2017年、最初のご紹介は・・・K18YG製のベルトバックルです。

メールにてご依頼を頂きました。
ご依頼の際のご希望が

・100gくらい
・K18
・ベルト通しのところに五光留めで3ピースのダイヤ
・ベルト通し幅:38mm

一緒に参考画像もお送り頂き、そのデザインを手直しをしてデザイン画を作成しました。

このデザイン画から更にベルト端が入る部分の長さを倍にして、OKを頂きました。

さて、大きさが通常のジュエリーからはかなり大きくなります。
キャスト(鋳造)で出来る部分(キャストで作って良い部分)と、強度が必要な鍛造して作る部分に分けて作業開始です。

まず、キャストで作る部分に取り掛かります。
バックルの輪になる部分(実際はC型)と輪の元にピンが入る部分のワックスを削ります。
ワックスを削ってキャストの準備をしている最中に、他の部分も作っていきます。

一番重要なのは、輪の中央の棒状のパーツ。
この部分は、ベルトの穴に通してベルトを任意の長さに固定するパーツですが、ココに力が加わります。
輪の部分はキャストで十分な厚みを持たせましたが、この棒状のパーツは太くすると穴の大きさを大きくしなければいけません。
ただ、穴を大きくすると見栄えも悪くなりますし、使っている内に穴も広がっていくので更に見栄えが悪くなります。
この部分は鍛造で5mm幅の甲丸の棒(リング甲丸よりもずっと厚めの甲丸)から作っていきます。
ところが・・・
この甲丸棒、かなり硬いのです。
特に根本のピンが通る部分は、小さな丸に曲げていく必要があるので大変・・・。

こうして各パーツを作り、ドッキングさせていきます。

パーツを組み上げたら、ベルト通し部分のダイヤを留めてます。
ダイヤは0.1ctで3ピースです。
そして、完成へ。

ベルト固定は、裏側からネジで留めにしました。

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