今月の土曜営業日は 11月8日です。
ご利用ください。

三連休後、ふと気が付くともう金曜になってました・・・。(汗)

今日のご紹介は、シルバーリングの変形直しのご紹介です。

お電話でのお問い合わせでしたが、サイズ直しと共に変形直しもご依頼を頂きました。
詳しく聞いてみると、落とした後に車に踏まれてしまったとか・・・。

当初はV字のリングだったものが、V型が捻れてしまっていました。
また、リングの模様が始まる部分との境に亀裂が入ってもいました。
まず、この亀裂をTig溶接機で溶かして埋めました。

Tig溶接機(これまではプラズマ溶接機と記載してきました)は、タングステンの針金の先からアーク(電気放電)を発生させて、局所的に高温にして溶かし溶接が出来る機械です。
当初、職人仲間の所へこれらの仕事は依頼してきましたが、当店もこの夏にTig溶接機を導入致しました。
これまでの場合、このような亀裂にはロー材を流し込んでロー付け(溶接)してきましたが、Tig溶接機によって母材(地金)と同じ金属を溶かす事が出来るようになり、傷が全く目立たなくなったのも利点です。
また、同様の仕事が出来るレーザー溶接機と違い、インクルージョン(内包物)があるダイヤなどの石の近くでも作業が出来るのも利点です。
石の内部に黒い点などがあるダイヤなどの場合、レーザー光が当たってしまうと割れてしまうなどの話を聞いているからです。

話を元に戻して・・・
腕の亀裂を埋めた後、変形を直しサイズ直しを変更し、最後に細かい傷を滑らかに修正して出来上がりました。
車のタイヤと路面との間で出来た傷は、全て直す事が出来ませんが、深い傷を残して殆ど目立たなくなりました。

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