Archive for 9月, 2023

K18YGのネックレス金具修理のご依頼を頂きました。
中折れ金具の脱落防止用フックの交換修理です。

ご依頼のネックレス金具は、Wフックになっています。
他店でシングルの金具をWにしてもらったとの事ですが、フックの方向が逆に付いていて、この部分の折れ曲がりが悪いので同じ方向にして欲しいとのご希望です。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

チェックするとフックを保持しているパイプが破損をしています。
ココは、最初からついていたフック。
推測の域ですが、Wフックの方向が違う事からフックを閉じると動きが制限されてロックされた状態になります。動かないのでどこかに負担が加わる事になるので、弱い部分が破損してしまう事になります。
ネックレス自体は動きの自由度が高いのですが、それを制限している箇所に負担が掛かり易いですね。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

反対側(他店取付け)もチェックをすると、こちらも交換の必要がありました。
なんと、フックの針金に裂け目が入っています。
フックを作る時に針金を作り、折り曲げをしてフックの形状にしていきますが、その針金を作る時点で不良があって既に裂け目があったものだと思われます。多分、チェックミスでしょう。
こうした不良があると比較的早くフックが折れてしまうのですが、はめっ放しにしているとの事なのでフックの開け閉めが少なくて破損しなかったのだと思います。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

両側を交換し、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。
勿論、針金製造時はちゃんとチェックしました。

ご依頼を有難うございました。

K18YGネックレス金具の脱落防止フック交換

 

 

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余り見かけない品物の修理のご依頼を頂きました。
シルバー製のキセル修理です。

キセルってご存知でしょうか?
今はタバコと言えば紙で巻いた紙タバコを指しますが、以前はパイプの先にタバコを詰めて楽しむキセルと言う道具が使われていました。

シルバー製キセル

 

キセルにも色んな素材がありますが、今回の品物は全部がシルバーで出来た品物です。
タバコを入れる雁首(火皿)の根本にヒビが入ってしまっています。
今回はココを修理します。

シルバー製キセルの修理

 

前回の日記でも紹介しましたが、最初に品物を洗浄します。
今回の品物はキセルですので、タバコのヤニが全体に回っています。
修理はロウ付けをしますが、ヤニやその油でロウ材の流れが阻害されてしまわないように、修理箇所周辺をよく洗浄します。

そして、ロウ付けをしますが、合わせ目はかなり板厚が薄くなっていたので、周辺を削って厚みを確保したあとにシルバーの板を差し込んでロウ付けをしました。
また、タバコを吸う時には雁首周辺は高温になります。
ロウ材も出来れば溶ける温度が高い物を使いたいのですが、どうやらこの品物は左右半分ずつ作ったのちにロウ付けされているようなので、やたらに高温のロウ材も使えません。修理している内に本体のロウ材が溶け始めてしまうから。
そこで、今回は五分ロウを使う事にしました。

ロウ付け後は、ロウ付け周辺を削り、仕上げ磨きをすれば完成です。

シルバー製キセルの修理

 

シルバー製品は黒染めをする事が多いのですが、今回はしていません。
黒染めをする際の液(薬品類)は硫化によって黒く染めているものが殆どなので、タバコを吸う時に身体に影響を及ぼす可能性があると考えました。
そこで、今回は黒染めせずそのままお渡しをしました。

ご依頼を有難うございました。

シルバー製キセルの修理

 

 

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シルバー製のバングル修理のご依頼を頂きました。
バングルは楕円形を半分にカットしたデザインですが、蝶番部のパイプのロウ付けが外れてしまっています。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

修理箇所を拡大するとこのような状態。
蝶番部は3つのパイプで構成されていますが、二か所のパイプのロウ付けが剥れてしまっています。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

まず最初に、品物を洗浄します。
このバングルに限らずロウ付けをする修理の場合は、サイズ直しやネックレス修理の場合でも洗浄からスタートです。
ロウ付けの際の熱でロウ付け箇所の汚れが焼き付いたりして、ロウ材の流れを阻害する場合があるので、必ず洗浄をします。
(超音波洗浄だけでなく、薬剤を使って洗浄をします)

洗浄が終わったら、パイプの中のシャフトを抜きます。
両端をカシメて留めてある構造なので、カシメ箇所を削ってシャフトを抜き、パイプを外します。

パイプを外したら、ロウ付け箇所のロウ材痕を綺麗に削ってからパイプのロウ付けをします。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

ここまで来たらシャフトを入れ、黒染めして磨けば修理終了なのですが、シャフトを入れたら蝶番の反対にある差込み金具の具合がイマイチ悪い・・・。
使われている内か蝶番部が破損した時の衝撃なのかは不明ですが、バングル全体の形状が少し歪んでいる様子。
変形を修正します。
金具の出し入れがスムーズになったら、黒染めをして全体を一度下磨きをして、シャフトをカシメ、最後にもう一度仕上げ磨きをしたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

 

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久しぶりにニトロペンダントのご依頼を頂きました。
素材は、Pt900、薬はタブレット状のニトロペンが2錠入るようにとのご希望です。

まずは、パイプ類から作ります。Pt900のパイプと、K18WGの短いパイプ。ホワイトゴールドの方は、雄ネジに使います。
Pt900で雄ネジも作った事があります。以前にもこの日記内でご紹介しましたが、同じプラチナ素材でネジを作ったところ、ネジを回した際に軋みが発生してスムーズに回ってくれません。粘りがあるプラチナ素材同士だからと推測はしますが、雄雌どちらかのネジの一方をホワイトゴールドに変えたところ軋みは発生しなくなりました。
また、雄ネジの方が傷が付きやすい事もあるので、素材が硬いホワイトゴールドを使うようにしています。

Pt900ニトロペンダント製作

 

雄ネジ用のホワイトゴールドパイプは、パイプ内部側を斜めに削ってからプラチナパイプにロウ付けをします。
薬を入れた際、パイプの端面が平らなままでは、薬が引っ掛かってしまいスムーズに取り出す事が出来ない可能性があります。この容器が必要となる緊急な場合には薬を速く取り出す必要があるので、こうした可能性を少しでも潰して作るように心がけています。

Pt900ニトロペンダント製作

 

ホワイトゴールドパイプをロウ付けしたら、ネジを切ります。
ネジ切りは、旋盤を使います。
雄ネジが切れたら、雌の方のネジを切ります。

Pt900ニトロペンダント製作

 

雄雌両方のネジを切り、噛み合わせを確認したら、パッキンが入る部分の溝を旋盤で切削します。この時も合わせ具合を確認しながら調整します。

Pt900ニトロペンダント製作

 

上蓋、底蓋をロウ付けします。
ここで全体を一度仕上げ、バチカン(チェーンが通る部分)をロウ付けします。

チェーンはお客の持ち込み品ですが、チェーンを足して長くしてほしいとのご依頼もありました。
チェーンは工場直売の取引先から調達していますが、最近は数センチ単位での販売をしてくれなくなり困っています。
幸いにも以前に他のお客様用にカットして買取りをしたチェーンがデザイン、幅もピッタリした物がありました。今回はコレを足して長くします。(細い小判や小豆チェーンならば合う物が沢山ありますが、喜平でピッタリなのは奇跡に近いです)

Pt900ニトロペンダント製作

 

ペンダントの方は、縦にヘアーラインを入れて滑り止めをします。
鏡面仕上げも可能ですが、唐草模様の彫りを入れる他は、ヘアーラインなどを入れた方が指掛かりが良いので、オススメです。

確認の為、お湯に入れて泡が出ないか防水チェックをします。
チェック時は容器内の内圧を高めるようにお湯に入れて確認をしますが、当店ではシャワー程度での防水を想定しています。

最後に仕上げをして、雄ネジ部分も含めてロジウムメッキをして完成になります。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ニトロペンダント製作

 

 

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クロムハーツのクリップバネ交換の修理のご依頼を頂きました。
当日記でも何度もご紹介をしています、中のバネが折れてしまっている品物です。

クロムハーツ クリップバネ修理

 

今回は、この他にスプリットリングが曲がって開いてしまっていました。この箇所の修理も同時に行います。

修理自体はこれまでと同様にクリップをバラして中のバネを交換します。

クロムハーツ クリップバネ修理

 

銀製のスプリットリングは、一般的に良く見るステンレス製とは違いって素材が柔らかいのでどうしても使っている内に曲がってしまいます。
スプリットリングの他に、ベロ形状の差し込む構造のネックレスやブレスレット金具なども同じで曲がりやすいですね・・・。

ご依頼を有難うございました。

クロムハーツ スプリットリング修理

 

 

 

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