Archive for 8月, 2012

気が付くと、朝からあれだけウルサク鳴いていたセミの声も聞こえなくなり、夜になるとコオロギの鳴声が聞こえてきます。
虫の世界は秋到来なのですが・・・天気は、以前として夏ですね・・・。
周りがアスファルトだらけの我が家では夜も28度をなかなか下回らず、未だにエアコンと扇風機が無ければ熟睡出来ません・・・。

久しぶりに、IWCポルシェデザインのチタンベルトの修理依頼が来ました。
修理箇所はいつもと同じ、ベルト金具の蝶番のパイプのロー付けが外れているところ。
旋盤でチタン棒からパイプを削り出し、ロー付け。
ロー付けの後は、真っ黒にカーボンが付いた部分を取り除いて艶消し処理です。

艶消しの具合もオリジナルに近い程度まで出来るようになりました。
ただ、まだ完璧ではないですけど・・・。
強度が必要な箇所の修理は難しいです。

お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る

ヒスイのプラチナペンダントを、リングへのリフォームのご依頼です。

ペンダントは、シンプルに4本爪のプラチナ枠で留まっているものです。
このヒスイをダイヤで取巻きにしたデザインへのご希望です。
旧枠は、このまま使えます。
一旦ヒスイを外し、ダイヤの台座部分を作ります。
ダイヤの枠は、上から見た時に水平になるのではなく、斜めに傾斜させて作ります。

そして、腕を作ります。
腕は、ヒスイが乗る台座の高さが高くなるので、横から見た時に二本に分かれる形状に。
見た目にも綺麗ですし、使うプラチナの量(重さ)も減らせます。

パーツ同士をロー付けし、バフ研磨して枠を完成させます。
そして、石留め。

ダイヤ枠は、隣あったダイヤの隙間ギリギリに作ったので、ダイヤ同士が重ならないように決めた場所に留めていきます。
行き当たりばったりで作っているように感じるかもしれませんが、ダイヤは番号を付けてその番号通りの場所へ留めてます。

そして、完成。

リフォーム前のペンダントからは、見違えるようなリングに生まれ変ったと思います。


お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る

チョーカーの金具のバネが折れたのか、ユルユルになってしまったので・・・と、この金具の修理のご依頼を頂きました。
ピンの頭を削って外してみると、バネが折れています。

このバネも、どうやらスチール製のようです。
汗などの水分や塩分が原因なのか錆びて、バネが折れています。
このバネを作り替えます。
その際のバネは、ステンレスバネ。

バネを元に戻して、ピンを差込み、ピンの頭を叩いてカシメをして出来上がりです。

この際、新しく作る時のように金具全体を削ってピンの存在が無いようには出来ず、どうしてもピンの周囲が判ってしまいます・・・。
金具を削ってしまえば判り辛くなりますが、そうすると金具の強度が落ちてしまう・・・。
ロー付けが出来ればコレも解消しますが、そうするとバネ性が無くなりユルユルになってしまう。
耐熱性バネが手に入ればロー付けも可能ですが、スチールはあってもステンレス製はありません。
この点は、今のところ、ご了承頂きたいところではあります・・・。


お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る

K18製ピルケースペンダント(ニトロケース)作りのご依頼です。

お客様から寸法のご指定がありました。
パッキン内蔵で、内径が9mm、縦寸が33mm、横寸が12mm。

まずは、CADで図面を引きます。
お客様のご希望でパッキン内臓タイプなのですが、そのパッキンは規格品を使っているのでこのサイズは大幅に変えられません。
特に、線径。(パッキンの断面直径)
内寸とパッキン線径を基準にして図面を引くと、どうしても横寸(外直径)は13mm弱にしかなりません。
お客様にはこのサイズをご了解頂いて作りました。

外側は、お客様のご希望で艶消しの縦模様に仕上げてあります。

この品物にプラスチックケースを入れて納品させて頂きました。
ネジの締め方にもよりますが、防水が二重になっているので簡単には水は入らないと思います。


お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422(営業時間中にお願い致します)
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る

話題がズレてしまいますが、お盆休みのお話。

営業が終った9日の夜、カミさんの実家の新潟へ帰省していました。
今回も夜の高速道路の深夜割引を使う為に日付が変わる0時までは高速道路上に居なければと思ってましたが、納品する仕事が終らず出発したのが遅くなってしまったのでそんな心配は要らず。
ただ、いつもよりも疲れました・・・。

翌日から、家族サービス。
近くの海に釣りに行ったり、ぶどう狩りに行ったり、映画を見に行ったり・・・。

帰りも深夜割引を使う為、14日の夕方に新潟出発、名古屋着は1時過ぎでした。
そして、15日中は片付けをしながら、一日ダラダラと・・・。
16日からは通常営業をしていますが、体調がまだスッキリしません。
どこかでシッカリと休まないと・・・。

9日の営業時間中にあるお客様に対して大変誠意の無い対応をしてしまい、大変ご迷惑をかけてしまいました・・・猛省です・・・。
タラレバですが、時間を戻す事が出来れば・・・。


お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る

マリッジリングの修理のご依頼です。
無くしてしまったリング・・・見つかったそうですが、見つけた時には車に踏まれたのか傷だらけ・・・。

深い傷もあり、このまま磨きヘラで擦って傷を馴染ませたとしても、深い部分は残ってしまいます。
出来るだけ綺麗にして欲しいというご希望でしたので、Tig溶接機で傷を埋める事にしました。

幸いにも、片側は傷が少なかったので、傷の多い面だけを重点に埋めていきました。
途中で、どうしても深い傷の部分は直らないので、2~3箇所だけプラチナ材を足して傷を埋めました。
そして、磨きヘラで全体を馴染ませ、1000番そして2000番の耐水ペーパーで研磨。
バフがけして、出来上がりです。
お客様には大変感激されたので、修理をした甲斐がありました。

どの工程でも同じですが、傷の谷間まで削ってしまう事はしません。
研磨作業でも結局はミクロン単位ではありますが削り取ってしまう事になるので、可能な限り厚みや幅を変えない事が重要です。
大切な品物ですので、形が変わってしまっては台無しですから。


お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る

3ctダイヤのリフォームのご依頼です。

シンプルな枠のペンダントに使っていた3ctのダイヤを、メレダイヤをパヴェ留めした枠へリフォーム。
ダイヤが大きいので、凄くゴージャスになりました。




お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る

オパールのリングの石が無くなってしまったので、石合わせのご依頼がきました。

オパールの石合わせ、非常に難しいのです。
同じような色を発色する石を探すのが困難、またそれが見つかったとしても今回のように研磨しなければなりません。
そこで、今回はお客様の了承を得て、京セラが作った人工オパールのルミックオパールで石合わせをする事にしました。

塊から切り取り、削っていきます。

天然のオパールのように硬くないので、削るのも簡単ですし、研磨も簡単に出来ます。
大きさを合わせ、リングに接着。
そして、表面をリング形状に合わせて削り、最後に磨いて完成。

残念ながら天然オパールと色や結晶繊維の入り方が違うのは妥協して頂かなければなりませんが、何とか出来上がりました。
無くなった石の隣の石も、欠けがあったので、ココにも小さなルミックオパールを入れ、紫外線硬化樹脂を流して研磨しておきました。


お問い合わせは
メールフォームはこちらから
お電話は 052-531-2422
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
当店Homeへ戻る