Archive for 3月, 2022

お手持ちのリングをペンダントトップへ作り替えて欲しいとご依頼を頂きました。
中央がサファイヤで、周りをメレとテーパーダイヤで取巻いているデザインのリングです。
本来ならば最初から作り直すのがデザイン的に一番綺麗に出来ますが、お値段も高くなります。今回は出来るだけお安くとの事ですので、リング部分をカットして改造する方法を選びました。

サファイヤ/ダイヤリング

リングからペンダントトップへの改造は比較的ポピュラーな作り替えですが、今回の場合は周りにダイヤを取巻いている部分がネックです。
と、いうのも、一般的既製品のこうしたデザインのリングの場合は、地金を軽くする為に部分的に簡略化されている物が多く、今回の場合もセンターのデザインとリングとの接点が抜かれています。この部分を作らなければなりません。

まずは、バーナーで熱を加えるロウ付け作業がありますので、石を全て外します。(フクリン留めなどで石が外せない場合は、今回のようなご依頼は出来ないという事となります。)
そして、リングとの接合面をカット。

リングからペンダントトップへ 接合部をカット

カットした部分はこんな形になります。接合部分が欠損しているので、この部分を足して作る事になります。

リングからペンダントトップへ 欠損部分

まずは、土台部分をつぎ足します。

リングからペンダントトップへ 土台継ぎ足し

メレダイヤの爪との柱が無いので、この部分もつぎ足します。
同時に、ペンダント環(バチカン)も取り付けます。

リングからペンダントトップへ 柱継ぎ足し

一度下磨きをして、石を留めて行きます。

リングからペンダントトップへ 石留め

最後に全体を仕上げ磨きをして、メッキ(ロジウムメッキ)処理をします。
今回は、ロウ材にホワイトゴールド用を使っていますので、継ぎ足した部分にロウ材の色が出てしまいます。それをマスクする為にメッキ処理が必要です。

こうして完成です。
ご依頼を有難うございました。

リングからペンダントトップへ 完成

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先日の日曜日、タイトルのようにコロナワクチンの3回目接種をしてきました。

接種券が届いたその日、当初は地元の区役所で受ける予定でした。
ところが、Web予約をしようとしましたが、既に3月中は埋まってしまっています。近隣の区役所を覗くと20日に受けられる状態だったので、そこで受ける事にしました。

接種はこれまで受けた2回に比べ、とてもスムーズでした。接種まで5分も掛からなかったのではないでしょうか。家からは車で出かけましたが、帰宅まで30分掛からなかったと思います。

さて、接種後なのですが・・・
2回目の接種の際は、翌日に発熱と倦怠感があり、1日寝込んでいました。
今回もちょっと心配ではありましたが、ロキソニンを飲んで就寝。
翌日、何かおかしい・・・微熱があるのと、軽い倦怠感。ただ、動けない程ではありません。
再度ロキソニンを飲み、仕事の作業開始。そんなこんなで、何とか1日仕事を済ませる事が出来ました。
前回のような倦怠感が強かったら一日寝込む事になりましたが、今回は幸いでした。こればかりはどうなるか判りませんからね・・・。

息子が名古屋駅で買ってきたスライムういろう。
オレンジ味を食べましたが、さわやかな味で美味しかったです。

スライムういろう

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ネックレスの修理のご依頼を頂きました。
ネックレスをコンセント(多分、タップ型コンセント)に落として、ショートさせてしまったそうで、一部が溶けています。

ショートして溶けたネックレス

 

ネックレスは、今回ご依頼のK18、プラチナ、シルバー、どれも電気を通します。
コンセントに触れば通電してしまうので、今回のようにショートして溶けてしまいます。
今回のご依頼の他にも当店へはたまにこうした品物のご依頼を頂きますが、年配のお客様がネックレスを首に下げたままの状態でコンセントに当ててショートさせてしまい、首の一部に火傷を負ってしまわれたという事例もありました。また、長いと色んな所へ引っ掛けてしまう事もあります。
45cm程の短いネックレスの場合は大丈夫かと思いますが、50cm以上のロングタイプのネックレスをご使用の際は気をつけてご使用下さい。

 

ショートした箇所は元には戻せませんので、この箇所をカットして繋ぎ直す事で修理が出来ます。
但し、ショートした箇所分は短くなってしまいます。(カットして取り除いた箇所は、買取りを致しました)

ご依頼を有難うございました。

ショートして溶けたネックレスの修理

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
2本のリングを1本に纏め、普段使いが出来るように・・・とのご希望です。

2本のプラチナリングを1本へ

 

色々とお話をさせて頂くのですが・・・今回もやはりセンター石はフクリン留め、両脇を彫留めに落ち着きました。王道と言えばそうなるのですが、爪が引っ掛からず飽きが来ないデザインなので外せないです。ただ、今回のフクリン枠ですが、ちょっとだけ枠を弄ります。

まずは、センター石の爪を作ります。ダイヤは0.5ct台。
今回の素材はK20PG、ピンクゴールドです。何故K20なのか?、と言うのは過去のこの日記内で説明をしていますので、そちらをご覧下さい。
枠は地金の塊から旋盤で削り出して作ります。板を丸めて作る方法もありますが、ピンクゴールドはロウ付けに一癖ある(ロウ材が綺麗に流れにくい)ので、出来るだけロウ付け箇所を減らしたいです。

ピンクゴールドでフクリン枠作り

 

石枠が出来たらリング部を作ります。
ピンクゴールド地金をローラーで伸ばして丸めて、リング状へ。サイズは11号です。

ピンクゴールドでリング作り

 

フクリン枠とリングをロウ付けして合体。
リングの上面にメレダイヤを留める穴を開けて、仕上げ磨き。
この後は、石留めの為に彫留めの職人へお任せします。

メレダイヤの石留め依頼

 

メレの石留めから戻って来ました。今回も綺麗に留めて貰いました。
この後、センター石の石留めですが、フクリン枠の一部をカットしてデザインにアクセントを付けます。

メレダイヤの石留め完了

 

センター石を留めます。

センター石の石留め中

 

最後に石枠を磨き、全体を仕上げ磨きをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

K20PGダイヤリング

 

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