Archive for 3月, 2021

アメジストルースを使ったペンダントネックレスのご依頼を頂きました。
アメジストルースはお手持ちの石で、大きさは5mm×3mm程。
ご希望の素材はK18YG、爪はシンプルな4本爪での固定となります。

 

こうした石枠を作り方は何通りかありますが、手作りで作る際は細長い板をリング状に丸めて作る方法と、厚い板をくり抜いて作る方法があります。他にもキャスト(鋳造)で作る方法がありますが、今回は割愛します。

今回は石が小さく、板を丸めて作るのも少々大変なので、板をくり抜いて作ります。
まず、穴を開け、石が乗る(はまり込む)部分を削り、そこが出来たら外を楕円に切り抜いて石座を作ります。そこに爪をロウ付けすれば爪枠完成。
バチカンを取付け(今回はバチカン直付け)て磨きますが、使わなくなったヤスリの柄を細く削った物に爪を挿してバフ掛けをして磨きます。指で摘まんで磨くと、飛んで無くなる可能性がありますからね・・・。

小さい石枠を磨く

 

綺麗に磨いたら、石留めになります。

アメジストペンダント 石留め前

 

石枠は熱を加えると柔らかくなる樹脂に固定して石留めをします。

アメジストペンダント 石留め

 

石枠の爪と、最終仕上げをしたら、チェーンに通して完成になります。
今回は、小判 線径0.25mm(幅約1mm)、長さ45cm、スライドボール付きのチェーンも当店でご用意致しました。
チェーンは製造メーカーより直接買い付けをしていますので、お安く出来るかと思います。また、例えば44cmなど半端な長さでもご用意出来ます。(チェーンデザインや太さによりまして、お値段や納期が変わりますので、お問合せ下さい)

ご利用を有難うございました。

K18YGアメジストペンダントネックレス

 

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FAXは 052-532-0228
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クロムハーツなどのウォレットチェーンに付いているクリップ内のバネ交換のご依頼を頂きました。
通常は月に1件程度の修理のご依頼なのですが、同時期に4件の修理のご依頼。IWCポルシェデザイン時計のベルトバックル修理なども同時期にかたまる事がありますが、コレって修理が修理を呼ぶって事でしょうか?

クリップバネの修理

 

遠方から宅配便でご依頼をされた品物、直接店頭へお越し頂いて受取った品物、いつものように問題無くバネを交換して修理完了。
今回の品物では、他店で修理をし1週間程でバラバラになった品物のご依頼がありました。当店で1週間でバラバラになるような修理だと無料での再修理をしますが、そのお店では・・・。ちなみに、当店が修理をしたバネ交換では再修理で戻ってきた品物はありません。

クイッククリップ バネ交換

ウォレットチェーン バネ交換

 

修理直ぐは若干軋みがある物がありますが、お使い頂いている内に馴染んできます。この軋みを取りたいとCRC等のスプレーを吹きかけるのは出来るだけ避けて下さい。オイルが埃を寄せ付け、この埃が水分を含んでバネの錆びに繋がります。どうしてもスプレーを吹きかけたい時は、ドライタイプのシリコンスプレーがお勧めです。

ウォレットチェーン バネ交換

 

クロムハーツ本物、他社製品、コピー製品、シルバー製であれば修理は承ります。どこ製って事は当店では関係ありません。ただ、構造的に弱いと思われる物は、お客様にご相談をして内部構造を変更させて頂きます。
まずは、お問合せ下さい。

ご依頼を有難うございました。

 

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この週末、当店サイトのデータベースのアップグレードをしました。

データベースと言うのは、当店サイトのようなWeb上のデータを共有しやすいように格納する場所の事を挿します。(余り詳しくは無いのですが、多分合ってるんじゃないかな・・・)

このデータベースは接続スピードやセキュリティーの問題でアップデートされていくのですが、当店が使っているデータベースは古いまま放置してありました。その理由・・・サイトが無くなる(接続エラー)になると怖いからです。(汗)

本家サイトはずっと古いまま放置状態なのですが、日記(ブログ)のソフトウェアは日々アップデートを行っています。この日記の方が当店にとってはお客様への情報発信なので重要なのです。この日記はWordPress(ワールドプレス)と言うソフトウェアを使用しています。このブログシステムはデータベースが古いままでは不都合が出て来るので、アップデートを迫られていたのです。このまま放置ではいかない状況になってきたので、この週末に意を決してデータベースのアップグレードをしました。

データベースのアップグレード自体は問題無く終わりました。
ただ、ワールドプレスを正常に動かす為には中身の一部の書き換えが必要です。この書き換えに失敗すると、ワールドプレスが動かなくなる(接続エラー)になるので、ココが怖いところなのです・・・。

レンタルサーバからのマニュアルに沿って書き換え作業を進めます。
赤色部分を書き換えればそれで済んだ物を・・・。
黄色部分も手を加えてしまったので、「データベース接続エラー」が出てブログシステムは表示されなくなってしまいました・・・。(大汗)

ワールドプレス書き換え

「データベースのユーザー名」なんて記載があるものだから、ココも書き換えが必要なのかと思ってしまいまして・・・。
ココを元に戻して、正常に表示されるようになりました。(ホッ)

これで書き換え終了です。
データベースをアップグレードするとブログなどにアクセスしてから表示されるまでの時間も短くなるそうです。
ただ、エラー表示が出ると汗がドッと出ますね。余りやりたくない仕事です・・・。

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ダイヤを使ったペンダントネックレスのご依頼を頂きました。

以前から何度かご利用を頂いているお客様ですが、前回は三角形に配置したダイヤペンダントトップに1ctのダイヤを1ピース追加して菱形に作り直しました。

K18YG菱形ダイヤペンダント

 

今回は、このペンダントトップにダイヤを更に追加して、I字型に作り直します。

まずは、ダイヤを手配します。ダイヤの大きさを揃えなければいけないので、追加するダイヤも1ct。
1ctクラスのダイヤを3ピース追加します。

ダイヤペンダント 菱形からI字へ

 

菱形ペンダントトップからダイヤを外し、ペンダント枠もバラバラにします。
以前にもご紹介しましたが、石枠は石が大きくなると石の直径と石が乗る枠との直径差が出てくるので、枠どうしを直接ロウ付けする事が出来なくなります。直接ロウ付けすると、石を留める時に石が当たってしまうからです。
これを避ける為に石枠間には柱を付けてロウ付けしますが、菱形に配置する事から柱が2本取付く構造になっていました。
ところが、今回のペンダントデザインはI字形。柱を太めにしないと強度が保てません。今回は柱を太く、また石枠の隙間に柱を突っ込むような構造にして、ロウ付け面積を増やして強度を得ます。

石枠補強の柱

 

石枠は7個になるので、曲がらないようにロウ付けします。少しでも曲がってしまったら恰好が悪くなりますからね。
ロウ付けをしたら、磨いて石留めをしていきます。

I字ペンダント 枠完成

 

ダイヤを留めます。この時、ダイヤのカットの向きも揃えます。ココも重要なポイントです。
そして、順番にダイヤのカラット数の刻印も打ちます。

ダイヤカラット数刻印打ち

 

最後に仕上げ磨きをしたら完成になります。
実はこのペンダント、最終的には十字架にする予定との事なのです。それも考慮して石枠を足せる構造にしてあります。

ご利用を有難うございました。

ダイヤI字型ペンダント 完成

 

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リングのサイズ直しのご依頼を頂きました。

あるお店で購入されたとの事ですが、まずリング素材の刻印が打ってありません。しかも、シルバーにしては色がおかしい・・・黒っぽい色をしているんです。お客様の話では、特殊な素材を使っていると説明されたそうです。素材不明、石がフクリン留めで外せない、またリングには樹脂なのか黒と赤の着色部分があります。コレではサイズ直しは全く出来ません。
お店では、当店のようなサイズ直しが出来る工房に持ち込めば簡単にサイズ直しをやって貰えるよ。・・・と言われたそうです。話がいい加減過ぎて呆れます・・・。

切れないリングのサイズ直し

 

幸いだったのが、サイズ。現行サイズが13.5号、コレを7号へのご希望です。
以前、ここで紹介しました「カットが出来ないサイズ直し」と同じようサイズの差がある場合にはリングを作って内側へ接着する方法がとれます。今回もこの方法を使ってサイズ直しをします。(サイズ差が無い場合には、この方法は使えません)

まずは、シルバー925でリングを作ります。ギリギリにサイズを合わせて作るのですが・・・ココでトラブルが・・・。ご依頼のリング、良く見るとリング内部が真円ではなく、卵型をしているのです。リング上部に隙間が・・・。
作ったリングが真円なので、入れようと削り過ぎるとリング上部に隙間が出来てしまいます。なので、新しく入れるリングも卵型に削る必要があります。

リングの中にスリーブ

 

中に入れるスリーブリングも厚みを削って修正して、何とか入れるように出来ました。少し大き目ですが、この状態で接着。

スリーブリングを接着

 

リング外周に合わせてスリーブリングを削り、見た目を良くする(判り辛くする)為に内側への面取りを多めに削ります。最後に磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

切れないリングのサイズ直し

 

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