Archive for 6月, 2020

この週末は色んな事がありました。

まずは、先週金曜日から待ちに待ったプロ野球の開幕。
コロナウイルスの影響から延期になっていたシーズンですが、県外移動規制が解除になったタイミングでやっと開幕になりました。
特別に野球好きという訳でもありませんが、スポーツイベントが自粛中でしたので色んな事が動き出すというのはやはり嬉しいものです。
地元中日ドラゴンズもヤクルトとの三連戦線で2勝1敗。まずまずのスタートではないしょうか。

それと、日曜日夕方の日食イベント。夕方のニュースまですっかり忘れていました・・・。慌ててスマホのカメラで撮影しましたが、今回は部分日食で一番欠ける17時から遅れた17:40頃でしたので欠け具合が微妙・・・。(スマホのレンズにはNDフィルターを当てて撮影しています。直接撮影してはダメですよ)
天候が薄曇りでしたし、何となく左側が欠けているように見えるような・・・。

2020/6/21 部分日食

そして・・・私にとってはこれが一番のニュースかも。
元F1ドライバーのアレックス・ザナルディの事故。

過去にアメリカでのレース中の事故で両足を失い、現在はハンドサイクルの選手として活躍をしている彼ですが、レース参加中にトラックと接触する事故を起こして重体だというニュースが入ってきました。頭に重度の損傷を受けているとの報道ですが・・・。頭というと、ミハエル・シューマッハと同じ場所の怪我。
手術は成功したらしいのですが・・・回復を願うばかりです・・・。

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ブレスレットのリフォーム(リメイク)のご依頼を頂きました。
2本のブレスレット、素材はK18YGとK18WGです。

 

ただ、ホワイトゴールドの方はダイヤが1ピース脱落しています。よく見ると爪が摩耗しています。この摩耗で石が落ちたようですが、他の爪も摩耗が進んでいる箇所があります。

K18WGブレスレット ダイヤ脱落

 

爪を直して再利用するか、それとも作り替えるか・・・。
色々とお話させて頂き、デザインはこのままで素材をK20PG(ピンクゴールド)に替えてリフォームする事となりました。当店のピンクゴールド素材はアフターサービスが出来るようにK18ではなくK20です。K18の場合は素材が硬く、アフターサービスの際に熱を加えるとヒビが入りバラバラになってしまうので、K20を採用しています。

まず、爪を作ります。このままカットしてゴム型でコピーしても良かったのですが、摩耗が進んでいる物が多かったので、新しく型を作ってそれをゴムで型を取ります。
ワックスでコマを取り、石膏に埋没してキャストでコマを量産します。

キャストをしたら、コマを繋がてブレスレット形状へ作っていきます。
この時に爪のコマとコマを繋ぐ板状パーツ(断面は楕円です)で長さを調節します。この長さ調節が決まらないと次のロウ付けに進めません・・・ココが一番時間が掛かりました。ロウ付けは一度に全部ロウ付けするのではなく、数コマをロウ付けして長さを測定、それをまた繋げていくという作業です。

K20PGブレスレット ダイヤ爪コマ作り

 

コマを繋げたブレスレットは、仕上げ磨きをした後に石を留めていきます。
最終磨きをしたら完成です。

K20PGブレスレット

 

2本作り、1本はご自身用、ダイヤ1個分短いもう1本は結婚をされる娘さん用との事でした。
ご依頼を有難うございました。

K20PGブレスレット

 

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平打ち形状のメンズリングのご依頼を頂きました。素材はPt900。

当店へ最初に来店されたのはK18YGのサイズ直しからでした。
サイズの計測で色々とアドバイスをさせて頂いたのをお気に召して頂けたのか、後日にプラチナ製のリングのご依頼も頂きました。

形状はシンプルな平打ちです。ただ、悩まれていたのがその幅。
リングサイズは20号。そのサイズに対して幅は7mm、もしくは8mm。この1mmって想像以上に広く感じるのです。
7mmでオーダー頂きましたが、後日にお電話で8mmへ変更の連絡がありました。

まずプラチナの地金を溶かして塊にします。当店が購入するプラチナは最初から棒状なのですが、結構内部に亀裂があったりするので一旦溶かして再度塊にしています。一手間ですが、コレをやっておかないと後から傷が出てきて最初からやり直しになってしまう事があります。

Pt900平打ち作り 地金作り

 

塊をローラーで指定の幅と厚みまで伸ばして板状にします。コレを丸めてリング状へ。そしてロウ付け。

Pt900平打ち作り 地金作り

 

ロウ付け後は、心金と呼ぶ鉄で出来たテーパー状の棒へ挿し込んで丸く整形しつつ、指定のサイズまで叩き伸ばします。ただ、ロウ付け前にある程度丸く整形しているのでサイズは0.5~1号程度小さい位。叩き過ぎると指定サイズより大きくなってしまいます。厚みも薄くなっちゃいますしね。
ちなみに、この画像では判り辛いのですが、これだけ幅があるとリングの両端が中央より高くなっています。リング状に丸く曲げると幅方向に対してカールするのです。

Pt900平打ち作り リングロウ付け

 

整形が出来たら、指定の幅と厚みまでリングを削ります。幅は若干余裕を見て作っていますが、厚みは金槌で叩いた打痕を削る程度でOK。最初からそれを見越して厚みもギリギリまで薄くしています。
リング内側の角は面取りに削っています。これもお客様とのご相談で決めています。幅が広いとフィッティングで随分印象が変わるので、こんな点も重要な決定事項になります。

Pt900平打ち作り リング整形

 

表面は、ヘアーライン仕上げ。円周方向に線筋が走るマット仕上げです。
表面処理のオススメは、ピカピカに磨く鏡面仕上げ、線状の艶消しのヘアーライン、そしてこのダイヤ砥石の艶消し仕上げ(ザラっとした艶消しです)。サンドブラストでのマット仕上げも出来ますが、個人的には余りお勧めをしていません。その理由は少し傷が付いただけでもその部分が光ってしまい汚く見えてしまうからです。コレはマリッジリングでも同じです。フルマットのサンドブラストは新品時は綺麗ですけどね・・・。
(この他、槌目など色々ありますので、ご相談で下さい)

Pt900メンズ平打ちリング

 

平打ちや甲丸はリングの基本の形状です。作るのは難しくありませんが、粗が見えてしまうので手抜きが一切出来ません。

ご依頼を有難うございました。

 

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スワロフスキーの置物の修理のご依頼を頂きました。
針金状の茎が根本から折れています。(修理前の画像を撮り忘れました・・・)

台座にこの茎部分が取り付けられていましたが、このままロウ付けは出来ません。台座もスワロフスキーで作られていますので、熱を加える作業が一切出来ないのです。

そこで、茎の針金を差し込めるようにパイプを台座へ接着する方法をとります。
まずは、茎が入るパイプを作り、そのパイプにベースとなるシルバー板にロウ付け。それを接着します。シルバー板は、台座の金属部分と同じような形状に削ってみました。金属部分に紙テープを貼り、鉛筆で擦って形を写し取る方法をです。

スワロフスキーの置物修理

 

このまま茎の針金を接着しようかとも思いましたが、取り外しが出来るように接着無しにしました。
品物はプラチナでもシルバー製でもありませんが、修理が出来る物は可能な限り修理を致します。

ご依頼を有難うございました。

 

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