ジュエリー修理・リペア


相変わらず暑い名古屋です・・・。

当店にお問い合わせ頂く修理で一番多いのが、サイズ直し。
その次が、ネックレス関係。
シルバー製品で多いのは、ゴローズなどのバングルの修理のお問い合わせが凄く多いです。
シルバーリングのサイズ直しよりも多いんじゃ無いかと思うくらい・・・。

何度も書いていて見飽きたと言われるかもしれませんが、

「平打ちバングルは脱着で形を変えない事」

コレが長くお使い頂くコツです。
針金を何度も折り曲げていると、その内に折れてしまう・・・コレと同じなのです。

平打ちバングルの修理

クラックが入ってしまっています。
いつものように、裏側に補強板を一枚当ててロー付け。

平打ちバングルの修理

今回のご依頼では、長さが長いので1cmずつカットしました。

平打ちバングルの修理

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お盆のお休み直前の週、仕事が忙しくなってきております・・・。
オーダーや修理などのご依頼を頂いてお待ち頂いていますお客様には、本当に申し訳ありません・・・。
休み前にはお届け致します。
尚、サイズ直しやネックレスの修理など、軽度の修理は休み前納品をさせて頂きますが、オーダーやパーツ取寄せになります修理などは休み明けとなります。
ご了承下さい。

さて、シルバー製品の修理のご依頼が増えてきていますが、サイズ直しをした場合にはどのようになるか?と言うご質問を頂きますので紹介させて頂きます。

ロー付けを伴う修理の場合には、品物にバーナーで熱を加えます。
シルバーそのものを溶かしてくっつける訳では無く、ロー材と呼ぶ銀合金を溶かしてつける方法になります。
この時、ロー材がシルバー地金よりも早く溶け、シルバー地金にも溶け込み混ざりながら溶着します。
ロー付けが終ると、地金が熱い内に希硫酸に入れて酸洗いをします。
酸洗いをしますと地金の色は白くなります。

シルバーリングのロー付け

そして、不要な部分をヤスリで削り取り仕上げて磨きます。
ただ、この時、一部に少し黄色っぽい筋が残ります・・・これが、ロー材の色です。(赤矢印部分)

ロー付け痕

この筋、申し訳ありません、ロー材の色ですのでロー付けをしますとどうしても残ります。
これは、サイズを小さくした場合は1本、サイズを大きくした場合は中に地金を挟みこみますのでその両側の2本の筋が入ることになります。
プラチナやホワイトゴールドの場合は、最後にロジウムメッキ(プラチナメッキ)をする場合がありますのでロー材の色がマスクされますが、シルバーの場合はそのままとなります。
ご了承下さい。
(K18イエローゴールドやプラチナの場合は、ロー材の色が地金の色に似ているので目立つ事はありません)

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他店で断られたと、サイズ直しのご依頼を頂きました。
画像を送って頂いたリングは、K18イエローゴールドにプラチナが巻かれたデザインのリングでした。
サイズを2サイズダウン。
通常ならばリングをカットしてロー付けとなりますが、中央に別素材が巻かれている上に線が細いので熱を加えると膨張率の違いから外れてしまう可能性がありました。
そこで、内部にシルバーリングをプレス機で押し填め込んでサイズを落とす方法をとりました。

遠方の方でしたので品物を送って頂くと、プラチナに見えた部分はどうもメッキをされたようでした。
ただ、出来るだけオリジナルの部分を触らないようにと、そのままシルバーリングを填める方法をチョイス。
しかし、リングの内側が平らではなく「内甲丸」と呼ばれる湾曲状になっていました。
画像からでは判らない事も沢山ありますね・・・。
当初の方法はとれないので、ワックスで凹んだリングを作ってそれを内側から押し広げる方法でサイズを変更。

リングは切らずにサイズ直し

余裕を見てサイズを小さめにしたので、内側を削りサイズを合わせます。
そして、磨いて、リングに打ってあった刻印を打ち直して完成。

リングは切らずにサイズ直し

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シルバーリングのサイズ直しのご依頼です。

今回のリング、全てサイズを大きくとのご要望でした。
なので、サイズ直しが「可能」でした。
今回の場合は、サイズを小さくは無理です。

内側の刻印が深く入っていましたので、それがギリギリ残るまで削りサイズをアップ。
2本のクロスリングは、機械で内側から押し広げました。
但し、透かしが入っていたので、様子を見ながらそっと・・・そっと。

IMG_0624

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シルバー製バングルの修理のご依頼がありました。

ターコイズが入っているバングルでしたが、殆どが接着材で留められていたので接着剤が剥がせられれば修理は出来ると思い、ご依頼を受けさせて頂きました。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

バングルは、ターコイズの爪と針金枠をロー付けで寄せて作られた品物でした。
ゴローズバングルの際と同じく、装着の際にバングルを開き、装着後にフィット感が悪いのでバングルを締める・・・脱着で開き、装着して締める・・・。
この繰り返しで、一番弱い部分の針金が折れてしまったようです。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

石を外す前に少し修正をしてみました。
折れた部分をロー付けする為に、曲がった針金を修正します。
ところが・・・

他のロー付け部分が次々と外れていくのです・・・。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

これはマズイ・・・とりあえず、ターコイズを外します。
裏から接着剤を削り、爪の部分はタガネを使い少しずつ爪を開いて石を外します。
この時、ナンバーを書いて何処にどの石が入っていたのかを記録していきます。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

結局、修理をしながら、壊れていく部分をまた修理する・・・そんな状態になりました。
ロー付け箇所も、7~8箇所になりました・・・。
何とかロー付けも完了。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

新品でお買いになったという事ですが、デッドストックだったのか、それとも最初からロー付けが甘かったのか判りませんが、ロー材が酸化して所謂「ローが枯れている」と状態になっていました。

こうして、全体を磨いて石を接着し、爪を倒して完成。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

たまにこうした品物がありますが、久しぶりにヒヤヒヤしながら修理をする事となりました。

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アクセサリーの金具が無くなってしまい、使えなくなったから作って欲しいとご依頼がありました。
品物を拝見した時には金具が無く、想像するしかありません。
ネックレスやブレスレットに使われる汎用の中折れ金具を参考に形を起こして作っていくことにしました。

品物は真鍮、もしくは錫などの金属で作られた品物にゴールドのメッキ処理された物です。
金具もその色に近いモノが必要なので、地金は真鍮板を使いました。
反対側の金具を採寸して仮の金具を作ります。

アクセサリーブレスの金具修理

ここまで作りましたが長さが少し足らなかったので、この金具は作り直しです・・・。
もう一度形を作り、金具同士が当たってしまう部分を削って整形していきます。

そして完成。

アクセサリーブレスの金具修理

金具のジョイント部分の芯棒は、ステンレス針金を使いました。

アクセサリーブレスの金具修理

パっと見た時には違和感は無い程度にできたと思います。
表面仕上げは、磨いて鏡面にしてしまうと他の部分より目立ってしまうので、ヘアーライン仕上げにしました。
でも、最初の金具はどんな形だったんでしょうか・・・。

アクセサリーブレスの金具修理

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クロムハーツのブレスレットの修理のご依頼です。
ブレス金具のクリップの中のバネが折れて口が開いたままになっています。

クロムハーツのブレスレットのバネ修理

内部のバネは、ピアノ線(スチール)が使われているので、内部に汗などの水分が入ったままにしておくと、錆びて折れてしまいます。
これまでは錆を考慮してステンレスバネを使ってきましたが、一つ難点なのがバネのキレ・・・ピアノ線に比べ、ステンレスバネの戻りが少し弱いのでシャキッとしたキレも弱くなります。
お客様と相談して、今回はピアノ線で修理させて頂きました。

クロムハーツのブレスレットのバネ修理

金具を開けてバネを交換。
バネは、規格の物はありませんので、ピアノ線の棒線から曲げて作ります。

クロムハーツのこのブレス金具の修理は何度もご依頼を受けましたが、このクリップの構造が2種類あってどちらなのか判らない時は困るんですよね・・・。
今回は、見誤って別の構造だと思って途中まで作業をしてしまい、二度手間になってしまいました。
もちろん、仕上がりは同じです。

バネ交換して、磨いて完成。

クロムハーツのブレスレットのバネ修理

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何度か修理をしている長女のメガネ・・・

また、壊しました。
しかも、今度は1週間に2本も・・・。

1本目は、以前も修理したチタン製のメガネ
今度も同じ鼻アテ部分が折れてしまいましたが、ロー付けの際にチタンが溶けてしまい万事休す。
針金状の部分が溶けて丸い玉になってしまい、修理不可になりました・・・。
このメガネ、修理は3度程しています。
ここまで修理して使えば十分でしょう。

ところが、2本目はさすがに修理を躊躇いました。
なんと、セルフレームのメガネ。

セルフレームメガネの修理

さすがにロー付けは出来ません。
しかし、他の部分は使えますから勿体無い。
そこで、ジョイント部分をシルバーで作りそれを固定する方法をとろうと思いました。

作業中の画像はありませんが、1時間半程で完成。
こんな具合です。

セルフレームメガネの修理

セルフレームのテンプル部分を少し削り、そこにジョイントとなるシルバーの部品を取り付けます。
テンプルとの合わせ目は、ネジと接着剤で取り付けました。

セルフレームメガネの修理

表から見ると、こんな風。
ネジは見えてしまいますが・・・。
ネジは、メガネ用の1mm径のネジを使いました。

セルフレームメガネの修理

通常なら、この部分が壊れたら修理不可能で終わりです。
でも、今回も意地で直しました。
もう壊すなよ・・・。

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ゴローズバングルにロー付けされた爪が外れてしまった品物の修理ご依頼です。

ゴローズバングル 外れた爪

使われている内に少しずつ負荷がかかり、ロー付け面が外れてしまったのだと思いますが、ロー付けそのものも溶かし込みが弱く、バングルのベース面との溶着が弱かったものかと思われます。

ゴローズバングル 外れた爪

一旦、爪のロー材を全て削ってしまいます。
バングル面のロー材も薄くではありますが、削り取ります。
そして、ロー付け。

ゴローズバングル 外れた爪

何度も書いていますが、シルバーはロー付けをして酸洗いをすると真っ白になります。
ここから、磨いて行きます。
そして、完成。
お客様のご希望で、黒染めはせず鏡面のままお渡ししました。

ゴローズバングル 外れた爪

パソコンのOS(Windows)の変更、何で今頃始めているのかと言うと・・・
マイクロソフトのWindows XPへのサポートが来年4月に終わります。
その頃に慌てなくても良いように、それと今年1月末までの格安アップグレードキャンペーンもありましたので、乗り換えをしていたのです。
ただ、仕事で使っているPCの1台のシステムが古いので、コレは買い替えにします。
夏ごろの買い替え予定ですが・・・。

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使っているパソコンのOSをWin XPからWin 8へアップグレードしましたが、デスクトップは順調に稼動中。
XPの時は32bitだったものを64bitに変更したのもあって、メモリーも8GBちゃんと認識してくれてるし、フォトショップを使っていても快適です。

ただ、XPのアップグレードで手に入れたWin 8 32bit版は、ノートPCで使おうとしましたが機種対応が出来てないようでインストールを蹴られてしまいました・・・。
どうも、BIOSが古くてダメな模様。
BIOSの書き換えをしたいですが・・・コレは未だ未体験。
書き換えに失敗するとマザーボードが使えなくなるので、怖いんですよね・・・。
さて、どうしましょうか・・・。

怖いと言えば、今回のネックレスの修理も。
凄く細い!

細いネックレスの修理

比べる為に普通サイズのゼムクリップを置いてみましたが、ネックレスの太さはこの位です。

ロー付けの時にはネックレスを溶かさず、かつ駒同士をロー材でくっ付けてしまわないように、細心の注意をはらいながら・・・集中!

細いネックレスの修理

簡単なようで、とても神経を使います。

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今回ご紹介しますご依頼、正直言って大変でした・・・。
8本編みのボールチェーンネックレスです。
そのネックレスが切れてしまっていたのです・・・。

8本編みボールチェーンネックレス

これまで3本や4本編みのチェーンの修理はした事がありました。
コレはその倍の本数です。
正直、ココだけの話(公開しちゃってますが・・・)お断りしても良かったのですが、出来ませんと断る事は簡単です。
しかし、私も職人の端くれ、プライドもありますので、何とかしようと修理を引受けさせて頂きました。
かなり大変な修理が見込まれたので、修理費用はそれなりに戴く事となります。

編みこみ作業も大変ですが、切れた場所も余り嬉しくないところでした。
ちょうど、引き輪の金具部分です。

8本編みボールチェーンネックレス

ロー付けしようとすると、当然バーナーの熱が加わる事になります。
余り長い間熱を加えると、引き輪内部のバネがテンションを失って金具の役目を果たさなくなります。
ココの修理も重視しつつ・・・
まずは、編みこみ作業が一番の難関。

ドレをどうやって編みこんで行くのか?
それを一番最初に下調べしました。
Web上で調べて調べて・・・幸いに、革細工で8本編みを解説しているブログやサイトが沢山ありましたので、また、太めのタコ糸を使ったりして、編み込み作業になれる事から始めました。

そして、いざ作業へ。
編みこんで行くと、最後の部分で持つところが無くなってしまうので、プラチナの細い針金をチェーンの端にロー付けをして、そこにナンバーを振ります。

8本編みボールチェーンネックレス

編み込み作業の画像は、ゴメンナサイ、全く余裕が無くて撮る事が出来ませんでした・・・。
感想は、無茶苦茶大変でした。
作業をしている時も、何番のチェーンを動かしたっけ?・・・と、頭の中もこんがらがる程・・・。

次の段階のロー付け。
まずは、チェーン自体を固めてロー付けをします。

8本編みボールチェーンネックレス

金具の方も、カップの中のチェーンを削り綺麗にします。
そして、ロー付け。
ロー付けの方法は・・・内緒です。
ある方法を使って何とかロー付け完了です。

今回の品物は、K18WG製でしたので、ロー付け部分を磨いてロジウムメッキ(プラチナメッキ)をします。
こうして完成。

8本編みボールチェーンネックレス

この手の編み込みネックレスを修理した際は必ず長さが短くなりますので、修理のご依頼の際はご了承下さい。
いや~・・・本当に大変な修理でした。
大変大変と書くとお客様には申し訳ない気持ちもありますが、本当に大変だったんです。(苦笑)
ただ、お客様に満足して頂けた事が一番良かったです。

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たまにご依頼が来ます・・・踏まれてしまったジュエリー。
今回は、プラチナ製ダイヤペンダントです。

踏まれたペンダント

どのように踏まれたのか経緯は不明だそうですが、幸いだったのが中央のダイヤが無傷だった事。
そして、ペンダントも複雑な形状ではなかった事。

元の形が判りませんので、形状や構造、そしてお客様の記憶を辿りながらお話をする中で元の形を考えます。
そして、実際に作業をしながら更に形状を考え、ダイヤをはめ込みながら形を整えて行きます。
ダイヤを留める爪が回りから囲うような構造だったからか、思ったよりもシッカリと留まる事が判りました。
当初は、上下に爪を二本程度追加しなければダイヤをシッカリと留める事が出来ないだろうと思ってたからです。
ただ、爪の下に柱を二本追加させて頂きました。
コレでよりグラつきがなくなり、ダイヤが落ちる心配が無くなるからです。

そして、ダイヤを留めていきます。

踏まれたペンダント

最後に磨いて完成。
矢印の部分が追加した柱です。

踏まれたペンダント

柱は上から見るとダイヤに隠れて見えません。

踏まれたペンダント

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フルエタニティに近いリングのサイズ直しです。

殆どフルエタニティをサイズ直し

僅かではありますが、地金部分があります。
ココでカットしてサイズ直し。
何とかサイズを大きく出来ました。

殆どフルエタニティをサイズ直し

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色石とダイヤが入ったプラチナリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。

サイズ直しと供にリフォーム

サイズを小さくするのですが、それと共に中石とダイヤの間にある部分をカットして欲しいとのご要望です。

まず、中石を外します。
そして、該当のリング部分をカット。
中石の枠とダイヤの入っている帯の部分のカーブをすり合わせます。
そして、ロー付け。
この状態でサイズがまだ大きかったので、リング下の部分をカットしてサイズを合わせます。
リングを磨いて、中石を留め、最後に中石の爪と全体をサッと磨いて完成。

サイズ直しと供にリフォーム

少し間延びした印象だったのが、引き締まったデザインになりました。

ところで・・・
この品物、Pt900印の他にK18と刻印がありましたが何処にもK18地金が使われていません。
しかも、中石枠の爪やダイヤの入っている帯の部分には、K18用のロー材が使われていて金色になっています。
通常、プラチナ素材を使う場合は、ロー材もプラチナ用か手作りの場合にはホワイトゴールド用のロー材を使います。(ホワイトゴールド用を使った場合には、マスクとして最後にプラチナメッキを施します)
もしかして、このロー材を使ったからK18なんでしょうか?
謎です。

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新しくしたPC環境、アクセスが出来ないサイトがある件は解消しました。

ただ、Win8は、旧OSの環境が引継がれていないので、殆どのソフトが動きません。
痛いのは、フォトショップが動かない事で、新しくインストールをしようにもシリアルナンバーを受付けてくれないので再インストールも出来ません・・・。
しかも、アンインストールも出来ず・・・
一度HDDをフォーマットしてOSも再インストールすれば解消されるんでしょうが・・・面倒だなぁ~・・・。

ゴローズバングルのフェザーの一端が外れてしまった品物のロー付け修理依頼がありました。

ゴローズバングル フェザーのロー付け

ゴローズバングル フェザーのロー付け

ロー付けをすると、シルバーは真っ白になります。

ゴローズバングル フェザーのロー付け

これを磨いて出来上がり。

ゴローズバングル フェザーのロー付け

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シルバーバックルの修理のご依頼です。

大きいバックルです・・・10cm×7cm程。
修理内容は、ベルトを留めるピンが折れてしまったので、ソレを直して欲しいとのご依頼です。
シルバー地金だけならばロー付けと言う方法がありますが、中央にホワイトバッファローが填められているので、熱を加える方法は使えません。
そこで、ピンを別パーツにロー付けしておいて、リベットで留める方法を取りました。

遠方からのご依頼でしたので、実際の打ち合わせは画像を添付してのメールだけです。
実際に品物を受け取ってからジックリと拝見しましたが、ベース板の厚みが1mm以下でした。
リベット留めするにしても、ベルト固定ピンをロー付けするパーツを広め(大き目)にして留めないとベース板ごと曲がってしまうか取れてしまう可能性もあります。
そして、もう一つ考えたのが、表側にもリベットの頭が見えてしまうので、それをどう隠すかを考えました。
幸いに、ボール状にデザインされた物がありましたので、赤矢印部分などの隙間に穴を開けてリベットもデザインの一つにしてしまおうと考えました。

シルバーバックル修理

こうして作業を進め、リベット留め。

シルバーバックル修理

表側はこんな感じです。
どうでしょう?修理したとは思わないでしょ。

シルバーバックル修理

元々1mmの板にロー付けされていたピンも、ガッチリ固定して強度も十分。
熱を加えていないので、オリジナルの風合いはそのままです。

シルバーバックル修理

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以前サイズ直しと石の交換をさせて頂いたシルバーリングのご紹介です。
実は、凄く大変な作業でした・・・。

黒曜石が入ったシルバーリングのサイズ直しのご依頼を頂きました。
リング幅があり、大きな石が入っていたので、サイズ直し不可として一度お断りをしました。
その後、お客様から現在入っている黒曜石からトラ目石に交換して欲しいと依頼を受けました。
黒曜石を割ってしまえばサイズ直しも可能なので、このご依頼を受ける事にしました。

まず、石を割ってしまいます・・・少々勿体無い気分ではありましたが・・・。
その後、サイズ直しをしたのですが・・・。
表面にブツブツが出てしまいました。

気が付くのが遅かったです・・・シルバーリングにはメッキ処理がされていたのです。
メッキの種類にもよるのですが、シルバーにメッキがされている品物に熱を加えるとこのような気泡状のブツブツが出てくる事が多々あります。

このままではどうしようも無いので、メッキを全て剥がします。
剥がすとは言っても、細かい粒子のサンドペーパーを使って根気良く削り取るしか方法がありません。
しかも、石の入る枠の部分は厚みも薄いので慎重にかつ表面だけをソッと削り取らないと枠が薄くなり過ぎて使えなくなってしまいます。

仕上げをした後にトラ目石をはめ込み、枠を叩いて留めていきます。
そして、ロジウムメッキで最終仕上げ。
ただ、ココでもトラブルが・・・メッキが上手く乗りません・・・。
3度程かけなおして何とか出来上がりました。

メッキが施してあるシルバー製品は、シルバー本来とは違う独特の輝きがありますが、今回はそれが見分けられませんでした・・・。
まだまだ、未熟ですね・・・。


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追加でもう一点、バングルです。

これまで何度もご紹介してきたゴローズのバングルの修理です。

やはり、折れている箇所は同じ・・・。
何度も書いてますが、バングルは脱着の際に形を変えない事が長く使う秘訣です。
針金を何度も曲げると・・・その内に折れる、という事と同じです。
「加工硬化」と言いますが、同じ箇所を曲げているとその部分の結晶間の抵抗が増して、極限に達すると結晶間の繋がりが外れ、折れるという事になります。
加工硬化を上手く使えば、例えば鋼を使った刀のように硬くまた粘りのある品物になりますが、度を過ぎてしまうと使えない素材にもなってしまいます。

いつものように裏側に補強板を一枚足してロー付けです。
また、真っ黒に変色していたものも、磨いて綺麗になりました。

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ゴローズのバングル修理のご依頼です。

今回は、これまでの板状のバングルでは無く、甲丸断面のバングルです。
裏側を見ると、クラックが入っています。

これだけ厚みがあっても脱着の際に曲げ伸ばしをしていると、板状バングルと同じようにクラックが入りいずれ折れてしまいます。

いつものように裏側に一枚補強板を当ててロー付けです。

納品時には、お客様に形を出来るだけ変えないようにお使い下さいとお伝えしました。
長く使うには、それしか方法が無いのです。




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このところ、時計の修理の紹介が連発してますが・・・
今回は、高級時計パテック・フィリップのケース修理です。

お電話でお問い合わせ頂き、その後、メールにて画像が寸法などをやり取りして修理を受けさせて頂きました。

修理箇所は、ケースのリューズが取り付く部分。
この部分には本来出っ張りがあるそうなのですが、何故か削られています。
別の同型ケースを採寸して頂いたり、新しいリューズを送って頂いて、それに合わせて材料を削りロー付けをするという修理です。

材質は、K18です。
まず、地金をロールで引き、それを叩き伸ばして丸い棒状にします。
それを、旋盤に装着して削りだしていきます。

形状は、凹型なのですが、凹みの底の部分も平らにしなければいけないのでドリルで穴を開けるだけでなく、小さなバイトを作り、それで底面を平らに削って行きます。

旋盤の癖はある程度掴んでいるつもりですが、それでも動きにガタがあるので寸法誤差が生じてきます。
何個か削ってその中から一番良い物を使います。
精度は、デジタルノギスで計測して一番離れている箇所で+0.03mm位で納まりました。(外径は許容がありましたので、出来るだけ大きめに+0.5mm位にさせて頂きました)

旋盤で削りだした後に、ロー付けです。
実際は、ココが一番神経を使います。
熱の加え方がバラバラだと、ロー付けした後にケースが歪み、ガラスなどが填らなくなります。
均等に熱を加え、削ったパーツに綺麗にロー材が流れるように・・・。

そして、磨いて完成。

リューズを填めたところです。

この後、納品させて頂きました。
それから暫くして、お客様から調整が済んだ時計の画像が送られてきました。
(画像のお客様の使用許可を頂いてます)

大変満足して頂けたのが職人としての一番の喜びです。
1951年製とのお話ですが、機械式の古い時計はちゃんと修理をすれば現在でも使えるというのは良いですね。
私も1966年製のハッセルブラッドSWCと言うカメラを持っていますが、今でも使えますし修理も出来ると言うのは良いことだと思います。
今売られているデジカメは、使い捨ても同然ですから・・・愛着も沸きません・・・。


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Swatch(スウォッチ)のベルトのバネ交換のご依頼です。

お客様に画像を送って頂き拝見した時に、なんて綺麗なデザインなんだろう・・・と、思いました。
Swatchが色んなデザインの製品を作っているのは知っていましたが、バングルタイプでアールヌーヴォー調のデザインを作っているとは知りませんでした。

バングル状になっているので、装着の際に一部が折れて開くようになっています。
ただ、内部のバネが折れて片側が閉まりません。

そこで、内部のバネ交換なのですが・・・
一番の鍵は、この開くパーツが外れるかどうかでした。
ところが、コレはアッサリとジョイントのピンを抜く事で解決。

そして、内部のバネを取り出し、コレと同じモノを用意して交換すれば完了なのですが・・・。
同じ線径のステンレス線をバネを作ったのですが、上手く行きません。
バネを戻し、開閉を繰返すと、バネが伸びてしまうようで少しガタが出て開いてしまいます。
そこで、少し太い線径の針金を使って作りました。
右から折れたオリジナルバネ、オリジナルと同じ線径のバネ、そしてそれより太いバネ。

コレを元に戻して出来上がり・・・とは、行かず・・・。
バネを戻してみると、閉まった際に左右に段差が出来ていました。

コレを調整します。

コレで出来上がりです。

それにしても、このデザインは綺麗ですね。
ちなみに・・・
当店は時計専門店ではありませんので、時計本体の修理などは出来ません。
こうしたベルト部分のパーツ交換やK18等のケース修理は承ります。


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続く時は続きますね・・・
コンチョに填めてあるターコイズの交換のご依頼です。

今回も、前回と同様に割れているターコイズを割り、枠を外へ叩き広げてターコイズを削り合わせ、再度留めなおして行く作業です。

コンチョはお客様がお持ちになった際には革製品に取り付けてありましたが、当店で外して作業をしています。
タガネで石枠を叩き広げたり、石を填めた後に枠を叩いて締めるので、ガッチリと固定する必要があり、革製品から外して作業をしなければなりません。

今回は、K18枠でしたがシルバーと作業はなんら変わりません。
ただ、枠を広げたり石を入れた後に叩き締めたりする際に、デコボコにならないように作業をします。
そうしないと、仕上げる際に地金を沢山削って仕上げる事になりますからね。
丁寧にかつ均等に作業をする事が大事です。




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現在中学生の娘、またメガネを壊しました・・・。

部活でバレーボールをしているのである程度は仕方無いとは思いますが、今回はサーブのボールを顔面に受けたとかで・・・。
ボールが飛んでくるまで滞空時間があっただろうに・・・何をしていたんだろうか?(汗)

チタン製のメガネなので、ロー付けで修理しました。

修理したのは、左側の鼻あて金具。
右は・・・ハイ、何ヶ月か前に、右も修理しました。
次に折れたら、多分修理は出来ないでしょう。
(申し訳ありません、チタン製メガネ修理は受け付けておりません。K18等のメガネ修理・製作は承っております。)


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シルバーで作られた時計ベルトのコマ足しのご依頼がありました。

ベルトは、クロムハーツ(でしょうか?・・・ゴメンナサイ、判りません)のようなデザインで、一度コマを一つ外されたのかご来店時にお持ち頂きました。
コレを足すのですが、まずはケース部を外します。
そして、ロー付けされている繋ぎの棒を削ってベルトをを外し、そこに一コマ追加します。

そして、ロー付け。

何度もご紹介していますが、シルバー製品は熱を加えると全体が白くなります。
黒染めをしている部分も、色が飛び白くなります。
この後、磨いて黒染めをしていきますが、ベルトはケースを挟んで両側につきます。
片方をロー付けして仕上げたのでは、両方の風合いが違ってしまいます。
そこで、ロー付けをした反対側も一旦熱を加えて、再度仕上げていきます。

そして、完成。




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小改造でのリフォームのご紹介です。

二点留めのダイヤリング、石が落ちてしまったそうです・・・。
何度かとり上げてご紹介致しましたが、このデザインは正直言ってダメです。
(綺麗だからと選ばれたお客様に対して、大変失礼ではありますが・・・)
ダイヤの円周が指に触れてしまうので、何度か指に触れて揺すられている内に爪が緩んで落ち易いデザインなのです。
今回も、お客様とご相談して、上下に爪を2本追加する事にしました。
そして、ダイヤも一回り大きい物にしました。

上下に爪を足し、元からあったリングの爪にも、より厚くダイヤにかかるように地金を足します。

そして、ダイヤの石留めをして出来上がり。

ココで何度かご紹介しているゴローズのバングルと同様に、リングでも長く使っている内に歪みが出てきます。
その歪みは、一番弱い所に集中します。
このデザインで一番弱いところは・・・ダイヤが入っている部分。
リング全体を見ると、ダイヤ部分の地金が薄くなっていますので、ココが一番弱いのです。
シンプルで綺麗なデザインではありますが、大事なダイヤが落ちてしまっては元も子もありません。
もう一工夫欲しいデザインですね。


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シルバー製品やアクセサリーの修理などの日記が続いたので・・・

エメラルドリングのリフォームです。

エメラルドとダイヤを枠から外します。
後から留め直すので、爪が傷だらけにならないように。
そして、旧枠から腕を切り離し、新しく腕を太くしてダイヤを彫留めにしました。

枠は旧枠を利用して、腕だけ作り替えです。
今回も、ゴージャスになりました。




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ピアスからクリップ式イヤリングへの交換のご依頼です。

品物を拝見すると、K18やプラチナ、シルバーとは違い、所謂イミテーションアクセサリーでした。
恐らく、殆どのジュエリー工房に同様の依頼をしても断られる品物です。
ただ、お客様の要望を叶えるのも職人。
方法を考えてご依頼を受ける事にしました。

まず苦労したのが金具探し。
シルバー製のクリップ式イヤリング金具を使っても良いとは思いましたが、金額がそれなりに掛かります。
そこで、あれこれ探しまくって真鍮素材の金具を見つけました。
小さいクリップ式は比較的見つけられるんですが、大型の物は殆どありません。

そして、いざ改造。
ピアス金具をカットしてみると、やはりホワイトメタルと呼ぶ錫の合金でした。
この素材は柔らかいんですね・・・ハンダを硬くした程度。
また、表面にメッキがされているので、熱を加えるとメッキが剥がれ、またホワイトメタルも簡単に溶けてしまいます。
よって、熱を加える修理方法は使えません。
そこで、車板金用接着剤を使う方法に切替えます。

手に入れたクリップ式金具は、パールなどに使う為かピンが付けられています。
このピンを差し込む穴を本体に開け、接着剤で固定。
それだけでは外れる可能性もあったので、1.4mmのネジを追加しました。
本体がホワイトメタルなのでネジを打ってもネジ山が潰れ、効き目が弱いかもしれませんが、ココも接着剤を付けて固定しました。(赤矢印部)
接着剤が固まった後に触ってみましたが、弱々しい感じはありません。

全ての品物の修理や改造が出来るとは言いませんが、お困りの際はご相談下さい。
何かしら解決方法が見つかるかもしれません。


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このところ、時計の修理が多くなっています。
ですが、当店は時計専門店ではありませんので、時計のムーブメント部の修理は出来ません。
なので、殆どがベルトやケースの修理になります。

今回は、以前IWCポルシェデザイン時計のチタン製ベルト金具修理のご依頼をして頂いたお客様から、ロレックスのステンレスベルトの修理をご依頼頂きました。

修理箇所は、IWCの時と同じベルト金具の蝶番のパイプ。
ただ、このパイプは、IWCのチタン製とは違い、一枚のステンレス板を曲げてパイプ状に作られていました。
そのパイプの一部が何故か折れてパイプが半分になっていました。
コレの部分の再生修理です。

ステンレス板をアール状に曲げ、折れたパイプに合うようにカット。
少しずつ削り、形を合わせます。
そして、Tig溶接。

修理前の画像を撮り忘れてしまったので、修理後の画像です。
赤矢印部が修理した部分ですが、パイプの強度が足らない可能性があったので、曲げて本体に接地する部分も溶接しました。


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一時より涼しくなってきたので、先週末は久しぶりに写真の暗室作業をしました。
夏に暗室作業をやろうにも、暑くて現像液の温度は上がるし、何よりも汗ダラダラになってしまうので、フィルムや印画紙に手垢が付いたりして出来ませんから・・・。

さて、シルバー製コンチョの石交換のご依頼です。
石はターコイズで、お使いになっている内にヒビが入ってしまいました・・・その石を新しい物と交換です。

石は、勿体無い感じはしますが、割って取り出します。
その作業中に気付いたのですが、石の下にプラスチックの板が挟んであります。

実は、以前にバングルの石交換の際も同じように板が敷かれていました。
単なる嵩上げなのか?

今回は、石の厚みも十分ありますので、板は取り外して石留めしました。
石留めは、ターコイズを割った後に、枠を内側から叩き出して石枠を広げます。
その広げた枠に合うように、石を削り、石留め。
出来るだけ均等にタガネで叩いて留めていきます。
均等に叩かないと枠の表面がガタガタになってしまい、枠の表面を削り慣らす際に沢山削り取らなければなりませんから・・・。
枠も薄くなってしまいますからね。

最後に磨いて出来上がりです。




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気が付くと、朝からあれだけウルサク鳴いていたセミの声も聞こえなくなり、夜になるとコオロギの鳴声が聞こえてきます。
虫の世界は秋到来なのですが・・・天気は、以前として夏ですね・・・。
周りがアスファルトだらけの我が家では夜も28度をなかなか下回らず、未だにエアコンと扇風機が無ければ熟睡出来ません・・・。

久しぶりに、IWCポルシェデザインのチタンベルトの修理依頼が来ました。
修理箇所はいつもと同じ、ベルト金具の蝶番のパイプのロー付けが外れているところ。
旋盤でチタン棒からパイプを削り出し、ロー付け。
ロー付けの後は、真っ黒にカーボンが付いた部分を取り除いて艶消し処理です。

艶消しの具合もオリジナルに近い程度まで出来るようになりました。
ただ、まだ完璧ではないですけど・・・。
強度が必要な箇所の修理は難しいです。

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