以前の日記で、私の趣味が写真だというのを書きました。
それも、このご時世にデジカメではなく、フィルムで撮っています。
さらに、その9割がモノクローム(白黒)写真です。

写真は撮る事も楽しいのですが、撮った後も楽しいのです。
撮った後の楽しみというのは、プリントする事。

今プリントすると言えば、自宅でインクジェットプリンターなどを使ってプリントするか、写真屋へ持って行ってプリントとなるでしょう。
フィルムとなると、写真屋に持って行かなくては大抵プリントは出来ません。
私の場合・・・
今となっては絶滅危惧と言われる「暗室」を使って自宅で引伸ばし機でプリントをしています。
そのプリントを週末の夜にやっています。

面倒といえば面倒。
ただ、その面倒臭さが面白いのです。
モノクローム写真の場合、入り口であるフィルムを選ぶところから、写真を撮り、フィルム現像をし、印画紙に焼き付けるプリントまで自分で全て完結させる事が出来ます。
全て、自分でコントロールして写真を作る事が出来るというのが面白いところと言ったら良いでしょうか。
今はデジカメで撮って、パソコンで処理、そしてインクジェットでプリント出来ちゃいますが、それと同じでしょうか。
フィルムでの写真作りは、フィルムや印画紙に塗られている乳剤と現像液による化学反応で写真を作って行きます。

そして、余り知られていない事ですが、現像液の種類によってフィルム上の粒子の大きさが変わったり、階調(グラデーション)が変わったり、また印画紙では色合いも変わってきます。
日本語で「白黒写真」と言いますが、白と黒だけじゃなくて、赤や茶が入ったり青や緑が入ったり、また調色と言って処理液の化学反応でセピアやパープルにも変化します。
モノクローム写真は、白黒写真じゃなくて、カラー写真なのです。

残念な事に、フィルムの売上げが減っている事から、フィルムや印画紙の銘柄も減ってきています。(新しく印画紙が発売されたなんて話もありますが)
日本では買える銘柄も減っている事から、印画紙に関しては海外から個人輸入で買ったりもしています。
もしかしたら、この楽しみも手軽に楽しめるのは今が最後の時期なのかもしれません。
やれるところまで、楽しもうと思っています。

印画紙 Kentmere Kentona FB Glossy


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