レンズ効果
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー, 製造過程 | Permalink | | Leave A Comment | レンズ効果 はコメントを受け付けていません
以前、インディアンジュエリーのリングを注文してくれた友人から、別のオーダーを貰いました。
今回は、会社のロゴや社名を入れたリングです。
大枠のデザインは注文を貰いましたが、1点私から提案をしました。
「中央を掘り下げて中に会社のロゴを入れたプレートを入れ、上にクリスタルをはめ込んで透けて見えるようにしようか?」
ここから、デザインがスタートしました。
何度かやり取りをして、友人からの意見も取り入れてデザインが決定。
(社名の部分は、モザイクをかけてあります)
続く↓
まず、ワックスを削って元型を作ります。
サイズが31号と大きい事もあって、ブロック状のワックスから削りだします。
指が入る穴をボール盤で開けて旋盤を使って広げたら、ラクソー(画像の機械)を使って大雑把にカットしていきます。
この時、中央に入れるプレートや石を入れる場所を正確に削る為に、この部分だけ別に旋盤で削りだして、リング側(腕側)とドッキングさせる方法を取りました。
上下を合わせ、削りだしたのがこちら。
ここから、文字の部分(模様の部分)を削って行きます。
ワックスが出来たら、石膏に埋没してキャスト(鋳造)します。
ここで、中央にはめ込む石を削って貰う為に、外注に出します。
はめ込む石は、ブルートパーズです。
石の代わりにワックスを削り、それを形の見本として同梱して送ります。
石が削りあがってきたら、中に入れるプレートを作ります。
ブルートパーズがレンズ効果を出しているので、プレートが大きすぎても小さすぎても、また石からの距離も重要。
ベストな部分を見つけます。
そして、仕上げて石を留めて出来上がり。
このリング、完全防水仕様です。
接着だけでなく、他の方法で防水処理をしてあります。
水が少しでも入ってしまうと、抜け辛く内部でクモリの原因となったりシルバープレートの色のくすみにもなりますから。
この辺りのノウハウは内緒です。
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