動く自由度を高くすれば無理な力が加わった際も折れなくなります。

まずは、下にぶら下がる側の加工に取り掛かります。
フクリン留めになっているダイヤの筒状パーツに丸環を通す穴を開けます。

そして、上側は丸環を直接ロー付け。
この時、ロー付けの熱でホワイトサファイヤが割れてしまわないように、ロー付け箇所に近い部分の2ピースを一度外します。
メレダイヤは熱に強いので、そのまま。
ですが、長時間熱を加えるとダイヤにクラックが入ったり白く変色するので、短い時間でロー付けを終わらせる事が重要です。
ロー材も、そうした事を考慮して数種類の中から選びます。

動くようにペンダント修理

上下を丸環で繋ぎあわせ、丸環をロー付けして閉じます。
素材がホワイトゴールドなので、メッキ処理をします。

動くようにペンダント修理

そして、完成。
これなら、簡単には折れない筈です。

動くようにペンダント修理

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