ダイヤが入った十字架のペンダントトップの修理のご依頼を頂きました。
丸環が切れたピンクゴールドペンダントトップ

 

確認すると、本体側の丸環が摩耗の為に切れてしまっています。
幸いにもバチカン側の傷みは殆ど無いので、丸環さえ何とかすれば修理が出来るのですが・・・問題が1点・・・。

丸環が切れたピンクゴールドペンダントトップ

 

ご依頼の品物、海外製品で刻印は「750」とあります。日本だと「K18」になります。
ただ、素材の色を見ると、赤みが強いのでピンクゴールドなのです。

K18ピンクゴールドは、素材としては厄介な素材なのです。
一部を除き、K18ピンクゴールドはバーナーなどで熱を何度も加えるとヒビが無数に入り、バラバラになってしまいます。その為、当店では細いネックレスを除き(*)、ピンクゴールドの修理はご依頼を受けておりません。(イエローゴールド、ホワイトゴールドなど、ピンクゴールド以外の金製品は問題無く修理が可能です)

(*経験上、ピンクゴールドでも細いネックレスは修理が可能です。)

今回も修理をお断りしようかと思ったのですが、ペンダントトップ本体の上部に隙間があり、この隙間を広げる事で丸環が通せそうです。お客様にこれらの説明をしまして、修理を行う事にしました。

丸環は当店で使用しているK20PG。18金から20金純度を上げる事で熱を入れても割れる事が無くなります。

ご依頼を有難うございました。

ピンクゴールドペンダントトップ 丸環の修理

 

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