Archive for 10月, 2013

たまにではありますが

「ティアラを作ってほしい」

と、お問い合わせがあります。
これまで、当店では多くのティアラを作りましたので、そのノウハウもあります。
ただ、大変申し訳ないのですが、問い合わせでのご予算が2~3万円と言う事が多く、この金額では作れないのです。
最近は、頭にちょこんと乗るミニクラウンタイプのご希望が多いのですが、小さくても最低でも10万円は必要です。
ご予算を頂ければお作りする事は出来ます、ただ普通に生活をしていく中では結婚式以外での用途が殆どありませんからね・・・本格的な物をご希望ならば、結婚式場や宝石店でのレンタルをオススメ致します。

先日、以前ティアラを納品しました取引先の方が来店して話をしていた中で、

「伊藤さんのところで作ったティアラは壊れない」

と言う話を聞き、嬉しく思いました。
このティアラ、ある結婚式場で使う為に取引先から依頼があって作りました。
もう10数年前の事です。
その頃はパーツ同士をつける際はロー付けをしていました。
それがレーザーやTig溶接機が安くなり当店のような工房でも導入する事が出来るようになった結果、最近はでティアラを作る際もある程度仕上げたパーツをレーザー溶接しているようなのです。
ところが、綺麗に仕上がる反面、レーザーやTig溶接機を使った溶接は深い部分まで溶かす事が出来ない(溶かすと周囲まで溶けてしまう)ので点のように溶接されている事が多くあります。
こうした事から、強度面で弱くなり簡単に折れてしまう事があるそうなのです。

ロー付けは、パーツ同士がロー材を介して「面」でつけられる為に接触面が多くなって強度が高くなります。
こんな事から、当店で作ったティアラが壊れないという事のようです。

やはり、道具だけに頼る作り方では無く、構造からどんな作り方をするのが一番なのかを考える事だ重要だと再確認させられました。

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以前、ゴローズの平打ちバングルのカスタマイズで、バングルの周りにK18YGで囲う作業をさせて頂きました。
お客様から多数のお問い合わせを頂いています。

そんなお客様から、ご依頼を頂きました。
今回は、模様彫りがないコインのみのタイプのバングル、いつもは折れたバングルの修理をしている品物です。

前回同様に、ワックスで型を取りキャストで地金にしていきます。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

今回の品物は、折れていたりクラックが入っていませんでしたが、変形をしていたのでその変形を修正してから型取りをします。
そしてキャスト(鋳造)。
地金になったら部分修正をしてバングルにはめ込んでロー付けをしますが、今回は型取りがバッチリだったので叩き込むとガッチリと固定出来てロー付け箇所も裏側の2ヶ所のみ。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

後は、磨いて部分的に黒染めをして再度軽く仕上げ磨き。
これで出来上がり。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

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リフォームのご依頼です。
一文字のプラチナダイヤリングをペンダントへのご依頼です。

一文字リングからペンダントへリフォーム

長く愛用されてきた一文字リング、爪が摩耗で擦れていました。
そのリングからダイヤを外して、ペンダントへリフォーム。
何度か打ち合わせをさせて頂き、デザインも決めました。
ハート型にダイヤを配置してその間を埋めます。

ダイヤの枠は、手作りでパイプをカットしてロー付けをして作ります。

一文字リングからペンダントへリフォーム

爪は先を二本に、中央部分はミル打ちにしました。

一文字リングからペンダントへリフォーム

この後、あとからお客様がお持ちになったネックレスをカットして両吊りにして出来上がり。

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クロムハーツのクリップ金具のバネ交換修理のご依頼です。
しかも、同時期に2本。
1本はウォレットチェーンのクリップ両端、1本はブレスのクリップです。

クロムハーツのクリップバネ修理

クロムハーツのこのクリップのバネ修理は何本かご依頼を受けてきましたが、構造が幾つかあるのでその構造を探るのが少々面倒。
以前は、途中までこのタイプだろう・・・と、作業をしていたら、違うタイプだったとか・・・。

今回は、ブレスの方をステンレスバネで、ウォレットチェーンの方をピアノ線バネで修理しました。
どちらも一長一短あって、ステンレスはサビには強くなりますがピアノ線に比べてバネ性が若干弱いのでキレが弱くなります。
ピアノ線は、その逆。
オリジナルは、ピアノ線です。
下の画像のバネは、ステンレスバネです。

クロムハーツのクリップバネ修理

お使いの状況、お好みでどちらかをお選びください。
修理代はどちらも同じです。
尚、錆びないステンレスバネでも、いつか折れる事はあります。
どちらのバネも、交換すれば使い続けられるところにシルバーアクセサリーとしての利点があります。

クロムハーツのクリップバネ修理

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社章のピンが無くなって使えなくなってしまいました・・・と、修理のご依頼です。
裏側には横一文字にパイプがつけられていて、そこに安全ピン状のピンが取り付けられていたのでしょう、それが無くなって使えない状態です。
形状はどのような形でも良いので、使えるようにして欲しいとのご要望です。
素材は、シルバーです。

まず、パイプを切り、平らに整形します。
(画像ではパイプは既に切った状態)

社章を修理

そこに、ネジを取り付けるのですが、このネジ・・・以前はバッジ用にパーツ販売されていたのですが、廃番となり手に入りません・・・。
そこで、ネジを作ります。

社章を修理

角材をロール機で細くしていき、線引きと呼ぶ針金を作る道具を使って丸材にします。
バッジの受け側(裏側の金具)は当店に在庫がありますので、その金具のネジ寸法に合わせて丸材にダイスでネジを切ります。
そして、そのネジを社章にロー付け。

社章を修理

社章に厚みがあったので、少し削りこんでネジのロー着面の面積を多くして強度を上げました。
これで修理完了!

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台風26号、影響はありましたでしょうか?

当店のある名古屋は、深夜から朝にかけて風がかなり強まりましたが、比較的軽度で済みました。
以前の豪雨の時のように浸水を心配しましたが、今回はそれもありませんでした。

何度もこうした事があると、困りますね・・・。

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取巻きのダイヤリングからのリフォームのご依頼です。
ダイヤは全て外してしまったので、元枠はゴメンナサイありません・・・。
中央に1ctのダイヤが入り、その周りにメレダイヤが爪止めで留められていました。
雰囲気をガラリと変える為に、甲丸風へ。
中石を留める爪もシッカリした物にして、イメージをガラリと変えてみました。

取巻きからリフォーム

元あったダイヤは、全て使っています。

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日曜の午前、釣堀に行ってきました。
出来れば海へ釣りに行きたいと思いましたが、台風の影響で波が高いかもと思い、今回は釣堀へ。

場所は、東名高速一宮IC近くの釣堀。
初めて行くところです。
金魚水槽と鯉水槽に分かれていて、難易度を選べます・・・もちろん、鯉の方が難しい。
これまで、子供たちが釣ってきた魚は手の平程の魚ばかりです。
大きい魚の引きというのを体験した事がありません。
そこで、練習の為にと釣堀を選びました。

最初は、長男次男共に鯉の水槽で釣りを始めました。
釣堀の係りのお兄さんが、「鯉は難しいですよ」と言われた通り難しい・・・。
アタリがほんの僅かなウキの反応なので、それを判断して合わせる事が出来ません。
次男は早々に脱落・・・金魚水槽へ移りました。(この後、1時間半ほどで10数匹釣りました)
長男は・・・その微妙なウキの反応も次第に慣れていき、ついに針をかけることに成功。
しかし、強烈な引き・・・あえなく、糸が切れてしまいました。

初めての釣堀体験

竿を変えてもらい、再度釣り始めます。
また針をかけるも、今度は外れてしまう・・・。
次は、糸切れ・・・。
こんな事が5回ほどありましたが、結局時間切れ。
鯉は一匹も釣り上げる事が出来ませんでした。

どうだった?と聞くと、「引きがメチャクチャ強くてびっくりした。面白かった。」
と、彼は満足な様子でした。
次回は、釣り上げる事が出来るでしょうか。
ちなみに、私は声はかけますが、一切釣りには手出しはしません。
やはり、こういう事は体で覚えてないといけませんからね。

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納期遅れが続いていましたが、ほぼ遅れも解消。
ご迷惑をお掛けしましたお客様には、本当に申し訳ございませんでした・・・。

さて、そんな忙しい最中でしたが、仕事で使っているパソコンを新しくしました。
と、いうのも、以前からココで書いていますが、来年4月にWindows XPのサポートが終了します。
当然、OS更新もありませんのでセキュリティソフトを別途用意していても脆弱になります。
現在使っているPCも古くXPから8にするのは荷が重いので、新調する事にしました。

パソコン新調

以前はNECのPCでしたが、今度はTSUKUMOのオリジナルブランドのゲーム用PCです。
通常版と比べ中身はほぼ同じでケースだけが違いますが、ゲーム用の方が少し安く、ケースに穴が沢山開いていて冷却性能が良さそうなので、こちらを選択しました。
ゲーム用ですが、コレでゲームはしません。(笑)

古いPCからいきなりこのPCに交換はできないので、あれこれデータの移し替えなどを仕事が終わった後、夜な夜な引っ越し作業をして何とか全てを移植出来たところです。
大変だったのは、モニターの裏側にもある更に古いPCとの連動。
実は、経理システムを動かすのにWindows98SEを使っています。
(インターネット環境には接続せず、スタンドアロンで稼働させてます)
これでなければ動かないのです。
そして、2台のPCで1台のモニターを切替器を使って切り替えをしていました。
ただ、古いPCはVGA、新しいPCはDVI-Dとモニターの接続規格が違います。
色々と試行錯誤して、何とかこれまでと同様に1台のモニターで共用が出来るようにセッティングしました。
ケーブルを買い間違えたり、追加で変換器を入れたりと・・・1週間近くかかってしまいました。
しかも、XPで使っていたソフトが8では使えなかったりと、こちらもアップグレードが必要となりまたお金がかかったりと。
デジタル製品って、日進月歩が早いのでこうした事って凄く大変ですね・・・。

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先程、床屋へ行って髪の毛をカットしてきました。
ずっと行っている床屋さんで、小学校からの友達が家族で経営しています。

その帰り道、自動車修理工場を通りかかったら、事務所でご夫婦らしき年配の方がソファーに横並びで座り、新聞を広げてコーヒー(?)を飲んでいました。

交差点の信号待ち、三輪車に子供を乗せてお母さんが押していました。
子供は、三輪車のハンドルに付いているオモチャにかぶりついていました。

のんびりとした土曜の朝です。
今日は営業致します。

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ペンダント修理のご依頼です。
上下で分割され、中央で動くような構造のペンダントでしたが、ココが折れてしまっています。

動くようにペンダント修理

元の構造は、板状のパーツで繋がり、主に左右に揺れる構造になっていたようです。
お客様からはくっ付けてしまっても構わないという事でしたが、ココをロー付けで繋げてしまうと、この部分が細くなっている為に再度折れる可能性が高くなります。
このデザインでは、この部分は可動させなければいけない構造です。

ただ、元と同じように板パーツで修理してしまうと、左右の動き以外に前後などの力が加わるとまた折れてしまいます。
そこで、丸環を繋いで動く自由度を高くすれば無理な力が加わった際も折れなくなります。

まずは、下にぶら下がる側の加工に取り掛かります。
フクリン留めになっているダイヤの筒状パーツに丸環を通す穴を開けます。

そして、上側は丸環を直接ロー付け。
この時、ロー付けの熱でホワイトサファイヤが割れてしまわないように、ロー付け箇所に近い部分の2ピースを一度外します。
メレダイヤは熱に強いので、そのまま。
ですが、長時間熱を加えるとダイヤにクラックが入ったり白く変色するので、短い時間でロー付けを終わらせる事が重要です。
ロー材も、そうした事を考慮して数種類の中から選びます。

動くようにペンダント修理

上下を丸環で繋ぎあわせ、丸環をロー付けして閉じます。
素材がホワイトゴールドなので、メッキ処理をします。

動くようにペンダント修理

そして、完成。
これなら、簡単には折れない筈です。

動くようにペンダント修理

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