シルバーバックルの修理のご依頼です。

大きいバックルです・・・10cm×7cm程。
修理内容は、ベルトを留めるピンが折れてしまったので、ソレを直して欲しいとのご依頼です。
シルバー地金だけならばロー付けと言う方法がありますが、中央にホワイトバッファローが填められているので、熱を加える方法は使えません。
そこで、ピンを別パーツにロー付けしておいて、リベットで留める方法を取りました。

遠方からのご依頼でしたので、実際の打ち合わせは画像を添付してのメールだけです。
実際に品物を受け取ってからジックリと拝見しましたが、ベース板の厚みが1mm以下でした。
リベット留めするにしても、ベルト固定ピンをロー付けするパーツを広め(大き目)にして留めないとベース板ごと曲がってしまうか取れてしまう可能性もあります。
そして、もう一つ考えたのが、表側にもリベットの頭が見えてしまうので、それをどう隠すかを考えました。
幸いに、ボール状にデザインされた物がありましたので、赤矢印部分などの隙間に穴を開けてリベットもデザインの一つにしてしまおうと考えました。

シルバーバックル修理

こうして作業を進め、リベット留め。

シルバーバックル修理

表側はこんな感じです。
どうでしょう?修理したとは思わないでしょ。

シルバーバックル修理

元々1mmの板にロー付けされていたピンも、ガッチリ固定して強度も十分。
熱を加えていないので、オリジナルの風合いはそのままです。

シルバーバックル修理

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