Archive for 6月, 2012

以前の日記で、私の趣味が写真だというのを書きました。
それも、このご時世にデジカメではなく、フィルムで撮っています。
さらに、その9割がモノクローム(白黒)写真です。

写真は撮る事も楽しいのですが、撮った後も楽しいのです。
撮った後の楽しみというのは、プリントする事。

今プリントすると言えば、自宅でインクジェットプリンターなどを使ってプリントするか、写真屋へ持って行ってプリントとなるでしょう。
フィルムとなると、写真屋に持って行かなくては大抵プリントは出来ません。
私の場合・・・
今となっては絶滅危惧と言われる「暗室」を使って自宅で引伸ばし機でプリントをしています。
そのプリントを週末の夜にやっています。

面倒といえば面倒。
ただ、その面倒臭さが面白いのです。
モノクローム写真の場合、入り口であるフィルムを選ぶところから、写真を撮り、フィルム現像をし、印画紙に焼き付けるプリントまで自分で全て完結させる事が出来ます。
全て、自分でコントロールして写真を作る事が出来るというのが面白いところと言ったら良いでしょうか。
今はデジカメで撮って、パソコンで処理、そしてインクジェットでプリント出来ちゃいますが、それと同じでしょうか。
フィルムでの写真作りは、フィルムや印画紙に塗られている乳剤と現像液による化学反応で写真を作って行きます。

そして、余り知られていない事ですが、現像液の種類によってフィルム上の粒子の大きさが変わったり、階調(グラデーション)が変わったり、また印画紙では色合いも変わってきます。
日本語で「白黒写真」と言いますが、白と黒だけじゃなくて、赤や茶が入ったり青や緑が入ったり、また調色と言って処理液の化学反応でセピアやパープルにも変化します。
モノクローム写真は、白黒写真じゃなくて、カラー写真なのです。

残念な事に、フィルムの売上げが減っている事から、フィルムや印画紙の銘柄も減ってきています。(新しく印画紙が発売されたなんて話もありますが)
日本では買える銘柄も減っている事から、印画紙に関しては海外から個人輸入で買ったりもしています。
もしかしたら、この楽しみも手軽に楽しめるのは今が最後の時期なのかもしれません。
やれるところまで、楽しもうと思っています。

印画紙 Kentmere Kentona FB Glossy


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K18WG製の南洋パールのサイズ直しです。

サイズを大きくするのですが、リングの幅も広いのでパールにも熱が加わる可能性が高くなります。
そこで、一旦パールを外します。
そして、サイズ直し。
(画像は、サイズ直しのロー付けが終って、荒削りをした状態です)

そして、磨いてメッキ。
パールは、メッキ液で痛んでしまうので最後に取り付けます。




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IWCの時計ベルトの修理のご依頼です。

ベルト同士を繋いでいるピンの一つが無く、ベルトに隙間が出来てしまっていました。
また、そのままでは、反対側のピンに負担がかかり、削れてその内に外れてしまう可能性もありましたので、今回はこの部分のリペアです。

幸いにも、ベルトのこの部分の周囲のパーツだけ外れてくれましたが、やはり抜け落ちた反対側のピンだけどうしても引っ込みません。
仕方が無いので、このピンは削って取り去る事に・・・。

案の定、ピンの内部にある筈のバネが錆びて無くなり、この錆が原因でピンが固着して動かなくなっていました。
防水性があるのに、何故このバネが錆び易く作られているんでしょうね・・・。

しかし、不思議なのが何故固着した反対側のピンが無くなっているのか?
ピンだけでなく、バネごと抜けてありません・・・。
構造上、片側のピンだけが抜けるというのが不思議です。
ピンがバネで押し出されてて填まり込む溝の長さよりもピン自体が長く、引っ込めてベルトのコマを外してからでないと、ピンが抜けないからです。

今回も、バネはステンレス製に換えてありますので、簡単に錆びることはありません。(ある薬品に浸けると錆びる事はありますが、そんな事はありませんから)

元に組上げて出来上がりです。
何処を修理したのか、パッと見は判らないです。




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昨日は、昼からパソコンのソフトのセミナーに参加する為に名古屋駅に行っていました。
セミナー終了が18時だったので、会社へは戻らずそのままカメラの仲間と飲みに行く約束をしていました。

その友人は、大阪寄りの和歌山に自宅がありますが、何の縁なのか今年の春から担当が愛知県になり、月の半分は県内にいます。
昨日も丁度出張中だったので、それでは飲もうという話になっていたのですが・・・。

他にも何人か集まる予定でしたが、台風の影響で電車が止まり来られず。
私とその友人の二人は、無理をすれば飲める状況ではありましたが・・・やはり、今回は止めた方が良いだろうという話になりました。

家に帰り、風呂にも入り、TVを見ながらゴロゴロとしていると・・・外はやけに静か。
20時少し前には、台風が通過したのか弱い雨がパラパラしている状態でした。

う~ん、飲んでても良かったのか・・・
いや、やっぱり止めて正解だったんでしょうね。
また、今度。


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マリッジリングのオーダーです。
一番のご要望は、

「鍛造で作って欲しい」

と、いうご希望です。

ジュエリーを作る際、大きく分けて2つの作り方があります。
一つは、地金を叩いて伸ばして細工をして作る方法。(鍛造)
もう一つは、ワックスと呼ばれる樹脂を削り、それを石膏に埋没(埋める)して石膏型を焼き、内部のワックスを溶かして空洞を作ります。
この空洞に地金を流し込んで品物を作るロストワックス法というキャスト(鋳造)の方法があります。

マリッジリングなので長く使いたい、刀のように金属を叩き締めて作って欲しいというご希望でした。
特殊なデザインでない限りマリッジリングは鍛造で作ります。
ココココで作り方はご紹介しています。
叩き締めて作って行きますが、「マリッジリング作りの工程 その1」の5番目のところで輪にする為にロー付けをします。
この際、どうしても熱が入る事で地金が少し柔らかくなるのです。

そこで、今回はリングサイズを少し小さめに、リングの地金に少し余裕を持たせて輪にする為のロー付けを行いました。
何故か?

ロー付けで柔らかくなったリングを再度叩き締めて少しでも硬くしようという目論みです。

叩いてサイズを出した後は、成型していきます。
まず、旋盤を使って均等な厚みになるように削ります。

そして、表面に僅かな曲面を付けるように削っていき、バフで研磨します。
最後に、ハワイアンジュエリーのように模様を入れて欲しいというご希望でしたので、見本にお借りしたリングを見ながら模様彫りをします。

これで、出来上がり。




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昨日、ご来店頂いたお客様からお土産を頂きました。

家族で酒を飲むのは私だけなので、コレは誰かに飲まれてしまう事はありません。(笑)

有難うございました!


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辰年だから・・・と、お客様から龍(ドラゴン)をモチーフにしたリングのオーダーを頂きました。

目には0.08ctのブルーダイヤを、手には1ctのダイヤを握り締めています。
全体はキャスト(鋳造)で作りましたが、ウロコはちゃんとタガネで一枚一枚打ちこんで表現してありますので、シャープで立体感もあります。

かなりインパクトがあるリングだと思います。


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ゴローズバングルの修理のご依頼です。
今回は、ターコイズ入り。

残念ながら、これまでのゴローズバングルのように修理は出来ません。
ロー付けをする上で熱を加えなければいけないので、オリジナルで入っているターコイズは割れてしまいます。
お客様に了解を頂いてターコイズは新しく入れ直す事にしました。

ターコイズは・・・惜しいのですが、割ってしまいました。
そして、これまでのバングルと同様に裏側にプレートを一枚入れてロー付け。

そして、ターコイズを用意します。
販売されている規格サイズよりも小さかったので、一回り小さく石を削ります。

そして、ターコイズを留めていきます。

石留めの後、バングルを磨き、縄の部分を黒染め。
そして、最後に軽く最終磨きをして出来上がり。




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ちょっと日が過ぎてしまいましたが・・・

先日の金星の太陽面通過の写真を撮ってみました。
コレが仕事が始まる頃なので、午前9時前後。

そして、時間が経って午後1時頃。

中央に薄く見える点(点を結ぶと三角形)は、恐らく黒点なのだと思います。
三角形の形が回転しているのは、地球の自転と関係しているのかな?

今年は太陽が絡んだ2度目の天体ショーを楽しめました。


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現在仕事で使っているマイクログラインダーの調子が悪くなりました。
その部分は、チャック。

チャックという部分はモーター部に工具を取り付ける部分で、ココの締まりが悪くなり工具がシッカリと留まりません。
地金を削っている時に、少し負荷がかかると空回りしてしまいます。

そこで、チャックのパーツを交換しました。

右が新しいパーツ、左がこれまで使ってきたパーツ。
隙間にこれだけ差があります。
少しずつですが、チャックが削れて磨耗していったからです。

このマイクログラインダー、いつ買ったのかと調べてみたら・・・2007年末でした。
4年半かぁ~・・・交換までの時間が早いのか、遅いのか・・・。


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K18WGのダイヤハーフエタニティリングを、フルエタニティリングへのご依頼です。

ハーフエタニティリングとは言っても地金だけの部分はほんの僅かです。
ダイヤの数で4個分。

まずは、地金の厚み調節。
地金部分の厚みが薄く、このままダイヤを彫留めするとダイヤのキューレット(裏側の尖った部分)が飛び出てしまいます。
地金部分をカットし、ダイヤが入っている部分と厚みを合わせます。
ロー付けをする際にバーナーで熱を加えるので、ダイヤにも熱が加わります。
このままでもロー付けは出来そうですが、念の為にカットする部分の両脇の石を1個ずつ外します。

サイズ直しをした後に、ダイヤを留める部分の穴を開けます。

石留めです。

石留めが終ったら軽く研磨をして、最後にロジウムメッキ(プラチナメッキ)で仕上げをして出来上がりです。




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