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仕事で使っているSDカードをデジカメに差し込む際に引っ掛けたら・・・
Lockピンが折れてしまいました・・・。

折れたままデジカメに差し込んで確認したら、ロックがかかったままになってしまったので撮影してもカードに記録出来なくなってしまいました・・・。
読み込み専用のカードになっちゃった。
安いSDカードを使ってたから?という訳でもないんでしょうが。

別に持っていたレキサーのエクストリームを使う事にしました。
こっちは評判も良いですしね。


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一時より涼しくなってきたので、先週末は久しぶりに写真の暗室作業をしました。
夏に暗室作業をやろうにも、暑くて現像液の温度は上がるし、何よりも汗ダラダラになってしまうので、フィルムや印画紙に手垢が付いたりして出来ませんから・・・。

さて、シルバー製コンチョの石交換のご依頼です。
石はターコイズで、お使いになっている内にヒビが入ってしまいました・・・その石を新しい物と交換です。

石は、勿体無い感じはしますが、割って取り出します。
その作業中に気付いたのですが、石の下にプラスチックの板が挟んであります。

実は、以前にバングルの石交換の際も同じように板が敷かれていました。
単なる嵩上げなのか?

今回は、石の厚みも十分ありますので、板は取り外して石留めしました。
石留めは、ターコイズを割った後に、枠を内側から叩き出して石枠を広げます。
その広げた枠に合うように、石を削り、石留め。
出来るだけ均等にタガネで叩いて留めていきます。
均等に叩かないと枠の表面がガタガタになってしまい、枠の表面を削り慣らす際に沢山削り取らなければなりませんから・・・。
枠も薄くなってしまいますからね。

最後に磨いて出来上がりです。




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気が付くと、朝からあれだけウルサク鳴いていたセミの声も聞こえなくなり、夜になるとコオロギの鳴声が聞こえてきます。
虫の世界は秋到来なのですが・・・天気は、以前として夏ですね・・・。
周りがアスファルトだらけの我が家では夜も28度をなかなか下回らず、未だにエアコンと扇風機が無ければ熟睡出来ません・・・。

久しぶりに、IWCポルシェデザインのチタンベルトの修理依頼が来ました。
修理箇所はいつもと同じ、ベルト金具の蝶番のパイプのロー付けが外れているところ。
旋盤でチタン棒からパイプを削り出し、ロー付け。
ロー付けの後は、真っ黒にカーボンが付いた部分を取り除いて艶消し処理です。

艶消しの具合もオリジナルに近い程度まで出来るようになりました。
ただ、まだ完璧ではないですけど・・・。
強度が必要な箇所の修理は難しいです。

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ヒスイのプラチナペンダントを、リングへのリフォームのご依頼です。

ペンダントは、シンプルに4本爪のプラチナ枠で留まっているものです。
このヒスイをダイヤで取巻きにしたデザインへのご希望です。
旧枠は、このまま使えます。
一旦ヒスイを外し、ダイヤの台座部分を作ります。
ダイヤの枠は、上から見た時に水平になるのではなく、斜めに傾斜させて作ります。

そして、腕を作ります。
腕は、ヒスイが乗る台座の高さが高くなるので、横から見た時に二本に分かれる形状に。
見た目にも綺麗ですし、使うプラチナの量(重さ)も減らせます。

パーツ同士をロー付けし、バフ研磨して枠を完成させます。
そして、石留め。

ダイヤ枠は、隣あったダイヤの隙間ギリギリに作ったので、ダイヤ同士が重ならないように決めた場所に留めていきます。
行き当たりばったりで作っているように感じるかもしれませんが、ダイヤは番号を付けてその番号通りの場所へ留めてます。

そして、完成。

リフォーム前のペンダントからは、見違えるようなリングに生まれ変ったと思います。


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チョーカーの金具のバネが折れたのか、ユルユルになってしまったので・・・と、この金具の修理のご依頼を頂きました。
ピンの頭を削って外してみると、バネが折れています。

このバネも、どうやらスチール製のようです。
汗などの水分や塩分が原因なのか錆びて、バネが折れています。
このバネを作り替えます。
その際のバネは、ステンレスバネ。

バネを元に戻して、ピンを差込み、ピンの頭を叩いてカシメをして出来上がりです。

この際、新しく作る時のように金具全体を削ってピンの存在が無いようには出来ず、どうしてもピンの周囲が判ってしまいます・・・。
金具を削ってしまえば判り辛くなりますが、そうすると金具の強度が落ちてしまう・・・。
ロー付けが出来ればコレも解消しますが、そうするとバネ性が無くなりユルユルになってしまう。
耐熱性バネが手に入ればロー付けも可能ですが、スチールはあってもステンレス製はありません。
この点は、今のところ、ご了承頂きたいところではあります・・・。


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K18製ピルケースペンダント(ニトロケース)作りのご依頼です。

お客様から寸法のご指定がありました。
パッキン内蔵で、内径が9mm、縦寸が33mm、横寸が12mm。

まずは、CADで図面を引きます。
お客様のご希望でパッキン内臓タイプなのですが、そのパッキンは規格品を使っているのでこのサイズは大幅に変えられません。
特に、線径。(パッキンの断面直径)
内寸とパッキン線径を基準にして図面を引くと、どうしても横寸(外直径)は13mm弱にしかなりません。
お客様にはこのサイズをご了解頂いて作りました。

外側は、お客様のご希望で艶消しの縦模様に仕上げてあります。

この品物にプラスチックケースを入れて納品させて頂きました。
ネジの締め方にもよりますが、防水が二重になっているので簡単には水は入らないと思います。


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話題がズレてしまいますが、お盆休みのお話。

営業が終った9日の夜、カミさんの実家の新潟へ帰省していました。
今回も夜の高速道路の深夜割引を使う為に日付が変わる0時までは高速道路上に居なければと思ってましたが、納品する仕事が終らず出発したのが遅くなってしまったのでそんな心配は要らず。
ただ、いつもよりも疲れました・・・。

翌日から、家族サービス。
近くの海に釣りに行ったり、ぶどう狩りに行ったり、映画を見に行ったり・・・。

帰りも深夜割引を使う為、14日の夕方に新潟出発、名古屋着は1時過ぎでした。
そして、15日中は片付けをしながら、一日ダラダラと・・・。
16日からは通常営業をしていますが、体調がまだスッキリしません。
どこかでシッカリと休まないと・・・。

9日の営業時間中にあるお客様に対して大変誠意の無い対応をしてしまい、大変ご迷惑をかけてしまいました・・・猛省です・・・。
タラレバですが、時間を戻す事が出来れば・・・。


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マリッジリングの修理のご依頼です。
無くしてしまったリング・・・見つかったそうですが、見つけた時には車に踏まれたのか傷だらけ・・・。

深い傷もあり、このまま磨きヘラで擦って傷を馴染ませたとしても、深い部分は残ってしまいます。
出来るだけ綺麗にして欲しいというご希望でしたので、Tig溶接機で傷を埋める事にしました。

幸いにも、片側は傷が少なかったので、傷の多い面だけを重点に埋めていきました。
途中で、どうしても深い傷の部分は直らないので、2~3箇所だけプラチナ材を足して傷を埋めました。
そして、磨きヘラで全体を馴染ませ、1000番そして2000番の耐水ペーパーで研磨。
バフがけして、出来上がりです。
お客様には大変感激されたので、修理をした甲斐がありました。

どの工程でも同じですが、傷の谷間まで削ってしまう事はしません。
研磨作業でも結局はミクロン単位ではありますが削り取ってしまう事になるので、可能な限り厚みや幅を変えない事が重要です。
大切な品物ですので、形が変わってしまっては台無しですから。


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3ctダイヤのリフォームのご依頼です。

シンプルな枠のペンダントに使っていた3ctのダイヤを、メレダイヤをパヴェ留めした枠へリフォーム。
ダイヤが大きいので、凄くゴージャスになりました。




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オパールのリングの石が無くなってしまったので、石合わせのご依頼がきました。

オパールの石合わせ、非常に難しいのです。
同じような色を発色する石を探すのが困難、またそれが見つかったとしても今回のように研磨しなければなりません。
そこで、今回はお客様の了承を得て、京セラが作った人工オパールのルミックオパールで石合わせをする事にしました。

塊から切り取り、削っていきます。

天然のオパールのように硬くないので、削るのも簡単ですし、研磨も簡単に出来ます。
大きさを合わせ、リングに接着。
そして、表面をリング形状に合わせて削り、最後に磨いて完成。

残念ながら天然オパールと色や結晶繊維の入り方が違うのは妥協して頂かなければなりませんが、何とか出来上がりました。
無くなった石の隣の石も、欠けがあったので、ココにも小さなルミックオパールを入れ、紫外線硬化樹脂を流して研磨しておきました。


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シルバー製の鈴の修理のご依頼です。

鈴を落とした後に踏んでしまい、潰れてしまっていました。

この程度ならば、何とか修理が出来るだろう・・・と、ご依頼を受ける事にしました。
まずは、型を作ります。
このまま叩いても折れた角が元には戻りません。
真鍮を旋盤で削り、芯の無い鉛筆の先のようにします。

コレに鈴を当てて少しずつ広げていきます。
一気に広げようとすると、どこかに歪みが出て、更にソコも修復しなければならないので少しずつ・・・無理をせずに。
この時、熱は加えません。
バーナーで熱を加えてシルバー地金をなませば柔らかくなり広げるのが簡単になるかもしれませんが、丸管なども柔らかくなるので、広げる際にココも曲がってしまう可能性もあります。
紐も付いていますからね、バーナーで熱を加えると燃えてしまいます。

ちょっとずつ広げて、最後に表面を軽く磨き、内側の擦れて黒染めが取れた部分に再度黒染めを施して出来上がりです。

完全な円ではありませんが、実用には十分。
お客様にも満足して頂けました。
コレも、他店では断られたそうです・・・。
この程度の仕事、何で出来ないのか・・・本当に出来ないのか、面倒だからやりたくないのか・・・。




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先日の土曜日、久しぶりに岐阜県の荘川へ写真を撮りに行ってきました。

朝7:00頃に友人と待ち合わせをして、一路荘川へ。
ところが、名神高速道路一宮ICで既に渋滞・・・ユックリと動いていたので、ロスは15分程度で済みましたが、子供達も夏休みに入って行楽客が多いのかこんな朝早くでも渋滞するんですね・・・。
その後は、順調に進みましたが・・・。

現地に着くと、ビックリ。
川の様子が変わっています・・・。
去年この時期に同じ所撮影に行きましたが、その時に川縁に大木があってその直ぐ脇に人が乗れる程の苔むした岩がありました。
今年もそこを目指して行ったのですが・・・その岩がありません。
岩はあったものの、サイズが二回り以上も違います。
下流を見渡すと似たような岩がありましたが・・・流されてしまったのでしょうか・・・?

それよりも・・・実は撮影どころじゃありませんでした・・・。
その原因は、「アブ」
車を止めて川の様子を眺めていると、大きなスズメバチに襲われそうになりました。
慌てて車の中に逃げ込みましたが、車にパンパンと当たる音が聞こえます。
ガラス越しに見た虫は、スズメバチでは無く、色や模様が似ているヤマトアブ。
腹の模様は縞々ですが、顔がアブです。
去年、ココに行ったのは7月の頭でした。
今年は7月末。
時期的にアブの大発生する時期にさしかかってはいましたが、これ程多いとは・・・。
しかも、名前が判りませんが、グレー色の小さめのアブも・・・。
コイツに刺されると、腕が二倍程に腫れあがるので要注意。

少し川沿いを走り場所を少し変えてみましたが、アブの襲撃は変わりません。
諦めて退散する事にしました・・・。

行って帰って・・・ドライブしただけ。
今年は7月中の天気が良くなくてこの時期になってしまいましたが・・・虫を甘く見てました・・・。
残念。


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イヤリングからリングへリフォームして欲しいと言うご依頼を頂きました。

Pt900の透かしの地金パーツの中にブルーダイヤが留められ、外枠がK18です。
この湾曲しているイヤリングの金具部分をカットして、2つを合わせてリングに出来ないか?というご希望です。
他店で聞かれたそうですが、出来ないと断られたそうです・・・。
色々と方法を考え、また品物の地金や石の種類、構造などを考えて、引き受ける事にしました。

イヤリング金具をカットして、心金(リングのサイズを測る棒)にあてがって、リングにする際に両方使えるのか?それとも片方だけしか使えないのか?・・・まずは、それを調べました。
ご希望のサイズは14.5号。
このサイズからイヤリングは2つとも使えました。
しかし、このサイズでも少し隙間が空くので、空いた部分に平打ち状の地金を足すことにします。

イヤリングの端の形が違うので、デザインを2案ご提案しました。
黄色の部分は地金を足す部分です。
まずは、デザイン案1

デザイン案2
両方デザイン共に、上段が上面、下段がリングの下(手のひら側)です。

お客様のご希望はデザイン案1で決定。
平打ち部分を作ります。

両方を合わせてロー付け。
そして、平打ち部分もロー付け。
磨いて出来上がり。

イヤリングがボリュームのあるリングに代わりました。
ご希望通りに品物が出来上がって、満足して頂けたのは良かったです。


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今朝、朝飯を食べながらテレビを見えてて・・・驚きました。

イチローがヤンキースへトレードだって。
しかも、その初戦がマリナーズ戦でスタメン入りらしい・・・。

大リーグの世界は情だなんだとかなくてドライですね~。


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K18製の時計ベルトの長さを短くして欲しいというご依頼です。

赤くマジックで塗られている部分をカットです。

このタイプのベルトの場合、そのままカットしてしまうとバラバラになってしまいます。
そこで、最初にカットする部分にロー材を流して固めてしまいます。
ただ、この固める部分が広すぎると、後から曲がらなくなってしまうので、慎重に行わなければなりません。

カットした後は、金具を取り付けるパイプをロー付けします。
この際も、パイプをそのままロー付けしただけでは表側から見えてしまうので、パイプが隠れるようにベルトを薄く削ります。

そして、ロー付け完了。

金具を取り付けて、出来上がりです。

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先日、取引先の営業さんが当店に起こしになり、こんな話がありました。

「鍛造のリングが売れている」

鍛造というのは、素材を叩き素材の結晶間の隙間を詰めて硬く硬化させていく方法です。
上記の方法は、冷間鍛造と呼びますが、簡単に言うと地金をカナヅチなどで叩いて品物を作る方法です。

この方法で作る事は、ジュエリーを作る上で一番シンプルな作り方です。
言わば、基礎中の基礎。
私もこの仕事を始める時には、何本も作って練習をしました。
それが、今になって何故脚光を浴びているのか・・・?
しかも、当店ではごく普通に作っている方法なのに・・・。

この鍛造とは別に、鋳造と言う作り方があります。
簡単に言うと、型に地金を流し込んで作る方法です。
このブログの右側にある「search」という所に、「鋳造」「キャスト」と入れて検索して頂くとその項目が出てきますので、ご覧下さい。

鍛造、鋳造、それぞれメリット・デメリットがあります。
品物のデザインなどにも関わってきますので、一概にどちらが優れているとも言い難いのです。
そんな中、鍛造だけを取り上げてもなぁ~・・・と、言うのが私の本音。

マリッジリング(結婚リング)で鍛造品を探している方、希望される方に、盲点があるので注意しましょう。
鍛造で作られたと言われる品物、本当に最後まで叩き締めて鍛え上げた地金なのか?
リングを作る際、ローラーなどで伸ばしたりカナヅチで叩いたりして地金を伸ばして行きます。
そして、棒状になった素材を丸くリング状にして、その継ぎ目にロー材を挟み込みロー付けをして繋ぎます。
実は、この際に地金は柔らかくなってしまうのです。
コレを「焼鈍し」と言います。
素材の結晶間を叩き詰めてしまっても、熱を加える事で結晶が大きくなり柔らかくなってしまうのです。

当店でも鍛造のマリッジリングを作り、ココで紹介しました。
上記のようにリングで柔らかくなってしまったリングを、再度叩き締めてその後は熱処理せずに仕上げて行きます。

ただ、硬さだけを求めているのであれば、それよりも重要なのは素材そのものが大事。
混ぜられている金属と割合が重要なのです。
特に、プラチナの場合、一般的に割金で使われているのはパラジウム。
コレは幾ら叩き締めても硬さはそれ程硬くなりません。
当店で使っているのは、ハードプラチナとして手に入るルテニウム割り。
他には、当店では使っていませんがイリジウム割り、コバルト割りなどがあり、一番硬いのはタングステン割りですが扱いが難しくて残念ながらこの素材は現在は作られていないので手に入りません。
また、銅のみの割金もありますが、こちらは凄く硬くなるのでPt900ではなくPt950となるのが一般的・・・そして、少し黒味が強くなるので、メッキが必要な場合もあります。

また、キャスト(鋳造)も、当店で使っているキャスト機は溶湯鍛造とも呼ぶ、地金を型に流した瞬間に数気圧の加圧をして固まるまで加圧し続けるするキャスト機なので、一般的な鋳造品よりは硬く仕上がっているのだと思います。

ダラダラと色々書きましたが、鍛造って今更取り挙げるような特殊な作り方じゃないんです。
作り方だけにとらわれる事なく、素材やデザインなど総合的に考えて頂くのが良いと思いますよ。
まずは、気に入ったお店に問い合わせ、相談する事から始めて下さい。


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今回もゴローズバングルの修理です。

ココで何度も紹介をしていますが、今回の修理ではバングル自体は折れてはいません。
ですが、既に亀裂が入り、いつ折れてもおかしくない状態でお問い合わせがあり、修理をさせて頂く事になりました。

裏側(内側)には既に亀裂が走り、幅全体の2/3程に達しています。
表側(表面)に亀裂は一見すると無いようにみえますが・・・
良く見ると、ゴールドのプレートに沿って亀裂が入っているのが確認出来ました。(赤矢部の間)

一番上の画像を見て頂くと判るとおもいますが、バングルは捻りが加わり、平らに置けません。(片側が机についていますが、反対側は浮いています)
折れないように全体の形をそっと成型をして、いつものように裏側に補強プレートを一枚追加してロー付けをしました。




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以前、こちらで日記にしたカブトムシの幼虫、羽化が始まりました。

ところが・・・

今朝、廊下の壁にカブトムシが張り付いていました・・・。
どうも、羽化した成虫が逃げ出したみたい。

家の中でカブトムシ狩りが出来ます。(苦笑)
しかも、カブトムシ独特な臭いが漂ってます・・・。
コレで30数匹成虫になると、どうなるのやら・・・。


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昨夜、インターネットを見てて、あるニュースが目に飛び込んできました。

「セルジオ・ピニンファリーナ氏 死去」

知らない方が多いと思いますが、ピニンファリーナ氏はイタリア車などの工業デザイナーでフェラーリやマセラティ、アルファロメオなどの車のデザインに関わってきました。
美しいボディラインは、私も大好きだったのですが・・・。

享年85歳、ご冥福をお祈りします・・・。


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シルバー製のバングルの修理です。

バングルの形状が一枚板ではなく、模様状に作られています。
以前からココで紹介していますが、バングルを装着する際にバングルの中央に力が集中します。
装着する際に伸ばし、装着した後にはフィット感を得る為に縮めて・・・ソレを繰返していると、ゴローズの板状バングルでも中央で折れてしまいます。
この品物も良いデザインではあるのですが・・・。

折れた箇所をロー付けするだけでは、また同じ箇所から折れてしまうので裏側に補強板をロー付け。
お客様にも装着時のアドバイスもしました。

バングルは、脱着時に形を変えないのが長く使うコツです。


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以前の日記で、私の趣味が写真だというのを書きました。
それも、このご時世にデジカメではなく、フィルムで撮っています。
さらに、その9割がモノクローム(白黒)写真です。

写真は撮る事も楽しいのですが、撮った後も楽しいのです。
撮った後の楽しみというのは、プリントする事。

今プリントすると言えば、自宅でインクジェットプリンターなどを使ってプリントするか、写真屋へ持って行ってプリントとなるでしょう。
フィルムとなると、写真屋に持って行かなくては大抵プリントは出来ません。
私の場合・・・
今となっては絶滅危惧と言われる「暗室」を使って自宅で引伸ばし機でプリントをしています。
そのプリントを週末の夜にやっています。

面倒といえば面倒。
ただ、その面倒臭さが面白いのです。
モノクローム写真の場合、入り口であるフィルムを選ぶところから、写真を撮り、フィルム現像をし、印画紙に焼き付けるプリントまで自分で全て完結させる事が出来ます。
全て、自分でコントロールして写真を作る事が出来るというのが面白いところと言ったら良いでしょうか。
今はデジカメで撮って、パソコンで処理、そしてインクジェットでプリント出来ちゃいますが、それと同じでしょうか。
フィルムでの写真作りは、フィルムや印画紙に塗られている乳剤と現像液による化学反応で写真を作って行きます。

そして、余り知られていない事ですが、現像液の種類によってフィルム上の粒子の大きさが変わったり、階調(グラデーション)が変わったり、また印画紙では色合いも変わってきます。
日本語で「白黒写真」と言いますが、白と黒だけじゃなくて、赤や茶が入ったり青や緑が入ったり、また調色と言って処理液の化学反応でセピアやパープルにも変化します。
モノクローム写真は、白黒写真じゃなくて、カラー写真なのです。

残念な事に、フィルムの売上げが減っている事から、フィルムや印画紙の銘柄も減ってきています。(新しく印画紙が発売されたなんて話もありますが)
日本では買える銘柄も減っている事から、印画紙に関しては海外から個人輸入で買ったりもしています。
もしかしたら、この楽しみも手軽に楽しめるのは今が最後の時期なのかもしれません。
やれるところまで、楽しもうと思っています。

印画紙 Kentmere Kentona FB Glossy


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K18WG製の南洋パールのサイズ直しです。

サイズを大きくするのですが、リングの幅も広いのでパールにも熱が加わる可能性が高くなります。
そこで、一旦パールを外します。
そして、サイズ直し。
(画像は、サイズ直しのロー付けが終って、荒削りをした状態です)

そして、磨いてメッキ。
パールは、メッキ液で痛んでしまうので最後に取り付けます。




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IWCの時計ベルトの修理のご依頼です。

ベルト同士を繋いでいるピンの一つが無く、ベルトに隙間が出来てしまっていました。
また、そのままでは、反対側のピンに負担がかかり、削れてその内に外れてしまう可能性もありましたので、今回はこの部分のリペアです。

幸いにも、ベルトのこの部分の周囲のパーツだけ外れてくれましたが、やはり抜け落ちた反対側のピンだけどうしても引っ込みません。
仕方が無いので、このピンは削って取り去る事に・・・。

案の定、ピンの内部にある筈のバネが錆びて無くなり、この錆が原因でピンが固着して動かなくなっていました。
防水性があるのに、何故このバネが錆び易く作られているんでしょうね・・・。

しかし、不思議なのが何故固着した反対側のピンが無くなっているのか?
ピンだけでなく、バネごと抜けてありません・・・。
構造上、片側のピンだけが抜けるというのが不思議です。
ピンがバネで押し出されてて填まり込む溝の長さよりもピン自体が長く、引っ込めてベルトのコマを外してからでないと、ピンが抜けないからです。

今回も、バネはステンレス製に換えてありますので、簡単に錆びることはありません。(ある薬品に浸けると錆びる事はありますが、そんな事はありませんから)

元に組上げて出来上がりです。
何処を修理したのか、パッと見は判らないです。




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昨日は、昼からパソコンのソフトのセミナーに参加する為に名古屋駅に行っていました。
セミナー終了が18時だったので、会社へは戻らずそのままカメラの仲間と飲みに行く約束をしていました。

その友人は、大阪寄りの和歌山に自宅がありますが、何の縁なのか今年の春から担当が愛知県になり、月の半分は県内にいます。
昨日も丁度出張中だったので、それでは飲もうという話になっていたのですが・・・。

他にも何人か集まる予定でしたが、台風の影響で電車が止まり来られず。
私とその友人の二人は、無理をすれば飲める状況ではありましたが・・・やはり、今回は止めた方が良いだろうという話になりました。

家に帰り、風呂にも入り、TVを見ながらゴロゴロとしていると・・・外はやけに静か。
20時少し前には、台風が通過したのか弱い雨がパラパラしている状態でした。

う~ん、飲んでても良かったのか・・・
いや、やっぱり止めて正解だったんでしょうね。
また、今度。


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マリッジリングのオーダーです。
一番のご要望は、

「鍛造で作って欲しい」

と、いうご希望です。

ジュエリーを作る際、大きく分けて2つの作り方があります。
一つは、地金を叩いて伸ばして細工をして作る方法。(鍛造)
もう一つは、ワックスと呼ばれる樹脂を削り、それを石膏に埋没(埋める)して石膏型を焼き、内部のワックスを溶かして空洞を作ります。
この空洞に地金を流し込んで品物を作るロストワックス法というキャスト(鋳造)の方法があります。

マリッジリングなので長く使いたい、刀のように金属を叩き締めて作って欲しいというご希望でした。
特殊なデザインでない限りマリッジリングは鍛造で作ります。
ココココで作り方はご紹介しています。
叩き締めて作って行きますが、「マリッジリング作りの工程 その1」の5番目のところで輪にする為にロー付けをします。
この際、どうしても熱が入る事で地金が少し柔らかくなるのです。

そこで、今回はリングサイズを少し小さめに、リングの地金に少し余裕を持たせて輪にする為のロー付けを行いました。
何故か?

ロー付けで柔らかくなったリングを再度叩き締めて少しでも硬くしようという目論みです。

叩いてサイズを出した後は、成型していきます。
まず、旋盤を使って均等な厚みになるように削ります。

そして、表面に僅かな曲面を付けるように削っていき、バフで研磨します。
最後に、ハワイアンジュエリーのように模様を入れて欲しいというご希望でしたので、見本にお借りしたリングを見ながら模様彫りをします。

これで、出来上がり。




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昨日、ご来店頂いたお客様からお土産を頂きました。

家族で酒を飲むのは私だけなので、コレは誰かに飲まれてしまう事はありません。(笑)

有難うございました!


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辰年だから・・・と、お客様から龍(ドラゴン)をモチーフにしたリングのオーダーを頂きました。

目には0.08ctのブルーダイヤを、手には1ctのダイヤを握り締めています。
全体はキャスト(鋳造)で作りましたが、ウロコはちゃんとタガネで一枚一枚打ちこんで表現してありますので、シャープで立体感もあります。

かなりインパクトがあるリングだと思います。


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ゴローズバングルの修理のご依頼です。
今回は、ターコイズ入り。

残念ながら、これまでのゴローズバングルのように修理は出来ません。
ロー付けをする上で熱を加えなければいけないので、オリジナルで入っているターコイズは割れてしまいます。
お客様に了解を頂いてターコイズは新しく入れ直す事にしました。

ターコイズは・・・惜しいのですが、割ってしまいました。
そして、これまでのバングルと同様に裏側にプレートを一枚入れてロー付け。

そして、ターコイズを用意します。
販売されている規格サイズよりも小さかったので、一回り小さく石を削ります。

そして、ターコイズを留めていきます。

石留めの後、バングルを磨き、縄の部分を黒染め。
そして、最後に軽く最終磨きをして出来上がり。




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ちょっと日が過ぎてしまいましたが・・・

先日の金星の太陽面通過の写真を撮ってみました。
コレが仕事が始まる頃なので、午前9時前後。

そして、時間が経って午後1時頃。

中央に薄く見える点(点を結ぶと三角形)は、恐らく黒点なのだと思います。
三角形の形が回転しているのは、地球の自転と関係しているのかな?

今年は太陽が絡んだ2度目の天体ショーを楽しめました。


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現在仕事で使っているマイクログラインダーの調子が悪くなりました。
その部分は、チャック。

チャックという部分はモーター部に工具を取り付ける部分で、ココの締まりが悪くなり工具がシッカリと留まりません。
地金を削っている時に、少し負荷がかかると空回りしてしまいます。

そこで、チャックのパーツを交換しました。

右が新しいパーツ、左がこれまで使ってきたパーツ。
隙間にこれだけ差があります。
少しずつですが、チャックが削れて磨耗していったからです。

このマイクログラインダー、いつ買ったのかと調べてみたら・・・2007年末でした。
4年半かぁ~・・・交換までの時間が早いのか、遅いのか・・・。


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