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パールが付いたタイ留めとイヤリング(片方)をお持ちになり、これでペンダントトップを作って欲しいとご依頼を頂きました。
ただ、そのご希望のデザインでちょっと悩む事になります。

斜めのパールペンダント

 

ご依頼のデザインは、パールを二つ並べ、ネックレスチェーンに通すとそれが斜めに位置するように作って欲しいとのご希望です。
ペンダントトップの場合は、重心の位置が重要となります。
パールを縦に二つ並べた場合は、一般的にパールの真上にバチカン(チェーンを通す輪)が位置します。バチカンには常に重みが加わる事になるので、パールは真っすぐに垂れた位置で保持する事となります。この重心のバランスを崩して配置しなければなりません。

まず最初にパールが乗るベースを作ります。素材はPt900。
パールのカーブに合わせて半円を二つ組み合わせたような形状のベースを作ります。
パールの取付けは接着となるので、芯となる針金もロウ付けして取付けます。

斜めのパールペンダントトップ

 

バチカンを取り付けますが、重心を崩す必要があるので、バチカンは丸環を付けずにベース板に直付けを選択します。
斜めになる角度で一番バランスが良さそうな位置で仮止めして、チェーンを通して様子を見て、位置が決まったらロウ付け。
バチカンのチェーンが通る位置も斜めに削ってチェーンの当たりも最適化します。
最後に仕上げをし、パールを接着すれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

斜めのパールペンダントトップ

 

*駐車場は店舗1Fスペースのみです。
店舗隣は当店駐車場ではありません。
また、ご来店時は路上では無く駐車スペースへお願い致します。

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ラウンドカットとバゲットカットのダイヤが入ったリングをお持ち頂きました。
このリング、中央のラウンドカットの部分は別のリングで、この部分だけを切って合体させたリングのようです。
今回は、このリングのバゲットカットダイヤ(長方形のダイヤ)のみを使ってリフォーム(リメイク)をしていきます。

バゲットカットダイヤリング

 

まず、石を全て外します。
石の数が多い場合や大きさがバラバラな場合は、手間がかかるのでワックスで作り、それをキャスト(鋳造)して作る事が多いのですが、今回は数も少なく形もほぼ揃っていたので地金をを削って枠を整形する事にしました。

バゲットカットダイヤリング

 

枠が出来たら一度軽く磨き、爪をロウ付けで取り付けていきます。
今回はお客様のご希望で、爪は共爪タイプ。通常、爪は石の対して独立させるのですが、形とサイズが揃っていたので共爪にする事が可能でした。

バゲットカットダイヤリング

 

そして、石留めです。
バゲットカットダイヤはプリンセスカットと同じように角が立っているので、注意しないと角が欠けてしまいます。要注意です。

バゲットカットダイヤリング

 

爪先を削って整形し、全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

バゲットカットダイヤリング

 

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テーパーとメレダイヤが取り巻きにデザインされたパールリングをお持ち頂きました。
このリングをシンプルなデザインへ作り替えて欲しいとご依頼を頂きました。

シンプルなパールリングへ

 

このデザインは当店では多く製作をさせて頂いていますが、改めてご紹介したいと思います。
素材は元と同じPt900。

まず、元のリングから玉を外します。
爪留めになっていますが、通常は外に爪はあっても中心に芯棒が立てられていてそこに接着されている物が殆どです。熱を加えて接着剤を柔らかくして外します。

次に地金を中央が太く、両端を細くローラーや金槌で叩いて整形をします。

シンプルなパールリングへ

 

棒を丸くし、両端を揃えてロウ付けをします。

シンプルなパールリングへ

 

ロウ付けが出来たら角を落とし、パールが乗る部分を丸く抉って形を整えます。

シンプルなパールリングへ

 

パールを取り付ける芯棒をロウ付けします。
この時、必ず芯棒は貫通をさせてロウ付けしますが、念のためにリング内側はTig溶接で芯棒とリングに溶け込ませて一体化させます。ロウ付けが不完全な場合に芯が抜けてしまわないように予防でもあります。

シンプルなパールリングへ

 

リングを鏡面磨きをして、パールを接着剤で取付けをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

シンプルなパールリングへ

 

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ダイヤの立爪リングから、ペンダントネックレスへのご依頼を頂きました。
ダイヤは1.2ct程、枠は爪が高い古いデザインの立爪リングです。
このリングから石を外し、ペンダントネックレスへのリフォーム(リメイク)のご依頼です。

枠を厚く巻くペンダントトップ

 

ペンダントトップの石枠は、厚みを厚くして欲しいとのご希望です。
フクリン枠のように地金の板を巻きますが、通常1ct程だと0.3から厚くても0.5mm程の板で巻くところを、今回は1.5mmの板で巻きます。素材はPt900。
厚みがあるので綺麗な円形にするのは少々大変です。一度丸くして、開いた切れ目に鋸を入れて隙間を無くしてロウ付けをします。

枠を厚く巻くペンダントトップ

 

ロウ付けをが出来たら、ダイヤが乗る腰と呼ぶ箇所を作り、爪も作ります。
今回はフクリン枠のような形状ですが、石は爪を取付けてソレで留めるデザインとなります。
また、ネックレスチェーンは枠に穴を開けてその部分に通す形となります。

枠を厚く巻くペンダントトップ

 

枠が出来たら、石留めをします。

枠を厚く巻くペンダントトップ

 

石留めをした爪を整形し、全体を磨いてチェーンを通したら完成です。
チェーンはベネチアンチェーン。このように枠に通す構造の場合は段差が無いベネチアンチェーンは滑らかに枠が動きます。

ご依頼を有難うございました。

枠を厚く巻くペンダントトップ

 

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Pt900製のダイヤリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

この品物、実は以前に修理をさせて頂いています。
今回と同じように石が外れてしまった物を爪を補強して石留めをしました。
その際、お客様からはリフォームをしても良いとお話がありましたが、爪の摩耗が軽度だった事もあり、その時は修理をお薦めして、次回取れた時にはリフォームしましょうとお伝えしました。

リング強度を増してリフォーム

 

このデザインの難点は、石を留めている爪が石の片方にしか無い事。
反対側は枠の部分に窪みがあり、そこに引っ掛けているのです。
また、リングが細身に作られているので、リングが変形をしてしまうとこの引っ掛かりがズレて石が外れ易い構造なのです。
お客様もリングは常用しているとの事なので、爪の摩耗と変形が進みやすい事もあります。

リング強度を増してリフォーム

 

お客様からのご希望は、石が外れ難い事、常用したいので爪の引っ掛かりが少ない事、デザインは現在を踏襲したダイヤを横一列にしたい、この3点です。
これらの事から、枠は少し厚みを与え、石の留め方は彫留め、デザインは一文字リングタイプをお薦めしてデザインを決定しました。

まず、石を外し、リングを作ります。
リングは下部が細く厚みも薄くなるようなタイプ、ただ強度は落ちないように地金は残します。

リング強度を増してリフォーム

 

リングを丸くし、ロウ付け。
石が入る穴を開けて全体を磨いたら、石留めの為に専門の職人へ依頼します。

リング強度を増してリフォーム

 

石留めから戻って来たら、念の為に石留めをチェックして全体を仕上げ磨きして完成です。
彫留めの際に縁(ヘリ)を残すようにお願いをして石留めをして貰ったので、爪がこの縁より低く、引っ掛かりが少なくなります。

ご依頼を有難うございました。

リング強度を増してリフォーム

 

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ペンダントネックレス作りのご依頼を頂きました。リングを買ったものの、殆ど使われてないとか・・・。
リフォーム前(リメイク前)は、V字デザインにダイヤが二列に並んだリングで、上段のラウンドカットダイヤのみを使ってペンダントネックレスにしていきます。

使っていないリングをペンダントネックレスへ

 

外したメレダイヤを並べ、地金を緩いU字に曲げて土台となる部分を作ります。
元リングはK18WGですが、ペンダントネックレスはプラチナ(トップはPt900、ネックレスは既製品を使いますのでPt850です)で作ります。

使っていないリングをペンダントネックレスへ

 

土台にダイヤを並べ、穴を開けたあとに周囲を削って爪の枠を作って行きます。
今回のダイヤの留め方は、爪留めでダイヤとダイヤの間に爪を配置する共爪タイプにします。

使っていないリングをペンダントネックレスへ

 

枠に爪をロウ付けで取付けて行きます。
爪の先端は、予め少し溶かして丸い玉状にして石の引っ掛かりをよくしておきます。

使っていないリングをペンダントネックレスへ

 

枠が出来たら、石留めです。
爪との隙間が狭い箇所は、モーターツールで爪の内側を削って石を留めます。

使っていないリングをペンダントネックレスへ

 

石留めが出来たら爪周囲と全体を一度磨き、ネックレスチェーンを取り付けます。
今回は、ベネチアンチェーンです。
ベネチアンチェーンは、中央部分でカットしますがそのままでは取付けが出来ません。
カットした先端に小さい丸環をロウ付けして、それに通してトップ部と連結をします。

全体を仕上げ磨きします。
最後に、チェーンとトップ部の連結に取り付けた丸環部分は金ロウ材を使ってロウ付けをしているので、マスクをする為に部分メッキをします。

これで完成です。

ご依頼を有難うございました。

使っていないリングをペンダントネックレスへ

 

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前回ご紹介しました当店でリフォーム(リメイク)させて頂いたダイヤフルエタニティリングのお話の続きです。

お客様に品物をお渡ししたのですが・・・何と、サイズが大きい、リングが緩いのです。
打ち合わせの際にサイズを8.5号と決めさせて頂いたのですが、7号が良いとの事。

困りました・・・通常、フルエタニティリングはカットする部分が無いのでサイズ直しが出来ません。
ただ、今回は爪留めであった事、そして製作したのは私自身であったので、爪を起こして石を数個外してカットする事にしました。

フルエタニティリングのサイズ直し

 

カットした部分をロウ付けしますが、ダイヤが近いのでプラチナ用のロウ材が使えません。プラチナ用ロウ材は溶ける温度が高いので、今回は金ロウ(K18ロウ)を使う事にしました。
プラチナで金ロウを使う場合、色が近いホワイトゴールドロウを使う事が多いのですが、お客様はアトピー性皮膚炎をお持ちだったので、アレルギー物質が微量入っているホワイトゴールドロウでは無く金ロウを使用しました。

ロウ付けをして、サイズ直しが出来たら石留めをします。
今回のようなデザインのサイズ直し場合、石の個数でサイズ直しをしますので希望のサイズになるかどうかは分かりません。ただ、今回は1ピースダイヤを抜いたところ、都合よく7号サイズにダウン出来ました。

フルエタニティリングのサイズ直し

 

石留めが出来たら仕上げ磨きをして、金ロウをマスクする為にメッキ処理(ロジウムメッキ)をして完成です。

ご依頼を有難うございました。

フルエタニティリングのサイズ直し


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メレダイヤが全周に留められた幅広のリングから、メレダイヤを外してフルエタニティリング製作のご依頼を頂きました。素材は元リングと同じPt900製。

ダイヤフルエタニティリング製作

 

フルエタニティリングにもダイヤの留め方が何パターンかありますが、今回は爪留めでのデザインとなります。

まずは彫留めされている爪を削ってメレダイヤを全て外します。

ダイヤフルエタニティリング製作

 

ダイヤは1ピースが0.03ctなので、直径は約2mm。リング幅も2mm幅になります。

ダイヤフルエタニティリング製作

 

ご希望のサイズは8号、メレダイヤ1ピース足らなかったのでその分を足して、ダイヤが入る穴を開けます。下部はU字に削り、爪になる部分の整形もしていきます。
このまま、一旦綺麗に磨いて仕上げまで作業を進めます。

ダイヤフルエタニティリング製作

 

メレダイヤを留めていきます。
ダイヤとダイヤの間に残った地金をタガネで割り、それを爪にして留めていきます。

ダイヤフルエタニティリング製作

 

石留めが出来たら、爪を整形し、全体を磨いて完成になります。

ご依頼を有難うございました。
(ただ、この後に問題が・・・次週に続きます。)

ダイヤフルエタニティリング製作


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プラチナ製ネックレスのご依頼を頂きました。
当店ではメーカーに直接オーダーをしていますので、中間マージン無しで出来るだけお安くご提供が出来るように心掛けています。
ただ、今回のご依頼、ちょっと難しい面がありました。

昨今、国内チェーンメーカーでは太いネックレスを殆ど製造していません。
オーダーを受けて貰ったとしても、ワンロット単位なので1本だけ購入という事が出来ないのです。
そんな中で今回は取引先の通常製品の中で一番太い6.7mm幅の6面カットW喜平、長さは頭から被れる長さをご希望でしたので65cmをオーダーしました。

頭から被れるプラチナ製ネックレス

 

届いたチェーンは金具は付いていません。金具を付けた既製品となりますとこの長さ無いので、当店で金具(通常は中折れ金具)を取り付けして納品します。
今回は頭から被れるようにしたいと言うご希望なので、金具無しで両端を繋げてエンドレスにします。

頭から被れるプラチナ製ネックレス

  

一つ問題になるのが、刻印。
素材と品位を表す刻印は、通常は金具に打印してあります。
また、チェーンにも打印する箇所が余り無いのと打印をするとコマが変形する可能性があるので、今回は刻印した小さいプレートをチェーンにロウ付けする事にしました。

頭から被れるプラチナ製ネックレス

 

チェーンを繋いだあと、刻印プレートをロウ付けし、ロウ付けした周辺を磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

頭から被れるプラチナ製ネックレス
頭から被れるプラチナ製ネックレス

 

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Pt900製のサファイアリングの修理のご依頼を頂きました。
サファイアを留めている爪ごとリングから外れてしまっています。

爪枠が外れたサファイアリングの修理

 

品物を拝見すると手作りで作られたリングのようですが、中石の爪のロウ付けが僅かなロウ材で付けられていたようで、何かの拍子で外れてしまったようです。

まずは、中石のサファイアを爪から外します。
外した爪枠をリングに戻してみると・・・

爪枠が外れたサファイアリングの修理

 

 

リングと枠の水平が取れません。
左右を入れ替えしたり、嚙み合わせの違いかと何度か試してみましたが、やはり水平になりません。どうも作られた時に傾いたまま付けられてしまったようです。
この噛みあいをちょっとずつ調整。
そして、ロウ付け。
今回はサイズ直しもご依頼を頂いたので、サイズ直しをして石を留めなおします。
中石のロウ付けに金ロウ材を使ったので、それをマスクする為にメッキ(ロジウムメッキ)をして完成になります。

爪枠が外れたサファイアリングの修理

 

今度はシッカリとロウ付けをしましたので、取れてしまう事はないと思います。

ご依頼を有難うございました。

爪枠が外れたサファイアリングの修理

 

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印台リングの傷を直して欲しいとご依頼を頂きました。
隣県から車で当店までお越し頂いたお客様ですが、遠方より有難うございました。

Pt900製で中央にダイヤが後光留めされている印台リングです。
手を振った時にリングが飛んでしまったそうで・・・。赤丸部分に傷があります。

印台リングの傷補修

 

この補修作業、以前にもこの日記内でご紹介をしています。このログを見られたそうで、当店へご依頼を頂きました。

まず、傷の中の清掃をします。先の尖った針金で突いて汚れを掻き出し、超音波洗浄機で綺麗にします。
洗浄が出来たら、プラチナを細かく切った小片を少しずつ傷に盛り足していきます。
この作業、プラチナ製、ゴールド製(ホワイトゴールド、ピンクゴールド含む)は可能ですが、シルバーは出来ません。シルバーは熱伝導が良い素材なので部分溶接が難しいのです。(同じように、シルバーはロウ付けも石が入っている場合は石を外す必要があります)

印台リングの傷補修

 

盛り足した部分を整形します。
この際、周囲と馴染ませなければいけませんので、周囲も少し削る事となります。この為、最初の重さからはごく僅かですが軽くなってしまいます。
盛り足すのだから重くなると思われますが、「磨く=削る」事となりますので重さは軽くなってしまいます。

印台リングの傷補修

 

鏡面仕上げが出来たら、周囲をマスキングテープで養生をします。また、後光留めの彫りの部分は液体のマスキング剤を流します。
マスキングが出来たら、印面をサンドブラスト(艶消し処理)します。

印台リングの傷補修

 

ブラスト処理が出来たら、マスキングを外して完成です。

ご依頼を有難うございました。

印台リングの傷補修

 

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リング製作のご依頼を頂きました。今回は、ちょっと大変です。

まずは、石のカラーと大きさがバラバラ。
シトリン、グリーンガーネット、アクアマリン、そして片方を無くしたメレダイヤが入ったピアスも使って欲しいとのご希望です。
当初はこれらを使って構成していましたが、今一つ合わないので三角形のピンクトルマリンを2ピース足してお作りするのをご提案しました。(ピンクトルマリン以外は、お客様の持ち込み品です)
石の配置と向きを粘土の上で、あれこれ試しつつ、一番形が良い配置で許可を頂いて製作をスタートします。

オーダーメイド マルチストーンリング

 

まず、各ルースの土台となる爪を作ります。
素材は、中央の雄しべを模したピアスに合わせてK18で作っていきます。

オーダーメイド マルチストーンリング

 

爪どうしは、間に板を柱にしてロウ付けで組み立てて行きます。
この時、柱の上部は三角形に削ります。板の上が平面となっているより、尖っている事で細く見せる事で存在感を少しでも減らす目的です。
爪と爪には少し角度を付けて、リングのカーブにちょっとだけ添わせる形状で組み立てをします。

オーダーメイド マルチストーンリング

 

爪の部分が出来たら、リングを作ります。リング素材はPt900。
リングとの間にも柱(この柱は針金)を付けて組み立てをします。

オーダーメイド マルチストーンリング

 

爪とリングとの組み立てが出来たら、一度磨きます。
次に石留めになりますが、ここで一度石を全て乗せて最終調整をします。

オーダーメイド マルチストーンリング

 

そして、石留め。
K18の爪部が大きいので、変形しないように樹脂粘土で固めて石留めをします。

オーダーメイド マルチストーンリング

 

樹脂粘土から外し、爪を整形して、全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

オーダーメイド マルチストーンリング
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エメラルドリングからK18YGのリングへのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

シンプルなエメラルドリングをボリューム感のあるリングへ

 

実はこのリング、当店でお作りをしました。
プラチナのこのリングの元は、帯留めでした。
お客様のご依頼だったのですが、シンプルにし過ぎてしまったのでボリューム感が欲しいと広告の切り抜きをお持ちになり、このデザインに似た感じにして欲しいとのご依頼です。

新しいデザインは複雑な形状をしていたので、ワックス樹脂を削ってキャスト(鋳造)で作ります。
(画像データが破損していて、使用できませんでした・・・複数枚撮らなきゃだめですね。)

キャスト後のリングを整形して磨いたら、メレダイヤの石留めの為に専門の職人さんへ石留めの依頼をします。

シンプルなエメラルドリングをボリューム感のあるリングへ

 

石留めから戻ったら、中石のエメラルドリングを留めていきます。
エメラルドはガラスとほぼ同じ硬さなのと、大抵の場合は中に傷や気泡など内包物が多く入っていたりするので、ダイヤやルビー、サファイアなどの硬い石よりもずっと慎重に石留めを行います。

石留めが出来たら、爪を磨いて、全体を仕上げ磨きして完成になります。

ご依頼を有難うございました。

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ブレスレットへのリフォーム(リメイク)をお願いしたい、と印台リングをお預かりしました。
リングはダイヤを印面に後光留めされたメンズのリングです。
記憶が曖昧なのですが、形見分けの品だったと思います。(ご依頼のお客様は女性です)

印台リングをブレスレットへ

 

ブレスレットのデザインは、ダイヤをフクリン枠で留め、チェーンを取り付けたシンプルなデザインがご希望です。ただ、少しだけアクセントが欲しいとフクリン枠の爪部分にミル打ちをする事となりました。

フクリン枠を作ります。素材は元のリングと同じPt900。
フクリン枠はプラチナの棒材から削り出して製作しました。

印台リングをブレスレットへ

 

両脇に丸環をロウ付けし、小豆チェーンを取り付けて形は完成。
ダイヤを石留めします。
石留めと並行してミルも打ちます。

印台リングをブレスレットへ

 

爪の周囲と枠全体を磨いて完成です。

印台リングをブレスレットへ

 

ご依頼を有難うございました。

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ダイヤモンドを使ったピアス製作のご依頼を頂きました。
片方を落として紛失されてしまったので、同じデザインの物を作って欲しいとのご希望です。
お話を伺うと、マスクの耳掛けに引っ掛けて落としてしまったのではないか・・・と、いう事です。
コロナは少なくなりましたが、花粉症はまだまだ続いていきますからね、注意が必要ですね。

同じデザインのダイヤピアス製作

 

全体のデザインは踏襲しますが、涙型のデザインのポスト基部とダイヤの爪の間はチェーンを付けて少し垂らすように改造もして欲しいとのご要望です。間隔は1cm程。

基部、爪共に地金を削り出して製作しました。
通常、ダイヤの爪はキャスト(鋳造)品を使う事が多いのですが、たまたまこの時期にキャスト機を稼働させる予定が無かったので、ダイヤ爪もプラチナの丸棒から旋盤を使って削り出して作りました。
当店にはキャスト機2台がありますが、キャスト機だけでなく電気炉を半日程度は稼働させなければならず、それなりの電力を使います。爪の場合はパーツ専門の業者さんから買うという手もありますが、今回の爪は比較的シンプルなデザインでしたので、当店で削って製作をしました。

同じデザインのダイヤピアス製作

 

各パーツをロウ付けで組み立てて、石留です。
ちなみに、ダイヤルースはお客様の持ち込み品です。

同じデザインのダイヤピアス製作

 

爪を整形して磨き、対になる側のピアスにもチェックを取り付けして完成です。

ご依頼を有難うございました。

同じデザインのダイヤピアス製作

 

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マリッジリングが傷だらけになってしまったので、磨いて欲しいとご依頼を頂きました。
旦那様、奥様、両方のリングをお預かりしました。確認すると、両リング共に変形をしており、奥様の方は内側に留められたサファイアルースが脱落して無くなっています。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

また、前回の日記でもご紹介しましたが、このサファイアがリング内側へ少し飛び出ています。
マリッジリングのあるあるなのですが、リングのサイズ直し等の修理の際に確認必須の項目です。サイズ直しでリングをカットした際に、カット面のすぐ近くに石が入っていた!・・・なんてのはあってはならない事なので。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

傷が重症なのは、奥様のリング。
お仕事でカッターナイフを使われていた際、リングにカッターの刃が当たっていたのを知らず、気づいた時には傷だらけに・・・。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

こうした傷の修理では、極力削る事は避けるようにしています。削れば薄く細くなってしまいます。
今回は、鋳造時に出来てしまった巣埋めで使うモーターツールを使います。先端が超硬材と言うとても硬い金属で出てきていて、コレを押してる事で傷の突起部分を押しつぶして均してくれます。深い傷では使用できませんが、薄いものであれば結構綺麗に面が整ってくれます。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

面がある程度綺麗になったら、600番位のサンドペーパーで研磨し、少しずつ番手を上げて最後は鏡面に磨いていきます。
順序が戻りますが、傷均しの前に変形も修正。
最後に仕上げ磨きをして完成です。
結果的に傷均しをした奥様のリングの方が綺麗になってしまいました・・・。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

ご依頼を有難うございました。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

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マリッジリング(結婚指輪)のご依頼を頂きました。
名古屋駅にあるジェイアール名古屋タカシマヤ内の10階ハンズ「男の書斎」にて、当店販売中の品物をご覧頂いて、ご依頼を決めたそうです。(有難うございます。)
旦那様はPt900、奥様はK18YGでの素材をチョイスです。

素材は直ぐに決まったのですが、デザインは後日という事になりました。
そして、メールで送って頂いたのがこのメモです。
デザインを描くのに綺麗に描いて頂く必要は無く、簡単なメモで構いません。それを具現化するのが私達の仕事です。
なので、希望のデザインが全く無いというのが一番困るのです・・・。

マリッジリング デザインメモ

 

このメモデザインから、ワックス樹脂で型を作って見て頂きました。(素材を決めて頂いた際に、リングサイズと凡その幅を決めて頂きました。)
実際に指に嵌めて頂いて様子を見て頂きましたが、ワックス樹脂は滑りが悪いので割れてしまう事は想定済みです。
角の丸み具合やその他の装飾等、細かい部分を打ち合わせさせて頂いて、リング製作作業の段階へ進みます。

マリッジリング ワックス樹脂型

 

複雑なデザインの場合にはワックス樹脂型を作り、石膏に埋没して焼成、空洞になった所へ溶けた地金を流し込んで作る「キャスト(鋳造)」で製作します。
ただ、今回の場合は、地金を削って手作りで作っていきます。

まずは、地金。K18を溶かして塊にして、ローラーで伸ばして棒状にします。

K18YG地金

 

地金棒をローラーで平らに伸ばし、丸めて両端をロウ付け。
平打ちリング状にします。

K18YG平打ち

 

リングを4分割にして、膨らむ部分、交差する部分に印を付けてメビウス状に線を描いてカット。
交差部分は中央に分岐線を入れず、そのまま「X状」とのご指定です。

K18YG平打ちから指定デザインへカット

 

Pt900素材の方も同じように作業をします。

Pt900オーダーメイドマリッジリング

 

両素材とも細かい部分を削り、仕上げをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900、K18オーダーメイドメビウスデザインマリッジリング

 

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ダイヤの立爪リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
立爪リングは、古い年代の爪が大きなデザインでは無く、現在でもある小爪のタイプです。

立爪リングを取巻きリングにリフォーム

このリングをちょっとゴージャスにしたいとのご希望です。
そこで、メレダイヤを取巻きしたデザインをご提案して、スタートです。

まず、ダイヤを外して回りにメレダイヤを並べて一番バランスが良いメレダイヤの大きさと個数を決めます。センター石は0.8ct台ですが、メレダイヤは1ピースが0.01ctにしました。
各ダイヤが乗る箇所を作り、リング部を作って合体ロウ付け。

立爪リングを取巻きリングにリフォーム

爪とリングのロウ付けが完成したら、腕(リング部)にもダイヤを入れるので、穴を開けて爪を作ります。
そして石留めに入ります。
まずは、腕部の石留めから。

立爪リングを取巻きリングにリフォーム

続いて、取巻き部分のメレダイヤ石留め。
石が乗る爪は円盤状になっているので、リングを固定している器具から浮いています。
メレダイヤはタガネで叩いて留めますが、支えが少ない為にグラグラと動いてしまう事と、留めている内に円盤部が曲がってしまわないように、樹脂で固定して石留めをします。

立爪リングを取巻きリングにリフォーム

続いて、センターのダイヤを留めます。
固定具から外し、仕上げ磨きをすれば完成です。

立爪リングを取巻きリングにリフォーム

横からのデザインはこのようにしました。
ご依頼を有難うございました。

立爪リングを取巻きリングにリフォーム

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プラチナのダイヤ一文字リングのオーダーを頂きました。
一本はPt900の一文字リング、もう一本は中石を外したPt900リングです。
リフォーム(リメイク)後のリングも一文字リング。

現在お使いの一文字リングはお気に召さない箇所がありました。
それは、ダイヤが入っている箇所とリングに段差がある事。もう一点は指にはめた時に指の横までダイヤが無く、地金部分がある事。
この二点を埋める為に、中石を外したリングからダイヤを移植し、リングの段差を無くすのが目的です。

一文字リングのリメイク

まずは、石を外します。
一文字リングの方は正方形に近いプリンセスカット、中石を外したリングの方の石はバゲットカット。
正確には石のカットは違いますが、中央部分から左右対称に配置をしますのでデザイン的には分からないと思います。

一文字リングのリメイク プリンセスカットとバゲットカット

枠はワックス(樹脂)を削り、キャスト(鋳造)で作ります。
一文字リングの場合は、ダイヤとダイヤのチリ合わせが重要になります。

一文字リングのリメイク

キャストが出来たら、再度ダイヤの位置を合わせる為に枠を削ります。
キャストの場合、ちょっとだけ枠が縮むのでこの最後の調整が必要となりますし、ココでピッタリと合わせる事が最重要です。
また、画像のダイヤをご覧頂くと判りますが、ダイヤの高さが違います。
プリンセスカットやバゲットカットの場合は、上から見た時の大きさは同じでも高さが違うのは常なので、リングにダイヤをセットした時の上面を合わせるのも難しい作業となります。
(ラウンドブリリアントカットは、高さがほぼ同じなのでセットが楽なんですよね・・・)

一文字リングのリメイク

ダイヤのセッティングが出来たら、石留めです。
石留めは外の板状の爪を慎重に叩いて留めますが、プリンセスカットは角が欠けやすいのでココも慎重に作業をします。
(ダイヤが黄色く見えるのは、石留めの際に石が踊らないようにグリスを塗ってあるからです)

一文字リングのリメイク

石留めのが終わったら叩いた爪の部分を整形して、最終磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

一文字リングのリメイク

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Pt900素材のリングリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
中石は綺麗なオーバルサファイア、リング部分にはメレダイヤが彫留めされています。
このリングの石を使って、土台となるリング部分をメレダイヤの取巻きデザインに作り替えて行きます。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

まずは、サファイアの石枠を作ります。
爪は4本爪。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

次に周囲に入るメレダイヤの取巻き部分を作ります。
作り方は色々ありますが、今回は厚板を切り抜いて整形して作って行きます。厚板は、切り抜いた後に叩きだして少し膨らみを付けてから整形します。こうする事でメレダイヤの配置が平らでは無く、少しだけ外側に角度を付ける事が出来ます。
取り巻き部分が出来たら中石の枠と合体させて、ロウ付け。ちなみに、中石の枠と取り巻き部分の輪との間は、少し隙間があるデザインです。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

リングの腕となる部分は上下二股に分かれるデザインにして、取り巻き部分の直下と、中石の爪枠の下に設置した輪に接合する形状にします。
こうする事で、強度を保つようにします。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

リングが出来たら一度鏡面に磨きます。
そして、メレダイヤの方から石留め。
取り巻き部分の張り出しが大きいので、モデリング粘土で周囲を固定してグラつかないようにしてしっかりと石留めをします。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

メレダイヤの石留めが出来たら、メレダイヤの周囲を磨きます。
そして、中石のサファイアを石留め。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

石留めが出来たら最後にサファイアの爪を仕上げ、全体を磨きなおして完成になります。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤ取り巻きサファイアリングのリフォーム

 

 

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1ct台のダイヤが取れてしまったと、石留めのご依頼を頂きました。
大小2つのダイヤが入ったリングですが、大きい方の石が枠から外れてしまっています。

枠がズレたダイヤの石留め

リング枠の感じから手作りされた品物のようですが、ダイヤを石枠に乗せると何か違和感が・・・。
リングの方に滑り込ませて留められている部分にダイヤが全く引っかかりません。
よく見ると、爪の位置がズレています。
こうした石を留める「爪」は、石のガードル部(外周部分)に引っかかるようにして作られています。ところが、リングの方のカットされた位置がガードルからズレているのです。
(画像左側は正しい位置、右側は下にズレています)

枠がズレたダイヤの石留め

ダイヤを乗せて上から見ると、こんな位置関係です。
ダイヤの水平を出して乗せると、爪とダイヤとの間に隙間が出来てしまいます。
これでは留まりません・・・。

枠がズレたダイヤの石留め

通常、こうして作る際は、爪枠(ダイヤが乗る輪)をリング部分に食い込ませるように削って取付けなければリングの方の爪を引っ掛ける事が出来ません。
それをせず、爪枠をロウ付けしてしまった・・・。石の中心が外側へズレているのです。
また、リング本体の方の石が引っ掛かる部分も、先に削ってしまっていた。爪枠のロウ付け位置ももう少し下につけなければいけません。
外れる前の状態が判りませんが、恐らく外側の3本の爪で押すように石は斜めに留められていたのでは?

大幅に改造する事が出来ませんので、石がリング方向寄るように削って修正します。
但し、完璧な位置には持って行けないので若干斜めにはなってしまいましたが、しっかりと留める事が出来ました。

ご依頼を有難うございました。

枠がズレたダイヤの石留め

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今回は、車のモチーフにしたペンダントトップ(キーマスコット)のご依頼を頂きましたのでそのご紹介です。

フォルクス〇ーゲンがお好きとの事で、他店にて一度作られたとの事。
今回は、同じようなペンダントトップのオーダーを頂きました。車のデザインは、初代ビートル。

まずは、原型作りです。
ハードワックスを使って、削って造形をしていきます。

フォルクス〇ーゲンビートルペンダントトップ原型製作

 

少しずつハードワックスを削り込んで形を作っていきます。
途中、削りすぎちゃった所は、ワックスを溶かして盛り付け、再度削り・・・こんな事をしながら、修正をします。
ミニカーはお客様からお借りした物ですが、形状は縦横寸が同じでは無く、デフォルメをして作ります。

フォルクス〇ーゲンビートルペンダントトップ原型製作

 

大体の形が出来上がりました。
タイヤは、別に削った物を用意して、ゴム型を取る前に取付けます。

フォルクス〇ーゲンビートルペンダントトップ原型製作

 

ゴム型(シリコン型)を作り、キャスト(鋳造)で地金を流し込んで作っていきます。
今回は、プラチナ製(Pt900)で3点、後日シルバー925で5点のご依頼を頂きました。

ご依頼を有難うございました。

フォルクス〇ーゲンビートルペンダントトップ

 

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前回ご紹介しましたエンゲージリング製作のお客様から、後日にペンダントとピアスもご依頼を頂きました。
デザインは、ハートをモチーフにした前回と同様。リングとセットにしてご使用をされるようです。
リング素材は今回もPt900。

まず、前回同様にハートの中に入れるダイヤを探します。
今回も前回とほぼ同じ0.5ct台。モチーフのハートが前回より大きくなるので、周囲のメレダイヤも大きくします。

Pt900ダイヤハートモチーフペンダントネックレス

 

すみません、作り方は前回と同じなので全飛ばし・・・。(と、いうより、画像を撮ってなかったです・・・)
枠を作り、爪もロウ付けで取付けたら、下磨きをして石留めです。

Pt900ダイヤハートモチーフペンダントネックレス

 

石留めをして、チェーンを取り付けたら仕上げ磨きをして完成です。

Pt900ダイヤハートモチーフペンダントネックレス

 

ピアスも同様に作っていきます。
違うのは、後ろにピアスポストをつけるところ。
ハートモチーフの中にダイヤが入っているので、左右のバランスが違います。
なので、ポストはハートが曲がらない位置に一度仮止めをして様子を見つつ、位置が決まったらロウ付けをします。
石留めをして磨けば完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ダイヤハートモチーフピアス

 

 

 

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エンゲージリング製作のご依頼を頂きました。
デザインは、ハートをモチーフにして、その線上と中にダイヤが入ったリングがご希望です。
リング素材はPt900。

まず、ハートの中に入れるダイヤを探します。
エンゲージリングという事から出来るだけ大きい石が良いのですが、リングサイズが5号ですのでモチーフのハート型とのバランスもあります。
色々と図面を引いて全体の大きさとのバランスを検討をし、お客様との打ち合わせで0.5ct台のダイヤを選ばせて頂きました。

Pt900ハートモチーフダイヤリング

 

まずは、0.5ctダイヤの枠を作ります。今回はキャストで作った枠を使います。
ダイヤ枠をある程度仕上げたら、ハート部分を作ります。
プラチナ板を切り抜き、穴を開けてダイヤが収まるように削っていきます。

Pt900ハートモチーフダイヤリング ハートモチーフ部作り

 

ハートモチーフ部、ダイヤ枠が出来たら、次はリング部を作ります。
リング断面は甲丸形状です。

Pt900ハートモチーフダイヤリング 各部パーツ作り

 

各部パーツが出来たら、それぞれをロウ付けで組み立てて行きます。
一度磨いたら、石を留めていきます。

Pt900ハートモチーフダイヤリング 

 

周囲のメレダイヤを留めたら一度外して磨き、再度保持具に留めて中のダイヤの石留めをします。

Pt900ハートモチーフダイヤリング 石留め

 

石留めをした爪、全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ハートモチーフダイヤリング

Pt900ハートモチーフダイヤリング

 

 

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ルビールースを使ったリング製作のご依頼を頂きました。
ご希望の素材はPt900。

ルビールース

 

ご依頼を頂いたお客様ですが、当店を何度もご利用頂いています。
前回は、こちらのメレダイヤを石畳柄のように桝留めした平打ちリングをお作り致しました。

Pr900ダイヤ升留めリング 完成

 

今回のご依頼ですが、やはりボリューム感があると言いましょうか、塊感が欲しいとのご希望です。
デザインのワックス型見本をお作りして、実際のボリューム感を見て頂いてから製作スタートです。

まずは、地金を溶かしてローラーで棒状に伸ばします。
地金を地金屋さんから購入すると当店には棒状で届きますが、そのままでは使用しません。内部には亀裂が入っている場合もあり、削っていると内部の傷が出てきた事があったので同じ形状にする場合でも必ず一度溶かして使っています。

Pt900地金

 

棒状にした地金を丸めてロウ付け。
リング幅は5mmにするので、それより太めの5.5mm程にしています。
テーパー状の芯金にリングを通してサイズを出します。サイズは13号。
通常はリング下部(手のひら側)は細く薄くするのですが、塊感がお好みですので全周同じ幅同じ厚みでお作りをします。重くなり、お値段も高くなってしまいますが、この塊感がお客様にとっては重要なところなのです。
こうしたリングは、オーダーメイドでしか味わえません。

Pt900地金 ロウ付けしてリング状へ

 

リングにしたら、面を削って整形をします。
今回は正確に寸法を出すので、旋盤を使って削っていきます。

Pt900リングを旋盤切削

 

旋盤で削ったら、削った面を一度軽く削り、切削痕を消しておきます。
そして、ルビールースを入れる穴を開けて爪を作っていきます。今回の爪はTig溶接で地金を盛り足して作ります。

Pt900リング 旋盤加工終了

 

リングを一度磨き、石留め。

ルビールースを石留め

 

爪を削りって仕上げ磨きをします。センター部分にヘアーライン加工(艶消し)をリングにしたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ルビーリング

 

 

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サファイアリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
元のリングは、サファイアの周りにバゲットカットダイヤとメレダイヤを取り巻きにしたデザインのリングです。
このデザインから、サファイアとバゲットカットダイヤの部分だけを抜くようなスッキリとしたデザインにして欲しいとのご希望です。

Pt900サファイア/ダイヤリング ビフォー

 

まずは、全ての石を外します。
そこから使うのは、センターのサファイアとバゲットカットダイヤ。
始めに、この石の台座を作ります。素材はPt900。

サファイアとダイヤの枠作り

 

石枠が出来たら、リング部分を作ります。
リング断面は上面が僅かにカーブがある程度なので、見た目はほぼ平打ちです。
ちなみに、リングの高さは低めに作りますが、低過ぎると逆に恰好が悪くなるのでバランスを見つつ決めて行きます。

サファイアとダイヤの石枠とリングをドッキング

 

リングが出来たら全体を磨き、ダイヤ、サファイアの順で石留めします。

ダイヤとサファイアの石留め

 

最後に全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900サファイア/ダイヤリング アフター

 

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メレダイヤが周囲に取巻きデザインになっているパールリング。
このリングをシンプルなデザインにしたいとのご依頼を頂きました。
白玉と黒玉のリング2点です。

Pt900黒パール/ダイヤ取巻きリング

K18YGパールリング

 

デザインは、何度かこの日記でも取り上げさせて頂いている、高さのある甲丸リング。
ありきたりかもしれませんが、このデザインが一番シンプルでどのシチュエーションでも使えて良いデザインだと思います。

まずは、黒パールリングの方から作ります。
素材は、それぞれ現状と同じ素材がご希望なので、黒はPt900、白はK18YGです。
プラチナの塊をローラーで伸ばし、両端が細くなるように叩いて整形します。

Pt900黒パールリング製作

 

棒材を丸めてリング状にしてロウ付け。
そして、玉が入る部分を整形して、角を丸く削って甲丸状にします。

Pt900黒パールリング製作

 

玉を取り付ける芯をロウ付けします。
この時、穴を開けて芯を立ててロウ付けしますが、穴は貫通させます。
貫通させた穴に芯を通してロウ付けをしますが、芯はリングの内側に少し飛び出すようにしておいてTig溶接でリングと溶かして接合します。ロウ付け不良で抜けてしまわない工夫です。

Pt900黒パールリング製作

 

玉は接着剤で固定。穴の近くに傷があったので、それを接着面にする事で隠す事が出来ました。
まずは、黒パールリングの方が完成です。

Pt900黒パールリング

 

白パールの方も同じように作業をします。
こちらの方が玉が大きいので、リングの幅も少し広め(太め)です。

K18YGパールリング製作

 


黒パールリングと同じ工程を経て完成になります。

ご依頼を有難うございました。

K18YGパールリング

 

 

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ペンダントネックレス製作のご依頼を頂きました。
0.5ct台のダイヤを4つ並べて菱形にしたデザインのペンダントネックレスを作って欲しいとのご要望です。
素材はK18YG。

まずは、ダイヤを探します。
探すとは言っても取引先のバイヤーさんに予算を伝えて探して貰うのですが、個数が多くなると同じ大きさで同じようなグレードの石を探すのが難しくなっていきます。今回は4ピースでしたので、この個数ならば大丈夫です。

0.5ct台のラウンドブリリアントカットダイヤ

 

まずは、石枠を作ります。爪は4本爪。
今回は、当店内の機械で作ったキャスト(鋳造)の爪をつかいます。
(ワックス型の状態が良くなかったので、表面がちょっと荒れ気味です・・・)

4本爪キャスト枠

 

爪の表面を綺麗にして4つの爪を組んで菱形にします。
爪どうしをくっ付けてロウ付けするのではなく、十字に柱を渡し、爪間にも柱を配置して強度を増します。

ダイヤ爪間に柱を配置

 

枠が出来たら一度磨いて、ダイヤの彫留めです。

ダイヤ石留め

 

爪先を整えて磨き、ペンダント全体を磨きます。
チェーンはベネチアンタイプを通したら完成になります。

ご依頼を有難うございました。

K18YGダイヤ菱形デザインペンダントネックレス

 

 

 

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エメラルドとダイヤが入った帯留めを、リングにリフォーム(リメイク)するご依頼を頂きました。
繊細に作られている帯留めなので壊すのは勿体ないと感じましたが、帯留めとして使用する事が殆ど無くなってしまったので、今度はリングにして楽しみたいとの事です。

エメラルドとダイヤの帯留め

 

デザインは、一部を踏襲。中央部分のエメラルドとダイヤの部分を一列使ったリングデザインになります。素材はPt900。

まずは、エメラルドの枠を作ります。
判っていた事ですが、エメラルドを外すと高さが結構ある石です。こうした石は爪枠の壁を薄くしないと収まりません。結構大変なんです・・・。

エメラルド枠作り

 

石枠が出来たら、リング部分を作ります。
今回は、ダイヤを一列に爪で留めるデザインになります。この爪、別に取り付ける物ではなく、リング部分に穴を開けて、残った地金を割って爪にするデザインです。

Ptエメラルドリング リング部製作

 

石枠とリング部分をロウ付けします。
このあと、一度軽く仕上げまでもっていき、ダイヤが入る穴を開けます。

リング部ロウ付け

 

ダイヤを石留します。
ダイヤを留めたあと、ダイヤ部分を磨きいてエメラルドを石留めします。

エメラルドリング ダイヤが石留め

 

最後に全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900エメラルド/ダイヤリング

 

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ダイヤリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

センターにダイヤが大小並んで爪留めされているリングです。画像では判りづらいですが、リング部分は緩やかにうねりがあるデザインです。

ダイヤリングを細くリメイク

 

ダイヤ爪の部分はこのままにされたいとの事でしたので、この部分をカットして再利用します。

問題は、リングの方。
出来るだけ細くしたい、また常用にしたいとのご希望です。

以前より地金が高くなり、また出来るだけ値段を抑えたいという事と、昨今のファッション動向から、リングは細くなる傾向が続いています。
今回ご依頼の素材はリフォーム前のプラチナ(Pt900)のままですが、プラチナはそれ程硬い素材ではありません。この細いデザインと素材とのバランスは、非常に悩ましいところ。
今回は(今回に限りませんが)、目の錯覚を利用する事にしました。

リングは上から見た時に細く見えるように、断面を三角に、またリングの高さを幅よりも高くする事で強度を保つようにします。

ダイヤリングを細くリメイク

 

リング状面は甲丸状にします。
上面を丸くする事で、光が甲丸のてっぺんだけに当たって反射します。両サイドは黒く見えるので、全体として細く見えるのです。

ダイヤリングを細くリメイク

 

ダイヤの爪をリングにロウ付け。
大きい方の石の出っ張った爪は、厚みが薄かったので地金をTig溶接機で肉盛りして爪を丈夫にしました。
一度磨いたら、石を留めていきます。

ダイヤリングを細くリメイク

 

爪先を磨き、全体を磨いたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

ダイヤリングを細くリメイク

 

 

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