Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
| Leave A Comment | リングのサイズに関して はコメントを受け付けていません
リングのサイズに関してお問い合わせを頂く事が沢山あります。
リングのサイズは、何処で合わせるのが良いのでしょうか?
販売員や職人によってマチマチなのが申し訳ないのですが、私個人としては「指の節(関節)」で合わせるのが基本と考えています。
人の指は、骨、腱、靭帯、血管、神経、筋肉、脂肪、皮膚、で構成されています。
その中で、骨の形状、筋肉と脂肪の付き具合がリングのサイズに大きく関わってきます。
まずは、骨。
骨は関節の部分が太く、関節と関節の間が細くなっています。
この事から、関節部分でリングサイズを合わせるのが良いと思います。
ただ、良く耳にするのが「リングを填めると回ってしまう・・・」と言う事例。
コレは致し方ないと思います。
先の骨の形状から、リングが填っている部分と言うのは骨が細くなっています。
太い関節でリングサイズを合わせる関係上、細くなる部分で回ってしまうのは止むを得ないのです。
もう一点、リングサイズを合わせる際、皮膚も関わってきます。
関節で指が曲がる事から、皮膚に余裕(ダブつき)がありコレがリングの脱着の際に引っ掛かるのです。
私個人の考えとして、「関節部分で少し引っ掛かりがありながら脱着が出来るサイズ」というのがベストだと思います。
また、リング幅が5mm以上になると、キツくなります。
幅が広い事から指との抵抗が増えるので、サイズを大きく合わせる必要が出てきます。
リング内側の形状にもよりますが、0.5~1号程大きくする事で装着感が良くなります。
指に筋肉や脂肪が付いている方の場合、関節で合わせるよりも指の奥でサイズを合わせる方がよい場合もあります。
この際は、リングが回ってしまう事が殆どありません。
最後に、リングサイズが少しきつく、リングを填める事が出来たけれど抜けなくなった時はどうするか?
先に書きました関節部分の皮膚が寄ってしまい、抜くのを邪魔している事が多くあります。
こう言う時には、指を軽く曲げ、手の甲側から少しずつズラす事で比較的楽に外す事が出来ます。
指を曲げる事で皮膚を伸ばして外し易くすると言う方法です。
コレで外れなければ・・・石鹸水を付けて同じように外す。
コレでもダメならば・・・リングをカットするしかありません・・・。
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