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今日は、シルバー製(925製)ピアスの修理のご紹介です。
ピアスのピンが折れてしまっていました。

通常の修理の場合、ピンはロー付けをしますので本体にもバーナーで熱を加える事になります。
ですが、この品物の場合は、全体に石(恐らく、キュービックジルコニア)が彫り留めされているので熱を加えると割れてしまう可能性もあり、またメッキ処理されているので熱を加えるとメッキが剥がれしまう為にロー付けが出来ません。

このような場合は、ピンの根元に広めの台座を付けて接着となるのですが、この品物は重量が重めだった為にこのような対処をしたとしても直ぐに接着が取れてしまう事が考えられました。

そこで、厚い本体を逆手に取り、本体にネジを切り、ピアスピンにもネジを付けて接着剤を付けてねじ込む方法で対処しました。

ピアスピンとなる針金の根元にパイプを指し込み、ロー付けします。
そして、ココにネジを切ります。

本体にもネジを切りますが、表には石が留めてあるので深さとしては2mm程度です。

ネジが切り終わったら、ピアスのキャッチャーが取り付く部分に段差を付けて、磨けば部品は完成です。

最後に接着剤をネジ部に付けて、少し強めにねじ込めば完成です。

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