製造過程


プラチナのサファイヤリングのリフォームです。
小さなメレダイヤとテーパーダイヤを取巻いたリングをリフォームです。

リフォーム後も同じくダイヤの取巻きタイプですが、ダイヤの大きさをグッと大きくします。
何故か、このところ当店では取巻きタイプでダイヤを大きめ(0.8~1.0ct)にしたリフォームが多いんです。
当店から強くお薦めしている事は無いんですが・・・。

中石の枠を作り、取巻きダイヤの枠を作り、両方を合体させます。
一番苦労するのは、中石の大きさに合わせたダイヤを確保する事でしょうか。
1ピースのダイヤの大きさ、そして数が重要。
中石の大きさが決まっているので、難しいところです。
特に、ダイヤが大きくなると、同じ大きさで数を揃えるのは大変です・・・でも、ダイヤを確保して貰うのは問屋さんに殆どお任せなんですが・・・。

中石と取巻きの枠が出来たら、腕を作ります。

途中まで作ったのですが・・・
腕の高さがあり、全体の印象が重くなってしまうので、一枚板のタイプから二段のタイプへ変更しました。

腕をロー付けして、メレダイヤの石留めです。

今回は、石の大きさもほぼ揃っていたので、楽に石留めができました。
石の大きさが不揃いだと、隣り合ったダイヤが重なる事があり、その際は石の位置(順番)を決めてその場所に入れなければいけません。
ダイヤを留める際は、枠の中に松ヤニ(樹脂)を充填させて、爪をタガネで叩いた際に変形させないようにします。
曲がってしまってからでは、元に戻すのが大変ですから。

最後にサファイヤを留め、爪を整えて、全体を磨けば完成です。
同じ取巻きなのですが、シンプルで、また1つのダイヤが大きくなったのでより強い印象になりました。




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ヒスイのプラチナペンダントを、リングへのリフォームのご依頼です。

ペンダントは、シンプルに4本爪のプラチナ枠で留まっているものです。
このヒスイをダイヤで取巻きにしたデザインへのご希望です。
旧枠は、このまま使えます。
一旦ヒスイを外し、ダイヤの台座部分を作ります。
ダイヤの枠は、上から見た時に水平になるのではなく、斜めに傾斜させて作ります。

そして、腕を作ります。
腕は、ヒスイが乗る台座の高さが高くなるので、横から見た時に二本に分かれる形状に。
見た目にも綺麗ですし、使うプラチナの量(重さ)も減らせます。

パーツ同士をロー付けし、バフ研磨して枠を完成させます。
そして、石留め。

ダイヤ枠は、隣あったダイヤの隙間ギリギリに作ったので、ダイヤ同士が重ならないように決めた場所に留めていきます。
行き当たりばったりで作っているように感じるかもしれませんが、ダイヤは番号を付けてその番号通りの場所へ留めてます。

そして、完成。

リフォーム前のペンダントからは、見違えるようなリングに生まれ変ったと思います。


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イヤリングからリングへリフォームして欲しいと言うご依頼を頂きました。

Pt900の透かしの地金パーツの中にブルーダイヤが留められ、外枠がK18です。
この湾曲しているイヤリングの金具部分をカットして、2つを合わせてリングに出来ないか?というご希望です。
他店で聞かれたそうですが、出来ないと断られたそうです・・・。
色々と方法を考え、また品物の地金や石の種類、構造などを考えて、引き受ける事にしました。

イヤリング金具をカットして、心金(リングのサイズを測る棒)にあてがって、リングにする際に両方使えるのか?それとも片方だけしか使えないのか?・・・まずは、それを調べました。
ご希望のサイズは14.5号。
このサイズからイヤリングは2つとも使えました。
しかし、このサイズでも少し隙間が空くので、空いた部分に平打ち状の地金を足すことにします。

イヤリングの端の形が違うので、デザインを2案ご提案しました。
黄色の部分は地金を足す部分です。
まずは、デザイン案1

デザイン案2
両方デザイン共に、上段が上面、下段がリングの下(手のひら側)です。

お客様のご希望はデザイン案1で決定。
平打ち部分を作ります。

両方を合わせてロー付け。
そして、平打ち部分もロー付け。
磨いて出来上がり。

イヤリングがボリュームのあるリングに代わりました。
ご希望通りに品物が出来上がって、満足して頂けたのは良かったです。


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マリッジリングのオーダーです。
一番のご要望は、

「鍛造で作って欲しい」

と、いうご希望です。

ジュエリーを作る際、大きく分けて2つの作り方があります。
一つは、地金を叩いて伸ばして細工をして作る方法。(鍛造)
もう一つは、ワックスと呼ばれる樹脂を削り、それを石膏に埋没(埋める)して石膏型を焼き、内部のワックスを溶かして空洞を作ります。
この空洞に地金を流し込んで品物を作るロストワックス法というキャスト(鋳造)の方法があります。

マリッジリングなので長く使いたい、刀のように金属を叩き締めて作って欲しいというご希望でした。
特殊なデザインでない限りマリッジリングは鍛造で作ります。
ココココで作り方はご紹介しています。
叩き締めて作って行きますが、「マリッジリング作りの工程 その1」の5番目のところで輪にする為にロー付けをします。
この際、どうしても熱が入る事で地金が少し柔らかくなるのです。

そこで、今回はリングサイズを少し小さめに、リングの地金に少し余裕を持たせて輪にする為のロー付けを行いました。
何故か?

ロー付けで柔らかくなったリングを再度叩き締めて少しでも硬くしようという目論みです。

叩いてサイズを出した後は、成型していきます。
まず、旋盤を使って均等な厚みになるように削ります。

そして、表面に僅かな曲面を付けるように削っていき、バフで研磨します。
最後に、ハワイアンジュエリーのように模様を入れて欲しいというご希望でしたので、見本にお借りしたリングを見ながら模様彫りをします。

これで、出来上がり。




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ゴローズバングルの修理のご依頼です。
今回は、ターコイズ入り。

残念ながら、これまでのゴローズバングルのように修理は出来ません。
ロー付けをする上で熱を加えなければいけないので、オリジナルで入っているターコイズは割れてしまいます。
お客様に了解を頂いてターコイズは新しく入れ直す事にしました。

ターコイズは・・・惜しいのですが、割ってしまいました。
そして、これまでのバングルと同様に裏側にプレートを一枚入れてロー付け。

そして、ターコイズを用意します。
販売されている規格サイズよりも小さかったので、一回り小さく石を削ります。

そして、ターコイズを留めていきます。

石留めの後、バングルを磨き、縄の部分を黒染め。
そして、最後に軽く最終磨きをして出来上がり。




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K18WGのダイヤハーフエタニティリングを、フルエタニティリングへのご依頼です。

ハーフエタニティリングとは言っても地金だけの部分はほんの僅かです。
ダイヤの数で4個分。

まずは、地金の厚み調節。
地金部分の厚みが薄く、このままダイヤを彫留めするとダイヤのキューレット(裏側の尖った部分)が飛び出てしまいます。
地金部分をカットし、ダイヤが入っている部分と厚みを合わせます。
ロー付けをする際にバーナーで熱を加えるので、ダイヤにも熱が加わります。
このままでもロー付けは出来そうですが、念の為にカットする部分の両脇の石を1個ずつ外します。

サイズ直しをした後に、ダイヤを留める部分の穴を開けます。

石留めです。

石留めが終ったら軽く研磨をして、最後にロジウムメッキ(プラチナメッキ)で仕上げをして出来上がりです。




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お手持ちのリング2本から、ダイヤハーフエタニティリングへのリフォームのご依頼です。

既にハーフエタニティリング(とは言え、殆どフルに近いですが)はお持ちでしたが、爪がレールタイプでダイヤが留められていました。
長く使われている内に、レールが磨り減り、ダイヤが2つ外れてその内の一つを紛失されてしまっていました。
もう1点、シトリンが入ったリングの両脇に同じくらいの大きさのダイヤが入っていましたので、コレを使いました。
幸いにも、シトリンリングのダイヤが全く同じ大きさでした。

プラチナの角材を丸めてリング状にして、ダイヤの大きさで穴を開けていきます。
そして、爪を削りだして、石留め。

事前に見本を頂いていたので、その形に爪やリング形状を作りました。

そして、完成。

今回は、2個のダイヤを隣り合った爪で留める「共爪」タイプです。


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以前、インディアンジュエリーのリングを注文してくれた友人から、別のオーダーを貰いました。
今回は、会社のロゴや社名を入れたリングです。

大枠のデザインは注文を貰いましたが、1点私から提案をしました。

「中央を掘り下げて中に会社のロゴを入れたプレートを入れ、上にクリスタルをはめ込んで透けて見えるようにしようか?」

ここから、デザインがスタートしました。
何度かやり取りをして、友人からの意見も取り入れてデザインが決定。
(社名の部分は、モザイクをかけてあります)

続く↓
(more…)

マリッジリングのご紹介です。

ご要望は、シンプルに。
ただ、真っ直ぐだけよりも、少しで良いので緩くカーブが欲しい。

こうして、まずはワックスで型を作りました。

それをメール添付をして、お客様に見て頂きます。

この辺りのさじ加減は、難しいのです。
お客様の想像と、作り手の私のイメージが合致しなければいけません。

この後、地金を叩いて削りだして作って行きます。
ワックスがありますが、キャスト(鋳造)では作らず手作りをします。
キャスト、手作り、どちらの方法がが良いかはデザインの複雑さなどを考慮して作ります。

こうして完成です。




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オーダーを頂いたマリッジリングの製作過程です。

お持ちになっていたエンゲージリングにセットする形のマリッジリングをオーダー頂きました。
中央が湾曲した形です。
棒状に伸ばしたプラチナを湾曲させ、それを心金に当ててリング状に成型していきます。

ロー付けをしてサイズ出し、幅を調整。
この時点で、一度エンゲージリングと合わせてみて隙間などを調節します。
お客様のエンゲージリングは持ち帰られたので、中石の大きさなどが似ている当店の見本のエンゲージリング(画像)を使って様子をみます。

隙間を調整した後、ザッと角を落としたところです。

綺麗に磨き、ダイヤの穴を開けてこの後に石留めです。

石留めが出来上がり、磨いて完成。
新郎様のリングは、新婦様のダイヤが入っていた部分をタガネで地粗しして艶消しにしました。

これでお客様に納品をして終るところでしたが・・・

私のミスで、石留めの端の処理を間違えてしまい、修正する事になってしまいました。
お客様には大変なご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳なかったです・・・。

そのままでは修正が出来ないので、石を1石外し、矢印状の部分にTig溶接機でプラチナを盛り再度留めなおし。
納品も完了致しました。




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ちょっと時間があったので、パールの枠作りを順を追って撮影してみました。
普段は、殆ど一気に作ってしまいますし、作業してる際には撮影してる余裕なんて無いので・・・。

まず、地金をハンマーで叩いて伸ばし、凸凹状に成型します。

何故こんな形にするかというと・・・。

丸くリングにした場合に、段付きに削る部分を減らせるからです。
この品物の場合は、平らな板を削りこんで成型しても時間はそれ程掛かりませんが、品物が大きく厚くなった場合には最初の段階で成型しておく方が作業時間を短縮出来ます。

そして、パールが乗る台座部分を作りロー付けします。

今回の品物の場合は、リングの幅を細めにしたデザインなので、パールと枠との接触面が少ないとパールを接着剤でつけても外れ易くなってしまいます。
そこで、接地面を出来るだけ多くとるためにアール状に曲げて台座を作ります。

台座部分とリングの表側を繋ぐ橋の部分をロー付け。

ヤスリで成型して、パールを保持する為の針金をロー付けします。
この際、内側まで貫通させてロー付けをして、針金が簡単に折れてしまわないようにします。

この後、磨いて完成。
すみません、最後の部分の撮影をする前に納品してしまいました・・・。



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このところ、バングルの修理の依頼が多くなってきました。
この日記にも何度か取り上げてますので掲載直後ならば判るのですが、何故だか判りませんが波があるんですよね・・・検索にヒットし易くなるまで時間がかかるという事も考えられますが・・・。
しかも、1点修理が入ってくると立て続けに数点依頼が入ってきます。

矢印の部分に亀裂が入っています。
中央で折り紙を折ったようなデザインですので、二重になった部分は強度が上がりますが、その脇の部分が弱くなりココに力が集中して折れ易くなります。

折れた部分と、反対側にも同じように補強プレートをロー付けして折れ辛くしました。

単に板をロー付けするだけでなく、曲がった部分は沿うように曲げてロー付けします。
これだけでも強度が上がりますし、見た目も綺麗になります。
ちょっとした事ですけどね。

そして完成。

もう1点、修理です。

コレもこれまでと同じように補強プレートを裏側にロー付けしますが、折れた部分の反対側にもかかるように補強プレートは長めにしてロー付けをします。

磨いて完成。



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先日の日記の最後で呟いていたピルケース(ニトロケース)、完成しました!

形は筒型で出っ張りも全くありません。
しかし、これまでのピルケースと同様にパッキンを内臓にしました。

ただ、これまでのピルケースペンダントは筒の直径が10mm(パッキンのツバを除く)だったものが、パッキン内臓にしたので3mm太くなって13mmになってしまいました。

狭心症などの薬を入れる事を想定しているので、内径はその薬のサイズ以下には出来ません。
となると、削る寸法はパッキン部分。
これからの改良は、細くて丈夫なパッキンを探すことになりますね・・・。
良いモノが見つかれば更に細く出来そうです。



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オーダー頂きましたシルバー製オクタゴン(八角形)ペンダントです。

内部には写真や薬が入るように膨らみを付けてあります。

こうした品物を作る際、「型」を作ります。
型を作るには、まず真鍮の丸棒を旋盤を使って指定の直径、そして少し膨らみをつけて削ります。
その後、今度はフライス盤を使って正確に八角形に削って行きます。
そして、最後は手作業で角を少し落とします。
この作った型を使って、板から打ち出して成型していきますが、最後に行った角落しをしないと、叩き出した際に地金に亀裂が入ってしまいます。

こうした作り方をする所は、随分少なくなったかと思います。
最近では、殆どがワックスを削ってキャスト(鋳造)で作られるでしょう。
ただ、板から叩き出して作った方が、地金の厚みを薄く出来、また地金も締まるので強度が増します。

作り方は、その用途にあった方法で、また工程が簡略化出来て仕上がりが綺麗な方法にして、その分安くなった工賃をお客様に還元するのが一番ではないでしょうか。

出来上がり画像は・・・すみません、画像を撮るのを忘れてしまいました・・・。



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コイン枠のオーダーがありました。

以前は、コインの大きさ別でペンダント枠が豊富にありましたが、ここ最近はメーカーも在庫が殆ど無く、またあったとしても売れ筋のモノだけで廃番になっているケースが多くなっています。

当店でもコイン枠は沢山作ってきましたので、ノウハウはあります。
枠を作る際、通常はコインの周りに帯を巻いて、片側に針金をロー付けしてコインを枠に入れ、ロー付けした反対側の帯を叩いてフクリン留めのようにして固定していきます。
この方法の場合、最後にコインを留める際に叩いて処理をするのでコインの角が少し潰れてしまいます。

この方法以外に、先に帯の両側に針金をロー付けしておく方法もありますが、当店ではロー付けをせず、「コ」の字型に板を曲げて加工し、それを巻いて枠にします。

この方法だと、ロー付け箇所が少なくなるので見た目も良く、刻印を見ない箇所に打てばリバーシブルにもなります。

製作中にコインに寸法を合わせるので現物を当てながら作業するのが一番ですが、それでは傷が付いてしまうので予め旋盤で真鍮を削りだして「コイン型」を作っておき、これを枠を作って行きます。

また、最後の最後に調整する際も、コインにマスキングテープを貼って傷が付かないように施しておきます。

もちろん、枠とコインはピッタリと合わなければ中でコインがガタガタと動いたり回ってしまうので、この部分は気をつけなければいけません。

そして完成。

実は、この後にバチカン(ペンダント環)を作り直しました・・・お客様のお使いのネックレスが通りませんでした・・・。
事前に寸法は聞いていましたので少し余裕を持って作ったつもりではありましたが、それでも入らず・・・。
お客様には再来店となって二度手間をお掛けした事は、本当に申し訳なかったです・・・。

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今回のご紹介は、「ギメルリング」です。
私も不勉強で知らなかったのですが、二本のリングが上手く重なりあって1本のリングになっているというモノです。
知っていたのはシルバーの針金で作られたタイプで、東南アジアのお土産として売られているタイプでした。
今回オーダーされたのは、これとは違うタイプでした。

通常販売されているギメルリングは、甲丸リング(カマボコのような断面)や平打ちリング(断面が長方形)のモノが殆どです。
ですが、今回ご希望だったのは、現在お持ちのリングや石を使ったリフォームでのオーダーでしたので、その石を使う必要があります。
また、小さなお子さんがいらっしゃるので、石の爪を出来るだけ少なくして引っ掛かりの無い様にとのご希望でした。

まず、数案デザイン画を描き、その中からごお選び頂きました。
そして、K18イエローゴールドからK20ピンクゴールドへ素材変更、そしてダイヤを入れる部分を誕生石へ変更しました。

実際に作り始めると、思っていた以上に難しい事が判りました。(汗)
まずは、プラチナの側を作ります。

そして、ワックスを削りながら、K20ピンクゴールド側を作りました。
両方のリングが地金になったところで、合わせて見て当たっている部分を削りながら密着するように修正します。
そして、中央以外の石留め(彫留め)をします。

彫留めが終ったところで、リングの合わせ目に刻印を打ちます。
中石を留めて、磨いて出来上がり。

合わせ目の調整など大変な面もありましたが、面白い品物をご依頼頂けて作ってる際も楽しませて貰いました。


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シルバー製品の硬化処理(「焼き入れ」とは処理方法が違います)に関して、この日記で取り上げてから沢山のメールやお電話を頂いております。
それだけ、沢山の方が困っていたんですね。

実は、この硬化処理、K18イエローゴールドでは15年程前から行っていました。
K18の場合は地金の硬さがあるので、ブローチのピンなどにしか行っていません。
しかも、ブローチピンも、ここ数年はパーツ専門店から取り寄せる品物に硬化処理がされているのか、硬いモノが多くなったので当店での処理は行わなくなりました。

つい最近、硬化処理をする機械を買ったメーカーから、シルバーでも処理出来るという話を聞きました。
だったら、早く教えてくれよ・・・と、思ったのですが。



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ダイヤリングのリフォーム依頼です。
ダイヤは2ct、リフォーム前のダイヤ枠は立爪タイプ・・・爪の高さが高めの古いタイプです。

見本があり、この形にして欲しいと依頼がありましたが、見本の中石はスクエアカット・・・リフォームするダイヤは通常のラウンドタイプです。
デザインをスクエアに見せる為に、爪を三角にして少し大きめにしました。
こうする事で、丸の四隅に三角の角が出来て少しでも四角く見せるデザインにしました。

キャスト(鋳造)ではなく、一つずつパーツを作ってロー付けをして組上げて行きます。
そして、完成。


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先日納品しました、リングのリフォームです。

最初のデザインは、テーパーダイヤの取巻きリング。

デザイン画を数点ご提案し、その中からお選び頂きました。
ココまで作り、一旦彫留めの職人さんにお任せ。

そして、出来上がりです。



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先日、室内金物を作っている地元の友人からヘルプが来ました。
○○のブティックの室内工事をするんだけど、真鍮製の楕円の球体は作れないか?と依頼が来ました。

旋盤での仕事ですが、球体に削るのも難しい事です。
それが、指定された寸法の楕円となると、更に難しくなります。
とはいえ、友人のところでは家の仕事で使う工具(治具)なども作って貰いお世話になってるので、一度トライしてみました。

で・・・
画像のように出来ました。
作り方は・・・内緒です。
立横寸法もほぼ許容範囲内でバッチリ。
この後、バフがけされてピカピカになり、クロームメッキが施されてクロームシルバー色に。
某百貨店の某ブランド内の室内装飾に使われているそうです。



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この3連休、どのように過ごされたでしょうか?

土曜は、当店も1月に一度の土曜営業日でした。
ご来店頂いた皆様、有難うございました。

日曜、月曜と我が家は連休になりましたが、日曜はただダラダラと・・・。
月曜は、昼から長男を連れて飛島の筏川河口にハゼ釣りに行ってきました。
今シーズン初めてのハゼ釣りでしたが、釣果はまずまず・・・20匹程釣って帰ってきました。
大きさも大きいものは20cm弱程度で、てんぷらにも丁度良いサイズ。
今日の昼飯のおかずになることと思います。

今回は、長男もウキ釣りからウキを外したミャク釣りに初挑戦。
ウキ釣りは浮きを見ながら目で確認しながら釣る事が出来るので誰にでも簡単に出来ますが、ミャク釣りは魚が食った時のブルブル震える感触で魚を釣ります。
ハゼ釣りはこのミャク釣りでも比較的簡単に出来る釣りですが、底を引きずるように引っ張るのでどうしても岩などに針が引っ掛かってしまい、この部分が難しい釣り方です。
何度かアドバイスをしながら挑戦を続け、小学2年生の長男も釣りを得とくしたようです。
長男も7匹釣って、この日は満足できた様子でした。

さて、今日は納品から少し日数が開いてしまいましたが、シルバー製の十字架ペンダントから革財布の飾りへのリフォームのご紹介です。

財布の中央に十字架を入れたいとのご希望です。
財布を作る前段階の革に金具を留めさせて頂けたので、作業からすると楽でした。

まず、ペンダント金具を取ります。

次に革に留める足をロー付けします。
今回は、小さい十字架には3箇所、大きい十字架には4箇所の足を着けました。

そして、取り付けです。
厚めのワッシャーをはめ込み、足の部分を叩き広げて固定します。

これで、完成。

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目のデキモノ、小さくなってきてます。
切って取り出しましたもんね・・・当たり前か。

今回は、ダイヤハーフエタニティリングの紹介です。

画像は、リフォーム前の品物、縦並びのダイヤペンダントヘッドです。
このダイヤを使い、足りない部分は足してお作りしました。

まず、K18の角材をリング状に。
この時、ダイヤの直径よりも僅かに大きくして幅を決めます。
もちろん、ダイヤの高さも考慮に入れ、そして爪留めになりますのでその部分のマージンも入れてリングの高さも決めます。
そして、ダイヤの入る部分に穴を開け、少しずつ広げて行き、ダイヤが納まるようにします。
この時、ダイヤとダイヤの感覚をギリギリにし過ぎると、穴を開けて爪の部分にダイヤを置いた場合、ダイヤ同士が当たってしまいます。
この隙間分も、マージンを取っておきます。
そして、爪の削り出し。

爪が削り終わったら一度全体を磨き、ダイヤを入れて留めて行きます。

最後に磨いて完成です。



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来月の土曜営業日は10月3日(土)です。
ご利用をお待ちしております。

今回は、角型のピルケースペンダント(ニトロケース)をご紹介します。

当店ではオリジナルの筒状のピルケースペンダントは販売しておりますが、全ての薬が同じ形、同じ大きさではありません。
今回は、薬の大きさと数が複数入れられるタイプという事で作りました。

縦35mm、横20mm、厚みが6mm程、素材はK18イエローゴールドです。

作り方は、以前からこの日記でご紹介していますが、鉄で型を作り、薄く延ばしたK18に叩き込んで箱型を作っていきます。

この品物の場合は段付のデザインでしたので、箱型にした後にカットして外側に板をロー付けしてあります。

一気に製作途中の画像は飛びますが、横には蝶番のパイプをロー付けします。
このパイプのロー付けが一番神経を使う部分。
緩すぎてもダメですし、硬すぎてもダメです。

蝶番の反対側には、留め金を取り付けます。
今回の品物は、留め金もパイプ形状にして外に飛び出した形のデザインです。



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今月の土曜営業日は、7月4日です。
ご利用をお待ちしております。

今日のご紹介は、2点のリフォームです。

以前、当店にブラウンダイヤをお持ちになり、2連タイプのペンダントをオーダーでお作り頂きました。

そのペンダントへ、もう一つブラウンダイヤを追加して、ダイヤとダイヤの間の繋ぎパーツの上にメレダイヤ(これもブラウン)を付けるというリフォームです。

まず、新しく追加するダイヤと、メレダイヤの枠を作ります。
そして、改造するペンダントのダイヤを一旦外します。
ダイヤは熱に強い石ではありますが、出来るだけ強いロー材(プラチナ用ロー材)を使いたかったので、一旦外す事にしました。

そして、ペンダントが出来上がったら、石留めです。
石留めには、「やっとこ」というペンチのような道具で爪先を押さえて留める留め方もありますが、やはりタガネで叩いて留める方がガッチリと留める事が出来ます。

当店では、エメラルドやオパールなどの柔らかい石の場合でも可能な限りタガネを使って留める事にしています。

もう1点のリフォームは、こちらもお手持ちのペンダントにピンクトルマリンを追加するリフォームです。
こちらのリフォームでも、一旦ダイヤを外しました。

そして、トルマリンの爪をロー付けしようと品物を眺めると、困った事にダイヤ枠を付けてあるロー材がホワイトゴールド用ロー材が使われていたのです。(判り辛いですが、本体とダイヤ枠の間のローが少し黄色い色をしています・・・赤丸の中)

この品物は他店で作られたものですが、当店では通常は高い温度のロー材から順次使い、どうしてもプラチナロー材では本体が溶けてしまうような細かな部品を付ける際にのみホワイトローを使う事にしています。
今回の品物の場合では、そこまでの繊細な作業では無いので、プラチナローで十分仕事が出来る範囲ではあるんですが・・・。
ホワイトローの方が溶ける温度が低いので、作業が楽という点でコレが使われたのでしょう。
このお客様は、金属アレルギーも出て居る方でしたので可能な限りホワイトローを使わないようにと思いましたが、これではプラチナローが使えませんので断念してホワイトローを使いました。

トルマリンの爪がロー付け出来て品物を磨いたところで、全ての石を石留め。
そして、もう一度磨き。
最後に、このままの状態ではアレルギーが懸念されたので、ロジウムメッキをして納品させて頂きました。

作る品物によってケースバイケースですが、安易な方法では作りたくないとは思って日々作業を続けています。



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本日3月14日は営業しております。
ご利用をお待ちしております。

先日ご紹介しましたオーダー品の十字架制作過程の続きです。

形が出来上がった時点で、一度バフがけをして磨きます。

その後、ヤニ台と呼ぶ松脂を盛った台に固定して、ダイヤの石留めに入ります。
ここで大事なのが、ダイヤの大きさ。
全てのダイヤの大きさが寸分違わず揃っていれば、留める際に楽になります。
ですが、同じサイズのダイヤを注文しても、若干の誤差が出てきてしまいます。
そこで、面倒ではありますが、一度ダイヤの寸法を全て測り、大まかに大中小という具合に分けていきます。
そして、そのダイヤを何処にセットすれば綺麗に留まるかを検討します。

彫り作業は、タガネと呼ぶ刃物で削り取って掘り下げていきます。
「金属を彫る」というと硬い素材なので簡単には出来ないように感じますが、古くからあみ出された技法なので木を刃物で削ぐような感覚で切れていくのです。

全体に爪が出来上がったら、順次ダイヤをセットしながら仮止めをしていきます。
そして、本留め。

石を留める際は、刃物ではなく先端が平らになったタガネで慎重に叩いて留めていきます。
このような留めの際に、タガネとカナヅチを使わず「やっとこ」と呼ぶペンチに似た道具が使われる事がありますが、叩き締めて留めるのとは違いやはり留め方が弱く、かつ叩き締める事をしていないので爪自体が柔らかくなってしまうのが欠点でしょうか。

ダイヤのカットの向きも揃えると、綺麗に見えます。
大きさはこのくらいです。

これで出来上がりです。



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今月の土曜営業日は、3月14日です。
ご利用をお待ちしております。

今回はオーダー品の制作過程のご紹介です。

以前オーダーを頂きましたお客様から、同じデザインでK18の品物のオーダーを頂きました。
デザインを数点描かせて頂きご提案、その中の1点をお選び頂きましたので、作業開始です。

デザインは、十字架。
ダイヤの大きさは1ピース0.04ct程で、総目方が7ctを超えます。
数も150ピース近くになり、ダイヤを留める穴がズレてしまうと留める際に作業が難しくなるので、PC制御の機械を使って、十字架の外寸とダイヤの穴の位置を正確に描いていきます。

そして、そしてダイヤが入る部分のに小さめの下穴開けを行います。

そして、描いた線の通りに形を切り出し、一段縁の部分を高くしますので、幅2mmの板をロー付けして縁取りをします。

裏側になる部分を作ります。
表の縁取りと同じように、今度は2.5mm幅の板を組み合わせて十字架の枠を作ります。

この枠を何本かの柱で支える形で表の板とロー付けします。

形はこれで出来上がりました。
ここから、ダイヤの彫留めに入ります。

続く・・・。

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今月の土曜営業日は、8月9日です。

また、今月の夏期休業日は、
8月10日(日)~8月17日(日)
です。
この間、電話、FAX、メール等のお返事が出来なくなります。
8月18日(月)からは通常営業となります。

前回ご紹介しました、サファイヤのメンズリングの仕上がりのご紹介です。

中石のサファイヤ、両側のダイヤの爪、そしてリングの縁をミル打ちに仕上げてあります。
また、仕上げの艶消し部分は、ダイヤモンドポイントと呼ぶハンドモーターの先に付けて使う工具で艶消しをしてあります。

当店では、このような艶消しの他、微細ガラスビーズを吹き付けるサンドブラスト仕上げ(一般的な艶消し)と金剛砂を打ち付ける方法、サンドペーパーを使うヘアーライン仕上げの4通りの艶消し方法がありますが、今回はメンズリングなので粗めの艶消しとしてダイヤモンドポイントを使いました。
K18のパラジウム割ホワイトゴールドの少し黒めのシルバーとも相性が良いと思います。



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今月の土曜営業日は、8月9日です。

また、今月の夏期休業日は、
8月10日(日)~8月17日(日)
です。
この間、電話、FAX、メール等のお返事が出来なくなります。
8月18日(月)からは通常営業となります。

今日は、オーダーのご紹介です。

以前、当店にオーダーを頂いた方から、サファイヤルースを使ってメンズリングのオーダーを頂きました。
予めデザインの方向性を決めてご来店頂きましたので、それに沿ったデザインを3点提案させて頂きました。

デザイン案 2でオーダーを頂きました。
地金はK18WG(ホワイトゴールド)で、割金はパラジウム割りです。

通常、このデザインの場合は、地金を叩いて作り上げていきます。
しかし、今回はキャスト(鋳造)です。
何故か?・・・この品物の場合は、メッキをしない仕上げにする為です。
ホワイトゴールドの場合、色が適正なロー材がありません。
地金を叩いて作り上げていく場合は、必ずパーツをロー付けする工程が出てきますが、メッキをしないのでリングの所々にロー材の色が出てしまうのです。

そこで、ワックスで形を一発で作り、ローを一切使わない製造工程を選択しました。

リングの形を削り、サファイヤとダイヤの爪になる部分を別パーツで作って貼り付け。
リングの両サイドの部分は、溶かしたワックスを盛り上げて成型します。
盛り上げた部分と爪の部分は、ミル打ちと呼ぶ丸い粒々状になるように打っていきます。

ミル打ちは彫り職人さんにお任せしますので、現在は外注に出している状態です。

出来上がりは、後程・・・。


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今日も、先日紹介しました「箱型薬ケース造り」その1その2の続きです。その3の続き。
今回が最終回です・・・もう既に納品しております・・・。

ケースを吊り下げる金具はこのような形にしました。
ちょうど、カメラを吊り下げるような形で首から提げて頂くような感じになります。

表面処理は、ケースの波状に成形した部分のもヘアーライン(艶消し)にしてあり、横面や金具部分は鏡面磨きの仕上げにしてあります。

もちろん、内部も磨いて鏡面の状態です。


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今日も、先日紹介しました「箱型薬ケース造り」その1その2の続きです。

外型が出来上がったところで、箱の横の部分を作ります。

今回は、一日分の薬が入れられるようにと、ある程度の大きさを希望されましたので、高さがある形状にしました。
この後、上下の蓋をロー付けします。

ここで、分割する部分で切り分けます。
切った後、内部に一枚板をロー付けします。
印籠継ぎと呼ぶ形状になりますが、上下を重ねた際にズレを防ぐ役割と強度を持たせ、また上下が重なった際に綺麗に見える役目もあります。

横にパイプをロー付けして、蝶番を作ります。
こうした品物の場合、この部分が一番の要になります。
ガタが多すぎず、また少なすぎると開け閉めがきつくて使っている内に壊れてしまいます。

蝶番を付けた後、反対側に留め金を作ります。
印籠継ぎの場合、内側に留め金を付けて外からは何処にも金具が無いようなツルンとした形にする事が多いのですが、今回の品物の場合は使うお客様が年配の方なので開け閉めがし易いように大きめの留め金具を付けました。

今回はここまで・・・。



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