フクリン留めのシルバーリング修理
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カボッションカットのルチルのが入ったシルバーリングの修理のご依頼を頂きました。
リングが金色に見えるのはシルバー925に金メッキ処理がされています。
このリングは、リング下部が繋がっていないフリーサイズのリングとして作られていますが、片方のリング部分が石枠から外れてしまっています。
買われたショップに問い合わせをされたそうですが、修理不可との返答だったという話です。
(構造的に短期間で破損し易いデザインで、尚且つ修理不可の製品を作るのも、無責任だと思うのですが・・・)

問題なのが、この石を留めている方法が「フクリン留め」なのが厄介です。
シルバー素材のロウ付け作業は、素材の熱伝導の関係から基本的に石を外す必要があります。(この日記内で何度も説明はさせて頂いています)
本来は修理不可として作業は受けないのですが、石枠の裏側を見ると接着剤の痕跡があります。
こうしたデザインのリングでは、たまにフクリン留めと見せかけて接着剤で石が固定されている物があります。
接着剤は、瞬間接着剤であったり、エポキシ接着剤であったり、最近ではUVレジンを使って留めている物もありますが、溶剤や熱を加える事で外れる物もあります。
お客様にはこれらの事を全てご説明して、石の破損の可能性がある事を含めて作業を引き受ける事としました。(この点を承知して頂けない場合は作業をお断り致します)
とりあえず、石を外す事に成功しました・・・。
フクリン枠はやはりフェイクでしたが、エポキシ接着剤でガッチリ留められていました。
画像の枠の角を見て頂ければお分かりと思いますが、やっぱりフクリン留めで留められているのでは?・・・と、石の隙間に薄い刃物を差し込んだりして四苦八苦しましたが、石が割れるかと思う位熱を加えて外す事に成功しました。
ただ、残念ながら、石の角に少しだけ傷を付けてしまいました・・・。

石が外れれば、修理は難なく進める事が出来ます。
まず、折れた部分をロウ付け。
そして、リング下部が開いたフリーリングではなく、ちゃんと繋がったリングにしました。
強度もこれで全然違いますので、再度石枠の根本から折れる事は無いでしょう。
石枠の角もガタガタにしてしまったので、この部分も修正をします。

リングを金メッキ処理し、石を接着して完成です。
ご依頼を有難うございました。

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