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今回のご紹介は、コイン枠のご依頼です。
ご依頼を頂いたコインは、「星の王子様の記念コイン50ユーロ金貨」です。

星の王子様の記念コイン50ユーロ金貨

 

 

奥様と旦那様、同じデザインのコイン枠を2点ご依頼です。
ご希望のコイン枠のデザインは、以前この日記でご紹介をした「マン島コイン」の際にお作りをしました波状のデザインです。

星の王子様の記念コイン50ユーロ金貨

 

マン島コインのコイン枠ですが、3Dプリンターを使った原型を作っています。
ただ、そのままこの原型を使う事が出来ません。マン島コインの直径は約33mm、今回ご依頼の星の王子様コインは直径は22mm。
3D CADのデータがあるので、そのまま縮小すれば簡単に出来るじゃないか・・・と、思われるかもしれませんが、縮小をかけると厚みまで薄くなります。また、デザインも崩れる事があります。なので、データを途中まで使い、後半はこのコイン専用に作り替えました。
3Dプリンターで樹脂モデルを作り、全体の大きさのバランスをお客様に確認して頂いてから作業を進めました。

樹脂モデル



品物は、キャスト(鋳造)で作ります。
鋳造で作りますのでどうしても出来上がった品物は縮み分があり、微調整が必要となります。

コイン枠鋳造

 

 

前回のマン島コインと同様に裏側から内フレームで押さえ、この内フレームは金属用接着剤を微量付けて接着をします。ただ、マン島コインと違うのはコインの表裏のデザインに違いがあるので、今回は一応リバーシブルながら表側は内フレームを設けずに段差を無くす構造にしました。コインが小さい分、この方がスッキリと大きく見えますから。

コイン枠 パーツ完成

 

バチカンをロウ付けし、磨くとほぼ完成になります。
今回も内フレームはギリギリのサイズで作りましたので、接着剤も少量でガッチリと留まります。

コイン枠完成 内フレーム接着前

 

この後、お客様に確認をして頂き、内フレームを接着し、全体を仕上げ磨きをすれば完成になります。

星の王子様50ユーロ金貨コイン枠

 

 

また、表側は違いがあるように作りましたが、リバーシブルに出来るようにK18の刻印はバチカン部では無く、コイン枠の下部に打刻しました。この位置ならば装着時には見えません。

ご依頼を有難うございました。

コイン枠 刻印位置

 

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コイン枠のご依頼を頂きました。
何度もこの日記(ブログ)では掲載をしていますが、今回も天皇陛下御即位記念10万円金貨です。
ある離島からのご依頼です。遠方から有難うございます。

天皇陛下御即位記念10万円金貨

今回はこれまでと違ったのが、ネジ留めにして欲しいとのご希望があった事。
また、フレーム幅を持たせ、その部分に模様彫りをして欲しいとのご希望です。
ネジ留めのコイン枠は、この日記がスタートする以前、10数年前には作った事があります。
ただ、今回のご依頼では更にご要望があり、保護ガラスも付けて欲しいとのご希望です。
こうなると、難易度が高くなります。
上下二分割で合わせ目のズレが無いフレームが必要ですし、厚みもコインとガラスの厚みを計算しなければなりません。
そこで、今回も3Dプリンターを使う事になるのですが・・・ここでトラブル三昧。

まず、どういう訳か、プリンターで造形する際にレジンが綺麗に固まらず、一部造形が抜けてしまう箇所が発生します。気温なのか、それとも造形する際の数値が間違ってるのか・・・?
結局、この原因が突き止められず、レジン量と日数だけを費やしてしまいます。

光造形キャスタブルレジン

また、造形したレジンをキャスト(鋳造)する際も一部でキャストミスが発生してしまい、キャストした地金に気泡が入る鋳巣も発生してしまいました。鋳巣の原因は、レジンを石膏に埋没して燃焼する際の燃焼ミスから起こっているようですが、通常のワックスよりも燃焼時間も長く掛かる事からレジンでの製作は諦める事にしました。
当店は鋳造のみを業務にしている会社のように全自動電気炉があれば良いのですが、手動で温度管理をしなければいけません。一日付きっきりで電気炉の管理が出来ませんから・・・。

ココで登場するのが、以前使っていたCNCフライス。3Dプリンターと近い機械ですが、プリンターは積み足して造形して行くのに対して、CNCフライスは樹脂の塊を削り出して造形して行く機械です。足し算と引き算の違いです。
CNCを制御するアプリで図面を引き直し、ワックス樹脂の塊からフレームを削り出します。
それをキャスト。キャストは、いつもリングやペンダントの際に使っているジュエリー用ワックス樹脂なので、問題無く品物が出来上がりました。
ご依頼があった際に、3DプリンターでダメだったらCNCで・・・と、一応は算段をしていたので、品物が出来ないという事は回避出来てホッとしました。

CNCフライスで削り出したワックスをキャスト

キャスト後はコインが嵌る箇所、ガラスが嵌る箇所、それぞれを少しずつ削り、合わせて行きます。厚みもこの時に合わせます。

フレームが出来たら、ネジを作ります。ネジもK18YGです。
太めの針金を作り、ダイスと言うネジ切りの工具を使ってネジを切ります。

K18YGネジ作り

ネジ部が出来たら、ネジの頭を1mm程残してカット。カットした頭の部分にはノコギリで線を入れてマイナスドライバーが入るようにします。こうしてネジ完成。ネジ部は直径1.4mmです。

K18YGネジ作り

フレームの方にもネジ穴を開け、こちらはタップと言うネジ切りの工具を使ってネジを切ります。
ネジを一旦締めて合わせ具合を確かめます。
そして、ネックレスを通すバチカンをロウ付けします。バチカンを取り付けたフレーム内部には小辺をロウ付けして補強としました。使用の際は、この部分が一番力が加わりますから補強があった方が良いとの判断です。

コインフレーム部分完成

そして、フレームは模様彫りの為に外注の職人さんへ。
戻ってきたら、仕上げ磨きをして完成になります。部品は以下の構成です。
ガラスは、お客様のご希望で傷が付きにくいサファイヤガラスです。

K18YGコイン枠 部品完成

ガラスとコインを嵌める際、どうしても合わせ面が発生してしまいます。地金の塊を全自動で削り出してフレームを作るのであればそうした事は起きませんが、手作業部分がありますからね・・・この点は仕方ありません。
なので、位置合わせの為の印をフレームの横面に付けました。この印に合わせてネジを留めて貰えればピッタリと面が揃います。

コイン枠の合わせ印

こうしてコイン枠が完成しました。
表裏は、以下です。
ご利用を有難うございました。

K18YGネジ留めコイン枠

K18YGネジ留めコイン枠

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二週に渡りコイン枠のご紹介をしましたので、もういっちょコイン枠を続けてみようと思います。

ご依頼頂きましたのはドイツ帝国時代の10マルクコイン。
直径は20mm弱になります。(←追記)

10マルクコイン

 

ご希望の素材はPt900での枠です。
今回はダイヤなどで言うところのフクリン留めの枠です。板状の外枠を外から潰して留める方法です。この場合もお客様で取り付けや取り外しが出来ず、また他のネジ式などと違って外した後に再度留めなおす事が出来なくなります。(コインを外す際はコイン枠を壊す事になります)

10マルクコイン枠

 

枠とバチカンをロウ付けで取り付けたら仕上げ磨きをしてコインを嵌め込んで爪を倒して固定します。最終仕上げをすれば完成です。

10マルクコイン枠

 

今回は鷲のような紋章が表、人物の方が裏側のご希望になります。

10マルクコイン枠

 

3回に渡ってコイン枠をご紹介しましたが、それぞれコインの固定方法が違います。ご希望に沿ってお作りをしますので、まずはお問合せ下さい。

ご依頼を有難うございました。

 

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先週はマン島コインのコイン枠のご紹介をしましたが、今週も続けてコイン枠のご紹介をします。

今回は、平成天皇在位10万円金貨のコイン枠です。
この金貨も先週のマン島コインと同じく33mmと大きいコインです。

平成天皇在位10万円金貨

 

今回もお客様のご希望のデザインがあるので、それに沿ってお作りをします。
素材はK18WGです。

製作途中の画像は・・・スミマセン、探したのですが撮って無かったようです・・・。
今回は裏側から4つの爪で固定するタイプになります。ただ、マン島の時と同じように、規則的な半円が連続するデザインになるので、手作業で削り出すにはかなり大変になります。
そこで、この品物は「CNCフライス」と言うパソコンで制御する機械を使ってワックスを削り、それをキャスト(鋳造)する事で形を作りました。CNCフライスはその図面の通りにエンドミルやカッターが動く機械になります。(マン島コインの時は光造形式3Dプリンターを使っています)

まずは、パソコン上で図面を描きます。板状のワックスをCNCフライスにセットし、カッターで図面通りに削っていきます。段のあるデザインですので、外枠だけ削り、段のある部分は機械から外した後で手作業で削っていきます。

そして、ワックスをキャスト。
話が前後しますが、CNCフライスでワックスを削る前にコインが入る中枠を作っておきます。これに合わせて外のデザイン部を作ります。
キャストが出来たら、中枠とのすり合わせをしてから、外デザイン部とバチカンをロウ付け。
仕上げ磨きをし、ホワイトゴールドですのでロジウムメッキをします。
最後にコインを留めれば完成になります。

K18WG製平成天皇在位10万円金貨枠

 

裏側はこのような形になります。
ご依頼を有難うございました。

K18WG製平成天皇在位10万円金貨枠

 

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コイン枠のご依頼を頂きました。
素材はK18YG、コインはマン島1oz金貨です。直径が約33mmと大きいコインです。

マン島1oz金貨

 

まず、コインを取り出します。プラスチックのケースに入っているのですが、こじ開けようとしましたが・・・やはりビクともしません・・・。
仕方なく、ノコギリで四隅をカット・・・中のコインに傷を付けないように、慎重に慎重に・・・。

マン島1oz金貨

 

コインを取り出したら採寸をしますが、その前に傷が付かないように両面をテープで養生します。

マン島1oz金貨、テープで養生

 

今回のご依頼は表裏が無いリバーシブルタイプのコイン枠になります。お客様からのご希望のデザインがありますのでそれに沿って進めますが、外のデザインが施してある枠の中にコインが入る中枠を作って両面から挟み込む形状になります。
コインは直径と厚みを測ったら中枠を作ります。真鍮の丸棒を削り出してコインと同サイズの型を作り、本物のコインは一旦保管。中枠が出来たところでコインを一度はめ込みます。次にコインが登場するのは枠が全て完成する時になります。それまで保管。

さて、問題の外枠です。
デザインがかなり複雑で、かつ頂点が8角ある形状なので正確に作らないと見た目が悪くなってしまいます。しかも、リバーシブルなので表裏で正確に合わさっていなければなりません。
そこで、今回登場するのは・・・3Dプリンター!
以前から3Dの勉強はしていてたまに小さなパーツは作っていましたが、本体そのものを作るのは初めての取り組みとなります。3D CADで図面を作り、プリント。それを型にしてキャスト(鋳造)で作りました。
外枠、中枠、バチカンとそれぞれパーツを作って、ロウ付けをして組み立てていきます。(簡単そうに書いていますが、型は縮むので何度か作り直しています)

マン島1oz金貨枠、途中経過

 

仕上げ磨きをして完成になります。
今回は爪での取付けは避けたいとの事でしたので、中枠を金属用接着剤で留める方法にしました。

マン島1oz金貨枠、完成

 

中枠、外枠、共にかなりキッチリ作ってありますので、簡単には外れないです。中枠を接着して完成になります。
ご依頼を有難うございました。
(後日・・・バチカンが小さかったようで、バチカンのみ大きい物に交換しました・・・)

マン島1oz金貨枠、完成

 

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去年の8月ですが、この日記で「コインリングの修理」のログを書きました。
そのログをご覧になって修理依頼をして頂いたのだと思うのですが・・・。

今回の修理、いきなり品物を送って来られました。ただ、出来れば予めお電話なりメールなりで連絡を入れてからお送り頂きたいです。
誰に聞いても送り主に思い当たる方がおらず、ビックリしました・・・。
(送り主の方には直接お電話をして連絡を取りました。)

さて、修理内容は以前と同じです。コインを留めている爪の4本の内の2本が折れています。ただ、残っている2本もかなり危ない状況・・・。

コインリングの修理 修理前

外す際、案の定折れてしまいました・・・。
ですが、品物をお送りお送り頂いた際に、お客様には電話にて連絡とお見積りをしていました。4本全て交換をする内容でしたが、お客様もシッカリと留めて欲しいとのご希望でしたので、それに沿って修理をします。

コインリングの修理 

前回同様に爪のはり替えをします。お客様のご希望で「ガッチリと留めて欲しい」とのご希望でしたが、板の厚みを必要以上に厚くし過ぎると、今度はコインを留める際の爪を倒す際に根本から折れてしまいます。修理前よりはシッカリした物をロー付けで取り付けますが、板の厚みは程々で。
忘れていました・・・素材はK18YG(イエローゴールド)です。

コインリングの修理 爪はり替え

爪をロー付けした後にコインを入れて調整をします。爪をロー付けした直後だと、爪の周囲の出っ張りがあったりなどコインが入らない場合もありますので。

調整をしたあと、仕上げ磨きをします。
最後にコインを留めて完成になります。

コインリングの修理 完成

コインリングの修理 完成

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K18YGコインリングの修理をお預かりしました。

内側からコインを留めている爪が2本折れていました。
この爪、針金のような細さで、同じようにロー付けしたとしてもまた折れてしまうでしょう。
そこで、お客様に爪4本共に広くして強度を上げた方が良いとご提案をし、それに沿って修理を進める事になりました。

爪をロー付けしますが、そのまま本体に付けただけではロー付け面積が板の断面分にしかならず、コインを留める際に折り曲げる時にロー付け部分が剥がれてしまう可能性があります。
そこで、ロー付けする部分を斜めに削り、リング側も同じように斜めカット。
少しでも面積を広くとる工夫です。

K18YGコインリングの爪修理
(画像はロー付け直後です・・・修理前の画像を撮り忘れてしまいました・・・)

ロー付けが終わったら、品物を磨き、コインをはめて爪を倒して固定します。
構造上、段差が大きいので残念ですがコインに爪の先端が当たるようにしか留める事が出来ません。

K18YGコインリング コイン固定

K18YGコインリング修理

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今年はコイン枠のご依頼を多く頂いています。

まずは、メイプルリーフコイン。
プラチナコイン。

メイプルリーフ プラチナ

そして、ゴールドコイン。

メイプルリーフ ゴールド

何コインかは知りませんが、銀貨のコイン枠。
懐中時計チェーンの反対側へ取り付けられるとの事です。

銀貨コイン枠

プラチナコインでは、角型もご依頼を頂きました。

角型コイン枠

そして、革細工の品物にコインを取り付けられるとの事で、革ベルトを通せるように枠の両側へコの字状の金具を取り付けた枠もお作りしました。

シルバー製コイン枠

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コイン枠のオーダーを頂きました。
入れるコインは「天皇陛下御即位記念10万円金貨」。

天皇陛下御即位記念10万円金貨

このコインの枠、昔は当店でも沢山作りました。
また、枠としてパーツ屋さん(イヤリングやピアスなどのパーツを扱う専門店)でも取り扱いのコイン枠が沢山ありました。
最近では種類もかなり減りましたね・・・殆どがメイプルリーフ用だったり。

コイン枠

お作りしました枠は、K18YG。
バチカンの下の部分がパイプになっていて、ネジ留めです。
お客様のご要望で横からピンを入れてネジが外れなくしてあります。

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