ロー付けせずとも
Posted by yoshitomi under ジュエリー修理・リペア | Permalink | | Leave A Comment | ロー付けせずとも はコメントを受け付けていません
先週までの陽気は何処へ行ってしまったんでしょう・・・この寒さ・・・。
先日、綺麗なデザインの品物が持ち込まれました。
バイオリンの形のブローチです。
表裏とも、綺麗に作られています。
この品物の何処を修理したかと言いますと、裏側でバイオリンと弓を固定している部分にガタが出ていて、コレを固く固定して欲しいというご要望でした。
通常の方法ですとロー付けが挙げられますが、幾ら綺麗にロー付けしたとしても熱を加えるのでバイオリンに張られているK18の線が熱によりたわみが出来てしまう可能性がありました。
また、ネック部にはスクエアカットのルビーが綺麗に並べられていたので、ココにも出来れば熱を加えたく無い部分です。
そこで、今回はTig溶接機を使う事にしました。
作業前の画像を撮り損ねてしまったのですが、弓の固定は本体から伸びた針金で括られている状態でした。
これでは、固定されていても直ぐにガタつきが出てしまいます。
この針金を少し短くカットし、先端にTig溶接機でアークを飛ばして針金の先を溶かして丸くし、それで固定しようと考えました。
本体をテープでマスキングした後に、針金の先を溶かし作業終了。
綺麗に簡単に、しかもガッチリと固定する事が出来ました。
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