Archive for 4月, 2021

リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
お持ち頂きましたリングは、ヒスイが中石、周りにメレとテーパーダイヤを取巻きにしたデザインのリングです。

ヒスイ取巻きリング

 

取巻きが二重になってボリュームがあるので、お出かけの際に使いづらいとの事。
この中石のヒスイをセンター(中石)に、メレダイヤを数個使い、メレを横一例に並べてスリムなデザインへ作り直します。

まずは、ヒスイの枠作り。
土台を作り、その四隅に針金をロウ付けしてヒスイの枠を作ります。
話が前後しましたが、素材はPt900です。

ヒスイの枠作り

 

次にリングの輪の部分(腕)を作ります。
メレを4ピース一列に並べたデザインです。石枠はフクリン留めで、留める際にミル打ちをします。
ただ、石が0.015ct(直径約1.75mm)と小さいのでフクリン枠を少し厚めにします。
このフクリン枠に甲丸形状のリングをロウ付けして、リングが出来上がります。
(今回、テーパーダイヤは使いません)

リングを下磨きしたら、メレダイヤを留めます。
メレを留め、爪の部分に粒状のミルを打っていきます。

メレダイヤ枠ミル打ち

 

ミル打ちをしたあと、メレダイヤの枠部分を磨き、最後にセンターにヒスイを留めます。

センター石 ヒスイの石留め

 

最終磨きをすれば完成になります。
普段使いも出来るスッキリしたデザインになりました。

ご依頼を有難うございました。

Pt900ヒスイ・ダイヤリング

 

 

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シルバー製ブレスレットの金具修理のご依頼を頂きました。
金具内部のバネが折れていて爪が戻らない状態です。

通常、こうした際は汎用の金具(引き輪、フック、カニカン)に交換となります。
ただ、今回は金具がブレスレットのデザインと統一されており、汎用金具が使いづらい状況。
お客様とご相談させて頂き、中のバネを交換する事にしました。

金具をバラしてみました。
こうした金具は大抵の場合、二つのタイプに分かれます。
一つは外のケースと爪に穴が開けられていてシャフトが貫通してる物。もう一つは、爪にシャフトが付けられていて外ケースの内部に穴が開いているタイプ(シャフトがケース側に付いている場合もあります)。後者の場合は、ケースを開いて爪を入れ、ケースを潰して爪を固定するタイプです。(説明が判り辛くてスミマセン・・・)
今回の場合は、後者のタイプでケース内側にシャフトがあり、爪に穴が開いている物でした。このタイプの場合は、金具にシャフトが通る貫通穴が無いので、よく観察すると判ります。

シルバーブレスの金具修理

 

これまでの経験では、バネが折れる頃になると内部のシャフトも摩耗が進んでいる場合が多くあります。
今回もやはり摩耗が進んでいて、爪の引っ掛かりがかなり少なくなっていました。
コレはご依頼の際に予想されていたので、別の構造(上記説明文の前者)にする事をご相談させて頂いていました。(摩耗した内部のシャフトを修理する事は出来ません)

まずは、ケース内部のシャフト(出っ張り)を削ります。
そして、その部分に貫通穴を開けます。ココにシルバー線を挿し込んでシャフトにします。

シルバーブレスの金具修理 シャフト交換

 

次にバネを作ります。バネ材はスチール線(ピアノ線)。
バネを仕込んだ爪をケースに入れ、シャフトを挿し込んで爪の開閉具合を確認。
スムーズに動く事を確認したら、シャフトを適度な長さにカットして両端を叩いてカシメをすれば出来上がりです。
最後にサッと磨いて完成。
汎用金具への交換よりは修理代は高くなりますが、デザインは崩さずに修理が出来ます。
まずはお問合せ下さい。

ご依頼を有難うございました。

シルバーブレスの金具修理

 

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時計ベルトの長さ調整のご依頼を頂きました。
時計はパテック フィリップです。
現在は、革ベルトが使われていますが、コレをK14ゴールドのベルトへの交換です。

パテック フィリップ 鎖ベルトの長さ調整

 

K14素材のベルトは楕円のクサリを繋いだ形状です。このクサリにシャフトがロウ付けされている構造ですので、端のロウ付けを削り取り、新しいシャフトを挿し込んで端でロウ付けする作業になります。

長さは革ベルトの長さが丁度との事ですので、それに合わせてシャフトを削り取る位置を確認します。
長さを合わせる為に、両方のベルトから数コマずつ外します。
そして、新しいシャフトを挿し込みロウ付け。

パテック フィリップ 鎖ベルトの長さ調整

 

シャフトの出っ張った部分をカットして端面を整形、ロウ付け部分を磨き、全体を軽く研磨すれば完成です。
革ベルトよりこっちのベルトの方がデザインがマッチしていてカッコいいですね。
ご依頼を有難うございました。

パテック フィリップ 鎖ベルトの長さ調整

 

 

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4日土曜日、今シーズン最後のスキーに行ってきました。
場所は木曽エリアにある開田高原マイアスキー場。

周辺のスキー場は3月末で営業を終えていて、標高が高いマイアかおんたけ2240しか開いていません。なので、この日は少々混雑気味。ただ、リフト待ちも最大で5分程度ですので、全く問題無し。

朝一番は曇っていましたが10時頃になると雲が減り、直上の御岳山も綺麗に見えるようになりました。

開田高原マイアスキー場 第二高速ペアリフト上にて

反対側の乗鞍も綺麗に見えます。
この直後の斜面、通称二丁目のバーンは斜度35度近くありますが、この日は雪も緩み少々ボコボコ・・・。小回りで刻まないと飛んで大変な事になりそうでした・・・。

開田高原マイアスキー場 乗鞍を望む

3月に入ってからの暖かい日々が続きましたが、標高の高い3月末では何度か冷え込みあったので雪積がありました。ただ、標高の高いマイアでもこの日はさすがに雪は緩んでいました。
木曽福島スキー場の年パスを持っている友人から聞いた話ですが、木曽福島スタッフから今年の3月の暖かさは経験が無い程だった言われたそうです。(木曽福島スキー場は、3/28までの営業を3/20に切り上げて終了しました)
下のエリアは午前中でもシャーベット、上部は午前の数本滑った後からはかなり荒れが目立つ状態でした。
息子たちは、春休みのダラダラした生活が祟り、昼まで足がもたなかったですね・・・。早々に撤収。
私達もお昼位までが限界。それ以降も滑る事は出来ましたが、気持ちよく滑る事が出来ないと判断して、昼飯時でスキーを終えました。

お昼は、これまでと同様に、キャンプ道具を持ち込んでカップラーメンとパンで昼食。
そのまま、木曽福島の街まで下りて、今シーズン初めての「田口氷菓店」でジェラートを堪能しました。今年は緊急事態宣言があったので去年末からお休みをされていました。3月20日頃3月12日から営業を再開されていたので、ジェラートを買いに寄ってみました。
この日は、抹茶とさくらのダブル。両方共に和テイストにしたので相性バッチリ。旨かったです♪

田口氷菓店でジェラート

今シーズンのスキーは、これで終了です。
我が家は息子の受験があったり、コロナの影響があったりと、例年よりも少なく5回のスキーで終わりました。
特に、雪が豊富にあった1月に殆ど行けなかったのが悔やまれます。
恐らくではありますがこの秋には私達の年代にもコロナウイルスワクチン接種があるでしょうから、来シーズンはこれまでは動きやすくなると思いたいです。
楽しみな時間は、今年末まで暫しのお別れになります・・・。

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