Entries tagged with “サファイヤ”
3月
31
2022
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム, 製造過程 | Permalink |
| Leave A Comment | リングをペンダントトップに改造 はコメントを受け付けていません
お手持ちのリングをペンダントトップへ作り替えて欲しいとご依頼を頂きました。
中央がサファイヤで、周りをメレとテーパーダイヤで取巻いているデザインのリングです。
本来ならば最初から作り直すのがデザイン的に一番綺麗に出来ますが、お値段も高くなります。今回は出来るだけお安くとの事ですので、リング部分をカットして改造する方法を選びました。
リングからペンダントトップへの改造は比較的ポピュラーな作り替えですが、今回の場合は周りにダイヤを取巻いている部分がネックです。
と、いうのも、一般的既製品のこうしたデザインのリングの場合は、地金を軽くする為に部分的に簡略化されている物が多く、今回の場合もセンターのデザインとリングとの接点が抜かれています。この部分を作らなければなりません。
まずは、バーナーで熱を加えるロウ付け作業がありますので、石を全て外します。(フクリン留めなどで石が外せない場合は、今回のようなご依頼は出来ないという事となります。)
そして、リングとの接合面をカット。
カットした部分はこんな形になります。接合部分が欠損しているので、この部分を足して作る事になります。
まずは、土台部分をつぎ足します。
メレダイヤの爪との柱が無いので、この部分もつぎ足します。
同時に、ペンダント環(バチカン)も取り付けます。
一度下磨きをして、石を留めて行きます。
最後に全体を仕上げ磨きをして、メッキ(ロジウムメッキ)処理をします。
今回は、ロウ材にホワイトゴールド用を使っていますので、継ぎ足した部分にロウ材の色が出てしまいます。それをマスクする為にメッキ処理が必要です。
こうして完成です。
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2月
19
2021
Posted by yoshitomi under オーダージュエリー | Permalink |
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サファイアを使ったペンダントネックレスのご依頼を頂きました。
去年の夏に同じお客様から二十歳の姪御さんお二人へのプレゼントにと、同じデザインで誕生石のルビーとエメラルドを使ったペンダントネックレスのご依頼を頂いたのです。
ココでご紹介していたと思ったら・・・ありません・・・。
画像などを探してみると、製作途中の画像が無かった為に紹介をしてなかったようです。(下は完成画像です)
ダイヤは0.15ct前後、色石は直径5mm前後です。
今回は社会人になった姪御さんとの事で、少し大きめの直径6mmのサファイアとダイヤも0.18ct程(直径で3.5mm程)です。
石枠をPt900で作ります。
今回は石が少し大きくなった事から、枠と枠を直接ロウ付けする構造では無く、柱を立てて取り付けます。通常、石が枠に乗っかる構造になるので、上から見た時には石枠は見えないように少し小さ目に作ります。ところが、石が大きくなると石と枠との直径差が大きくなるので、枠を直接取り付けるタイプだと石が当たるようになってしまいます。そこで、このような柱が必要になるのです。
石枠を磨き、石を留めて、チェーンを通したら完成です。
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2月
6
2019
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム, 製造過程 | Permalink |
| Leave A Comment | 固定から可動へ・・・ピアス はコメントを受け付けていません
ピアスの改造のご相談を頂きました。
素材はPt900、石はブルーサファイヤとダイヤモンドです。
この品物は上3列のメレダイヤが一体型の枠になっていて、その下にサファイヤの枠がぶら下がるデザインになっています。
お客様のご不満点は、カクカク動くのがお好みでない・・・と。
そこで、上3列のダイヤを一つずつの枠にバラシて全てを動くようにすれば、流れるように動くようになるので、そうしたご提案をして作業はスタートしました。
まず、サファイヤ枠を外します。
サファイヤ枠とダイヤ枠はプラチナ製ですが、ピアス金具はホワイトゴールド製でした。
こうした金具のみホワイトゴールドになっている製品は結構ありますね。プラチナ素材だとどうしても硬さが出ないので、金具としては耐久性が落ちますから。
この金具は再利用します。金具を切らないようにダイヤ枠の方をカットして残します。
メレダイヤの枠を作ります。
枠は4本爪。それをピンで繋いでダイヤとダイヤの間隔が開かないようにして繋ぎます。丸環同士で繋ぐ場合もありますが、丸環の場合だと枠との間隔が開いてしまいます。
枠が出来たら金具をロー付けします。
そして、メレダイヤを留め、仕上げ磨きをしたらサファイヤ枠を取付けます。
最後にロジウムメッキ処理をします。今回は金具がホワイトゴールドでしたので、プラチナ枠との接合ロー材をホワイトゴールドローを使ったのと、バーナーの熱を加える事で金具のメッキが剥がれてしまったからです。
これで完成。
ユラユラと綺麗に動くピアスになりました。
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10月
20
2014
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | ピアスからピアス はコメントを受け付けていません
何度かご利用を頂いていますお客様からのご依頼です。
ピアスにぶら下げるアイテムを改造して、そのままでピアスとして使えるようにご依頼を頂きました。
石は全て使います。
石は枠から一旦全て外し、中央の角サファイヤの爪枠と一番上のダイヤ枠を使います。
メレダイヤやメレサファイヤは、角サファイヤの周りに配置。
また、ハートカットのサファイヤルースをお持ち頂きましたので、これでブレスレットを作りました。
ハートカットサファイヤの枠は、爪の周りをミル打ちに。
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1月
9
2014
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム | Permalink |
| Leave A Comment | サファイヤのリフォームリング はコメントを受け付けていません
年末に納品させて頂きましたリフォームのご紹介です。
(追記 年末だと思ってましたが、12月初旬でした・・・)
お持ち頂いた品物は、Pt900製のサファイヤリング。
このリングからサファイヤを外し、ダイヤを両側に3石ずつ爪止めしました。
サファイヤは横長に使って出っ張りがなくシンプルなデザインです。
ダイヤは1ピースが0.03ct程ですので、リングの幅は2mm程です。
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12月
6
2012
Posted by yoshitomi under ジュエリーリフォーム, 製造過程 | Permalink |
| Leave A Comment | メレダイヤを大きくリフォーム はコメントを受け付けていません
プラチナのサファイヤリングのリフォームです。
小さなメレダイヤとテーパーダイヤを取巻いたリングをリフォームです。
リフォーム後も同じくダイヤの取巻きタイプですが、ダイヤの大きさをグッと大きくします。
何故か、このところ当店では取巻きタイプでダイヤを大きめ(0.8~1.0ct)にしたリフォームが多いんです。
当店から強くお薦めしている事は無いんですが・・・。
中石の枠を作り、取巻きダイヤの枠を作り、両方を合体させます。
一番苦労するのは、中石の大きさに合わせたダイヤを確保する事でしょうか。
1ピースのダイヤの大きさ、そして数が重要。
中石の大きさが決まっているので、難しいところです。
特に、ダイヤが大きくなると、同じ大きさで数を揃えるのは大変です・・・でも、ダイヤを確保して貰うのは問屋さんに殆どお任せなんですが・・・。
中石と取巻きの枠が出来たら、腕を作ります。
途中まで作ったのですが・・・
腕の高さがあり、全体の印象が重くなってしまうので、一枚板のタイプから二段のタイプへ変更しました。
腕をロー付けして、メレダイヤの石留めです。
今回は、石の大きさもほぼ揃っていたので、楽に石留めができました。
石の大きさが不揃いだと、隣り合ったダイヤが重なる事があり、その際は石の位置(順番)を決めてその場所に入れなければいけません。
ダイヤを留める際は、枠の中に松ヤニ(樹脂)を充填させて、爪をタガネで叩いた際に変形させないようにします。
曲がってしまってからでは、元に戻すのが大変ですから。
最後にサファイヤを留め、爪を整えて、全体を磨けば完成です。
同じ取巻きなのですが、シンプルで、また1つのダイヤが大きくなったのでより強い印象になりました。
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