Archive for 1月, 2021

シルバー素材のバングル修理のご依頼を頂きました。
転んで曲がっちゃったとの事ですが・・・かなり変形してますね・・・。

ゴローズ平打ちバングル 変形修理

 

ここまで変形が激しいと、完全に元に戻す事は難しくなります。
シルバーは、近い素材だとアルミに似た印象です。アルミは曲がると伸びる性質があり、シルバーも曲がると伸びてしまいます。なので、一度変形した物を元に戻そうとしても、伸びが影響して微妙な歪みが残ってしまうのです。

変形を修正する際には、鉄の棒がテーパー状の芯金を使います。リングのサイズ直しの際にも同様の芯金を使いますが、リング用よりはずっと太い心金を使います。
バングルに傷が付かないようにマスキングテープで養生して修正していきます。

ゴローズ平打ちバングル 変形修理

 

細部の修正は樹脂がはめ込まれたペンチで修正していきます。
最後に仕上げ磨きをすれば修理完了。
表面の薄い線傷はバフ掛けの際に殆ど消えますが、深く入った傷はこのままとなります。シルバー素材は熱伝導が良いので、地金を溶かして盛り足す作業が出来ません。(Pt900、K18はそうした作業が出来ます)
深く入った傷の角だけ丸く磨き取って、装着時に痛くないようにするのみになります。

ご依頼を有難うございました。

ゴローズ平打ちバングル 変形修理

 

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シルバー製のピアスのご依頼を頂きました。
このお客様のご友人が、ご依頼の二ヶ月程前に当店でシルバーリングを作られたそうで、その友人から紹介されたのだそうです。有難い事です。

デザインはフープと呼ぶ丸型です。(見本有り)

シルバー製フープピアス 見本

 

同じデザインで、表面のテクスチャーを外周方向へのヘアーライン、最後に金メッキにして欲しいとのご希望です。こうしたフープピアスも昨今の風潮からか華奢な物が多いので、ボリュームがある物が欲しいとのご希望です。

丸い形状なので、リングを作る時と要領は同じです。地金をローラーで角棒に伸ばしてから、溝盤へ叩き込んで甲丸形状に整形します。

シルバー製フープピアス加工 溝盤

 

この棒状の地金を丸めてリング形状にします。
断面は甲丸状にしましたが、かなり甲高な形状なので溝盤だけでは整形しきれません。なので、リングにした後に角を丸めて見本と同じような甲丸断面にしていきます。

シルバー製フープピアス加工 整形

 

整形が出来たら、金具を取り付けます。ロウ付けしますが、本体とのボリューム差があるので、ピアス金具を溶かさないように注意注意・・・。

シルバー製フープピアス加工 金具ロウ付け

 

ヘアーラインのテクスチャーを付けます。
その後に金具(ピン)をカシメて取付け。

シルバー製フープピアス加工 ヘアーライン付け

 

最後にメッキをして完成です。
ご依頼を有難うございました。

シルバー製フープピアス

 

 

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リングのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。

サイズ直しの接客をさせて頂く際に、お客様ごとに指の形状はかなり違うと感じています。
大きく分けると二つのタイプに分かれます。
一つ目は、指の先が細く、根本へいくにしたがって太くなる形状。(失礼かと思いますが、体形が膨よかな方が多いです)
もう一つは、指の節が高く(大きく)根本が細い方。

今回のお客様は後者ですが、それが顕著に表れていて、節と根本との差が凄く大きいのです、節が18号、根本が13号程です。こうしたお客様ではリングが根本で回ってしまい、本来のリングデザインが楽しめないのです。

そこで、今回はあるアイテムを使ったリングをお作りしました。(このお客様には以前も同じアイテムを使ったリングをお作りして、好評でしたので同じ物をご指定頂きました)

リフォーム前のデザインですが、V字形状のリングで、細長いバゲットカットダイヤとラウンドカットのメレで構成されています。ダイヤの留め方は爪留めです。(リフォーム前の画像を探したのですが、未撮影だったようなので同じようなデザインのリングを見本として添付します)

Pt900V字リング リフォーム前

 

リフォーム前のリングは爪が擦り減っていました。今回は普段使いにしたいとのご希望なので、爪の引っ掛かりの無いレール留めと彫留めをご提案しました。

ココも画像が無く抜けてしまうのですが、リングはワックスを削りキャスト(鋳造)で作ります。バゲットカットの部分は少し狭く作り、キャストが出来てから少しずつ削って石に合わせていきます。今回のバゲットはV字の中央から外へ向かって少しずつ大きさが小さくなるのと、形状のバラつきがあるので、枠を作るのに苦労しました・・・。
ラウンドカットは、彫留めの職人へお任せをしました。

こうしてリングは完成です。(最後も納品時に撮影を忘れていたので、慌てて撮影をしています・・・汗)

Pt900レール留めリング

 

このリングのキモは、リングの内側です。
リングの内側にC型のリングをもう1本取り付けてあります。このリングはパーツとして販売されていますが、その中で今回はK14WGを選んであります。(最後の仕上げでロジウムメッキ仕様にしてあります)
C型リングはPt900、K18YG、K14WGの3種類です。K14WGを選んだ理由ですが、この3種類の中で一番硬い素材だから。このリングの重要な部分で、指の節で広がり、根本で元の形状に広がる必要があるからです。なので、一番硬い素材を使ってあります。
コレも苦肉の策なのですけどもね・・・完璧な物が出来たら、特許ものです。

ご依頼を有難うございました。

指の節が高い方へのリング

 

 

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2021年 あけましておめでとうございます。
本日6日より営業致します。

昨年はコロナウイルスの影響もある中、多くのお客様にご利用を頂きまして誠に有難うございました。
今年も昨年に引き続き、出来る限りの対策をしつつ営業を致します。
本年も宜しくお願い致します。

 

さて、例年の年末は妻の実家へ帰省するのですが、今回はそれも取りやめにしました。去年のお盆も帰省しなかったので、顔を見せに行きたかったのですが止むをえません・・・。

この帰省の際、多くのスキー場の中を通って帰るので、年末の帰省の際は一泊でスキーを楽しんでから帰っていました。ただ、今年はこの帰省のスキーはありません。(去年は雪不足で滑る事が出来なかったのですが・・・)

そこで、地元の友人達といつも行く木曽方面の開田高原マイアスキー場へ年が明けた2日に行ってきました。

開田高原マイアスキー場

 

去年は暖冬の影響から何処のスキー場も雪不足に悩まされていましたが、今年は例年通りの寒さと年末年始の寒波から雪は豊富。標高の高いマイアもこの時期としては雪は多く、また寒さから雪質も極上でした。
ただ・・・
この日は寒く、朝の気温はマイナス7度、昼でもマイナス4度位しか無かったようです。たまに陽は見られましたが、ずっと曇天か雪がチラつく天候・・・寒い!

開田高原マイアスキー場

 

昼過ぎに正月恒例のおしるこの振舞いがあったので、それを頂きました。
冷え切った体に暖かいおしるこは有難かったです。

マイアのおしるこの振舞い

 

15時頃までスキーを楽しみ、その後は二本木の湯に浸かり体を温めてから帰宅しました。この二本木の湯、鉄分を含んだ茶色の湯にシュワシュワの炭酸が混じり、いつまでもポカポカするお湯です。
木曽方面へ行かれた際のオススメの日帰り温泉です。

 

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