暑い!
気温が35度を超える日がどれだけ続くんでしょうか・・・。
私の体温の平熱が35度台ですので、ゆうに体温を超えてるんですよね。
作業をしている環境はエアコンを入れていますが、それでも水分補給は欠かせません。
水分と塩分、ミネラルを補給して、出来るだけ涼しい環境でお過ごし下さい。

そういえば、夏場にはアイスクリームやカキ氷が恋しくなりますが、糖分の摂りすぎは良くないようです。
なんでも、糖分を分解するのにミネラル分が必要なので、アイスを食べ過ぎると体を冷やす事より夏バテしやすくなるそうです。

こんなに暑いとさすがに釣りにも行きたくなくなります。
夜でも暑い、しかも蚊も多くなり、対策をすると長袖シャツに長ズボンという格好になるので暑さ倍増。
暑い暑いと言ってても涼しくならないので、この暑さを利用しました。
取り出したのは、スキー板!
こんな暑い時にスキーなんてと思いますが、この暑さが良いんです。

スキーを使う時期は冬ですよね。
その準備を始める時期は早くても11月頃から。
その頃の気温は高くても22~23度位だと思いますが、その環境でスキー板にワックスを染み込ませようとアイロンを使ってもなかなか綺麗に染み込んでいきません。
温度を上げ過ぎると、滑走面が溶けちゃいますし。

大雑把ですが、ミクロ単位で見るとスキー板の滑走面はこんな風になっています。

気泡

この隙間にワックスを染み込ませていくんですが、アイロンを当てて溶かしても中に気泡(イラストの白い丸が気泡)が残ったりして完全には埋まりません。
隙間が残っているということは、ワックスの持ちにも影響が出てきます。
最近のトレンドは、浸透力の高い柔らかいワックス(溶ける温度は低い)を先に溶かして一旦コレを削り、その上に硬いワックス(溶ける温度は高い)を塗り重ねて雪に負けない(削れ難い)滑走面作りをします。

ワックス塗り重ね

こういう点をカバーする為に、チューンナップショップでは板全体を加熱してワックスを溶かし込むサーモワックスなんてのがあります。
ただ、サーモワックスはお金もかかりますしね・・・。

そこで!この暑さを利用しようという訳です。
炎天下、屋上にスキー板を並べました。
見る見るワックスが溶けていきます。

夏ワックス

このワックス、先シーズンが終わったところで滑走面をクリーニングした後に塗ったベース処理ワックスですが、90度位で溶ける設定となっています。
それが溶けていくんですから・・・どれだけ暑いのか・・・。
そして、良く見てると、プツプツと気泡が出てきます。
板全体を加熱しているので、内部の空気が押し出されて出てきます。
気泡が出てこなくなったところで日陰に移動させ放置、ワックスは少しずつ固まり始め、最後は均一で綺麗に固まりました。
板は保管用の袋に入れなおして、物置で11月頃まで保管です。
暑い時期でも冬の事を考えると、ちょっと涼しくなる・・・いや、やっぱり涼しくはならないですね。(苦笑)

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