Archive for 1月, 2026

つい先日の事です。

当店では「旋盤」と言う工作機械を使用しています。
この機械は円柱状の物を削る機械で、リングを削ったり、石座の爪を削り出したり、作業の工具を作る際も使う、当店では無くてはならない機械です。
この旋盤自体は30年以上前から使っていますが、メーカーはイギリスです。
何故イギリス製の旋盤を購入したのか不明ではありますが、私にとってはずっと使ってきた旋盤なので使い勝手が良い機械なのです。

純正部品が無い旋盤

 

この旋盤が使えなくなりました。
動力を伝えるベルトが伸びてしまい、チャック部(削る物を固定する部分)が滑って回らなくなってしまいました。
兆候は数年前からあって騙し騙し使っていたのですが、とうとう力が殆ど伝わらなくなってしまいました。

純正部品が無い旋盤

 

手元には交換べルトがあったので安心をしていましたが、なんと少し短いのです。あと数コマ分あれば使えたのですが・・・。

純正部品が無い旋盤

 

数年前に最初の兆候があった際にこの旋盤の輸入代理店へ問い合わせをしましたが、メーカーは既に無く、ベルトも手に入らないとの事。
通常、こうした動力を伝える際に使われる「Vベルト」と言うベルトがあるのですが、画像のようにネックレスチェーンのようなコマが繋がっているベルトとは違い、輪ゴムのように繋がった円形です。
この為、ベルトを交換する際は周辺の部品を全てバラして組まなければいけません。
試しにプーリー周辺をバラそうとしましたが、ボルトがシッカリと固定されていてびくともしません・・・。

そこで、代用ベルトを探して「ツイストベルト」と言う似たようなベルトを購入して交換してみる事にしました。繊維が入った樹脂製で、凄く硬いビニールと言った感じ。

純正部品が無い旋盤

 

交換自体はスムーズに進み、交換完了。
若干緩い感じがするので、もう半コマ分短かければベストではあります。

純正部品が無い旋盤

 

動かしてみました。動作もバッチリ。
しかも、これまでより凄く静かです。コネクト部分に金属ピンが使われていたのでコレプーリーなどに当たって音が出ていたのかもしれません。

純正部品が無い旋盤

 

外した古いベルトはこんな状態。30数年お疲れ様でした。

純正部品が無い旋盤

 

早速、作業再開です。
Pt900の丸棒を削ってリングに使うダイヤの爪を作り始めました。
ひとまず、旋盤がこれまで通りに使えるようになって、一安心です。
ただ、ツイストベルトに早く切り替えていれば、こんなバタバタしなくても良かったとは思いました・・・。

純正部品が無い旋盤

 

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店舗隣は当店駐車場ではありません。
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K18YG製のリング製作のご依頼を頂きました。
サイズは11号、甲高の月甲丸形状のリングで上面にメレダイヤをパヴェ留めしたリングがご希望です。

お客様は遠方にお住まいの方でしたので、まずはご希望に沿う形でワックスを削り樹脂型を膨らみを2案製作。
それを送って全体像を見て頂きました。

K18YGパヴェ留めリング製作

 

お客様からは10mm幅くらいが希望とお聞きしましたが、実物大を見るとやはり少し大きすぎるとの事。
そして、幅は7mmにて製作をして欲しいとご依頼を頂き、製作をスタートしました。

今回はリング裏側を肉抜きした形状にするので、キャスト(鋳造)にて製作をします。
上の画像のワックス型は、返却不要でお客様へお渡しをしていますので、改めてワックス型を削ります。(お客様にお渡ししたワックス型は、発送前に採寸してあります)
コレを石膏に埋没して焼成、地金を流し込んで品物を作ります。

K18YGパヴェ留めリング製作

 

余分な部分を削り、全体を整形します。
寸法線を入れて、ダイヤを配置してメレダイヤの穴あけ加工をします。

K18YGパヴェ留めリング製作

 

最初にワックス型の現物を見て頂く際に、メレダイヤを仮置きして凡その個数とお見積りをお伝えしてありますが、実際に穴を開けて配置すると若干大きさや位置が変わってきてしまいます。
全部同じサイズにすれば綺麗に見えますが実際は複雑な曲面になっていますので、大小のメレダイヤを隙間なくパズルのように配置していく事となります。
ちなみに今回の総カラット数は2.8ct程になります。

K18YGパヴェ留めリング製作

 

穴を開けたら石留めに入ります。
メレダイヤは何処にどの石が入るのか既に決定をしていてズレると解らなくなってしまうので、今回の石留めは私自身で留める事にしました。

K18YGパヴェ留めリング製作

 

石留めが終わったら、一度洗浄をして爪の整形をします。
最後に仕上げ磨きをして完成です。

ご依頼を有難うございました。

K18YGパヴェ留めリング製作

 

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カボッションカットのルチルのが入ったシルバーリングの修理のご依頼を頂きました。
リングが金色に見えるのはシルバー925に金メッキ処理がされています。
このリングは、リング下部が繋がっていないフリーサイズのリングとして作られていますが、片方のリング部分が石枠から外れてしまっています。
買われたショップに問い合わせをされたそうですが、修理不可との返答だったという話です。
(構造的に短期間で破損し易いデザインで、尚且つ修理不可の製品を作るのも、無責任だと思うのですが・・・)

フクリン留めのシルバーリング修理

 

問題なのが、この石を留めている方法が「フクリン留め」なのが厄介です。

シルバー素材のロウ付け作業は、素材の熱伝導の関係から基本的に石を外す必要があります。(この日記内で何度も説明はさせて頂いています)
本来は修理不可として作業は受けないのですが、石枠の裏側を見ると接着剤の痕跡があります。
こうしたデザインのリングでは、たまにフクリン留めと見せかけて接着剤で石が固定されている物があります。
接着剤は、瞬間接着剤であったり、エポキシ接着剤であったり、最近ではUVレジンを使って留めている物もありますが、溶剤や熱を加える事で外れる物もあります。
お客様にはこれらの事を全てご説明して、石の破損の可能性がある事を含めて作業を引き受ける事としました。(この点を承知して頂けない場合は作業をお断り致します)

とりあえず、石を外す事に成功しました・・・。
フクリン枠はやはりフェイクでしたが、エポキシ接着剤でガッチリ留められていました。
画像の枠の角を見て頂ければお分かりと思いますが、やっぱりフクリン留めで留められているのでは?・・・と、石の隙間に薄い刃物を差し込んだりして四苦八苦しましたが、石が割れるかと思う位熱を加えて外す事に成功しました。
ただ、残念ながら、石の角に少しだけ傷を付けてしまいました・・・。

フクリン留めのシルバーリング修理

 

石が外れれば、修理は難なく進める事が出来ます。
まず、折れた部分をロウ付け。
そして、リング下部が開いたフリーリングではなく、ちゃんと繋がったリングにしました。
強度もこれで全然違いますので、再度石枠の根本から折れる事は無いでしょう。
石枠の角もガタガタにしてしまったので、この部分も修正をします。

フクリン留めのシルバーリング修理

 

リングを金メッキ処理し、石を接着して完成です。

ご依頼を有難うございました。

フクリン留めのシルバーリング修理

 

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K18YGのパールイヤリングの修理のご依頼を頂きました。
画像右側のイヤリングを踏まれてしまったそうで、金具部分が潰れています。
パールには傷が付いていなかったのが幸いです。
金具はネジ式ですが、この修理を機会にネジバネ式に交換したいとのご希望です。

踏まれたパールイヤリングの修理

 

ネジバネ式イヤリング金具に交換するにはロウ付けが必要ですので、パールは一旦外す必要があります。
パールを外したあとは、ネジ式金具はカット。(カットしたネジ式金具は地金として買取りを致しました。)
そしてネジバネ式の金具をロウ付け。
ネジバネ式金具は、半分に分離出来るのでロウ付けの際は邪魔にならないように一度ネジ部分は外しておいてロウ付けをします。

踏まれたパールイヤリングの修理

 

ロウ付けをしたら分離しておいた金具を戻し、全体を磨きます。
そして、パールを接着して戻していきます。

踏まれたパールイヤリングの修理

 

接着後にチェックをして完成です。

ご依頼を有難うございました。

踏まれたパールイヤリングの修理

 

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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

本日1月5日(月)より通常営業を致します。

 

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