リフォームのご依頼のご紹介です。

以前、当店で1個石のダイヤペンダントを作らせて頂きました。
ダイヤは1.6ctオーバー、爪は6本爪のシンプルなデザインです。
そのダイヤを使って、周りをレール留めのダイヤを放射状に配置するデザインでリフォームをさせて頂きました。
(デザインはお客様からのご希望です)
今回オーダー頂きました素材はK18YGです。

まず、中石の爪を作ります。
爪はフクリン留めなので、6本爪の枠はこのまま改造して使う事が出来ません。

次にレール留めの爪を作ります。
デザイン画を描いた際にレール部分は全部同じメレダイヤサイズでデザインしましたが、実際に作り始めると1.6ctダイヤの直径の関係で中心部分のレール同士が当たってしまいます。
そこで、メレダイヤは中心近くは小さ目に、少しずつ大きく変更をする事となりました。

レール留め爪は、同じ物が16本必要なので、この部分はキャスト(鋳造)で作ります。
マスター型を作ります。

マスター型

今回は、プラチナで型を作ります。
マスター型をどの素材で作るのか職人ごとに違うのですが、私は作業がし易い(と思う)Pt900で作っています。

型が出来たら、ワックスを取り、キャストで量産します。

量産レール爪

キャストが出来た爪は下磨きまで終わらせ、周りの外輪部分を作ります。
中央のフクリン留めの爪へレール留め爪を十字にロー付けし、それを外輪にロー付けします。
その開いた部分に、更にレール爪をはめ込んでロー付け。

ロー付け作業

このロー付け作業の際、やはり中央部分の隣ったレール留め爪が当たってしまいます。
全てのレール爪の中央部分は斜めに削り、寄せてロー付けしていく事となりました。

ロー付けが終わったら、研磨作業。

枠作り完了

磨き終わったら、石留をしていきます。

石留作業

石を留め終えたら、最後に仕上げ磨きをして完成となります。

放射状ペンダント

直径で5cm程のサイズ、かなりゴージャスなペンダントになりました。

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