シルバーリングのサイズ直しの痕
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お盆のお休み直前の週、仕事が忙しくなってきております・・・。
オーダーや修理などのご依頼を頂いてお待ち頂いていますお客様には、本当に申し訳ありません・・・。
休み前にはお届け致します。
尚、サイズ直しやネックレスの修理など、軽度の修理は休み前納品をさせて頂きますが、オーダーやパーツ取寄せになります修理などは休み明けとなります。
ご了承下さい。
さて、シルバー製品の修理のご依頼が増えてきていますが、サイズ直しをした場合にはどのようになるか?と言うご質問を頂きますので紹介させて頂きます。
ロー付けを伴う修理の場合には、品物にバーナーで熱を加えます。
シルバーそのものを溶かしてくっつける訳では無く、ロー材と呼ぶ銀合金を溶かしてつける方法になります。
この時、ロー材がシルバー地金よりも早く溶け、シルバー地金にも溶け込み混ざりながら溶着します。
ロー付けが終ると、地金が熱い内に希硫酸に入れて酸洗いをします。
酸洗いをしますと地金の色は白くなります。
そして、不要な部分をヤスリで削り取り仕上げて磨きます。
ただ、この時、一部に少し黄色っぽい筋が残ります・・・これが、ロー材の色です。(赤矢印部分)
この筋、申し訳ありません、ロー材の色ですのでロー付けをしますとどうしても残ります。
これは、サイズを小さくした場合は1本、サイズを大きくした場合は中に地金を挟みこみますのでその両側の2本の筋が入ることになります。
プラチナやホワイトゴールドの場合は、最後にロジウムメッキ(プラチナメッキ)をする場合がありますのでロー材の色がマスクされますが、シルバーの場合はそのままとなります。
ご了承下さい。
(K18イエローゴールドやプラチナの場合は、ロー材の色が地金の色に似ているので目立つ事はありません)
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