先週の土曜日は、名古屋芸術大学で開かれた「宮田修平先生」の講演会に行ってきました。

先生との出会いは先の日記にも少し触れましたが、私が高校を卒業して今の仕事を始めた頃に、親父の勧めで先生のご自宅でデザインの勉強を教わったのが始まりでした。
確か、毎週火曜日の夜だったと思います、仕事を少し早めに終えて先生のご自宅があった昭和区へ車で通っていました。
先生の元では、2年程勉強させて頂いたでしょうか。
その後、もう少し一般的なデザインの勉強もしたいと思い、デザインの専門学校の夜学へ通う事にしました。

さて、先生の講演会ですが、先生が若い頃に愛知機械工業が発売した「グッピー」と言う車のデザインをした事・・・コレが主題だったと思ったのですが、内容殆どが先生がグッピーをデザインするに至るまでの子供の頃からの話でした。

興味深かったのは、先生が本格的にデザインの勉強をされたのが大学へ入ってからだと言うこと。
ただ、それ以前の幼少期からも、大自然から受けるデザインの美しさに惹かれたり、周りの大人からの影響、それに加えて人と違った見方をする独自性など、子供の頃からデザインの勉強は知らず知らず始まっていたと言うことでした。

残念ながら公演後のパーティには出席出来ず積もる話も出来ませんでしたが、未だ精力的に活動されている先生に久しぶりにお会い出来て、本当に嬉しかったです。
また近いうちに、横浜へもお邪魔させて頂こうかと思いました。

ちょっと話が脱線しますが・・・私には4歳の息子が居ます。
この息子、最近のムシキングブームもあって、虫が大好きです。
その息子が描く虫の絵が上手いんです。
もちろん、親バカがかなり入っているのですが、ちゃんと虫の区別が出来るように書いています。
カブトムシなら2本の角があるように、クワガタムシなら内側にギザギザのついたハサミのような角を、トンボなら目が少し飛び出して腹が細長く羽根も細長で4枚あるように。
虫以外でも、サメなら鰭の形があのジョーズのようでエラも魚では無く切り込みが数本あるように、ちゃんと描いています。
その息子に絵を教えたのは、私の親父です。
ちょうど、名古屋城の金シャチ補修工事をした際に、職権乱用?で息子を呼んで金シャチを見せたことがありました。
その後暫くの間、息子には金シャチがアイドル的存在でした。
何かにつけて金シャチの絵を書けと言うので、親父が書き方を教えたのが始まりだったと思います。
飲み込みが早かった息子は、数日後にはちゃんと金シャチの特徴を捉えた絵を描くようになりました。
それから、スケッチブックや新聞に挟まってくる裏面が白い広告を利用して今でも絵を描いています。

私も絵を描くのが好きでした。
魚が好きだった私は、何かにつけて魚の絵を描き、覚えているのが図鑑の魚の絵を片っ端から真似て描いていた記憶があります。
私の息子も同じように、好きな絵を描いて毎日過ごしています。
こんな事から、デザインの勉強が始まっていくんだな~と、身近にも感じた1日でした。

ただ、息子に絵を教えているのが、私では無いと言うのは反省するところではありますが・・・。