Archive for 5月, 2025

バタフライ(蝶)をモチーフにしたリング製作のご依頼を頂きました。
素材はPt900、以前当店で品物をお作りした際に外したメレダイヤをお持ちになり、それをバタフライの羽に留めるデザインです。
バタフライの中心となるボディ(身体)にはマーキスダイヤを入れて欲しいとのご希望でしたので、当店在庫の中から1ピース選んで使用しました。

Pt900バタフライモチーフリング

 

マーキスの乗る台座部分を作り、この台座を中心に羽を作ります。
羽はPt900の板材を切り抜いて作ります。

Pt900バタフライモチーフリング

 

前羽は若干上向きに、後ろ羽は前羽より水平に近くして段座を付けてマーキスの台座へロウ付け。
メレダイヤはお客様の持ち込み品の為、石の配置をパズルのように何度か組み合わせを試して穴を開けます。

Pt900バタフライモチーフリング

 

バタフライのデザイン部は上下二段にするので、リングと接合する二段目を板を切り抜いて作ります。

Pt900バタフライモチーフリング

 

上面のデザイン部分が出来たら、リングを作成。

Pt900バタフライモチーフリング

 

リングをある程度綺麗に下処理をして、バタフライ部とロウ付けで接合。
一度全体を磨いて、メレダイヤの石留めの為に彫留めの職人へ石留めの依頼をします。

Pt900バタフライモチーフリング

 

石留めが出来上がってきました。
最後にマーキスダイヤの石留めをします。

Pt900バタフライモチーフリング

 

マーキスダイヤの爪を整形して、最終磨きをしたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

Pt900バタフライモチーフリング

 

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店舗隣は当店駐車場ではありません。
また、ご来店時は路上では無く駐車スペースへお願い致します。

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K18YGのダイヤリングをペンダントへリフォーム(リメイク)するご依頼を頂きました。
このリングは、かなり前になりますが当店でお作りをしました。ダイヤもご予算をお聞きして探した石です。

1.5ctダイヤリングをペンダントへリフォーム

 

今回のご依頼のペンダントデザインは、ベーシックな6本爪のタイプ。
通常このデザインの場合は原型があり、それを型取りしたゴム型からワックス樹脂をとってキャスト(鋳造)で作った枠を使う事が多いです。
ただ、よく使うのは1ctまででそれ以上の場合はご依頼が少ないのでゴム型がありません。
このような場合は手作りで枠を作っていきます。

まず、ダイヤが乗る台座部分を作り、その台座に爪をロウ付けして組み立てていきます。
枠は上下二段で、中央部分が開いているタイプのデザインです。オーソドックスと言われればそれまでですが、ベーシックなのでどのシチュエーションでも使えて万能でもあります。

1.5ctダイヤリングをペンダントへリフォーム

 

バチカン部分は丸環を介して吊下げ式にします。石が大きくなると、枠の裏側にチェーンを通すデザインでは重心位置が前方になるに事から石が下を向きやすくなってしまいます。デザイン重視で吊下げ式にしない物も良く見かけるますが、重心を考慮しないと品物が出来てから後悔する事もあります・・・。(当店ではデザインのお話をする際に、ご説明いたします)

1.5ctダイヤリングをペンダントへリフォーム

 

バチカンを取り付けたら、爪にダイヤが引っ掛かる顎(切り欠き)を削り、一度磨きます。
そして石留めをします。

1.5ctダイヤリングをペンダントへリフォーム

 

爪を整形して全体を磨いたら完成です。
チェーンはお客様がお持ちになった物を通してお渡しをしました。

ご依頼を有難うございました。

1.5ctダイヤリングをペンダントへリフォーム

 

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リング修理のご依頼を頂きました。
Pt900製のダイヤリングですが、デザインは爪が左右からの二点留めです。爪の緩みがあり、石のがたつきがあります。

このデザインは良く見かけます。シンプルで綺麗なデザインですが、石が緩み易い事が難点です。
その理由ですが、上下方向は爪が無く、石に指が触れてしまいます。極端な表現ですが、石を摘まんでずっと揺らしている事と同様ですので、緩みやすくなってしまいます。
また、左右の爪の引っ掛かりも少ない事も挙げられます。

緩み易い二点留めリングの爪を補強

 

今回のご依頼品では石の下面に輪のような台座がある事で緩みが最小限に抑えられていますが、この台座が無いデザインの場合は、リングが変形をすると爪が緩むと石が外れやすくなってしまいます。
下の画像を見て頂くとお分かりになるかと思いますが、V字に深い切れ込みがあるのでこの箇所(リングの一番弱い部分)から変形をします。輪の台座がある事で変形を抑えていますが、それでも切れ込みが深い事からココからの変形も多く見かけます。

緩み易い二点留めリングの爪を補強

 

今回はこのデザインを極力崩さずに上下に爪を追加して補強していきます。

まず、石を外します。
針金状の爪を追加してロウ付け。

緩み易い二点留めリングの爪を補強

 

元からの爪も薄くなっているので、地金を肉盛りして補強をします。
全体を一度下磨きして、石留めをします。

緩み易い二点留めリングの爪を補強

 

爪を整形して仕上げ磨きをすれば完成です。
爪が上下に付いてしまいますが、指が石に直接触れる事も無くなるので石が簡単に緩む事は激減します。

緩み易い二点留めリングの爪を補強

 

横からはこのようになります。

ご依頼を有難うございました。

緩み易い二点留めリングの爪を補強

 

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今年のゴールデンウィーク(GW)中はどのようにお過ごしになったでしょうか?
GW後半の4連休は最終日のみ雨の天気でしたが、私は普段時間がとれない作業で休みが過ぎて行きました。

まず、1つ目。
車のドライブレコーダーが故障してしまいました。記録は出来るものの、内部の電源が取れなくなっているようでエンジンを掛けると初期化の状態に戻ってしまい、毎回年月日を設定しなければいけなくなっていました。
車のオーディオ部分のパネルを外して電源をとり、リアカメラ用の配線は天井の横を通して設置しました。半日仕事・・・変な体勢を強いられる事で、作業後は腰が痛い・・・。

ドライブレコーダー交換

 

2つ目。
屋上に設置してあるエアコンの室外機。
屋上で直射が当たる事から、夏のエアコン効率を考えてこの室外機には自作の屋根を設置してありましたが、長年の風雨にさらされて木材の柱や脚が腐ってきてしまっていました。この柱の交換作業です。

ホームセンターで赤松の角材を買ってきました。赤松は脂分が多いとの事で、屋外設置には良いそうです。
以前の物の予め長さを測っておいて、この角材をカット。ネジで各部を組み立て・・・これで1日。
翌日、防水処理の為にペンキを塗ります。塗って乾かしを2度・・・これで1日。
最後に、ガラス繊維の入った波板(以前使っていた物)を取り付けて一旦完成です。
後日、この波板には遮光の為に黒を塗り、その上に反射の為に白もしくはシルバーのペンキを塗る予定です。

本当は風呂掃除もする予定だったんですけどね・・・そこまで時間が取れませんでした・・・。
こうして、2025年のGWが過ぎていきました。

エアコンの屋根

 

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ピアス修理のご依頼を頂きました。
ピアスポストが根元から折れてしまっています。

K18ピンクゴールドピアスの修理

 

今回のご依頼は簡単ではありません。
まず、素材がK18ピンクゴールドと言う点。この日記内で何度もご紹介をしていますが、ピンクゴールドの修理は基本的にお受けしておりません。
K18とあるので金合金には間違いが無いのですが、イエローゴールドとは別物とお考え下さい。

また、ブラウンのメレダイヤが留められていますが、爪が帯状の爪ですので爪を起こしてメレダイヤを外す事が出来ません。石を外すには削るしかありません。

今回のお客様は、当店を何度もご利用頂いていますので素材の件はご承知でしたが、当店にお願いをすれば何とかしてくれるだろう・・・と、品物をお持ちになったのだそうです。

石を外せない、ロウ付けも出来ない・・・と、なると社章の時のように別パーツを作り、それを接着する方法しかとれません。それらをお伝えして修理を受けさせて頂く事となりました。

十字型のピアスデザインですので、薄板(当店でのピンクゴールドはK20です)を十字に切り出してピアスポストをロウ付けします。ポストは折れ防止の為に板に穴を開けて貫通させてからロウ付けをします。
ポストの先が入り込むように本体側も少し穴を開けて抉ります。

K18ピンクゴールドピアスの修理

 

全体を磨き、接着面を脱脂してから金属用の接着剤で接着します。
接着剤は多ければガッチリと着くと言う訳ではなく、適正量があります。万力で軽く固定して接着剤の量を調整し、圧力をかけて硬化するまで固定しておきます。

最後に接着のチェックをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

K18ピンクゴールドピアスの修理

 

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