ペンダントトップからリングへ
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム, 製造過程 | Permalink | | Leave A Comment | ペンダントトップからリングへ はコメントを受け付けていません
某ブランドのペンダントトップからリングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
十分楽しまれたので、リングに作り替えて新たに楽しみたいとの事です。
リングデザインは、幾つかのデザインをご提案し、その中から更に細かくご提案をしました。
デザインに沿ってお作りします。素材はPt900。
まず、ダイヤの枠を作ります。今回は引っ掛かりが少ないデザインがご希望でしたので、石枠はフクリン爪です。
ダイヤの大きさが0.06ct(直径約2.5mm)、個数が4ピースなので、旋盤と言う工作機械を使って地金の塊から削り出します。円柱状の枠を作る際は手際よく作る事が出来ます。
爪が出来たら、リング枠を作ります。
今回のデザインは、枠で囲った中に爪を配置するデザインなので、板を曲げてロウ付けして組み立てて作って行きます。
上の画像の枠の中に緩やかな線を足し、その両脇に爪を配置するデザインです。
上から見ると3本の線で構成されるデザインですが、厚みを微妙に変化させて抑揚を付けてあります。
この角度では見えませんが、中央の線の端は植物のツルのようにクルッと丸めてデザインをしています。
石爪をロウ付けする前に一度磨いて、配置を確認しながら組立てをします。
リングが完成したら、石留め。
中央部分が浮いているので、熱を加えると柔らかくなるモデリング粘土で固定してダイヤを留めていきます。
石枠を磨き、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。
ご依頼を有難うございました。
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