ブライダルジュエリー


今日から日記に使っていますプログラムを変更しました。
旧日記も品物や修理等のご紹介をしていますので残しますが、今後はこちらに切り替えて行きます。

今日のご紹介は、マリッジリングです。
お客様からのご依頼でピンクゴールドの指定がありましたが、K18では素材に問題があって当店ではお作りしてません。
K24(純金)に混ぜ物をしてK18にしていますが、大半が銅です。
その銅の色で赤みが強い素材になります。
ただ、難点として硬くなります。
硬いだけなら良いんですが、例えばロー付けを何度も必要とする品物を作ると、素材の結合が悪くなるようで細かいヒビや割れが入ってくるんです。
ですから、他店で購入されたピンクゴールドの品物は修理が出来ない(難易度が高い)のです。

当店でもピンクゴールドの要望が高い事から、K18からK20にして作業性やヒビや割れを防いでいます。
お値段が少し高くなってしまうのが申し訳無いのですが・・・。
折角品物を作ってもサイズ直しや修理などが出来ないなんてのは、いけませんからね。

K18ピンクゴールドの製品をどうしても修理・サイズ直しがしたい・・・というお客様も、修理が出来る場合もあります。
一度お問い合わせ下さい。


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FAXは 052-532-0228
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今月7月の土曜営業日は、7月10日となります。
ご利用をお待ちしております。

各メディアでも盛んに報道されていますが、ゆうパックの遅延はかなり大変なようです・・・。
幸いといいましょうか、当店が契約している宅配業者は「ヤマト運輸」と「西濃運輸」の2社なので、通常通り配達はされています。
ただ、対岸の火事といって安心していられませんね・・・。

今日のご紹介は、Pt900製マリッジリングです。
細めのリング幅に、新婦様のリングにはダイヤを留めてあります。
新郎様のリングは、少し幅を広く。
新婦様のは2.5mm幅、新郎様のは3mm幅。

中央にミル打ちを施してあります。
一般的にミル打ちをする際には、ジュエリー道具店で売られている「ローレット」と呼ばれる道具が使われる事が多いです。

先端が円盤状になっていて、その円盤にくぼみがあり、転がすと丸い球状に成型されます。
ところが、このローレット、実際に使ってみると綺麗にミルが成型されません。
それもその筈、円盤を固定している芯棒が細くて、力を入れて転がすと芯が折れたり曲がったりして狙った通りの動きをしないからです。
また、直線なら転がし易いのですが、複雑な曲線の場合には狙った所から外れてしまう事も多々あります。

当店では、「赤タガネ」という炭素鋼の先端を加工してミルタガネを作り、それで一つ一つ丁寧に入れて行きます。

「ミルを打つ」の名の通り、「おたふく」と呼ぶ小さなハンマーを使って打ち込んでいくのです。
この作業で、ローレットよりも綺麗で深いミル打ちに仕上がっています。

その他に、今回はリングの内側に入れる文字に「筆記体」を入れました。

これまではブロック体のみでしたが、文字入れの為の彫刻機を改造して各種色んな文字や絵柄に対応させられるように致しました。
筆記体のみならば販売されている筆記体の文字原版を買えば良いのですが、それだけで済ませてしまうのは勿体無いですからね。

お客様の様々なご要望にお応えします。



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修理ばかりご紹介してきましたので、オーダーの品物のご紹介。

ブライダルにオーダー頂きました、Pt900製のダイヤハーフエタニティリングです。

新婦様のリングには0.2ctのダイヤが18ピース彫留めしてあります。
新郎様のリングは、シンプルな平打タイプ。
幅は共に3.5mmです。



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8月29日(土)は、営業致します。
また、来月の土曜営業日は、9月12日(土)です。
ご利用をお待ちしております。

昨日の高校野球決勝戦、地元愛知 中京大中京vs新潟 日本文理の試合は最後の最後まで判らない試合運びでドキドキしました。
仕事の手を休める訳には行かないのでラジオを聴きながら作業をしていましたが、9回表の日本文理の攻撃では胸が苦しくなる程。
最後、1点差まで追い詰められましたが、中京大中京の勝利で幕を下ろしました。

個人的には地元の中京を応援してはいましたが、カミさんの実家は新潟で実家から日本文理の学校が近い事もあって、心境は複雑。
ただ、これだけ白熱する展開になって、どちらを応援してても楽しめたとも思いました。

昨日月曜から急に朝晩が涼しくなりましたが、高校野球の決勝戦が終わった今朝は、より秋めいてきたようにも思いました。

さて、修理のご紹介が多かったので、今日はオーダーのご紹介です。
今回は、ダイヤフルエタニティリングのご紹介です。
最近、このエタニティタイプのオーダーが多く、ダイヤが全周に入るフルタイプも多くなっています。
このエタニティリングは、ダイヤ1石の大きさとサイズによってダイヤが入る数が決まってきます。

それと同時に、高さが微妙で、この高さを少しずつ変化させる事でダイヤ数とリングサイズのバランスを取っているというリングなのです。
だから、ちょっとバランスが崩れるとサイズが違ってしまったり、ダイヤの数が予定数通りに入らなくなったりしてしまいます。

当店では、CADで図面を引いてその図面を見て品物を作っていきます。
ただ、ダイヤは揃えて貰っても直径・高さ共にバラつきがあるので、最終的には手作業でバランスを整える事になります。
この紹介をしているリングは、1石が0.15ctで17ピース 約2.5ct、リング幅は約3.5mmでサイズは10.5号です。
(ちなみに・・・某店舗の半額程の価格になりました・・・家は工賃安すぎるのかなぁ~・・・?)

また、コレも重要な事ですが、サイズ直しをする事が出来ません。
通常のサイズ直しはリングをカットして大きくしたり縮めたりしてロー付けをする事になりますが、ダイヤが全周に入っているフルエタニティタイプの場合はそれが出来ません。
但し、サイズを1号程度まで大きくする場合にのみ、リングの内径を削ってサイズを大きくする事が可能です。

サイズ直しの部分では不利な点はありますが、フォーマルにもカジュアルにも両方に合うエタニティリングは、デザインからみると万能なのかもしれません。

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今月の土曜営業日は、2月14日です。
ご利用をお待ちしております。

多くの修理のご依頼、お問い合わせを頂いております。
他店で修理不可能と返品になりました品物でも、お気軽にお問い合わせください。
これまで沢山の品物を修理したきましたノウハウを生かし、可能な限り対応させて頂きます。

また、オーダーやリフォームのご依頼やお問い合わせもお待ちしております。



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年内の土曜日、20日、27日は営業致します。
23日(火)は祝日ですが、営業致します。
*日曜日は休業致します。

年末年始のお休みは、

2008年12月27日(土)・・・通常営業
2008年12月28日(日)~2009年1月4日(日)・・・休業
2009年1月5日(月)・・・通常営業

となります。

先日納品させて頂きました、オーダーリングのご紹介です。

中央には3×2mmのバゲットダイヤを全周に並べ、両サイドには0.01ctのダイヤを35ピースずつ(全70ピース)彫留めしています。

素材はPt900、サイズは3.5号。
デザインとダイヤの大きさから、高さだけは少し高くなり2.8mm程の高さとなってしまいましたが、大変気に入って頂けました。

お値段ですが・・・
当店としては通常のお値段を出させて頂きましたが、お客様がお見積もりを出した一番高い他店との差は、なんと6倍!
ダイヤも悪い物は使っていませんし・・。
当店は可能な限りお安くはさせて頂いていますが、決して激安店とは言えないと思っています。(値段を下げれば、当然何処かに安い部分を作らなければいけないからです)
なのに、この値段差は何故なのか?
判りません・・・。



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寝苦しい夜、扇風機を付けっぱなしにして寝てしまい・・・とうとう、鼻水がタラタラ垂れるようにまで体調を崩してしまいました・・・。

今日は、少し大きめの製品の仕事をご紹介します。
当店では、小さな製品はピアスから、大きな製品はティアラまで手がけています。(実際に関わった事から言えば、大きな品物は名古屋城の「金のしゃちほこ」になりますが・・・笑)
今回は、そのティアラのご紹介です。

(さらに…)

今月の土曜営業日は、今週末の9月8日(土)です。
ご利用ください。
尚、ご来店のご予約が入り始めております。
ご来店が重なった場合にはお待たせしてしまう事がありますので、ご来店時間をメール・電話で事前にお知らせいただけると助かります。

台風が接近しています。
午前8時30分の名古屋は、時折日が差したりしていますが、今後台風の影響が出てくると予報されています。
十分ご注意ください。

さて、昨日の続きで「マリッジリングの製作過程」をご紹介します。

◆6
昨日は、ロー付け(輪にするまで)をご紹介しました。
ロー付け後は、芯金にリングを通して真円になるように叩いて馴染ませていきます。(ここでPt900の刻印を印字します)
そして、 成形が終わったら、ヤスリでバリなどを削り取ります。

◆7
バリを取り、表面をある程度滑らかに整形した後、斜めの線が入るデザインなので糸鋸で線(溝)を入れていきます。

◆8
画像から逆転していますが、ココで一旦「バフ」と呼ぶ研磨機で磨きます。
お客様からのご要望で、新婦・新郎様共にメレダイヤを留めます。
新婦様側が通常のタイプのダイヤ、新郎様側がブルーダイヤを留めます。

◆9
ダイヤを留めたら、最後にバフで表面と内側を磨いて艶を出してい
きます。

◆10
最後に、お客様の記念日となる日付とイニシャルを印字して完成となります。

デザインによりましてパーツを別に作り、ロー付けをしながら作り上げていく方法もありますが、全て一つ一つ丁寧に手作りをしています。

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今月の土曜営業日は、9月8日(土)です。
ご利用ください。

現在、私が参加している名古屋市技能職団体連合会の青年会のサイトを制作しています。
今月中には公開が出来るよう頑張って作っていますが、なかなか大変です・・・。

そのコンテンツ内に、業種毎の仕事の紹介ページがあります。
今日は、そのページ内容をコソッと紹介します。

まず、作業の紹介で選んだのが、「マリッジリング作り」です。
工程としては難しい作業では無いので紹介し易かったのもありますが、それよりも作業をしながら自分の作業風景を撮影する手間が比較的楽だったというのもあります。
工程が難しくなると、作業風景を撮影しても何をしているのか判り辛い部分が大きいのです。

こんな事で選んだマリッジリング作りは、このような作業で進めていきます。

◆1
まず、材料のプラチナの地金です。
この状態のプラチナ地金を地金業者から購入してきます。(素材はPt900です)

◆2
地金をローラーにかけて、作るマリッジリングの太さまで伸ばしていきます。

◆3
伸ばした地金を「半円状になった溝」に叩き込んでかまぼこ状に成形します。

◆4
成形した地金を「芯金」と呼ぶ金属棒に馴染ませるように叩いて、丸く成形していきます。

◆5
丸くした所で、繋ぎ目に「ロー材」と呼ぶプラチナより低い温度で溶けるプラチナ合金を挟んで溶かして繋ぎます。
コレを「ロー付け」と言います。

この日記は一度に5枚しか画像が貼れないので、この後の作業は明日紹介します。

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